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地域ストーリー作り研究会(第2回)-議事要旨

日時:平成26年11月13日(木曜日)15時10分~16時10分
場所:兵庫県豊岡市役所本庁舎3階庁議室

出席者

委員
三田 愛 (株)リクルートライフスタイル 事業創造部、じゃらんリサーチセンター 研究員
島田 昭彦 (株)クリップ 代表取締役社長
殿村 美樹 (株)TMオフィス 代表取締役
前原 まさみ (株)よしもとクリエイティブ・エージェンシー 業務推進担当プロデューサー
山下 真輝 (株)ジェイティービー 観光戦略室 観光立国推進担当マネージャー
吉田 照幸 (株)NHKエンタープライズ エグゼクティブプロデューサー
渡邉 太志 九州旅客鉄道(株)鉄道事業本部 営業部 担当部長

議題

ストーリー作りの実践(試行)

議事概要

(1)概要

  • 第2回研究会は、ストーリー作りの実践的な手法を検討するため、城崎温泉、コウノトリ、豊岡鞄などの豊富な地域資源を有するが、城崎温泉への来訪者の他の地域資源へ誘因が課題となっている兵庫県豊岡市で開催した。
  • 第1回研究会において、「ストーリー作りを進めるためには、地域のことを地域のみんなが議論できる場づくりが重要」との指摘があったところであり、研究会に先立ち(13:00~)、豊岡市の関係者が豊岡について議論する場を設定した。
  • 議論の場としては、関係者がカフェにいるようなリラックスした雰囲気で対話する「ワールド・カフェ」方式を採用した。
  • ワールド・カフェでは、研究会委員、市長・副市長及の他、市内観光協会、商工会・商工会議所、旅館組合、商店街組合等市内16団体の代表者等総勢27名を6つのグループに分け、テーマ・メンバーを入れ替え3回(3ランド)の対話を実施。
    • ラウンド1のテーマ:大切な人に伝えたい、あなただけの「とっておきの豊岡」とはなんですか
    • ラウンド2のテーマ:ラウンド1と同じ
    • ラウンド3のテーマ:みなさんの「とっておきの豊岡」をもっと多くの人に知ってもらうためにやってみたいことは
  • ラウンド3の後、「気づき」や「今後取り組んでみたいこと」について、参加者全員で共有した。
  • その後、研究会を開催し、ワールド・カフェの評価、委員から豊岡のストーリー(コンセプト)の提案を頂いた。
  • なお、ワールド・カフェ及び研究会における委員の参考に資するため、同日午前中に、城崎国際アートセンター、コウノトリ文化館、カバンストリートを視察した。

(2)ワールド・カフェの評価

  • 各グループで活発な対話が行われ、一定の成果があったものと思料。市長からも、「委員から貴重な意見を頂き感謝。今後、市役所としてもこのような取組を実施したい。これまで海外に目を向けていたが、中の体制をしっかり作っていきたい」との話があった。
  • 他方、地域の方からは、豊岡の地域資源はそれぞれ完成しており、無理に(ストーリーとして)組み合わせる必要は無いのではないかとの意見も出された。
  • 研究会においては、委員から次のような指摘をいただいた。
    • 上下関係にある者が同一のグループに入っており、部下は上司に対して自由な意見を言いづらいので、グループ分けを考えた方が良い(今回は、「くじ引き」によりグループ分けを実施)。(対話というより)自分の主張をしているだけのような場面もあった。
    • 会話が弾んできた頃に1つのセッションが終了していたので、時間を長くした方が良い。
    • ワールド・カフェに慣れている地域の人はすぐに話し始めることができるが、慣れていない地域ではエンジンがかかるのに時間がかかる。また、話を聞き出すインタビュー力も問われる。今回は、委員が外者として話を聞き出せてよかったのでは。
    • 年配の方と若い人とでは、意識が違う。いろいろな年代の人が語り合う場も必要だが、やる気のある30代だけで話す場もあるとおもしろいのでは。
    • 新聞記者や農家、地域住民など、観光とはあまり関わっていない人も入るといい。ただ、観光が自分の生活にどんな波及効果をもたらすのか説明する必要はある。

(3)豊岡のストーリー及びストーリーを活かした商品プランの提案

研究会において各委員からいただいた、「豊岡のストーリー」及び「ストーリーを活かした商品プラン」の提案は次のとおり。

  • 地域文化(連中文化など)を活かしたストーリー作り
    →コウノトリ復活を可能にした「つながり力」など、表面のコンテンツの裏にあるプロセスストーリーを伝える。
  • コウノトリ×アート×コンペティション
    →世界のアーティストにコウノトリを題材に作品コンペ
  • Be Happy TOYOOKA
    →コウノトリ復活のストーリーを「Be Happy」のキーワードに集約して伝える
  • ディナーショー、城崎国際アートセンターを永楽館に
    →アートセンターを活用し、城崎を訪れた人に楽しんでもらえる仕掛けづくり(今は、城崎温泉宿泊客とアートセンターに距離感がある)。
  • コウノトリップ
    →里山をつくり、農業を変え、暮らし方を変え、コウノトリが戻ってくるまちをつくった人々のライフスタイルを伝え、まちの幸せを感じてもらう。
  • あなたの見たことのない朝がここにはある
    →川を下りながら朝霧を眺めるなど、豊岡にしかない朝を体験してもらう。
  • 子宝温泉
    →赤ちゃんを運んでくるというコウノトリにちなみ、城崎温泉を子宝温泉としてPRする。
  • コウノトリが住む幸福な豊岡市
    →豊岡には7つのポテンシャル(自然、温泉、景観、歴史、匠の技、食、アート)が揃い、プラス人情がある。
以上

関連リンク

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最終更新日:2014年12月22日
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