経済産業省
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クールジャパン資源を観光に活用した地域経済活性化研究会(第3回)-議事要旨

日時:平成27年5月22日(金曜日)10時00分~12時00分
場所:経済産業省本館17階第一特別会議室

出席者

内田委員・太田委員・荻野委員・山本氏(小林委員代理)・酒井委員・迫本委員・長田氏(田川委員代理)・本吉氏(坪井委員代理)・長尾委員・牧野委員・中村氏(見並委員代理)・山内委員

議事概要

〈開会・資料説明等の後に意見交換〉

  • クールジャパン観光はまず人材に投資すべき。イギリスでのクールブリタニアの取り組みについて、最初は好調だったが最後には酷評された。日本でも同様の取組をする場合、腰を据えて物と人材を投入しないと二の舞になる。訪日客は圧倒的にアジアが多く、これらの国のマーケットニーズを捉えることが必要。
  • アニメによる街おこしで成功しているところは、ファンの心理やニーズをきちんと理解している。成果が出るまでには時間がかかる。しっかりマーケットを分析して徐々に浸透していくことが重要だ。
  • 観光をトータルでコーディネートする人材が不足している。交渉力のある人がまとめるべき。行政のような立場の人にまとめてもらえないか。国レベル・地域レベルそれぞれに合わせてトータルでコーディネートする人材の不在が気がかり。
  • それぞれのクールジャパン資源に対して、国としてお金をかけるべきか、かけないべきかのその選別は重要。それはクールジャパンを文化財として保護すべきものなのか、マーケットメカニズムに載せていくべきものなのかの判断によると思う。
  • クールジャパン資源について、日本人である我々自身が知らないことも多い。それを克服するには、海外の人に日本の伝統を体験してもらうことと、我々自身が伝統を取り戻すことをリンクして考えればいい。例えば外国人観光客向けツアーの中に日本人も加わってガイドの説明を受けてもいい。そこで外国人との絆も生まれる可能性がある。
  • 現在はインバウンドが好調だが、インバウンドの効果を地方にも波及させるべく地方への誘客にも積極的に取り組みたい。
  • 訪日外国人の誘客を地域経済活性化につなげるのは重要だと思うが、大都市圏での考え方、やり方、ゴールデンルートの議論の一方で、地域では少子高齢化が進んで地域文化や生活が危機的状況を迎えているところも多いのが実情。どこまで国が把握し、適切な人材育成をしてくれているかという議論はあるべきだと思う。
  • 地域では、JICAの研修生の受け入れなど、地域なりに取り組んできたことを振り返り、それを誇りに思うことも重要。実際は各国でも異なる課題を抱えており、日本のとある地域が参考になることもある。そういう点で地域経済活性化を見いだす方法もあると思う。こういう取り組みも国にサポートして欲しい。
  • Wi-Fi整備も大事だが、地域活性化には発信力が特に重要。飛騨高山のハンバーガー店は口コミやネットで外国人に拡散し、2時間待ちの人気と聞いている。具材の良さ以上に発信方法が成功した事例だと思う。
  • 30年前のイタリア・トスカーナは、何も取り柄の無い村だった。当時、その何もない村が「イタリアの最も美しい村」として認定された結果、多数の観光客が訪問した。それをきっかけに村の青年部達が頑張り、食にこだわって宣伝するようになった。それに呼応するようにお土産品の開発が加速し、今では100ユーロを超すワインが同地方からたくさん出荷されるまでになった。
  • やる気のある地域の青年部の取組をいかに吸い上げるかが重要。インバウンドに消極的な地域のベテランの方々という現実もあるが、やる気のある青年部にしっかりとしたサポートをすべきである。
  • 日本の伝統産業を画一的に支援するのは困難。一方で、若手が頑張るとすぐ脚光を浴び、そうすることで年配の職人も周囲から一歩踏み込んだ目で見てもらえる。若いカリスマを作り、こういう好循環を取り入れていくべき。
以上

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最終更新日:2015年6月2日
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