経済産業省
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クールジャパン資源を観光に活用した地域経済活性化研究会(第4回)-議事要旨

日時:平成27年6月18日(木曜日)16時00分~18時00分
場所:経済産業省本館17階第一特別会議室

出席者

内田委員・大石委員・太田委員・荻野委員・小林委員・酒井委員・迫本委員・興津氏(田川委員代理)・本吉氏(坪井委員代理)・執行氏(長尾委員代理)・谷脇氏(早川委員代理)・牧野委員・中村氏(見並委員代理)・山内委員

議事概要

〈開会・事務局より報告書(案)説明の後に意見交換〉

  • 報告書(案)記載の「コミュニティづくりのノウハウ」について、深掘りして取り組んで欲しい。地域での政策そのものが国レベルでのクールジャパン政策になりうると考えている。富山市のコンパクトシティの取組や、JICAのプログラムを活用した飯田市の取組等も知って欲しい。地域活性化の取組は、日本の信頼を高めるジャパンブランディングに直結すると言える。また、これらは地域の価値を見直すきっかけにもなるし、地方と国の双方にメリットがある。
  • 訪日外国人が増加し、特定空港がかなり混雑している状況である。もっと地方に振り分けないといけない。インバウンド推進には地方への直行便を増やすことが効果的なので、例えば地方空港近くのクールジャパン資源をリスト化し、国が各航空会社に売り込むような取組をしたらどうか。
  • 過去の研究会の中でITを使った事例などにも触れていたが、メディアやブロガーなどを産地に呼ぶ場合、伝統工芸の世界は人見知りが多くて乗り遅れている。巷にはスマホなどを使った翻訳機能もあるが、それよりも例えば商品にQRコードなどを貼付して商品を説明できるような、消費者と作り手が簡単に繋がる環境づくりを進めていく必要があるのではないか。簡便に利用できるこのようなツールの作成を国が手掛けて欲しい。
  • 学生にこの研究会の話をしたところ、アニメの声優を目指す一人から、「是非アニメーターの待遇を良くしてほしい。」と伝言を預かった。アニメはクールジャパンの基幹コンテンツであるためもっと産業として育てていくという視点は大事である。
  • 全国各地でセミナーを行っており、最近は富岡や埼玉を訪問してきた。インバウンドで人を集めるには広域連携しないといけない。1つの町・県でそれをまとめるのは無理である。飛騨高山でも、ハンバーガー屋に集まる多数の外国人観光客をどうやって他の観光地に繋げるか、県で広域に取り組む手もある。例えば、地域の成功事例を国として事例集を作って欲しい。
  • アニメの聖地巡礼は行政の取組と関わりなく誰でもやっていることである。既にあるアニメの舞台を巡るだけでもこれだけ盛り上がっている。それとは逆の発想で重点的に力を入れる地域を予め決め、そこを舞台にしたアニメをコンクール形式で作ってもらう取組はどうか。
  • 地域のオーガナイズをするのは国の役割であり、そのような官民の適正な役割分担が大事だと感じる。
  • 広域連携と言うのは簡単である。一方近い地域同士は仲が悪いことも多く、国が強制的に手を結ばせることも必要ではないか。本当にやる気のある地域を優先的にサポートし、そしてそれ以外の地域のやる気を引き起こすことも重要である。
  • 以前、健康観光の類の施策があったが、隣人同士は仲が悪いので、離れた地域を組ませていたようだ。自治体同士が話すのは難しいので、国が間に入るといいのではないか。
  • 化粧品も昨年10月に免税になったおかげで売れ行きが好調である。一例として、今アジアで一番売れている化粧品がある。実は大手コンビニエンスストアで廉価版を10年前から売り出し、今は年間600万個も売れている。これは当時、台湾のブロガーが商品を紹介したところ人気が爆発し、中華系中国人のほか香港にも伝わったものである。中でも北海道登別市にある店舗では、一人で600個買う人もいるほどである。このように自分達日本人が魅力に気づいていなくとも、外国人が求めているものはある。日本でしか売ってないものがインバウンド商材としても魅力的な商材といえるのではないか。
  • 個人的な感想になるが、アニメ世界の経営者の自分にとって非常に有益な研究会であった。なぜなら観光地経営とアニメ世界の経営は同様で、それぞれが他のプロダクションとの違いを鮮明にしつつ、自社の得意なものは何か、ターゲットは誰かを考えながら経営していかないと10年先は生き残れない世界であると分かったからである。これから行政や地域がどう進んでいくのか大変興味がある。
以上

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最終更新日:2015年7月2日
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