高速増殖炉サイクル実用化研究開発(FaCT)プロジェクト評価委員会(第3回)‐議事要旨
平成23年1月18日
1.FaCTフェーズ2の進め方について
原子力機構より、資料1に基づき説明があり、その後、意見交換、質疑応答を行った。
おもな意見、質疑応答は以下のとおり。
委員
開発体制については、炉は誰が主体で、誰が意思決定をして、誰が責任をとるというのは、五者協議会だと思うが、そういう理解でよいか。それとも、具体的な個人名があり、その人が引っ張っていくのかどうか、そういう構図がないとできないような気がするが如何。
原子力機構
現時点では、開発の中核として責任を持っているのは機構と考えている。プロジェクトの判断は、部門長が責任を持ってやっていくということで、それを、全体として五者協議会に提案して五者協議会で決めていただくと、そういうことだと考える。
主査
それは、今までどおりということでよいか。
原子力機構
ただし、フェーズ2では実証炉設計が次の段階に進むので、中核企業である三菱の役割はさらに重くなってくると考えている。そういう今後の体制については、現在、議論を開始しているところ。どういう体制にすれば、より三菱に責任を持っていただけるのかを議論しているところ。
委員
炉のシステムの体制について、再処理で晶析法が変われば大幅にプロセスが変わってしまうが、再処理プロセス及びこちらのほうの燃料製造については、どのような体制で、どういう意思決定をなされるか。
原子力機構
炉と同様、燃料サイクルに関する検討を行う会議体があり、そこで判断していく。両者をまたがるようなところは、その部門全体の会議で決めていく形で進めている。
委員
移行期について、炉のほうはあまり影響がないが、燃料サイクルのほうは、FBRとして、今、我が国には2つの概念があり、移行期用燃料サイクルと平衡期用燃料サイクルの2つの概念が、もう明確に分かれてきている。
それで、平衡期を想定していたフェーズ1あるいはFSの結論と、移行期を加味した燃料サイクルというのは当然変わってくる。そのため、移行期の扱いをもう少し明確にしておいたほうがよい。
事務局
再処理については「L再、F再の技術開発全体で整合をとり」というので、計画としては全体で説明する必要があって、その中で、FaCTの部分をどうするかというのを、整理し、示していく。
委員
FaCTというのは、百家争鳴の中からコンポーネントを絞り込んで、一つのプロセスに優先的に資本投下し、そしてそれを5年間やってみたら、代替措置として、あるいは要素技術の代替としてコプロセシングというのが出ている。それが、いわゆるFaCTというところから逸脱して、移行期も含めたような技術開発の展開を見せる可能性が出てくるということで範囲が広がる。そして、それが低除染の製品をつくるという話から高除染のほうに入って、今度は共用もできるという議論になってきますので、この辺をFaCTとの関係でしっかり整理して、ここではこういうプロジェクト管理をするのだと言う必要がある。それから外れたところについては、もう少し別のプロジェクト管理をするということが、必要な段階に来たような気がする。
事務局
再処理について、具体的な考え方を示した上で、それに基づいてもう少し詳細な議論をさせていただきたい。
委員(主査)
これからは炉とサイクルが随分フェーズが違うので、あまり無理して一緒にやっていかないほうがよいと思う。炉のほうは、待ったなしで実証炉の設計に移らなきゃいけない段階に来ているのに対し、サイクルのほうはR&D項目が随分残って、全体の調整をしながらということを考えると、そのような印象を持つ。
2.今後の研究開発計画に対する原子力機構の考え方
原子力機構より、資料2-1、2-2、2-3、3、4-1、4-2、5-1、5-2について紹介した。
3.その他
今後の進め方について、事務局から説明があった。
