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石油精製・流通研究会(第1回)‐議事要旨

日時:平成28年10月24日(月曜日)10時00分~12時00分
場所:経済産業省本館17階国際会議室

出席者(敬称略)

橘川座長、石岡、岩井、上原、牛島、河本、神津、佐藤、新家、長谷川(森代理)、飛田、松方

プレゼンター
(一財)石油エネルギー技術センター 糸井調査情報部長、三菱商事株式会社 森石油製品部部長代行、株式会社ローランド・ベルガー 貝瀬パートナー
事務局
山下 資源・燃料部長、三浦 政策課長、西山 石油精製備蓄課長、小山 石油流通課長

議事要旨

議題1

事務局から資料3「石油精製・流通研究会における検討課題について」の説明後、出席者から主な意見は以下の通り。

  • 石油業界の変化の前提となる社会情勢の変化を考える際には、高齢化や都市部への人口の一極集中等、我が国が抱える大きな社会的問題を加味する必要。需要家側の視点も付け加えるべき論点がないか。
  • C重油を取り巻く環境が変わっていくことが見込まれる中で、石油火力の需要をどうやって確保していくのかについても議論する必要。
  • 設置から40~50年経つSSは設備更新が必要だが、消防法の規制により、その更新にはかなりの自己負担が生じるため、営業を辞めてしまうという話もある。地域によっては、SSは灯油の供給源として不可欠な役割を果たしている。過疎地の問題等、社会政策的な要素をどのように考えるのか。
  • 石油の需要は中長期的に縮小していくが、2030年以降も我が国にとって最大の一次エネルギー源であることは変わらない。我が国のエネルギー供給を将来にわたり支えるためには、技術開発とあわせて、人材の確保・育成も重要な論点。
  • 製油所の生産性の論点の中で、保安や人材確保をどうするのか。また、IoTなどの先進的な取組が日本でどの程度活用でき、競争力として評価し得るのかについても議論が必要。
  • 石油業界への株式市場の評価は、ダウンストリーム事業の収益が非常に不安定であるため厳しい。稼働率が改善している2009年や2013年に精製マージンがなぜ低迷したのか、原因究明・認識共有をした上で、今後の処方箋を考えていくということが重要。
  • サプライチェーンの維持には、それを担う企業が安定的な経営基盤をもつことが必要。精製元売各社は、どのような将来像を描いているのか。

議題2

(一財)石油エネルギー技術センター 糸井調査情報部長から資料4「国内外の石油製品需給と品質規制動向」、三菱商事株式会社 森石油製品部部長代行から資料5「国内外の石油製品需要の動向」、株式会社ローランド・ベルガー 貝瀬パートナーから資料6「自動車産業から見た燃料の将来像」をそれぞれ説明後、出席者から主な意見は以下の通り。

  • 輸出をする際に関税障壁の議論がある。例えばベトナムでは、我が国からの輸出と韓国からの輸出とで関税率が異なる。輸出競争力の議論をする場合には、確認が必要。
  • エネルギーセキュリティや消費者の利便性の前提には、石油業界が現在の縮小均衡を超えた次なる競争力強化を果たす必要。これまでのエネルギー供給構造高度化法の告示によって、精製設備の最適化が進んだとすれば、次の告示は、まさに縮小均衡を超えた競争力強化がテーマになるのではないか。
  • 輸出は容易ではないとしても、何を備えれば対応できるのか。産油国のような持てる国とどのようにつきあっていくのか。日本ならではの新たな成長を、どのように実現していくのか。縮小するとはいえ、国内もマーケットは大きい。その中で、成長の資金をどう確保していくのか。流通販売においても、値決めの透明性、ネットワークの効率化の問題がある。精製から流通の問題はばらばらにも見えるが、全体として議論していかなければならない。
  • 危機対応については、大きなアクシデントの直後のフェーズと、中長期的な対応を検討するフェーズの2つの議論が存在。エネルギーセキュリティとビジネスのバランスを十分に考えつつ、我が国としての取組を議論する必要。

関連リンク

お問合せ先

資源エネルギー庁 資源・燃料部 石油精製備蓄課
最終更新日:2016年10月27日
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