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第四次産業革命に向けた横断的制度研究会(第6回)‐議事要旨

日時:平成28年5月27日(金曜日)10時30分~12時30分
場所:経済産業省本館17階第1特別会議室

出席者

大橋座長、加藤委員、川濵委員、田中委員、根本委員、福井委員、森委員、矢嶋委員、柳川委員、山本委員

議事概要

事務局より資料説明の後、討議を行った。報告書骨子案に関する委員からの主な御意見は以下のとおり。

  • 第4次産業革命は、Society5.0という言葉も使われている。産業だけでなく社会全体の変革に結びつく議論が行われていることを意識した方が良い。
  • 米国の競争政策はイノベーションを促す仕組み作りであり見習うべき。
  • 任意の共同ヒアリング調査ではなく、40条調査のように強制力のある調査で対応していただかないと、事業者としては、NDAがある以上、話した時点で契約違反になる。逆に民間にリスクを負わせることがないように対応していただきたい。
  • 行政機関の持つ個人情報の利活用についても触れるべき。行個法は民間のデータと合わせた活用ができない制度設計になっているので、もう一度法改正が必要である。
  • パーソナルデータの活用については、相場観の形成、グレーゾーンの解消が必要。医療情報や防災・災害時対応等の公益性の高いパーソナルデータの利活用と、広告を送信するためなどの商用利用については、別の制度としてグレーゾーンの解消を行うべき。
  • 上手くいっていると思うのは民泊。事業者側だけ規制緩和すると違法民泊であふれ、気がついた時は勝負が終わってしまう懸念があるがプラットフォーマー側を規制することによりバランスをろうとしている。フェアユースについても同様のことが言えると思うので記載してほしい。
  • 知財の権利制限の部分でフェアユースについてはある程度盛り込むべき。権利制限を拡大し、著作物の利用を拡大すべきというメッセージがあるとよい。
  • ウーバーが京都限定で導入されている。こうした新しいサービスをどう育てていくか、どう規制していくのか、産業革命にふさわしい今後の視点を盛り込んでほしい。
  • IoTの国際化について、日本として標準化するなら速い動きが必要になってくる。
  • データ利活用については、消費者が新たなサービス、利益を享受できるかという視点も必要。
  • 短期的に対処しなければいけない問題と、中長期的に必要になってくる政策と、時間軸で分けて整理をした方がよい。全体的には10年、20年でダイナミックに変わっていくなかでの対応だが、知財や標準化については短期で対応可能な部分もある。
  • 知的財産の部分でオープン化、協調も大事だが、提供するだけでははく、どう差別化領域を戦略的に作るかが重要。プラットフォーマーの対抗軸の育成が必要な中でその芽が摘ままれてしまわないことも必要。
  • 上位レイヤーのプラットフォーム形成が阻害されていないか。特にゲームプラットフォームは排他性が強い。
  • フェアユースは他の政策体系にも関連し、これまでの積み上げによって成立すべき案件。物事には手順があり、慎重に対応しないとこれまでの積み上げが崩壊する可能性がある。
  • 標準化はマーケットの動きが速いので、デファクトで取らないと遅くなることもあり、デジュールとデファクトの両建てでいかないと勝てない。協調領域と競争領域をどこで分けるかの議論を地道に積み上げる必要がある。
  • データの規模でいうとスマートメーターやウェアラブル端末などの市場の方が大きいので、サイズを見て施策を打っていった方がよい。
  • データベースの協調については、競争を促進しイノベーションの喚起する仕組みであるべき。事後の競争を排除しているという観点からも強者だけがさらに強くなる仕組みにならないように考慮が必要。米国の競争当局でも競争関係にある事業者の排除については積極的に関与してきた。
  • 違法性の疑いがある取引、行為については、グレーな部分でやったもの勝ちということになってはいけない。イコールフッティングであるべき。
  • 日本企業は、ホワイトなことしかせず、グレーをブラックと判断してしまう傾向がある。今後は、ネガティブリスト形式で禁止行為のみを提示していく対応が望ましい。

以上

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FAX:03-3501-6046

最終更新日:2016年9月15日
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