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クール・ジャパン 官民有識者会議(第2回)‐議事要旨
日時:平成22年12月22日(水曜日)15時~17時
場所:経済産業省本館17階国際会議室
出席者
座長
- 福原義春 (株)資生堂 名誉会長
座長代理
- 松岡正剛 編集工学研究所所長
民間委員
- 秋元康 作詞家、プロデューサー、脚本家
- 生駒芳子 ジャーナリスト
- 伊藤直樹 ワイデン+ケネディトウキョウ エグゼクティブ・クリエイティブディレクター
- 猪子寿之 チームラボ株式会社 代表取締役社長
- 梅澤高明 A.T.カーニー株式会社 日本代表パートナー
- アレックス・カー (株)庵 取締役会長、東洋文化研究者
- 楠本修二郎 カフェ・カンパニー(株) 代表取締役社長
- 滝山正夫 (株)ソニー・ピクチャーズエンタテイメント執行役員
- 玉沖仁美 (株)タマノワ代表取締役
- 千金楽健司 (株)アパレルウェブ 代表取締役&CEO
- エバレット・ブラウン フォト・ジャーナリスト
- 堀木エリ子 株式会社堀木エリ子&アソシエイツ 代表取締役
- 吉川稔 (株)リステアホールディングズ 取締役副社長
- 米澤泉 甲南女子大学講師
政府・関係機関
- 経済産業省 大畠章宏大臣、田嶋要大臣政務官
- 内閣官房(知的財産戦略推進事務局) 芝田政之次長
- 総務省 武井俊幸審議官
- 外務省 松本剛明副大臣
- 文部科学省(文化庁) 川畑順一国際文化交流調整官
- 農林水産省 田名部匡代大臣政務官
- 国土交通省(観光庁) 山田尚義審議官
- 日本貿易振興機構(JETRO) 中富道隆副理事長
議事
- 本会議の進め方について
- 分野毎の海外展開の課題と解決策 (1)アパレル・ファッション
議事概要
- 中高価格帯の2020年の市場規模、日本ブランドの受容性、インバウンドの観光誘致へ のシナジーを勘案すると、中国を中心とする東アジアが第一優先市場。
- ファッションブランドを中国で成功させるためのカギは2つ。(1)中国で生産した製品をドロップシップする価格競争力、(2)ブランドを構築する好立地。
- 高価格のデザイナー系、中価格の「カワイイ」系では戦い方も大きく異なるので、分けて戦略を議論すべき。
- 一般の女性がカワイイと感じるファッションはアジアに影響力がある。人気のある読者モデル監修ブランドの展開、といったビジネスモデルを活用することも検討すべき。
- 日本には潜在的なファッション力があるが、そのブランドを海外に展開する戦略が必要。
- 日本の伝統に根を下ろしたファッション/前衛的伝統力、他の国に真似できないものも検討すべき。伝統に根ざした領域を育成・産業化するための仕組みが必要。
- 染め、織りの技術などを「和」の復興として取り組むのではなく、ファッション全般に活用可能な資産として見つめ直すべき。
- アジアのファッション中心地としての、東京のブランディングが必要。
- デザイン、アート、建築、素材、技術などが分断されていることに問題があるので、統合的にクリエイティブ・シティをデザインすることが大事。クリエイティブ・シティの創造には、教育や国際的な表彰制度という要素が欠かせない。
- 日本のライフスタイルをプレゼンテーションすることを、世界全体で同時多発的に行うことが必要。
- 広い意味でのコンテンツを点での展開に終わらせず、ブランディングしながら、消費に繋がるようにプロデュースすることが必要。
- 韓国はK-POPにのせて、化粧品や洋服などを展開している。エンターテイメントである音楽や映画を展開した上で、おしゃれ、かっこよいというイメージを醸成することが、ファッションや食など他分野展開の前提条件。
- 「モノ」ではなく「物語」を売るという考え方が重要。
- 世界の勝ち組の戦い方とアジア独自の戦い方、「カワイイ」と伝統系など、相反するものをリミックスして日本の戦略を作りこむことを目指したい。
- 日本のブランドや職人芸の情報を、どう世界に届けるかがポイント。コストパフォーマンスを考えて、文字、音楽、映像、観光などの仕掛けをうまく作り込むことが必要。
問い合わせ先
経済産業省製造産業局クール・ジャパン室
電話:03-3501-1750
FAX:03-3501-6782
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最終更新日:2011年1月4日