経済産業省
文字サイズ変更
アクセシビリティ閲覧支援ツール

2025年国際博覧会検討会(第1回)-議事要旨

日時:平成28年12月16日(金曜日)9時00分~11時00分 
場所:経済産業省本館17階第1・2共用会議室

出席者

秋山委員、石毛委員、井戸委員、大﨑委員、尾崎委員代理(西村様)、尾山委員、蔭山委員、樫畑委員、加藤委員、喜多委員、小泉委員、古賀委員(座長)、澤田委員、渋谷委員、瀬名委員、土屋委員、橋爪委員、福井委員、増田委員、松井委員、松下委員、森委員代理(大竹様)、森下委員、山田邦雄委員、山田義仁委員代理(作宮様)、山中委員、吉村委員

議題

  1. 2025年国際博覧会検討会のテーマ・基本理念等について討議

議事概要

  • 非寛容の時代を背景に、将来、社会に対して閉塞感を持つ若者が増えている。しかし、日本は元来多様性を受け入れる文化を持っている。「寛容の精神」を世界中に発信し、レガシーにつなぐという考え方があるのではないか。
  • 「Health」という言葉に比べて、「Well-being」の方が若者や途上国の人々も自分のこととして捉えやすいのではないか。
  • 国際博覧会条約において「現代社会の課題を浮き彫りにする今日的なテーマ」を持たなくてはならないとされているため、テーマ等が暗い印象になりやすい。途上国の人々や子どもたちにもワクワク感を持ってもらえるようなテーマ設定が重要ではないか。
  • 万博開催は9年後になる。その時に成人やそれに近い年齢となる、中学生・高校生にもぜひ意見聴取をするべきではないか。場合によっては小学生まで広げてもよい。
  • 2021年に関西ワールドマスターズゲームズが関西一円で開催され、約5万人の人が集まる。このレガシーを活かしていく上でも、万博会場を予定している夢洲以外にも、サテライト会場の設営も今後検討していってはどうか。
  • 「誰のために」という視点から考えると「Mankind」という言葉がわかりやすいと思う。アフリカ、中南米やこれから発展しようという国に対しても共通性を見出し、シンパシーを感じてもらえるのではないか。また、英語以外の言語においても耳当りがよい語感や韻も留意すべきだと思う。
  • 日本は世界中から制度も含めて、健康・保健に関して注目を集め、日本が先頭を切って国際保健に貢献していくことを政府としても明言している。そうした意味からも「Well-being」は適した言葉といえるが、さらに将来を見据えた「Forward Looking」のエッセンスがテーマにあるとよい。
  • 世界最先端のICT環境と多くのクリエーターがいる日本の特性を活かし、会場に来ることができない人も楽しむことができるような仕組みも検討していくべきだと思う。
  • 国の成長戦略という点で一連のスポーツイベントの後の起爆剤として国家プロジェクトとして位置付けていくことも国内的には重要ではないか。
  • 多くの企業が資金を出して参加できる仕組みということを意識したものにしていくことも検討してもらいたい。
  • 日本全体が前向きに生活していくためにも、この万博を契機に中小企業を活性化させることも検討していくべきだと思う。
  • 日本は実証実験の場が非常に不足している。パビリオンを回遊するだけの万博ではなく、万博で新しい近未来的な健康都市をつくるような観点から計画すれば、各企業の方も参加しやすいのではないか。
  • 近年アンチエイジングの世界では「ごきげん」ということがテーマになっている。来場者にいかに「ごきげん」に帰っていただくか、もっとリピーターを生み出すような楽しいイメージを出すといい。
  • 子供たちが、科学技術に興味をもち、さらに自分がそこに貢献したい、参加したい、そういう教育の場にしてほしい。
  • 健康・長寿は裾野が広すぎるため、世界の人が日本に対して最も注目している「食」というものをフィーチャーするといいのではないか。「食」は健康・長寿にもつながる。関西は、出汁や発酵の長い伝統文化があることからも適している。
  • 万博会場から各国をサテライトに見立てて、バーチャルにみていくような視点も重要。
  • 交通計画をしっかりやる必要がある。夢洲から湾岸線の西に通じる道をいかに早くつくるかが肝心。
  • 万博ではビジネスの観点を意識した方がいいのではないか。ミラノ博をきっかけに、欧州、イタリアを中心に日本の食への関心が高まり、輸出の話もかなりでてきている。今回のテーマについても、アウトバウンド、インバウンド、特に外国の企業・研究機関が日本をみるなかで、インバウンドの魅力を訴えられるのではないかと思う。
  • 人生90年、100年となれば、人生50年の時代とは全く違った生き方をすることが可能。そういうものを具体的に提案するということで、世界最長寿国の日本としては万博のテーマにタイムリーなため、他の国も納得をするのではないか。
  • メインテーマは幅広い概念になりがちになるため、企業として参加しようとするときにイメージしにくい。立候補時には必要はないが、サブテーマもしっかり見据えていった方がよい。
  • 「Well-being」は、他の万博でも使われる可能性がある。「Well-being」を活かしながら将来的な視野に立った、新たな言葉が必要ではないか。エキサイティング、クリエイティブといったようなニュアンスを表現できるとよい。
  • 子どもたちの健康を考えれば、運動という切り口も重要。日本には体を動かす場が不足しており、スポーツを教える人材も不足している。
  • 日本の和食の世界で大事にされているのが水。いい水が日本にはある。大阪・兵庫は昔から水がいいので、昔から造り酒屋がある。
  • 2025年日本万博では西洋とは違う価値観を付加しなければならない。日本を含むアジアには仏教をルーツとした独自の生の概念もあり、現代自然科学と統合しながら豊かな生命の未来像や健康観を描きつつある。あえて離れたところに本当の「知」があったのだということを示すといい万博になるのではないか。
  • 高齢化は開発途上国も含めて多くの国で進んでいく、世界中が、日本がどのようにこの課題を解決するか注目している。人類の長年の夢であった健康・長寿を達成した日本だから、新しい生き方、新しい社会の在り方を提案していくべき。健康・長寿は、高齢者だけの課題ではない。人が生まれてから生を全うするという意味では、子どもにとっても重要な課題である。
  • 過去の例を見ても、パビリオンの回遊は待ち時間による疲れがでる。行けばいくほど元気がでる博覧会というのはかつてなかったので、チャレンジングではないか。
  • パリはまさに王道ともいえるテーマで臨み、幅広い分野を提案している。一方で、日本には健康・長寿以外にも、エネルギー対応や自然災害への備え、また農業技術においても先進的な取り組みを行っている。2025年という節目の年の万博のテーマとして、どのような戦略でいくべきかまずはそれを検証する必要があるのではないか。
  • パリに対して対立軸でいった方がよいのではないか。パリはパリ協定軸にした環境が軸になっているため、日本は健康をストレートに伝えていくのが戦略としていいのではないか。「長寿」という言葉を上手く表現すれば、現在長寿国ではないアフリカ、中南米の人々にも夢を与えることができる。

関連リンク

お問合せ先

商務流通保安グループ 博覧会推進室
電話:03-3501-0289
FAX:03-3501-6203

最終更新日:2017年1月11日
経済産業省 〒100-8901 東京都千代田区霞が関1-3-1 代表電話 03-3501-1511
Copyright Ministry of Economy, Trade and Industry. All Rights Reserved.