経済産業省
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2025年国際博覧会検討会(第2回)-議事要旨

日時:平成29年2月15日(水曜日)9時30分~12時00分 
場所:経済産業省本館17階第1・2・3共用会議室

出席者

秋山委員、石毛委員、井戸委員、大﨑委員、尾崎委員、尾山委員、蔭山委員、樫畑委員、加藤委員、喜多委員代理(吉田様)、古賀委員(座長)、澤田委員、角委員、瀬名委員、土屋委員、鳥井委員、橋爪委員、福井委員、増田委員、松井委員、松下委員、森委員、森下委員、山田邦雄委員、山田義仁委員代理(作宮様)、吉村委員

議題

  1. 「2025 年国際博覧会検討会報告書骨子(案)」に関する討議
  2. 「2025年国際博覧会検討会の会場計画等」に関する討議

議事概要

1. 「2025 年国際博覧会検討会報告書骨子(案)」に関する討議

  • 未来を担う若者たちに、自分たちでつくる万博を実感して欲しい。若者のアイディアを実現し、若者が見る側ではなく創る側になるようなみんなでつくりあげる万博にしたい。
  • 人間らしさを問い直し、未来のビジョンを提示する2050年を考える万博にしたい。
  • 会場に関して、AIやロボットなど最先端技術を活用し人の動きをコントロールする、あるいはパーソナルアシスタントのシステムを来場者に提供することで待ち時間をゼロにするなど世界をあっと言わせるような万博を目指したい。
  • 健康は人類共通の願いかつ大阪・関西の強みでもある。「健康」が重要なキーワードであり、未来社会は「健康」に生きることが人類共通の願いだと考えている。
  • どうしたらパリに勝てるかを意識したテーマ設定であるべき。
  • 日本で開催する意義について、多様な文化・価値観を受け入れて融合してきた歴史を背景に日本は「寛容」だというが、外国からは本当にその様に評価されているか。
  • 高齢化が進み、生命科学の最先端を走っている日本だからこそ、世界の高齢化に適した新たな社会制度設計に貢献という主張は良いと思う。社会制度設計は非常に重要で、万博は自然科学に重点がおかれがちになるが、そこに社会科学の視点を入れてしっかり取り組むということはとても重要。そうしたことからも、テーマで社会、命、健康についてフォーカスしているのはいいと思う。
  • 2025年から先の未来を考えることも必要だが、世界の多くの国は、足元の課題、近未来が気になっている。未来を描くだけでなく、今から2025年に向けてどういう風になるのかをまず考えるべきではないか。日本の進化のドライビングフォースを伝えることで世界の途上国が関心を示す可能性がある。
  • VRやICTを活用し、万博会場の外にある企業の研究所などと繋げば、狭い意味での関西、広い意味で日本の現場を見せることができる。
  • まずは、誘致レースに勝つ必要がある。票数が多い途上国、特にアフリカが参加しやすいテーマである必要がある。医療・最先端の科学技術のようなコストがかかるものだけでなく、「よりよく生きる」を考えると、ダンスやアートなども参加しやすい要素になる。世界一踊る国セネガルでは部族同士の争いがない。途上国参加の視点も考えるべき。
  • テーマは多くの国、多様な人々に共感されるものが良い。科学技術など幅広い設定が必要ではないか。御提示いただいた4案はある程度フィットしていると思う。
  • 万博を国の成長戦略のひとつに位置付けてほしい。一過性のイベントでは勿体ない。万博を契機に日本の経済が上向くように戦略的にやってほしい。政府には2025年の万博を成長戦略の柱として位置付け、我が国の成長に必要なピースとして考えて欲しい。
  • 万博とIRは夢洲を候補地としていることから、その相乗効果も重要。万博の展示とIRのアミューズメント施設を連動して開催することも考えられる。
  • 政府の規制改革が進むなかで、ドローン、AI等の実証の場が無い。万博特区として規制をゼロベースにし、新しい産業を興す理念をもつ企業が集まり、2030年、2040年を見据えた実証の場を提供できる万博にして欲しい。
  • 海を活用すべき。人工のラグーンをつくり、世界の富裕層が来訪できるようなクルーザー停泊が可能な環境を構築してはどうか。
  • 全国・海外からテーマ・サブテーマについて幅広く呼び掛けてアイディアを集めてはどうか。
  • アフリカなどの状況を考えると、テーマとして必要なのは健康。食、医療、生活、仕事、自然との付き合い、社会構造、これらは全て健康を支えるものである。抽象的なテーマでは身近に感じることができない。未来社会をどう生きるかというのはひとつの問いかけとしていいと思う。
  • 2020年東京五輪は世界から期待されている。また、2021年には生涯スポーツの国際総合競技大会の関西ワールドマスターズゲームズが開催される。2つのビッグイベントのレガシーを万博と上手く繋げることができれば、世界へのアピールを高めることできる。
  • テーマが収斂していくなかで、人類の明日に貢献できる万博ということを考えになってきている。自然体で万博を開催すべきではないか。医学・サイエンスだけでなく、文化、和食、サブカルも人類の明日に貢献できる。
  • 信仰も一つの精神的文化。関西にも信仰・宗教の拠点が多く、街角にはお地蔵さんや祠など、信仰心あふれる普通の人々の生活がある。これを加飾することなく自然体で捉え、信仰や宗教、祈りがある暮らしを豊かな精神的文化として発信することに躊躇いを持つべきではない。
  • パリとの差別化や、来場者の増加のためにも「ワクワク感」があるテーマにすることが重要。現在のテーマに、もっとワクワク感が欲しい。
  • 日本の伝統芸能は世界に類を見ないほどすばらしい。サテライト会場での展開しつつ、VRを活用しながら体験してもらうと良いのではないか。心の健康に「美」も結びつく。「美」はワクワク感ももたらす。
  • テーマにおいて「社会」というキーワードは欠かすことができない。ソサエティ5.0に続く、次の未来社会を示すという意味合いでも重要である。但しワクワク感がもてるような魅力的なものでなければならない。
  • 「フロンティア」、「好奇心」と言う言葉も重要。万博は常に次の時代に向けてブレイクスルーするためのフロンティアを示してきた。素案にはベストプラクティスという言葉が抜けている。万博はこれまでもその分野におけるベストプラクティスのショーケースだった。
  • 国際的な場であることを強調すべき。毎日、ナショナルデーとその国のコマーシャルデーを設けるなどしても良いのではないか。国際社会のなかで、万博が媒体として貢献するという志もあって良い。
  • 東京五輪と万博の関係性を示していくべき。過去に博覧会を開催した様々な国で両者をセットで誘致している。
  • 関西ではヘルスケア以外にも防災・環境エネルギー・通信インフラ等も進んでいる。夢洲にスマートシティを構築してはどうか。この規模でスマートシティを作った前例はない。実験的なことができ、さらに世界にアピールできる場となり得る。そうなると、民間からの資金拠出も想定できるのではないか。箱でなく、インフラを残すことが万博のレガシーだと思う。
  • IRではMICEの施設も検討されている。大型展示施設も検討しているので、万博開催期間に活用できるのではないか。
  • COPでサステナビリティが強く言われているが、テーマ二含めた方が良いのかどうか考えてほしい。テーマの英語のDesigningは良いと思う。
  • 生と死を考えてはどうか。身体の周囲という意味では、環境や心の問題がある。
  • 独立のエネルギーで賄うと良いかも知れない。
  • 京都・神戸などアラウンド関西で広域開催を念頭に色々と考えて行くことが必要ではないか。
  • IRと万博をあまり関連づけるべきではないことは承知しているが、現実問題、企業負担を考えるとできるだけセットにして見せた方がよいと思う。夢洲への北ルートの鉄道がない状態でのIRへの輸送に無理が感じられる。
  • 万博会場の北側に恒久的なホールがあることで、さまざまな用途が想定できる。そのようなホールがある万博がよいのではないか。
  • 誘致活動全体を、地域の人も参加できるような、ワクワクするもの、おもしろい、得すると思えるものにして欲しい。
  • 関西は今景気が悪く、エリア格差、ストリート格差があると考えている。これを機に、若者や老人まで、「今」を楽しめるセールスプロモーションをして欲しい。
  • 多額の税金を投入して開催する万博なので、きちんと日本国民にその成果を還元しなくてはならない。そのためにも日本の成長戦略に万博を位置付ける必要がある。
  • 選挙に勝つためにもメインテーマの背景・思想を出していくことが必要。サブテーマかもしれないが、人が豊かに生きる、健康というのは日本の強みでもあり、国民にも還元されること。ワクワク感をだすために、最先端技術を手段として使うことも必要。
  • テーマと基本理念の検討においては、国内と国際社会に、それぞれどのようにアピールしていくかという2面性を考える必要がある。
  • すべての国にとって共通した課題のテーマがあることで、先進国も発展途上国も参加しやすくなる。
  • 時代をどう捉え、時代時代の課題をどう考えているのか。大きな国際社会の視点でみた時間軸の捉え方が重要になる。
  • 日本が人類の課題をどう捉えているのかという観点から、問題意識を捉え、はっきり打ち出した方が選挙に勝ちやすくなるのではないか。
  • 発展途上国でも先進国でも健康は共通の課題。
  • 皆が参加出来るようなイベントがあった方がいいのではないか。
  • 未来社会をどう生きるかという意味でも、トータルヘルスケアソリューションを考えてみてはどうか。
  • パリはかなり自信を持っていると聞いた。また、日本が勝つのは容易ではないという報告あった。日本の優位性を高らかに謳うより、他国が参加できるテーマにした方が良い。そう意味でテーマは非常に良いと思う。
  • 大阪万博の強みは島であること。島の強みを活かして、島全体をスーパー特区にすることも考えられる。環境面でも、埋め立て地を日本がどう展開していくのかについて各国は興味を持っている。現代の出島として世界に開放するのは誘致戦の切り札の一つになるのでは。

2. 「2025年国際博覧会検討会の会場計画等」に関する討議

  • 前提条件が決まっていないなかで、会場用地が多い少ないという議論はしなくてもよいのではないか。
  • メガソーラーの下に植物工場などをつくり万博会場として活用できるのではないか。
  • マイクロファンディングのアイディアも出ているが、「ふるさと納税」を活用し、万博チケットがもらえるような仕掛けもあるのではないか。
  • エンターテイメントの要素は、IRのことも考えると必須条件になる。エンターテイメントでは非日常性が重要になるが、現在コンテナヤードなどがあり非日常観を損ねる可能性がある。緑などを使うというやり方もあるので長期的な視点で検討してもらいたい。
  • 開催経費は引き続き精査していただき、あまり後から上積みがないようにしていただきたい。また、企業もリターンを見込むことができなければ巨額資金は調達できない。
  • 3月の閣議決定の段階では具体的には決まらないと思うが、開催経費の考え方を記載するべきだと思う。
  • 万博が終わって建築物等を壊すのではなく、長期的に利用することを念頭に置いてほしい。そのためには夢洲の将来計画が決まっている必要がある。将来計画を固めておけば、機運醸成にもつながる。
  • 夢洲は未来に向けた壮大な実験場という位置づけでもある。そのためには規制緩和が欠かせない。2025年に向けて規制緩和は即取り組む必要がある。
  • 医療、ICTなど様々な可能性がある。ICTを使いストレスのないアプリや医療器具を開発するなど、いろんな実験が可能となる。新しいチャレンジをする先端企業があつまる夢洲を万博レガシーとしていきたい。
  • 大阪府案を踏まえて、会場内輸送などについて、さらなる精査、積み上げが必要。
  • 会場の積層化は重要。特に夏の猛暑の日陰づくりに考慮する必要がある。
  • 多様なアクセス手段(シャトル、海上利用)を考えるべき。ロンドン五輪では、イベント後も公共交通として機能するゴンドラをつくった。
  • 宿泊施設を増やすためのインセンティブ、規制緩和なども検討して欲しい。
  • 会場のスタディプランをつくり検証することで、よりリアリティのある検証ができる。施設を恒久化すれば、その分建築費も高くなる。通常会場は壊すことが前提になっている。
  • コンセプトを見える化した方が、コスト検証の観点や夢が広がる意味でも良い。
  • IRは決定事項でもなく、イメージもまだ共有化できる状態にないが、実現すればかなりの集客量となるだろう。そうしたなかで、宿泊、電力使用量、下水処理など、今後検討すべきことは多くでてくるだろう。
  • 会場では木造建築を多く採用して欲しい。木造は移築も可能で、景観も日本的になる。日本の建築の多様性もアピールできる。

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最終更新日:2017年3月3日
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