経済産業省
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活力あふれるビンテージ・ソサエティの実現に向けた取組に係る研究会(第2回)‐議事要旨

日時:平成27年11月12日(木曜日)13時00分~15時00分
場所:経済産業省本館7階西1商情第1会議室

出席者

赤池委員、秋山委員(座長)、大内委員、久保委員、廣瀬委員、古田委員、関特別委員、遊間特別委員、八田特別委員、御魚谷特別委員、宮原特別委員

議題

IoTを活用した『活力あふれる超高齢化社会の実現に向けた取組』に向けての意見交換

議事概要

虎の門病院院長 大内委員、及び『超高齢化社会に向けた取組』についてIoTを活用して取り組む、日本電気(株)、日本ユニシス(株)、富士通(株)、ヘルスデータ・プラットフォーム(株)の各企業からの発表を踏まえ、自由討議を行った。
委員および企業からの主な意見は以下のとおり。

  • 個人の興味やニーズなどのビックデータをコンピュータに学習させ解析することで、その人にあった自治体のボランティア情報などが提供できるようになる。また、例えば第二の人生で農業をはじめようとした時に、ノウハウがない人であっても、プロのノウハウを見える化・データ化し、提供するという支援の仕方もある。
  • 個人の能力を見える化する必要があるのではないか。元エンジニアの人は、自分は技術的なことしかできないと思っているが、実はその人の能力を違う角度からみると違うフィールドで活用できる可能性をもっている。能力の見える化が実現することで、ビジネス創出もできるのではないかと思う。
  • 個人の能力の見える化と同時に、埋もれている外部情報、外部需要を掘り起こし、マッチングを図ることが必要で、その領域においてIoTの貢献が期待できる。
  • その人が今までどんなことをやってきたかというデータ蓄積することで、思いもよらなかった職業に適性を見出だし、リコメンドできる仕組みはIoTを使ってできる可能性はある。しかし、仕組みにするためには膨大なデータが必要になる。
  • 個人の能力を蓄積し、就労機会を提供していくことは意味があると思うが、それをビジネスモデルにすることは難易度が高いと思われる。社会環境の整備、例えばITのインフラやツールを提供していくことで、個人の職能を伸ばすこともできる。
  • 都市型のシニアはITに対する抵抗も少ない。身体・認知機能も衰えていないので自ら考え行動ができる。すべてを提供するだけでないサービスの在り方も考えられる。
  • 高齢化社会に関連する事業というと、健康管理サービス系の事業が多くなりがちだが、健康管理サービスには今後意味転換が必要ではないか。医療という言葉を使わずに、ゲーミフィケーション的なアプローチで改善を図る。そういうシステムの組み上げが必要であり、高齢者のみならず若年層も含めた施策を一体的に考える必要がある。
  • 「高齢化社会」よりも「長寿社会」という方が適切ではないか。90年、100年生きることは0歳の延長線上であり、100年をどう生きるかということになる。長寿社会に相応しい生き方を実現するには、個人ごとにライフデザインができる環境づくりが必要。
  • 高齢者も含めた地域コミュニティのリアルな環境を、マネーデータのような情報も含めて深掘りしていく必要がある。高齢者だけをみていても解はない。
  • 電鉄系のディベロッパーは、沿線地域の社会構造を把握し、公共交通、不動産、コミュニティ形成などあらゆる面から超高齢化の課題に対峙している。本研究会のテーマから、高齢者だけを考えがちだが、トータルな視点で考える必要がある。
  • シニアと言ってしまった瞬間にその層だけの話になる。他の人が関わることができない。ワーディングを変えていくこと、くくり方、切り口をどう変えていくかが重要。
  • 私たちが今ここで考えているのは、爬虫類を進化させ哺乳類をつくろうとしていることに近い。そのためには、システムの変更が必要になり、ある部分では今まで有効であったものもそぎ落とさなくてはならない。例えば、モビリティということでいうと、自動車、公共交通機関、歩行環境、すべてを含めてデザイン全体を変える、その取捨選択も必要ということになる。
  • IoTは、医療・保健以外にも、高齢者も働き盛りの人も、そして子どもも快適に暮らす新しい社会をつくる非常に強い基盤・インフラになると思う。バラバラになっている世代や地域をつなぐプロジェクトがこの研究会を通じて創出されることを期待したい。

以上

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最終更新日:2015年12月11日
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