経済産業省
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総合資源エネルギー調査会総合部会 天然ガスシフト基盤整備専門委員会(第6回)‐議事要旨

日時:平成24年6月26日(火曜日)9時~10時10分
場所:経済産業省本館17階国際会議室

出席者

委員
横倉委員長、柏木委員、橘川委員、古城委員、八田委員、松村委員、山内委員
経済産業省
中根 経済産業大臣政務官、糟谷 電力・ガス事業部長、森 資源・燃料部政策課長、三田 電力・ガス事業部政策課長、米田 ガス市場整備室長
オブザーバー
久米 電気事業連合会専務理事、田邊 一般社団法人日本ガス協会常務理事

議題

  1. 報告書(案)について

議事概要

米田ガス市場整備室長より、報告書(案)について説明。

委員からのコメント

  • 全体最適性の観点からは2つのポイントがあり、これまではそのいずれも的確に行われていない問題があったと認識している。一つは価格インセンティブであり、混雑料金等、建設に対して相応のリターンがある仕組み。 もう一つは、需要規模が小さく、便益の方がコストを上回るにも関わらず、採算には乗らないというケースにおいては、官が関与し費用便益分析を行う仕組みである。
  • 熱量の在り方の方向性については既に共有されているが、統一することが目的なのではなく、柔軟な対応が重要である旨は確認しておく。
  • 今後民間が主体となって整備するということは、必要な官のサポートがあれば民間としてきちんとやるという意思表示が必要。例えば、三重―滋賀ラインと東邦ガスのパイプラインとの接続やINPEX新東京ラインと東京ガスの基幹パイプラインとの接続等、比較的投資規模が小さいもの、効果が大きいものについては、次回までに成果が報告されることを期待している。
  • 天然ガスシフトを進める際、需要家側から見ると、競争市場となっており低廉な価格で天然ガスを利用できるかが担保されているかが重要。その意味で長期的には天然ガスシフトのための制度改革を考えて行かざるを得ない。
  • エネルギー基本計画見直しの議論では、熱需要のある場所に電源を立地し省エネを推進するという方向性が明確になった。天然ガスシフトに向けた議論においても、そういった電力システム改革と一体的に進めていくという方向性を盛り込んだ方が良い。
  • 現在の基本問題委員会における議論では、LNG価格が原油価格にリンクする前提で試算されていることから、天然ガスにシフトしていく割合に勢いがない。今後の天然ガスシフトの実現性を高めるためにも、本委員会の報告書でも長期的にLNG価格の原油価格リンクを外していく方向性を明記した方が良い。
  • 国の補助等によって民間事業者の整備コストを削減するという考え方もある一方、セキュリティ規制によって事業者側の義務として進める手法もあるのではないか。

事務局より回答

  • どの程度の支援策が必要であるかは、基本問題委員会における天然ガスシフトの議論を受け、整備基本方針の下でどのようなルートを整備するかが具体化しないと決まり難いと考えている。支援策については整備基本方針を策定した後、各論に入った時点できちんと整理を行っていく。
  • 天然ガス供給基盤整備をLNGの原油価格リンクを外すことにつなげるには、いくつかのステップがあると思っている。基本的には、基盤整備を進め、国内を大きな市場として相互の取引を活性化していくことが、何らかの新たな価格指標を構築する方向性につながると考えている。
  • セキュリティ基準を設定し義務化するか等の議論は、整備基本方針を受けて各論として議論すべき話であると認識している。一方、民間の活力を最大限活用することが基本であり、基盤整備自体に規制的な手法を導入するに向けては更なる議論が必要であると考えている。しかしながら、必要な施策を講じても整備が進まない場合は、規制の強化等、国の関与を強める検討が必要になってくると考えられる。

横倉委員長より、本日の議論をもとに報告書(案)の修正を行った上で取りまとめを行う旨提案。委員より了承。

お問合せ先

資源エネルギー庁電力・ガス事業部ガス市場整備室
電話:03-3501-2963
FAX:03-3580-8541

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最終更新日:2012年7月9日
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