経済産業省
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産業構造審議会産業技術分科会研究開発小委員会(第23回)‐議事要旨

日時:平成20年5月16日(金)10時~12時
場所:経済産業省別館11階1120会議室

出席者

委員:
橋本委員長代理、安宅委員、伊藤委員、岡崎委員、五條堀委員、宍戸委員、菅野委員、堤委員、東嶋委員、中辻委員、夏梅委員、光川委員、矢田部委員、松崎委員代理

事務局:
徳増審議官、土井研究開発課長、吉澤大学連携推進課長、奈須野技術振興課長、都筑産業技術総合研究所室長、福田研究開発課企画官

議事概要

技術戦略マップ2008の策定について

イノベーションプログラムの制定について

資料3、4に基づき、事務局から、技術戦略マップ2008の概要とイノベーションプログラムについて説明があった。その後の委員からの主な意見は次のとおり。

  • 委員

    ロードマップの各論部分の議論は深まっており、今後は必要があればワーキンググループを設置して検討することとし、小委は大所高所からの議論をする場としてはどうか。また、第3期科学技術基本計画が半ばにさしかかったことを踏まえ、評価やウエイトづけの在り方など、第4期科学技術基本計画に向けて、本小委員会で議論し、提案してはどうか。

  • 委員

    アカデミックロードマップは、あまり技術戦略マップを影響させず、「知の創造」に徹底してはどうか。

  • 委員

    経済産業省からのインプットがあることで学術界に変化が起こることもあり得るので、バランスのとれた連携が必要。

  • 委員

    アカデミックロードマップは学術的観点ということで良いと思うが、技術戦略マップは、経済・社会の観点を入れてどういう新しい価値を創出するか提案すべき。

  • 委員

    技術戦略マップはきちんと整理されてきているので、メディアを通して積極的に発信するべき。
     

日本企業の研究開発の動向と政策課題

資料5に基づき、事務局から、民間CTO定点観測インタビューの分析結果について説明があった。その後の委員からの主な意見は次のとおり。

  • 委員

    これまで垂直連携をやってきたが、これから異分野での連携が必要。アウトバウンド型イノベーションの場としていろいろな研究者の集まる「場」としての国の機関の役割が重要。

  • 委員

    特許について、大学では国際出願の予算が無く、企業がすぐにライセンス化してくれれば良いが、バイオ分野等、時間のかかるものは出願しても権利放棄されかえって逆効果。国際的権利確保のための、基本的システム改善が必要。

  • 委員

    アウトバウンド型というのは大切な概念。日本では、国内企業に閉じており、外国への手の内の見せ方、語学の問題などの課題を整理して、競争力のあるアウトバウンド型イノベーションへの環境整備が必要。これを担うベンチャーが欧米に比べてあまりに少ない。

  • 委員

    大学だけで知財戦略を立てるのは難しい。欧米では企業へのライセンシングなどをビジネス化する動きがあり参考になる。ベンチャーについて、日本はシーズは良いが、ビジネスとして洗練されていない。エンジェル・ファンドが育てていかなければならない。

  • 委員

    ポスドクの身分が不安定で、企業も含めた雇用の流動化システムが必要。また、国のR&D予算が減っているのが問題。2000億だけで大丈夫なのか。

  • 委員

    国際特許については、企業側が海外出願を支援するメカニズムを作らないと進まないと考える。
     

今後の研究開発の方向性

資料6に基づき、事務局から、研究開発政策の新しい方向性について説明があった。その後の委員からの主な意見は次のとおり。

  • 委員

    アウトバウンド型について、国家プロジェクトの場合、海外をどう扱うかという問題がある。

  • 委員

    第4期科学技術基本計画に向けて、リスクある研究を国プロでやるというのは正しい方向だと思う。しかし、リスクが大きい研究は成功率が落ちることを踏まえ、評価方法を変えてリスクの高い研究に踏み切って欲しい。バツをつける評価では駄目である。

  • 委員

    国際出願の促進が重要。国際出願をしない原因を根本から究明して解決すべき。

  • 委員

    研究の早い段階での産学官連携が重要。大学や独立行政法人が独自に行う研究にもビジネスのシーズがたくさんあるが、どれを権利化するかの目利きが難しい。企業から大学や公的研究機関へのサポートがあっても良いのではないか。

  • 委員

    ベンチャーが大学・公的機関とビジネスをつなぐ役割を担うべき。

  • 委員

    大学がビジネス展開まで考えなくてはならないというのは無理がある。技術の産業化を判断できるプロデューサーや目利きの存在は重要。どこにどういう形で置くかが本質的課題。
     

その他

次回の開催日程や議題については、改めて調整することとなった。

 
 
最終更新日:2008年5月20日
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