経済産業省
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総合エネルギー調査会原子力安全・保安部会原子力防災小委員会事故故障対策ワーキンググループ(第49回)-議事要旨

日時:平成22年3月19日(金曜日)10:00~12:00
場所:経済産業省別館11階各省庁共用1111号会議室

出席者

宮主査、秋本委員、上坂委員、大北委員、齋藤(孝)委員、齋藤(鐵)委員、杉山委員、関村委員、辻川委員、西口委員、班目委員、松本委員、飯井委員、森下委員、山口委員、吉澤委員、渡邉委員

議題

  1. 原子力施設の事故・故障等の原因と対策について
    1. 日本原燃(株)再処理施設高レベル廃液ガラス固化建屋における固化セル内の漏えいに関する原因と対策について
    2. 日本原燃(株)再処理施設高レベル廃液ガラス固化建屋ガラス溶融炉Aにおける炉内異常について(原因究明の経過及び今後の計画について)
    3. (独)日本原子力研究開発機構原子炉廃止措置研究開発センター(ふげん)における管理区域内での放射性物質の漏えいに関する原因と対策について
    4. 北陸電力(株)志賀原子力発電所2号機の原子炉手動停止に関する原因と対策について
    5. 中部電力(株)浜岡原子力発電所3号機における管理区域内での放射性廃液の漏えいについて
    6. 日本原子力発電(株)敦賀原子力発電所1号機の定期検査中に確認された高圧注水系ディーゼル冷却用海水配管の減肉に関する原因と対策について
    7. 日本原子力発電(株)東海第二発電所の定期検査中に確認された残留熱除去系海水系配管の減肉に関する原因と対策について
    8. 関西電力(株)美浜発電所1号機の発電機出力上昇操作中における出力変化に関する原因と対策について
  2. その他

議事概要

原子力施設の事故・故障等の原因と対策について

  1. 日本原燃(株)再処理施設高レベル廃液ガラス固化建屋における固化セル内の漏えいに関する原因と対策について
    委員
    インパクトレンチは硝酸で劣化するのか。
    事務局
    実物は固化セル内にあるため、内部を見ることはできないが、試験を実施し、硝酸の影響でインパクトレンチのモータ部が劣化することを確認している。
    委員
    廃液の泡立ちによる移行現象は今回初めてわかったことか。
    事務局
    今回、初めてわかった。液面を下げ、泡立ち等を防ぐ対策としている。
    委員
    金属ガスケットの締め付けについては、インパクトレンチのトルク管理だけでなく、締め付けた後の隙間管理などもできないのか。
    事務局
    固化セル内ということもあり、トルク管理による確実な締め付けを基本としている。
    委員
    以前の高レベル廃液漏えい時には、閉止フランジの締め付け確認をしていたのか。
    事務局
    以前の漏えい時には、閉止フランジの締め付け確認については、考慮されていなかった。
  2. 日本原燃(株)再処理施設高レベル廃液ガラス固化建屋ガラス溶融炉Aにおける炉内異常について(原因究明の経過及び今後の計画について)
    委員
    間接加熱装置の計画外停止とはどういう場合か。また、他のレンガが同様に落下する可能性はあるのか。
    事務局
    インターロックによる停止などである。間接加熱装置付近の同様な環境にあるレンガについても、同様の応力がかかっていると思われるが、観察結果に異常は無く、仮に脱落したとしても安全上の問題はないと評価している。
    委員
    この事象は一般的な溶融炉に係る共通の問題なのか。
    事務局
    間接加熱装置の運転方法など、再処理施設のガラス溶融炉としての特徴的な面があるため、本事象はこの施設特有の事象と考えられる。
  3. (独)日本原子力研究開発機構原子炉廃止措置研究開発センター(ふげん)における管理区域内での放射性物質の漏えいに関する原因と対策について
    • 特にコメントなし。
  4. 北陸電力(株)志賀原子力発電所2号機の原子炉手動停止に関する原因と対策について
    委員
    設定する圧力に対して適切なものがなかったので、今までに使用実績があるものを代用したというような話だったと思うが、この圧力制御逆止弁は、他プラントの非常用ディーゼル発電機にもついているのか。
    事務局
    圧力制御逆止弁がついているタイプとそうでないタイプがあるが、国内のプラントで同じタイプのものはない。
    委員
    潤滑油について、比較的大きな粒子は、局所的に滞留するということはないか。
    事務局
    圧力制御逆止弁については、構造的に問題ない物に変えた上で、潤滑油についても念のため定期的に取り替えを行うもの。
    委員
    潤滑油診断も含めた定期的な対策について検討はしているのか。
    事務局
    潤滑油診断は実施されており、今後も継続されると聞いている。
  5. 中部電力(株)浜岡原子力発電所3号機における管理区域内での放射性廃液の漏えいについて
    委員
    技術基準の適合性が確認されていなかったとあるが、具体的にどういうことか。
    事務局
    省令62号で要求される材料及び構造などについて、当該配管が満足しているかどうか事前に確認する必要があった。
    委員
    堆積物の堆積は、どのくらいの期間で溜まったのか。
    事務局
    1ヶ月位前には、タンク内の撹拌を実施していたと聞いている。
  6. 日本原子力発電(株)敦賀原子力発電所1号機の定期検査中に確認された高圧注水系ディーゼル冷却用海水配管の減肉に関する原因と対策について
  7. 日本原子力発電(株)東海第二発電所の定期検査中に確認された残留熱除去系海水系配管の減肉に関する原因と対策について
    委員
    敦賀1号の事象に関して、海生物付着によってライニングが損傷した事象について、これまでの実績はあるのか。どのくらいの年数で発生するのか。また、どうして当該部位だけが減肉したのか。代表部位の選定に問題はなかったのか。
    東海第二の事象に関して、水が溜まりやすい構造という観点で、部位の選定はされているのか。
    事務局
    海水系配管のライニングの損傷は一般的に認められているものだが、ライニング材の種類もいくつかあるため、どのくらいの期間で生じるかは一概には言えない。当該箇所については、手直しが行われており、代表部位の選定が適切ではなかった。
    東海第二の事象については、場所としては屋外のため、屋外配管として認識した上での管理が必要だった。
    委員
    概略の腐食速度からすると、問題はないと思うが、マクロセル腐食を念頭に入れておいた方がよいと思う。
    委員
    貝やフジツボなど海生物については、20年程以上前にも問題になったが、その時にどのような対策を行って現在まで来たのか、分かっていたら教えて欲しい。
    事務局
    計画的に耐食性の良いライニングに変更していると聞いている。
  8. 関西電力(株)美浜発電所1号機の発電機出力上昇操作中における出力変化に関する原因と対策について
    委員
    この事象は、原子力では初めてのことと聞いているが、1990年代に火力発電所で結構起こっている。設計的に同型の油圧ガバナ形式は、異物等対し、敏感な出力変動をしやすい構造であることを認識し、他の事業者も注意することが大事。
    事務局
    原子力では、同型の油圧ガバナ形式は少数になってきているが、ご指摘の点を踏まえて、動向をよく見ていく。

その他

  • 特になし。

問い合わせ先

原子力安全・保安院原子力防災課原子力事故故障対策室
TEL:03-3501-1637
FAX:03-3580-8539

 
 
最終更新日:2010年4月21日
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