経済産業省
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産業構造審議会 航空機宇宙産業分科会 航空機委員会(第14回)‐議事概要

日時:平成25年4月19日(金曜日)15時00分~17時15分
場所:経済産業省本館17階 第1特別会議室

出席委員(計18名)

佃委員長、室山委員、知野委員、鐘尾委員、椋田委員、佐々木委員、坂東委員、長谷川委員、大宮委員、石戸様、釜委員、大西委員、片野坂様(伊藤委員代理)、小島委員、廣本様、吉永委員、須賀様(日覺委員代理)、尼子様(小谷委員代理)、宮崎委員、佐藤様(槍田委員代理)、堤委員、松尾委員、中橋委員、鈴木(真)委員

議題

  1. 航空機運航・整備事業について
  2. 航空機エンジン事業について
  3. 航空機リース事業について
  4. 航空機国際共同開発に関する基本的な指針の改定案について
  5. その他

議事概要

配付資料に基づき、上記の議題1についてJAL 大西委員及びANA 片野坂様から、議題2についてIHI 石戸様から、議題3について三菱商事 小島委員からそれぞれ意見を聴取。議題4について、配付資料に基づき事務局から説明、委員から了承を得た。

主な質疑・発言は以下のとおり。

議題1.航空機運航・整備事業について

  • 今回の787の事故に関してはオールジャパンで対応してきたところ。もうすぐ当局からの判断があるはずなので、企業としてできることがあれば行い、お客様に安心して乗っていただけるようにしたい。
  • お客様に安心してもらえるプランを提示しながら再開していきたい。
  • 航空機整備に関して、国交省の規制緩和要望でも整備方式が、欧米の方式と違うのではないかという意見があった。安全性は当然であるが、産業育成の観点からも検討が必要なのではないか。
  • 日本国民の感性や文化風土がこの制度を支えているところもあるので、いきなり世界標準にするのではなく、議論を重ねた上で徐々に規制緩和が進んでいけば良いのではないかと考えている。
  • 安全規制は以前に比べるとかなり緩和。例えば乗客中の給油など。日本国内のロードファクターは60%程度。地方路線の場合、往路が満席でも復路で空席ができたりするが、欧米のLCCは往復ともほぼ満席でロードファクターが高く収益性が良い。
  • 世界の航空需要の伸びは5%といわれる中、ATRは短距離便の伸びを7%と予想しており、従来の30~90席級に加え90~120席級の新規需要を予想している。短距離便の伸びへの対応として、ハブ・トゥ・ハブの路線ネットワークであれば、大型機による運航も考えられるが、本邦においては都市部の騒音等の環境制約により、RJによる運航が必要となる。
  • MRJの国内エアラインの受注が増せば、海外からの受注も増すという好循環があるはず。単に経済性に着目するだけでなく、オールジャパンでの協力も考えてほしい。
  • リージョナルジェット機が登場して長距離を飛ぶ新しいマーケットを開いている。スコープ・クローズの緩和により、比較的大型のリージョナル機が運行できるようになったが、ターボプロップは新機種が出てきてない。50席クラスで新たなターボプロップ機が出てくると需要があるのではないか。また、そのクラスのエンジンもあるとよいのではないか。ただ、乗客から見るとターボプロップ機よりジェット機の方が安全に感じる傾向があるので、その辺も含めて検討されるとよいのではないか。
  • 技術屋が心くすぐられるところは少なそうに感じられるかもしれないが、ターボプロップ機マーケットは盲点となっている可能性があるため、メーカーにも注目してほしい。重要なのはロバストとコストであり、長期間の使用に耐えうる頑丈さとしなやかさを兼ね備えた設計が必要となる。オープンローター等の新技術についても期待したい。
  • ターボプロップ機は離島専用と思われがだが、最近は燃費性能が見直されており、本邦においても北海道や離島などで継続して運航している。

議題2.航空機エンジン事業について

議題3.航空機リース事業について

  • グローバルレベルでの合従連衡が海外では進んでいる。ものづくりからサービスへの転換、水平分業とLCCの台頭も進んでいる。日本は他国と比べて遅れており、中国のほうがしっかりと対応しているという認識。こういう場で定期的に集まって話すことは大事。今後もフランクに議論することが必要。
  • MRJリースは販売促進だけでなく、地方の高速輸送手段として生活にもメリットがある。また、地域航空は小規模な会社が多く、利益をあげることが難しい。機会創出のため、一定規模まとまった形で、ウェットリースの利用は検討すべき。安全にウェットリースを展開する方法を検討する必要がある。
  • 航空法が参入障壁を作っていることには意味があり、レギュレーションの厳格化による安全性の担保は一定程度必要なこと。
  • 航空機エンジンにおける新たな価値創造の最近の動きとしては電子電気化。今後も電子電気化は進むと思っている。
  • メーカーも下流の領域(オペレーション、ファイナンス)までプレイイングフィールドが広がっている。火力発電所でもベンダーファイナンスが求められている。このような場でいろいろな関係者と議論するのは大変ありがたい。

議題4.航空機国際共同開発に関する基本的な指針の改定案について

議題5.その他

  • ボーイングなど海外OEMとの共同開発も重要だが、昨今、アジアが発展してきており、マレーシア、インド、台湾等のサプライヤーと協力して完成機を作るのは一つの視点。
  • JAXAでは、今でもYS-11のころの古い設備を使っており、大型設備のあり方について考えていただきたい。
  • 長期的視野にて行うべき研究開発(例:次世代超高速旅客機等)についても今後の検討課題としてはどうか。
  • B777、B767ついては200億ドル程度の再保険をつけてサポートしてきている。今後も引き続き航空機に対してもサポートしていきたい。
  • プロップ機については新しい話を聞くことができた。エンジンについても同様。今後伸びる市場がまだまだあるという認識。

以上

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電話:03-3501-1692

 
 
最終更新日:2013年5月27日
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