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審議会・研究会

独立行政法人評価委員会産業技術総合研究所部会(第1回)  議事録

議題(1)産業技術総合研究所部会長の互選について

倉田産総研チーム長:
部会長は、委員の互選により、木村委員に決定。

議題(2)平成14年度評価について(評価のスケジュール)

倉田産総研チーム長:
配付資料の確認。資料2-1で評価スケジュールの説明。資料2-2「評価表」の電子媒体を送るので6/12までに事務局へ提出依頼。昨年度との相違点を説明。

議題(3)平成14年度評価について(実績報告)

吉川理事長:
資料3-1を説明。
吉海理事:
資料3-2を説明。
倉田産総研チーム長:
前回の分科会における山野井委員の意見に対する資料として、参考資料3を説明。4ページのグラフをみると、産総研は、共同研究・技術指導の有益性で、民間企業にとって、満足度が高い。
高橋委員:
縦軸のプロットの仕方として、回答数を研究者数で割った値で見る方が良いのではないか。
倉田産総研チーム長:
パラレルな質問で調査しているので、本調査からそこまで読み取れるかわからない。密度でなく、グロスでの評価が高かったという結果として見てほしい。
橋本委員:
「悪夢の時代」の評価は、どうだったのか。
吉川理事長:
「ジョセフソン素子」がその例だった。その間公的サポートがあった。「標準」に使えることがわかって乗り切れた。悪夢の期間を短縮するには、経営判断が必要。
山野井委員:
本格研究を全面に掲げて工夫してがんばれば突破できるはずだという期待感がある。
吉川理事長:
本格研究というのは、悪夢の期間にある研究を「いずれ出口がある」「出口に近づいた」と励ます組織原理である。
黒川委員:
産総研は(分野融合の機会となる)セミナーが少ない。また、ベンチャーと研究者のお金の動きに対して、国税庁の見解を明らかにしておく必要がある。
吉海理事:
即答はできないが、ベンチャーセンターで産総研モデルとしてのベストなあり方を研究していく。
小玉副理事長:
高い評価を受けた研究ユニットほど、セミナーなどコミュニケーションが多い。ユニットを超えたコミュニケーションは、コーディネーターに頑張ってもらいたい。
木村部会長:
私の知る研究所において、昔は(研究)部を超えたコミュニケーションがあった。つくば移転でそれがなくなった。施設面からの取り組みが重要。
黒川委員:
東海大では、ランチセミナーの他にもフォーマルプレゼンテーションが多い。
田中理事:
旧融合研では、分野融合するような場所的工夫をして、海外研究者交流、セミナーを行っていた。現在、お台場に建設中のITバイオ融合棟ではそのような施設を目指したい。
黒川委員:
毎日のセミナー、週1回のフォーマルプレゼンテーションなど日々の活動が大事で、コーディネーターなどがお互いをつなごうとするようなことはまずい。
松重委員:
融合は予算をつけるとストレートに進む。つくばは分野融合の成功例ではない。ユニット長はどのように選ぶのか。研究とマネージメント両方の教育が必要であろう。
藤嶋委員:
人を育てることと雰囲気が重要。若手外国人研究者との交流が大事。ポスドクなどで欧米人を積極的に採用すべき。
吉川理事長:
予算をつけると融合化が進み面白い結果がでることは経験済み。産学官分野融合は最大課題と認識している。人材の教育ができていないし、外国人が少ないことも問題と思う。
鹿島理事:
外国人研究者受入数が減少していることは、9.11(テロ)の影響など一時的な現象と認識している。
橋本委員:
環境安全について、一般的に研究所は企業に比べて認識が甘い。産総研がモデルとなって(安全対策を今後独法化される国立大学等に示して)欲しい。
田中理事:
指摘のとおり国研時代は甘かった。この2年間で苦労し、安全対策を確立しつつある。ユニット長が自ら指示、見廻りするなど経営者側意識も変わった。
小林理事:
評価の項目に安全もある。
浅井委員:
14年度のサマリとして、10大ニュースのように挙げた方が分かり易い。
吉川理事長:
マスコミにさらされるようになった。重心は移動しているものの対外的アウトプットとしては不十分と認識している。
小玉理事:
分野別ヒアリングの際には説明した。トピックはWebのトップページで流しているので、研究者には良い刺激になっていると思う。
黒川委員:
産総研は大きいので、ヒット数は多くなる。成果は、投入した国費で割って示してほしい。
木村部会長:
分野別ヒアリングについて、現場へ行った委員の方々のコメントをお願いしたい。
黒川委員:
若い研究者と交流できる良い機会だった。
松重委員:
良いところは更に伸ばすだけでなく、悪いところを改善し、全体アップさせることが重要。短期的評価で悪い所を改廃する必要はない。もっと長期的に見て、悪い所をさらけ出し改善していく努力が必要。
塩田委員:
社会基盤分野などは評価を毎年行うことはつらい。内容により長期的な視点で行う研究ユニット評価を区別して行ってほしい。
小林理事:
ラボ(設置期間)は3年まで。良ければセンター化、悪ければ部門に戻る。部門は、毎年評価する必要はないと認識している。問題抽出が出来たので、評価を行った意義はある。ある程度長期的に(評価結果を)みる必要がある。
橋本委員:
環エネ分野を見たが、ITやバイオに比べ地味であるが、若い研究者が熱心であった。(産総研の方針は)若い学生に影響を与えるので、地味な研究分野も大切にしてほしい。産総研に(地味な研究も大切にしていることで)リーダーシップを発揮してほしい。
山野井委員:
医工連携でロボットとライフをドッキングして、ロボット診断機器を国産化してほしい。地道なバイオリメディエーションの研究を続けてほしい。又バイオインフォマティックスの、研究による質的向上に期待している。
塩田委員:
環エネ分野も材料やITと分野融合を進めてほしい。
吉川理事長:
融合というのは気楽に出来るものではない。ある意味自分のキャリアを捨てるぐらいの覚悟がいる。そういう勇気のある人が融合するという文化を創りたい。それは制度的強制もあるが、同時に理論的強制というのも場合によってはある。
岡田委員:
基盤分野は民間ではできないので貴重。(分野別ヒアリング時の)説明の女性研究者が輝いていた。
塩田委員:
任期付き研究者が民間に行くことも重要。ただし、民間側の処遇が問題。
吉川理事長:
中小企業を突破口に、ベンチャー企業に期待している。
藤嶋委員:
ダイヤモンド研究センターと旧無機材研のダイヤモンドグループとの関係はどうなのか。
田中理事:
産総研のダイヤモンド研究センターは、薄膜成長方法に特徴があり、半導体デバイスを目指している。物材機構は、材料である。いずれは、人の流動化も含めて協力していくことになると思う。
木村部会長:
「標準」に関して人的資源が大幅に不足。集中的に増員し、国として何とかしてほしい。
吉海理事:
認識している。他のユニットとの連携の活用で(人的資源の大幅不足を)補いたい。

議題(3)職員の身分について

木村部会長:
独法職員の身分の非公務員型への移行は非常に重要な問題と考えている。これまでどおり公務員型とするか非公務員型を選ぶべきかどうか、産総研部会としてもきちんとした議論が必要と考える。
黒川委員:
非公務員型への移行に当たっては、現行の種々の制約を外し、フルタイムと、パートタイムを選択させるなど、多様な勤務形態を可能とするようなことが重要だと考えられる。パートタイム的な職員には、退職金や年金の問題があると思うが、自由度があり検討すべきだと思う。
木村部会長:
非公務員型では、当然その趣旨を活かしたシステムの構築が求められるだろう。評価委員会としては、ただいまの黒川委員のような意見も踏まえ、非公務員型への移行を考えていくべきとの方向性ではないかと思う。
以上で予定された議事は終了する。
倉田産総研チーム長:
評価表を記入して、6/12までに回答願いたい。
次回の部会については、7月1日午前9時からこの場所で開催する予定。本日の議事要旨については、従来同様、部会長にご一任頂き、議事録については、案を取りまとめ次第、各委員に送付しご確認いただいた上、公開させていただきたい。
木村部会長:
大学評価のコストを考えると、英国では一説によると高等教育にかかっている経費の20%を評価に使っているとも言われている。大変なコストである。日本における独法の評価に際しては、総務省の評価委員会は各省の評価委員会との重複を避け、大所高所からの横断的評価をすべきであり、評価に係る有形・無形のコストも斟酌すべきではないかと考えられる。

以上

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最終更新日:2004.03.30
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