経済産業省
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産業構造審議会伝統的工芸品産業分科会(第5回)‐議事要旨

日時:平成20年8月25日(月曜日)14時~16時
場所:経済産業省第2特別会議室

出席者

分科会長:
宮田 亮平(東京藝術大学学長)
委員:
板谷 博道(独立行政法人国際観光振興機構理事)
伊藤 祐一郎(鹿児島県知事代理)
伊野 正満(石川県九谷陶磁器商工業協同組合連合会理事長)
上野 和彦(東京学芸大学教授)
加藤 寛(鶴見大学教授)
喜多 俊之(株式会社アイ・ディ・ケイデザイン研究所代表取締役)
城戸 真亜子(画家)
木村 ふみ(株式会社エデュウス代表取締役)
小山 織(有限会社ハート代表取締役)
鈴木 勝建(日本漆器協同組合連合会理事長)
平良 美恵子(喜如嘉芭蕉布事業協同組合理事長)
棚町 敦子(株式会社アシェット婦人画報社美しいキモノ編集長)
寺嶋 貞夫(博多織工業組合理事長)
鳥田 稔弘(日本伝統工芸士会副会長)
野坂 雅一(株式会社読売新聞東京本社論説委員)
宮崎 清(放送大学特任教授)
山本 建太郎(京都工芸繊維大学大学院教授)
渡邉 隆夫(財団法人伝統的工芸品産業振興協会会長)

議題

  1. 審議事項
     (1) 市町村合併に伴う伝統的工芸品の製造される地域の変更について
     (2) 伝統的工芸品の指定告示内容の見直しについて
  2. 報告事項
     (1) 伝統的工芸品(岩槻人形、江戸節句人形、江戸木版画)の指定について
     (2) 伝統的工芸品産業をめぐる現状と今後の振興施策について
     (3) 伝統的工芸品月間国民会議全国大会について

議事概要

事務局から各委員を紹介。後藤製造産業局次長の挨拶の後、分科会長として宮田委員を互選し、議事に移った。

1. 審議事項

(1) 市町村合併に伴う伝統的工芸品の製造される地域の変更について

「市町村合併に伴う伝統的工芸品の製造される地域の変更」が必要な理由及び変更案について、事務局から説明。

分科会長が「市町村合併に伴う伝統的工芸品の製造される地域の変更」について、事務局案のとおり変更すべき旨、産業構造審議会会長に意見具申することを諮り了承された。

(2) 伝統的工芸品の指定告示内容の見直しについて

事務局から、伝統的工芸品の指定告示内容の見直しに係る背景、経緯及び本件について本分科会に設置している指定小委員会において審議を行う必要性について説明。

分科会長が伝統的工芸品の指定告示内容の見直しについて、指定小委員会にて審議を行う旨、委員に諮り了承された。なお、委員から以下の意見があった。

  • 作り手のみならず、使用者の視点も重要。生活環境の変化からマーケットがふさがってきており、製品のアウトプットができていない。暮らしぶりと伝産品の関係を議論する必要がある。
  • 伝統を守ることも必要であるが、革新的なものを取り入れつつ、需要を伸ばすことも重要。

2. 報告事項

(1) 伝統的工芸品(岩槻人形、江戸節句人形、江戸木版画)の指定について

事務局から、第4回分科会以降に指定された3品目の概要について説明があった。

(2) 伝統的工芸品産業をめぐる現状と今後の振興施策について

事務局からの説明を受けて、委員から以下の意見があった。

  • 近年、若年層にも和の文化に対する関心が高まってきており、国の支援を受けながら伝統的工芸品の裾野の拡大のため尽力しているが、産地の自助努力では補助金の自己負担を賄うのが極めて困難な現状。補助率の緩和をお願いできないか。
  • 池袋にある全国伝統的工芸品センターは、その立地の優位性を十分に活かしきれていない。入りやすい環境にするなど、改善を要求したい。
  • 国の支援策は、流通を含めた検討視点が欠けている。産地規模が小さいほど仲介流通業者に利益が流れる傾向にあり、一体的な視点に基づく施策が必要である。
  • モロッコの国際空港では、自国の伝統的工芸品を大々的にPRしていた。日本の国際空港にも伝産品のブースがあるとPRのために効果的。最近、Museum Shopも発達しており、これらも伝産品の販路として検討してはどうか。
  • 児童・生徒に対する教育事業を評価。着付けのできる女性、箸を上手に使える日本人が減ってきているのはなげかわしい。給食の器に伝産品を使うのも一案。
  • 消費者に対し、伝統マークが全く浸透していない。伝統マークのついている商品だから購入する、といった消費行動に至っていない現状。
  • グローバル・マーケットでの需要拡大が必要。海外のライフスタイルに合わせた製品作りを行うための外国人プロデューサーの育成を検討してはどうか。全国210品目の伝統的工芸品を紹介する説明書(和・英)を作成し、海外に積極的に売り込むことが必要。
  • 風が吹けば桶屋が儲かるではないが、NHKの連ドラで伝産品が取り上げられ、それが産地の活性化につながることもある。何がきっかけで産地の活性化になるか分からない昨今、委員の皆様には様々な方面からご尽力いただきたい。

(3) 伝統的工芸品月間国民会議全国大会について

事務局から、昨年度及び本年度の月間国民会議全国大会について報告があった。

以上

 
 
最終更新日:2008年8月27日
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