総合資源エネルギー調査会原子力安全・保安部会電力安全小委員会(第19回) 議事要旨
日時:平成20年1月23日(水)16:00〜18:00
場所:経済産業省別館5階第532共用会議室
出席者
正田委員長、池田委員、石毛委員、内田委員、大河内委員、小澤委員、佐々木委員、鶴野委員、鳥井委員、中條委員、早野委員、飛田委員、廣江委員、御船委員、山田委員、横倉委員、横山委員
議題
- 電力貯蔵設備規制検討WGからの報告について
- 電力設備電磁界対策WGからの報告について
- 電気主任技術者資格要件の検討について(WGの設置)
議事要旨
開会の挨拶
稲垣審議官挨拶、新委員の紹介
1.電力貯蔵設備規制検討WGからの報告について
燃料電池実用化推進協議会の主な意見は次のとおり。
2.電力設備電磁界対策WGからの報告について
- 電磁界が健康にどのような影響を与えるかについて、正確な情報が、それを必要とする人へ特に重点的に届けられることが必要である。
この情報提供に向けた取組みについて、関係各省、機関等が連携して行うとあるが、具体的にどのような取組みがあるのか。
→電磁界については、既に関係省庁連絡会議が設置されている。情報提供を行うにあたっては、電力設備等から発生する電磁界だけでなく広く国民が必要とする情報を提供する方向で進めることで、関係省庁のコンセンサスを得ている。
- 電磁界情報センターに対して、情報提供していきたい。電磁界測定サービスについては、既に広く活用いただいているところであるが、サービスのPRの仕方などは各電力会社で一律ではないことから、今後ともパンフレットの活用などにより周知を図っていく。
- 報告書はよく出来ている。ただ、低レベルの電磁界による健康への長期的影響について、因果関係に科学的根拠がないと言われても不安は解消しない。
- 磁界曝露と健康影響との関係についてリスクゼロであるとは言えない。情報提供は難しく、なかなか真意が国民に伝わらない。リスクコミュニケーション活動は非常に難しいので、安易に情報センターをつくるだけではうまくいかない。どのような情報を国民に届けていくのか、よく考えていく必要がある。
- 電力設備に起因する超低周波電磁界だけでなく日常生活では様々な機器から複合効果を考える必要がある。
→情報センターはまずは電気事業法を端緒とした取組みとなるが、将来的には、関係省庁のコンセンサスを得て段階的に取組みを広めていく方向で考えていきたい。
- 今回の報告書ではより磁界を低減させる設備を製造するよう、メーカーに働きかけることはしないのか。
→今日の報告書では、メーカーへの直接の働きかけは入っていないが、電力会社が設備の設計等を行う際、メーカーと対応を考えることはありうる。
- 新設設備の磁界の測定方法は、どのように定めるのか。
→既設、新設の設備を含め、通達により国が測定方法等を示す予定。
- 一般に、メーカーはユーザーの指示に基づいて、設備の製造を行っており、間接的に磁界低減の要求に応えることになる。また、変圧器などの設備については、磁界を外に出さない方が設備効率が高まるということもある。
- リスクコミュニケーションセンターが安全・安心を強調する場になってはいけない。そのような考えから「最新の知見の提供」が重要。
- 身の周りの設備・製品からの磁界の強さを資料2−2図6のように示す際には、曝露する時間についても考慮し、誤解を生じないようにすべきである。
- 国内外のこれまでの知見に基づいて低レベルの磁界の長期曝露について整理した報告書の意義は高い。どのようなものについてもリスクはゼロとは言えず、リスクの大きさをめぐって議論があるのが普通。したがって報告書で示された一定の枠組みの中でリスク評価することを前提にしないと物事は前に進まない。
- 資料2−2図5では、水平距離によって磁界レベルが急速に低減する様子が示されているが、どのような設備・製品から発生する磁界であっても、このようになるのか。
→磁界は何から出ようと性質は同じなので、傾向は同様である。
- 資料2−2表4において、100μTを超える測定結果があるのはなぜか。
→国際的な測定方法の基準が定まっていない中で、機器の表面という最も厳しい条件で測定したため、このような値となっている。
- 法的拘束力のないガイドラインと規制は全く異なる。規制には明確な判断基準、科学的合理性が必要。磁界はその測定位置によって大きく測定結果が変わるので、測定方法は最も重要。規制当局は明確な判断基準をなるべく早く示すべきである。
- 電気はなくてはならないものであるが、設備の新設の際、自分のそばにこれら設備が来ることを喜ばない方々もいる。電力供給を行う者として、リスクコミュニケーションをきちんと理解し、難しい取組であるがしっかり行っていく。
3.電気主任技術者資格要件の検討について(WGの設置)
- 良い検討である。主任技術者の資格要件を考える上で、所定の教育や実務経験等は、保安の水準に大きく影響する。学歴や実務経験を補完するような研修の活用も検討してほしい。
- 資格取得後の研修も重要。実技を重視し、実際の課題に対応できる人材を育てていく必要がある。技術者としての倫理についても検討してほしい。
以上
最終更新日:2008年1月29日