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p.15の図において、「(a)製造事業者よる高度な資源循環ネットワーク」を差別化するのは意味があると思う。しかし、「(b)国際資源循環取引における汚染性の管理」においても、資源循環を向上させることが考えられるのではないか。「(b)国際資源循環取引における汚染性の管理」でも資源有効利用の観点を加えて頂きたい。
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「処理」と「処分」の言葉の使い分け、「選別」と「分別」の使い分けがあいまいである。「処理」は大きな言葉であり、「処分」は有効利用でない、自然に任せた埋め立てについて使う言葉であると考えている。また、「選別」は企業活動として、「分別」は市民レベルでの取組みであるという意味合いが強いのではないか。
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汚染性の問題が気になる。廃棄物のリサイクルは垂直にならざるを得ない部分も存在し、途上国に廃棄物が流れるのを管理しようとしても、管理できない部分が出てくると思われる。
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日本から再生資源が輸出されることにより、相手国のマーケットをゆがめることにならないか、日本の政策が影響を与えることを念頭に置く必要がある。
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現地のリサイクル産業は依然としてインフォーマルセクターが中心である。ウェイストピッカーの存在が、アジアにおけるリサイクルの特徴であり、こうした問題は政府間で議論しても解決することは困難である。社会システム改革につなげることが重要である。現地で処理に困っている資源の適正処理につながるような政策につなげる必要がある。
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JICAやJBIC,環境省など、様々な機関が類似のレポートを書いている。情報共有がなされていないのではないか。既に色々なプロジェクトが動いているので、リサイクル産業の支援に向けて、情報を整理する必要がある。
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日本において、リサイクル制度が構築される中で、自治体の負担も増加している。そうした中、収集した循環資源に対して入札を行うことにより、自治体の負担を減らす動きも出てきている。報告書では制度的リサイクルの対象となってきた物品は国内処理・リサイクルを原則とすることを主張しているが、自治体の負担軽減という意味で入札によって輸出するという動きに対してはどのように考えるのか。
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インフォーマルセクターがフォーマルセクターになるという意味では、日本の1970年代の経験が参考になると思われる。汚染を引き起こしていた日本のリサイクル産業が汚染に対応してきた経験が参考になるのではないか。