経済産業省
文字サイズ変更

日本のレザー産業研究会(第3回)‐議事要旨

日時:平成17年4月13日(水)17:00~20:30
場所:経済産業省第2特別会議室

出席者

(委員)
  • 上野 はるみ 株式会社卑弥呼取締役
  • 岡本 義行  法政大学社会学部教授(座長)
  • 戸矢 理衣奈 イリス経済研究所代表取締役
  • 春田 勲    ハルタ製靴株式会社取締役
  • 藤澤 久美  シンクタンク・ソフィアバンク副代表
  • 藤本 周平  株式会社フィスコ代表取締役
  • 増田 岳彦  繊研新聞社記者
  • 山浦 真一  山浦染革株式会社代表取締役社長
  • 吉田 晃務  株式会社吉田企画部マネージャー
(敬称略)
(経済産業省)
新原紙業生活文化用品課長 他

意見の概要

  • ヨーロッパのタンナーは「革らしさ」の表現において優位性があるが、日本のタンナーは「機能性」や「実用性」という部分においては、優位性があるのではないか。
  • マーケットの動向だけを追いかけた商品開発を行うと、結果的に同質化しがちであることから、市場の動向を見つつ、新たな発想に基づく製品を開発することが重要ではないか。
  • 近年は、大きなトレンドというものは生まれにくく、トレンドは細分化する傾向にある。突き詰めて考えると、個人志向になるのでないか。
  • 自社製品のターゲットとなる客層に絞った広告宣伝や販売活動を行うことで、ブランドイメージが明確になるのではないか。
  • ただ販売を行うだけではなく、靴べらの使い方や靴の磨き方の講習などを行い、顧客とコミュニケーションを取ることで、販売の促進を図っている例もある。
  • 近年は、特に、アパレルの業界において、SPA形態をとるブランドに代表されるように、バリューチェーン全体として、スピードが求められるようになってきている。靴・鞄などの業界についても例外ではない。
  • 皮革製品業界には流通過程で材料卸が間に入る場合と、入らない場合がある。タンナーとメーカーが直接コミュニケーションをとるモデルを実践し、素材からこだわった物作りをしているメーカーもある。
  • 縫い目の微妙な強弱など、細かな技術が重要な要素となる皮革製品については、高級品は国内の縫製職人が製造し、廉価品は海外の工場に委託するというケースもある。
  • ファッション性より機能性が重視される製品分野においては、ブランドを持つ企画会社などに対して、機能性を追求した製品を製造できるメーカーが強い場合もある。ただし、それでもメーカーが自社ブランドを出して、認知されるのは難しいことが多い。
  • バリューチェーンの中で、川上・川中・川下のどこに位置する企業であっても、どこかが責任を持って製品の企画から製造までを行うモデルが有効なのではないか。
  • 近年のメーカーにおいては、職人・従業員が、高齢化してきていることもあり、デザイン性などを理解できなくなっているのではないか。
  • 皮革関連雑貨等製造に係る学校は、近年、非常に人気があると聞いているが、そうした若い力を生かすことが重要なのではないか。
  • 消費者の嗜好が多様化していることから、消費者個人のストーリーに合う商品が受け入れられるのではないか。オーダーメイドが究極のマイブランド。
  • 高価格帯の商品をブランド化するというイメージは理解し易いが、中価格帯の商品をどのようにブランド化するかを考える必要がある。
  • 品質の良さは非常に重要なことだが、ブランドを構築するためには、それにプラス・アルファのイメージであったり、物語のようなものが必要なのではないか。

関連リンク

 
 
最終更新日:2005年5月9日
経済産業省 〒100-8901 東京都千代田区霞が関1-3-1 代表電話 03-3501-1511
Copyright Ministry of Economy, Trade and Industry. All Rights Reserved.