経済産業省
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審議会・研究会

産業構造審議会環境部会廃棄物・リサイクル小委員会電気・電子機器リサイクルワーキンググループ自動車用バッテリーリサイクル検討会
中央環境審議会廃棄物・リサイクル部会自動車用鉛蓄電池リサイクル専門委員会
(第1回合同会合) 議事要旨

日時:平成17年5月11日(水) 10:00~12:15

場所:経済産業省本館17階第一特別会議室

議題:
(1) 自動車用バッテリーリサイクルシステム再構築の検討について
(2) その他


議事内容:

(事務局からの報告(資料3、資料4) に対する委員からの主な質問、意見)

  • 日本のバッテリーリサイクルについては海外からの関心が高く。国際的な納得が得られるような法的枠組みと運用スキームが求められる。その構築のためには十分な検討が必要であると考える。

  • 「持続可能な社会の構築」が重要な目的であり、資料にその旨を明記して欲しい。また、環境保全の面からリサイクルシステムが必要であるということを位置づけてほしい。

  • 本委員会の目的は自動車用バッテリーのリサイクルシステムの再構築ではあるが、鉛のリサイクルに置き換えても良いと思われる。鉛という物質に着目してフローを追跡することが重要。

  • (バッテリー回収時における)逆有償の実態についても教えてほしい。資料中のデータを見ると、逆有償の割合が2~3年前とここ1年とでそれほど変化していない。国際的な鉛相場でバッテリーの引渡しの状況が変化するとの話だが、再生鉛の相場が実際どうなっているのか教えてほしい。

  • 再生鉛の輸出実態についても教えて欲しい。中古車の輸出に伴ってバッテリーが海外にかなり輸出されていると思われるが、そこは検討の範囲外なのか。輸入品だけ検討するのはバランスが悪くないか。

  • 使用済バッテリーの不法投棄について、消費者が個人的に不法投棄しているのか、事業者が不法投棄しているのか等も含め、実態についての情報が欲しい。

  • システムの対象となる事業者の数や規模などの情報を押さえた上で、適切な政策を立案することが重要である。把握している範囲で情報を教えてほしい。


(事務局からの報告(資料5)、電池工業会 杉野氏からの報告(資料6)に対する委員からの主な質問、意見)

  • 既存の電池工業会のシステムを効率的に活用することが重要である。

  • ユーザー負担であることを考えると、回収・リサイクルにかかる費用は最小であるべき。

  • 使用機器の定義(対象となる自動車の定義)を明確にすべき。

  • 自動車用バッテリーという説明では、狭義の意味で公道を走る自動車だけを連想する。固定式のものもあるが、それらを含めてリサイクルが進む方法を考えてほしい。

  • 自動車は国際商品であり、自由経済の観点から輸入部品に対しても公正な仕組みとするべき。

  • 輸入バッテリーに対してイコールフッティングとすることが重要。資源有効利用促進法で指定再資源化製品に指定し、輸入事業者を含めた全てのプレイヤーで網羅的に取り組むことが必要である。

  • 鉛は国際商品であり、価格が大きく変動するため、資源になったり廃棄物になったりする。バッテリーの回収・電池解体処理費用の設定が重要である。

  • 資料6では、鉛精錬業者がリサイクルシステム(費用支払の対象)に含まれていない。巣鉛は非常に特殊な商品であり、鉛の精製までも含めて考えるべきである。(費用的な)負担が大きくなることは事実だが、検討は必要。一番費用がかかるのは精錬工程であるという認識を持って頂きたい。

  • 不法投棄されたバッテリーの回収までリサイクルシステムに含めると、コストが高くなりすぎてシステムが回らなくなるおそれがある。不法投棄されたバッテリーの取り扱いについて、適切な切り分けをお願いしたい。

  • 小規模の販売店などでもバッテリーを扱っている場合が多く、小規模事業者に新たな負担を避けるための配慮が必要であるという観点から、詳細な設計を進める上では可能な限り簡便な仕組みとなるようお願いしたい。

  • 鉛の中長期的な需給見通しがあれば教えて頂きたい。また、鉛の価格変動が大きいということだが、変動要因としては何が考えられるのか。

  • 現状はLME(ロンドン金属取引所)に従って国内の鉛価格が決まっており、価格が高いと海外へ輸出される。国内できちんとリサイクルできることを示すことで消費者に納得していただけるのではないか。

  • 新しいスキームの中では無償回収が前提になっているが、無償回収だけで十分なのか検討が必要である。例えばデポジット制度を導入する必要はないのか。

  • リサイクル費用を小売価格に転嫁することになるが、リサイクル費用がどの程度なのか示してほしい。そうすることで消費者に対して(協力を)依頼しやすくなる。

  • リサイクル費用の徴収時と支払時のタイムラグについても検討することが必要。

  • それぞれの業界の利害が対立するが、その問題が解決しない限りシステムは上手く回らない。透明性のある形で設定することが重要。審議会でもそこまで視野に入れるべきである。

  • 消費者まで含めた各プレイヤーがどのような役割を担うのか明らかにすることが重要。

  • 費用は会費として製造業者等から協会に支払われるが、原資は消費者に負担いただくことになるので、図に(消費者を)明確に示してほしい。

  • 実効性のあるシステムとするためには、協会の公平性と透明性が重要であるが、その部分をどのように定め、運用するのか。

  • 国際的な理解を得るためには透明かつ恣意的でない、説明がつくシステムであることが重要。

  • 協会が鉛の相場変動によるバッファー機能の役割を果たすと思われるが、その内容を明確にしてほしい。

  • 今現在の自主的取組におけるお金の流れがどのようになっているのかをまず示してほしい。リサイクル費用として価格に上乗せしている額はどれくらいか。

  • 新たなリサイクルシステムではリサイクル費用を消費者から徴収するが、費用を支払ったバッテリーと支払わないものを(マークをつけるなどして)区別するのか。

  • リサイクル費用をどの程度の期間、固定するのか。統一価格を設定するのは独占禁止法上問題ないのか。

  • 新たなスキーム及び法規制は国際的な理解を得るために一体で考えて頂きたい。

  • 新たなリサイクルシステムはいつ頃から稼働するのか。リードタイムは十分に設けて頂きたい。

  • メーカーの販社やメンテナンス業者が多数存在するが、これらの事業者への周知を徹底し、回収業者に必ず引き取ってもらえるシステムにすることが重要。

  • 自動車整備工場は自動車用バッテリーの販売店に下取り方式で使用済バッテリーを引き取ってもらっている。(新しいシステムでは)下取り方式の維持が前提になっていると思うが、下取り時は廃棄物扱いとしないことが必要である。

  • バッテリー中の鉛だけでなくプラスチックのリサイクルも視野に入れて頂きたい。

  • 自動車リサイクル法が施行されたが、これから顕在化してくる問題は同法では対象外となっている廃部品の環境汚染問題になると思われる。資源化されるものについては軌道に乗るが、それ以外のものの処理については、整備業者も費用を負担することになる。そこが検討対象になるものと思われる。

  • バッテリーのリサイクルについて購入店に相談する、という周知がなかなか徹底しない。新たなシステムが構築されればその周知を図ることになるが、販売店には無償引き取りのPRをお願いしたい。

  • ユーザー等に対する周知活動を国や自治体もしっかり行ってほしい。


○ 配布資料の扱いについて説明
○ 次回以降の日程について説明

 

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最終更新日:2005.05.24
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