経済産業省
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審議会・研究会

独立行政法人評価委員会通商・貿易分科会日本貿易保険部会(第8回) 議事録

1.日時 平成17年4月26日(火) 14:00~16:00

2.場所 独立行政法人日本貿易保険  2F会議室 A

3.出席者
委員:岩村部会長、岡本委員、木村委員、佐野委員、辻山委員、伴委員
独立行政法人日本貿易保険:今野理事長、大林理事、大木監事、板東総務部長、大野債権業務部長、近藤営業第1部長、船矢営業第2部長、南雲審査部長
事務局:富吉貿易保険課長他

4.議題
(1) 新中期目標と新中期計画について
(2) 平成17年度の年度計画について
(3) 平成16年度の業務実績及びマネジメントについて
(4) 第1期中期目標期間(平成13年度~平成16年度)の業務実績について
(5) 経済省独立行政法人運営規定の改正等について


○富吉貿易保険課長  それでは辻山委員がまだいらっしゃっておりませんけれども、定刻になりましたので、これより独立行政法人評価委員会日本貿易保険部会を開催させていただきます。
 本日は、委員の皆様方におかれましては、お忙しいところご参集いただきまして誠にありがとうございます。
 本日は第1期中期目標期間が終了いたしまして、第2期目に入って最初の部会ということもありまして、きょうは部会の終了後に独立行政法人日本貿易保険の現場をご視察いただくこととしておりますので、会議の場をここNEXIにさせていただいております。
 それでは議題に入ります前に、貿易保険課と日本貿易保険におきまして、この4月1日に人事異動がございましたので、簡単にご紹介させていただきたいと思います。
 まず、私ですが、市川の後任といたしまして貿易保険課長に就任いたしました富吉と申します。前任の市川同様、ご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
 それから既に先ほどもお名刺交換などされておりましたが、NEXIの方では、今野理事長と本日は欠席をさせていただいております北爪理事が再任でございます。それから、波多野理事及び三宅監事がご退任されまして、後任にそれぞれ大林理事、大木監事が就任されておりますので、ご紹介申し上げます。
○大林理事  よろしくお願い申し上げます。
○大木監事  よろしくお願い申し上げます。
○富吉貿易保険課長  続きまして配付資料の確認でございますが、お手元に配付資料一覧がございます。まず本題の議題1~5までの資料として1~5―2までの9種類の資料がお手元にあるかと存じますので、ご確認をいただきたいと思います。
 それ以外に「参考資料」といたしまして、①のNEXIの組織図から⑦の「現行の独法評価の在り方についての見直し(全体イメージ)」という7種類の資料があるかと思いますので、ご確認いただきたいと存じます。もし不足がございましたら、お知らせいただきたいと思います。よろしいでしょうか。
 それでは議事に入りたいと存じますが、ここからの議事進行につきましては、岩村部会長にお願いいたしたいと思います。よろしくお願いいたします。
○岩村部会長  貿易保険課、NEXIには異動がありましたが、私は居りますので、皆様、引き続きよろしくお願いいたします。
 それでは議事を進めたいと思います。本日の部会ではまず議題1と2、前回の部会で議論した新中期目標及び新中期計画でございますが、これをまとめてお話いただき、同時に平成17年度の年度計画についてもお話いただいたうえで、ご議論いただきたいと思います。
 次に平成16年度及び第1期中期目標期間のNEXIの評価に向けての議題3と議題4。議題3は前向きな話と16年度を振り返っての話とが交錯しておりますが、「平成16年度の業務実績及びマネジメントについて」。それからその議題3とあわせまして議題4、これは平成16年度が最終年度でしたからこうなるわけですが、「第1期中期目標期間(平成13年度~平成16年度)の業務実績について」をまとめてご議論いただくということにしたいと思います。
 今回の部会は、大きく2つに分けまして議題1と議題2、それからその後で議題3と議題4と進めていくつもりでございますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 それではまず議題1の「新中期目標と新中期計画について」及び議題2「平成17年度の年度計画について」でございます。新中期目標については貿易保険課から、新中期計画及び平成17年度年度計画についてはNEXIさんからご説明をお願いいたします。なお、中期目標と中期計画については2月の部会で議論しておりますので、それを踏まえまして2月のときにつけ足されたもの、指摘いただきました問題についてその修正点を中心にご説明いただきたいと考えております。
 それではまず富吉課長、よろしくお願いいたします。
○富吉貿易保険課長  それでは私の方から第2期の中期目標について変更点だけを簡単にご説明を申し上げたいと思います。
 そんなに大きな問題ではないのですが、変更点が2点ほどございます。まずお手元の資料1―1の「独立行政法人日本貿易保険中期目標」の2ページ目をごらんいただきたいと存じます。
 この2.の(1)の「②海外投資保険その他現行保険商品の見直し」のところでございます。
 前回お諮りした中期目標の案では、日本貿易保険において「貿易保険サービスの商品性の改善に不断に取り組む」ということを求めておりまして、その中でこの第2段落にあります「中堅・中小企業の輸出促進に資するため」の利便性の高い商品ということ、これを17年度中に提供するということだけが書いてあったわけでございますが、これ以外の新商品の開発・提供といった商品の見直しについてははっきり書いてなかったものですから、これは各年度計画において具体的な内容や時期について定めます。そういうことを具体的に書いたということが第1点目でございます。
 第2点目ですが、今度は6ページ目まで飛んでいただきまして、「3.業務運営の効率化に関する事項」の「(1)業務運営の効率化」の最初の①のところでございますが、これは前回の部会でもご議論いただいたところでございまして、業務の運営の効率化のところで、いわゆる第1期中期目標期間の最終年度の実績と比較して業務費を、そのときは○%を上回る削減を達成するということで数字が空欄になっておりましたが、これも本委員会の議論等とも踏まえまして、基本的にまず「10%」という数字を入れさせていただきました。
 これは他の独立行政法人も基本的に同じように10%カットするということとしております。ただし、これは単純に10%カットするというのは非常に厳しい条件でございまして、 特に、この第2期中期目標期間ではシステム開発などに多額の資金を要することは既にわかっておりますので、そこの「(註)」の1)にございますように、次期システム開発関連経費、あるいは中期目標の実現のために新規に追加・拡充される経費は、この10%の削減から除いて整理をしようということで、既存の経費は切り詰め、新しいところにちょっと重点的に投入をしていく。こういう形で中期目標のところをセットさせていただいたということでございます。
 以上、2点でございます。
○岩村部会長  ありがとうございました。それでは引き続きまして、新中期計画及び17年度計画について、NEXIさんからお願いいたします。
○板東総務部長  それでは中期計画でございます。当たり前ですが、中期目標と基本的に中身はほとんど変わっておりませんので、個別に同じところをご説明することは省略させていただきまして、違っているところがございますので、そこだけご説明申し上げます。
 この資料1―2の7ページをごらんください。7ページの一番下に「4.高い専門性を持った人材の育成(人事に関する計画)」とございます。これまでも慣例・慣行、あるいは立て方の問題でございますが、第1期の場合、中期目標には記載されておりませんで、中期計画の中に記載されてございます。
 「(人事に関する計画)」と書いてございまして、「(1)方針」と書いてございます。1つは採用の問題、専門性の追求という観点から人材の確保ということ。そして8ページの1行目にありますように、その育成。それから後でご説明いたしますが、5行目にありますように、「目標管理制度に基づく業績評価や業務実態に即した人事考課制度の整備」といったものが今回の中期計画の大きな方針でございます。
 具体的には(2)にありますように、「人員に係る指標」として、期末の管理部門の人員を期初の 100%以内とする。増員しないということでございます。「参考1」にございますが、具体的には34人ということを想定しております。
 そして「参考2」で中期目標の期間中の人件費総額見込みが4年間で57億と見込んでおります。ちなみに後ほどご説明いたしますが、2004年度が14億 1,400万でございましたので、これもおおむね横ばいとした数字でございます。
 それから「(3)人材の確保及び養成に関する計画」でありますが、人材の確保につきましては、基本的に引き続きプロパー職員の採用を継続したいと考えてございます。これも後ほど数字でご説明いたしますが、おおむね約40人のプロパーの職員がいるわけでございますが、この採用を引き続き拡大していくということでございます。
 それから人事考課制度、プロパー職員の増大に伴いまして、今もあるわけでございますが、さらにきちんとした人事考課制度の整備を図ることを計画しております。
 それから「人材の養成」でございますが、これも同様に研修、その他にさらに充実・強化するという考え方でございます。
 それから「5.短期借入金の限度額」といたしまして、数字が書いてございますが、各年度 500億円を上限とするということでございます。NEXIはご案内のとおり、90%は国に再保険いたしますが、保険金支払いに当たりまして一時的に全額をお客様にお支払いいたしますので、その観点から短期の借入が必要だということで 500億円を限度とさせていただいております。
 以上が簡単でございますが、中期目標ごとに沿ってつくりました計画の中で目標に書いてない部分でございます。
 引き続きまして、資料2によりまして17年度の年度計画をご説明いたします。当然でございますが、年度計画も中期計画に基づいて書いてございますのでダブっているところがございますけれども、少しご説明申し上げます。
 まず年度計画の1ページ目でありますが、「商品性の改善」といたしまして、組合包括保険制度の見直し。これは計画どおり17年度中に見直しを策定したいと考えております。
 ①にあります「現行保険商品の見直し」といたしましては、2行目あたりから具体例を書いてございますが、海外現地法人への信用付保の可能性でありますとか、あるいは中小企業の海外市場へのチャレンジを支援するための保険を乗せると。これは実は17年度中に販売開始とございますが、既に開始しております。
 それから「サービスの向上」といたしまして、①に「お客様の負担軽減」でございますが、約款、手続の簡素化、書類の簡素化でありますとか、ルールの運用の明確化ということで約款の見直し、あるいは17年度にも欧州を初めとする海外機関とのワンストップ化といったものを引き続き進めていきたいと考えております。
 2ページ目にまいりますが、②として「意思決定・業務処理の迅速化」ということで、中期目標として打ち立てた目標がここに記載されてございますが、これとあわせて引き続きお客様憲章の履行状況と見直しについてフォローアップを続けていきたいと考えております。
 ③の「業務運営の透明化とコンプライアンスの徹底」でございますけれども、2行目に書いてございますように、17年度には統計の公開方法について、よりわかりやすいものにするような努力でありますとか、数行先に書いてございますが、個人情報や営業情報の保護・管理、さらに今回個人情報保護法も制定されましたので、そういったことも踏まえながら、内部規定の整備あるいはシステム対応を行っていきたいと考えております。
 (3)の広報の話につきましては、ホームページは一新したわけでありますが、①の3行目にありますように、今年度ホームページのコンテンツをさらに充実させていきたいと考えております。
 3ページ目にまいりまして、②に「リスク分析・評価の高度化のための体制整備」と書いてございます。ここに記載されてありますように、既に制度的にはある程度整備されているのでありますけれども、いろいろなバイヤー与信あるいは国別与信枠といったものにつきましても、さらに細かい研究を加えてより使い勝手のいい制度に直していきたいと考えております。
 それから(4)の「重点的政策分野への戦略化・重点化」ということで、これは今回の中期目標の1つの新しい点でございますが、具体的には4ページ以降に少し記載してございます。17年度は環境リスクの高い国といたしまして、特にイラクその他の中東地域、あるいはアフリカを初めまして経済産業省とも協議いたしまして、重点的な地域としてこのような国々について対外取引、保険の引受が可能な分野は何かということで、少し研究を深めて対応していきたいと考えております。
 そのほかイ)にありますような経済連携強化に向けての地域でありますとか、そういったところについても同じような考え方で対応していきたいと思っております。また17年度は各項目について力を入れていきたいと考えております。
 それからカ)でございますが、「サービス分野その他の分野」ということで、知的財産権その他についての支援をやっていきたいと考えてございます。実は2003年度にライセンス保険を導入いたしまして、2003年度には8件の引受をいたしましたが、2004年度には28件にまで増えてございます。決して大規模な引受というわけではございませんが、例えばアニメの著作権などについては引き続きニーズがあるということで、今後とも販売に努力していきたいと考えております。
 続きまして5ページでございます。(5)の「民間保険会社による参入の円滑化」ということでございますが、②の最後から2行にございますように、損保会社の委託先、委託範囲の拡大を含めまして、17年度より業務委託内容を拡大していきたいと考えております。
 それから「2.業務運営の効率化に関する事項」につきましては、基本的には中期計画でご説明したものを17年度についても引き続きやっていくということでございます。
 6ページに移ります。「3.財務内容の改善に関する事項」でございますが、「(2)債権管理・回収の強化」ところについて申し上げますと、①、③それぞれ17年度について記述がございますが、①の最後の方に書いてございます「回収実績率等の把握に向けたシステム対応」でありますとか、③は信用事故債権に係る決算処理での個別引当ということで、信用事故が起こった際の管理体制をさらに強化していきたいと考えてございます。
 以上、大変簡単でございますが、17年度の私どもの計画をご紹介させていただきました。
○岩村部会長  ありがとうございました。それではただいまの説明につきまして、ご質問とか特に話されたいことがございましたら、お願いいたします。
 基本的には2月の部会で出てきた点を最終化いたしましたということでございますが、よろしいでしょうか。
○佐野委員  この貿易保険の環境報告書等の作成は義務づけたと書いたのですね。
○今野理事長  はい、OECDのルールでそうなりました。
○佐野委員  そうですね。それは当然やっているんですよね。
○今野理事長  やっております。これは被保険者、対象は中長期ですけれども、中長期案件については、まず付保の相談があったときに案件によってA、B、Cとランクづけしまして、大きな案件については「A案件」と称しますけれども、そういうものについては「環境影響評価書」というものをつくっていただいて、そして現地できちんとさらしていただいて、集約していただいて、そしてそういうのがきちんとしているかどうかをNEXIの側ではずっとチェックするという仕組みになっております。
○佐野委員  あと京都メカニズムに関連したことですけれども、具体的にはどんな準備をされるのですか。
○今野理事長  これは排出権取引ができますれば、これも保険の対象になり得るわけです。各国とも、実は先週チューリッヒで会議があったのですけれども、各国とも研究を始めております。私どももぼちぼち研究を始めているんですが、実はこの「排出権取引マーケット」というものがどういうものになるか、特に我々の世界ですと、代金回収保険ですから、幾らの値段がつくものやらというのが今のところ全く見えませんので、各国とも勉強の段階でございます。
○岩村部会長  ほかにございますか。
○岡本委員  済みません、1つ確認ですけれども、年度計画の一番最後のところで、今、板東さんから回収のところも管理体制を強化するというお話がありました。年度計画ではなくて、その中期計画、中期目標でその回収率の定義を変えましたね。今まで時間的なずれがある、今までの指標がよくないということで変えた。しかし、変えてもまだ少し問題があるような気がするというのは前回申し上げたとおりなんですけれども、今回変えたものだと、具体的にいうと中期目標の一番最後の8ページに書いてある式になるわけですね。
 分母のところが今回期間平均値ですけれども、回収金を得た案件と回収不能が確定した案件の保険金支払額分の回収額となるわけです。そうすると、「回収の強化」といったときにたくさん回収するということと早く回収するということの2つがあると思うんですが、この式だとたくさん回収できたかどうかはよくわかるんですけれども、早く回収できたかどうかは全くわからない。
 いわばあきらめてしまった分が分母に入ってくるわけで、回収中のものは入ってこないですよね。そうすると、その辺をどのように強化するのか、どう考えていくのかということを、中期的にはもうこれでいいと思うんですけれども、やはり少しお考えいただけたらと思います。
○大野債権業務部長  債権業務部長の大野でございます。確かにおっしゃるとおりで、ある種、二律背反といいますか、早く回収することと多く回収すること、両方とも大事でありまして、ここには出ておりませんが、実際上NEXI内部で債権業務部に課されているもう少しブレークダウンした目標としては、両方を掲げております。
 例えば過去10年ないし、古いのになりますともう80年代に払った信用事故案件も実際はあったのですけれども、そういう過去の累積した事故でして、保険金は支払ったけれども最終的に回収したとか、破産して債務者がいなくなったとか、終了認定に至っていないのが1年前の3月末に約 200件ございました。それの回収、もちろん古いものが多いので回収率は低いわけでございますけれども、ないしエージェントなりサービサーを雇って中南米に派遣させて債務者の事情を調査させたりして、実際は数年前に破産してもう会社がなくなっているから、これはもう取れないので終了を認定するとか、そういうことで約4分の1の50件がこの1年間に終了認定いたしました。
 今年度も残りの 150をさらにまた50件ほど落としたいということで、内部的には、これは理事長と私の間のコミットないし債権業務部としてのNEXIに対するコミットメントですけれども、そういうことを年度計画の中で、それはNEXI内部の枠組みではありますけれども、コミットしております。
 それから一方での回収比率は、それはそれで早く回収しなければいけない、急げば回収比率を下振れさせる要因にはなるものの、中期計画で回収率、とにかくどんな案件でも1件当たりの回収率はもとの額の20%以上にしましょうということがあるので、それはそれで目標として走るということであります。
 これは民間の銀行の不良債権でも同じことだと思いますけれども、一方で早く処理しなさい。他方1円でも多く回収しなさいという二律背反するようではありますが、いずれの企業なり同種の業態でも課されているリクワイアメントなので、二兎を追っていきたいと考えております。
○岡本委員  わかりました。実際に努力されているというのはわかるんですけれども、外部にどのように公表するかというときに、この中期の形だけだと何か半分しかやっていないように、やってないはずはないんですけれども、その報告の仕方をやはりもう少し考えた方がいいかという気がします。
○板東総務部長  今年度(17年度)の報告のときに、多分、来年の今頃だと思いますがきちんと報告させていただきます。    
○岡本委員  わかりました。結構です。
○板東総務部長  一般的に申し上げますと、二律背反とは申しましたけれども、やはり早くやらないと回収率は下がりますので、必ずしも完全に矛盾してないですが、彼がいいましたのは、通産省時代からの滞貨がたくさんございまして(笑声)、こちらの方は必ずしもそうではないんですね。
 そちらの方はもうここで中期目標と掲げていただかなくても、我々としては当然にやると。ある意味で当然のことだという前提であえて本来のものしか載せなかったという経緯がございまして、そういう意味ではおっしゃるとおりだと思いますので、来年の今ごろ、今年度(17年度)の報告の際にはそれもあわせて、今50件と部長が申しましたけれども、本当にそれだけだったのかも含めてご報告させていただきます。
○岡本委員  それはわかりました。私がいいたいのはむしろ逆の話で、この前事前にご説明もいただいたんですが、今までどおりの指標をそのまま使えば、実は分母が小さくなってNEXI側にとっては有利な発表ができるという事実があったにもかかわらず、ちゃんと報告しようということで、実態に合わせるような指標にせっかく直したにもかかわらず、公表の仕方が半分になってしまうと逆効果になってしまうんじゃないかということなんです。
 実際にはもちろんやられていると思うんですけれども、どのように外に出すか。やはり独立行政法人というのは非常に注目されているところですので、どう考えるかという話です。
○岩村部会長  それでは特にこの件については、中期目標というレベルでの議論には一応差し当たっては棚上げしまして、今年度(17年度)の実績を評価するときにご意見を踏まえてよりわかりやすく、それからより業務にインセンティブが出るようなことを貿易保険課とNEXIさんとで調整していただきたいと思います。よろしいですか。
○岡本委員  はい、結構です。
○岩村部会長  それではよろしいでしょうか。そうしましたら、実は次の話題がきょうの本当のテーマでありまして、では今までは何だったのかということですが(笑声)、次の議題3と4に移らせていただきます。
 議題3は「平成16年度の業務実績及びマネジメントについて」でございまして、議題4は第1期ということで、要するに終わった期間ですが、「第1期中期目標期間(平成13年度~平成16年度)の業務実績について」でございます。
 ご議論いただいてから最後に評価くださいといおうかと思っていたんですが、やはりフェアではないような気がしますので先に申し上げますと、この議題3と4については毎年の作業になりますが、仮評価をいただいて、それからすり合わせという手順にしたいと思いますので、先ほどのスケジュールをこのようなことでいかがでしょうかということで申し上げたいと思います。
 議題3と4に関しましては、本日の説明と本日の議論、これからの議論を踏まえまして、平成16年度の年度評価、それから13年~16年度の中期目標期間の評価、その両方についてです。5月27日頃まで、要するに5月末ごろまでに仮評価をいただきたいと考えております。次回の部会は6月28日ということでお取りいただいておりますので、次回は各委員の仮評価を踏まえて部会案を作成する場ということにしたいと思います。できるだけ効率的にやりたいということでありますが、事前に委員の皆様に仮評価案をお配りした上で議論していただくということをシナリオとしては考えております。
 したがって、約1ヵ月前に仮評価案を出せるところでいただいておきたいというのがお願いでございますので、それを念頭に置いて議題3と4の説明をご聴取いただきたいと思います。もちろん仮評価案をお願いするに当たりましては、さらに確認したい点や追加で
必要な資料等がございましたら、私に言っていただいてもいいんですが、これも前にお願いしてございますように、私のところにいただくと私は結構ずぼらなものですから失敗するといけませんので、事務局であります貿易保険課までご連絡ください。一応5月10日ぐらいまでにいただければ、どうしても出せないものを除いて大抵のものは出せると思います。
 それからいただきます仮評価につきましては、これも昨年度と同様評価委員の間での意見交換ということで、委員の皆様方と事務局、つまり貿易保険課のみで処理することにいたしまして、申しわけないのでございますけれども、NEXIさんにはお見せいたしません。それから外部にも公表いたしませんと、こういう扱いで仮評価の交換をさせていただきたいと思います。仮評価に当たっては用紙ないしファイル、電子媒体としてのファイルは例年どおり各委員へお送りさせていただきます。手順的にはよろしいでしょうか。
 それではかかります。議題3の「平成16年度の業務実績及びマネジメントについて」と、議題4の「第1期中期目標期間(平成13年度~平成16年度)の業務実績について」をNEXIさんからご説明をお願いいたします。
○板東総務部長  資料がたくさんございまして、例えば平成16年度実績と中期計画・中期目標を対比したもので資料3―1というものがございます。それからさらに第1期中期目標全体についての実績と中期目標・中期計画を対照させたものが資料4―1でございまして、これにコメントという形でなっているわけでございますが、ご説明の都合上、中期目標全体と16年度がダブりますので、まとめて資料4―2というこの色刷りの資料で、その両方をご説明することにさせていただきたいと思います。
 それからその説明が終わりました後に資料3―2を使いまして、マネジメントのモニタリングの状況というものもご説明申し上げたいと思います。
 それでは平成16年度実績を含めまして、その中期目標期間の業務実績という形で資料4―2でご説明申し上げます。
 まず業務運営状況、いつも使っております用紙でございますが、3ページをお開きいただきまして、「保険料収入の状況」が記載されてございます。2004年度はここに書いてありますように、 410億 4,000万ということで昨年度より若干微減ではございますが、ほぼ400億を超えた比較的好調な保険料収入であったと考えてございます。
 それから1つページを飛んでいただきまして5ページ目でありますが、「保険金支払の状況」でございます。これは見ていただいたとおりでございまして、2003年度、それから2004年度と引き続き保険金支払が非常に減っております。これは世界経済の状況を反映している分もあるかと思いますが、大規模な信用事故が発生しなかったということもありまして、このような形で比較的低い水準で推移してございます。
 それから6ページ目でございますが、この保険金回収の方はこの非常事故、いわゆるパリクラブ債権の回収という形でございますが、大変好調でございまして、昨年2004年度も引き続き 943億円という水準でございます。折れ線グラフがございますが、青のグラフが信用事故の回収率、赤の折れ線グラフがそれぞれの信用事故の回収に当たりまして、期末から期首にかけて、通年にかけての上昇率というグラフでございます。
 端的にいいますと2001年から若干この回収実績率は低下し、他方、期末から期首にかけては上昇しております。これは先ほど岡本委員からご指摘がございましたその回収実績率のフォーミュラによるところが大でございまして、例えば5ページ目をみていただきますと、2001年、2002年と信用事故が2000年から拡大してございます。
 フォーミュラ上は過去5年、つまり2000年、2001年、2002年の信用事故が分母になるということもございまして、だんだんこの1年、2年の大きいのが分母に入ってきております関係上、分子が多少増えても全体としては下がってくるという図式にはなるわけでございます。
 そういったことで、このフォーミュラについての見直しという議論があったわけでございます。それはさておきまして、実数としてはこのような推移を示しているわけであります。
 続きまして、7ページ以降はやや定性的な分野でございまして、サービスの向上その他でございます。まず8ページにまいりますが、サービスの向上として、これは何度もご説明しておりましたので繰り返しませんが、新保険料体型の導入でありますとか、手続き面での負担の軽減というものを引き続き進めてまいりました。その結果、8ページの一番下でございますように、手続の改善ということに関しては、去年よりはまだ不満だというご指摘が微減でございますが、少しは減っているわけでございます。3年間通じておおむねそれなりの成果であったのかと考えております。
 9ページ目は同じくサービスの向上でございますが、「迅速の対応体制の整備」ということで、「2004年度の実施例」の一番上に「債権業務部の設置」というのがございます。先ほど債権業務部長からコメントいたしましたが、従来営業第一部と総務部にございましたものを統一しまして、専門知識の高い人間を配置して債権業務の回収査定に当たらせるということで、これは後でご説明いたしますが、一定の成果があったものと考えております。
 そのほか営業各部もお客様のニーズにできるだけ速やかに対応できるようにということで、いろいろなグループの組織再編もやってまいりました。ちなみに「信用リスクに係る保険金査定期間」というのが9ページの一番下にございますが、基本的に 150日と、今の現状からみれば十分にクリアできる水準であったわけでございますが、それでも2004年は72日ということで、比較的水準の高い結果を出すことはできたかと考えてございます。
 10ページにまいりまして、そのほか引受業務の迅速化、支払い、それから回収業務とございます。いずれも2001年からを棒グラフで示しておりますが、2004年度は2003年度と比べて、基本的には「あまり評価できない」というお答えが減ったというのはよかったと思っております。先ほど言いましたが、特に債権業務部関係で支払業務とか保険金の支払い、回収についてのご不満が事実上なくなったというのが1つの成果であったかと考えております。
 11ページでございますが、その他ご相談、接遇、安定管理につきましては、このような評価でございまして、その案件管理というのはそもそもお客様からみてどういうものなのかと考えますと、先ほどおみせしました引受業務の迅速化とかご相談といったものと割合密接な関係があろうかと思っております。そういう意味では私どもの営業の窓口の努力ということではありますが、まだ全体的にはそれなりの成長と考えておりまして、まだ改善すべき点もあるのかと考えているわけでございます。
 次に12ページにまいりますと、「信用リスクの引受拡大」というテーマで、これも毎度ご説明しておりますが、1つの指標として中長期Non-L/G信用案件の引受というところでございますが、2004年は18件と。おおむね2002年以降、大体これぐらいの水準で推移してございます。
 下に書いてありますのは、その中で1つ政策案件として取り上げました例で、「アジアボンド・スキーム」ということで、タイのいすゞの現地法人に対しまして、みずほコーポレート銀行が債務保証した、その例をここに書いてございます。
 それから13ページでございますが、そのほかいろいろな努力をしてまいりまして、この13ページの真ん中に「中小企業向け新商品の開発」とございます。これはこの表題に「第1期」と書いてございますが、実はこれはもう既に第2期に入ってございまして、これは2005年4月から発売を開始してございます。端的な特徴をいえば、ここに書いてございますが、1つは中小企業向けだということ。そのほかてん補率が高いとか、申し込みあるいは支払いのいずれにつきましても、手続が簡素化しているというのが1つの特徴でございます。
 続きまして14ページでありますが、てん補リスクの質的及び量的な拡大ということで、海外輸出信用機関とのネットワークを随時拡充しております。端的にいいますと、お客様が幾つかいろいろな地域から物を調達するときに、代表選手との間で保険契約を結んだときには我々が後ろで再保険を受けるというシステムでございますが、このような協定をごらんのような国々と引き続き締結を進めているわけでございます。
 下の例は「アジア再保険ネットワーク」というちょっと違う例でございますが、例えばシンガポールの日本の海外子会社が第三国に出す場合に、シンガポールの公的なECAでございますECICSが輸出入を受けるわけでありますが、その再保険を私どもがやっている例でございます。これはアジア向けということで、ある意味で政策的な課題として取り組んだ例でございます。
 15ページにまいりますと、いろいろな例をそのほか挙げてございます。2つだけコメントいたしますと、2つ目の「投資保険」でありますが、例えば必要な事業休止期間を6ヵ月から3ヵ月に短縮するなど、幾つかの点で継続的にお客様のニーズを踏まえまして商品性の改善を行ってございます。
 それから4つ目のHIPCs、「重債務貧困国向けのパリクラブ填補割れ債権のNEXIへの譲渡制度導入」と、これは大変ややこしい文章でございますが、端的にいいますと、保険を引き受けても我々が引き受けて事故になった案件の中でも、いわゆる我々の保険の引き受け外の部分、例えば90%が保険の引き受けですと、残り10%分がお客様の負担になるわけであります。こういう貧しい国向けですと、実際上は債権がないわけでありまして、それを帳簿上管理するということはお客さんにとっては大変な負担になる。
 そういうことで、NEXIの方でそれではその分は譲り受けましょうと、備忘価格で譲り受けし、その相互効果として税務上の問題につきましても、国税当局と私どもで協議いたしましてお客様には迷惑をかけないように、むしろお客様にとって、いわゆるオフバランス化と税務処理が同時にできるような環境を整備したというのがこの例でございます。てん補リスクの拡大というところでは、ごらんのとおり、15ページの下のお客様アンケートの結果でもそこそこ満足できる成果があったのかと考えております。
 16ページは先ほどちょっとお話ししましたホームページでございまして、4年間ほぼ変わらず基本的に同じホームページを使っていたわけでございますが、昨年末にホームページを一新いたしました。多分見やすくなったのだろうなとは思ってございますが、その効果がどうかは知りませんけれども、「経営の透明化、広報の普及活動」というところでは、昨年よりはいい評価をいただいてございます。
 それから17ページでございますが、これは回収の強化ということで、先ほどお話ししましたので省略させていただきます。
 18ページ以降は「経営の効率化」ということで、具体的には19ページをごらんください。業務運営の効率化のところで人件費、業務費についての圧縮でございますが、2001年度から2004年度にかけての数値が書いてございます。大体業務比率、保険料収入に対する業務費でありますが、おおむね11%~12%ぐらいで推移してございまして、人件費も割合でいいますと、大体3%~4%、実額でごらんいただくとこんな数字でございます。
 先ほど10%カットというお話がございましたが、この2004年度が基準になってやっていくわけでございます。人件費などをごらんになってもおわかりのとおりでございますが、私どもは非常に抑制的にやっておりまして、引き続き基本的には人件費が大幅な増加をしないように運用していきたいと考えてございます。
 それから20ページでありますが、「次期システムの効率的な開発」というところでございます。次期システムは第1期中期目標の最大のプロジェクトの1つでありますが、2004年3月に政府調達ルールでの競争入札をやりまして、落札価格43億円ということで、非常にコストダウンという面ではうまくいったと考えてございます。
 2004年4月から実質的に開発が本格化いたしまして、この「システム開発の本格開始」という3つ目のコラムの中の一番下にございますが、詳細設計もほぼ終了しつつございまして、2005年9月ごろに運用テスト開始、2006年1月稼働開始と努力目標を設定いたしまして、現在作業を進めてございます。基本的には今年度いっぱいということが目標になってございます。
 その他ハードウェアの一般競争入札を実施いたしまして、落札価格の当初予定価格は15億円でございましたが、結果は10億円ということでコストダウンという意味ではおおむね目的を達したものと考えております。
 最後に21ページでありますが、「人材の確保」のところで、先ほど少し申し上げましたが、プロパー職員の採用を続けておりまして、2004年度末で36名。実は2005年4月1日でさらに入ってまいりまして、現在プロパー職員が40名になってございます。これをこの次の中期目標期間中に60人まで拡大したいと考えております。
 それから「人材の管理・養成」につきましては、ここに書いてあるとおりでありまして、小さい組織にしては割合に研修などには力を入れているわけでございますが、引き続きいろいろな角度から研修制度は実施させていきたいと考えております。
 一応これが資料4―2のこれまでの取り組みの報告でございます。
 次に資料3―2に基づきまして「マネジメントのモニタリングに関する調査」についてご報告させていただきます。これは平成16年度ということでもう既にご説明しておりまして、中身にほとんど新しいところはございませんのでポイントだけご説明いたします。
 まず2ページ目でありますが、(ⅲ)の「戦略を策定するプロセスにおいて、国との役割~」とありますが、先ほどご説明しましたように、今回の中期目標の中で、いわゆる重点的戦略分野というのが経済産業省の意向で追加されたということでございまして、今後ともこの年度計画の策定に当たりまして、日常的にいろいろと連絡をしているわけでございますが、政策当局、特に貿易保険課とはいろいろな意見交換をしながら、具体的な対応策を盛り込んでいきたいと考えております。
 それからもう1つ下がりまして、ではどのような情報を使って戦略課題を導き出すかということでございます。もちろん私どもは基本的にお客様が中心でありまして、お客様から意見を聞く、情報を取るということが重要な仕事なのでありますが、そのほか国際機関でありますとか、下2行に書いてございますように、2004年度から「市場開拓グループ」というグループを設けまして、潜在的なお客様への普及広報活動を、実際に足を使って全国津々浦々というとちょっとオーバーでありますが、全国的な展開をしていろいろお客様を訪問しております。
 こういった過程を通じまして、営業ノウハウの獲得でありますとか、顧客ニーズのくみ取り、情報収集能力を強化するということで、例えば組合包括保険制度の見直しその他、我々が今抱えております問題につきましても、基本的な情報は入手できているということであります。
 3ページ目は真ん中に(ⅴ)とありまして、主な委託の状況、アウトソーシングの話だろうと思いますが、先ほどご紹介いたしましたように、民間損保会社との委託を拡大する予定でございます。
 それからここには書いてございませんが、先ほど中小企業を対象とした保険についてもご紹介いたしました。主としてこの中小企業向けの保険販売の窓口といたしまして、当面都市銀行を想定しておりまして、銀行との業務提携というものを進めていきたいと考えております。
 4ページ目でありますが、「(4)幹部のリーダーシップの機能状況」ということが書いてございます。役員が組織の基本的な理念をどのように示し、理念を共有するためにどんな努力をしているかということでございますが、私どもはここに書いてございますように、管理職全員が参加する職員研修というものを年に1回泊まり込みでやっております。また意思決定会議の議事録を内部で公開するとか、あるいは理事長と職員が、これはいわゆる幹部職員抜きで理事長と職員が直接対話集会を定期的に月1回開催したり、あるいは目標管理制度を運用するに当たりまして、年1回、設定の段階で理事長からその趣旨について直接説明会を行うというようないろいろな形で、小さい組織でございますから、その利点を最大限に利用してこういうコミュニケーションに努めております。
 5ページ目でございますが、この(5)の「施策ターゲットの把握」というところがございます。これはもう何度も申し上げましたし、(2)に書いてございますが、お客様のアンケートというのは有力な手段と考えておりますが、それだけではなくて、(2)の3行目にありますように、主要なお客様とは定期的な意見交換の場を設けております。
 また2004年度から「お客様担当制度」というものをつくりまして、それぞれ担当別に担当者をつくって定期的にお客様の窓口とコンタクトすると。いろいろなニーズでありますとか、お困りになっていることとか、窓口でのトラブルとかいろいろありましたならば、全部お聞きしまして、直ちにこれもトップまで上げまして改善するというような体制と運用を整えてございます。
 「潜在顧客の要求・期待は何か」と、これは今申しましたように、そのような特別なグループをつくって想定される潜在顧客について重点的に昨年1年間顧客訪問を行いまして、いろいろなニーズを把握してまいりました。
 幾つかこのマネジメントの問題についての項目がございますが、これまでご説明したことに付け加えるとすれば、以上のような点であろうかと思います。
 最後にこれはご説明を省略させていただきますが、お手元に参考資料として①からいろいろと並んでございます。その中で③という「2004年度後半の関連トピック等」というものがあろうかと思います。
 その2ページ目に「お客様アンケートの結果とNEXIの対応について」という資料があるかと思います。ここの中身につきましては、概略はもう既にご説明しましたので省略させていただきますが、実はお客様アンケートの中にはこういう、いわゆる棒グラフになるようなものではなくて、例えばこの3ページから4ページにかけていろいろ個別のご要望も承っております。
 具体例はここに書いてあるようなものでございますが、これもすべて直接お尋ねのあったお客様にも確認しながらお答えをしておりまして、この紙自体はこれをホームページにアップするということで対応したいと考えております。また毎年やっていることでございますが、こういう形でいろいろなコミュニティーが可能になりますので、今年もこれをやり、また来年も続けていきたいと考えております。
 以上、大変簡単でございますが、説明を終わらせていただきます。
○岩村部会長  ありがとうございました。それではただいまご説明がありました平成16年度の業務実績、それから第1中期目標の業務実績、それから戻ってという感じになりますが、16年度のマネジメントについてご議論をいただきたいと思います。
 議論というよりは仮評価をしていただくために質問とか確認したい件を何よりもちょうだいしておきたいと思います。
 それから一応お手元資料でございますけれども、参考資料6という形で「中期目標期間評価における評定の考え方について」と、これは去年の今ごろお配りしたので、結局年度が終わる時というのは、各年度の評価と最終年度の評価、それから期間の評価という、どういう具合につなげるのですかということについて、あまりごちゃごちゃするといけないんですけれども、そもそも割とごちゃごちゃした話なのです。整理してみると結構ごちゃごちゃしていたんですが、絶対忘れていますので、思い出してくださいねという意味でお配りしております。
 これは皆様方に仮評価を書いていただくときに、忘れていたらみておいてくださいと。普通の感覚の中で処理できれば、それでよろしいかと思います。
 それではただいまの実績の報告等につきまして、ご質問や確認したい点をちょうだいしたいと思います。よろしくお願いいたします。
○佐野委員  お客様アンケートの件ですが、今の貿易保険のお客様の総合口座といいますか、総件数と実際のアンケートにお答えいただいたお客様の数とはどのような関係になっていますか。
○岩村部会長  これのお答えはどういたしますか。
○板東総務部長  今回のアンケート先は比較的我々の貿易保険をよく使っていただいているヘビーユーザーが 103社、それからかつて使ったことがあるという程度、あるいは数件とか比較的少ないユーザーさんが 140社ということで、そこを対象にアンケートいたしまして、回収数はトータルで80と。全社の割合によくお使いになっている会社が51社、それからライトユーザーが29社でありました。トータル80社になります。
○佐野委員  これは1年前に比べるとふえているんですか。
○板東総務部長  昨年は46社ですから……。
○佐野委員  ふえたわけだ。それからもう一点、これはこの前聞いたかもしれないけれども、その11ページの接遇の改善で「全く評価できない」というのがふえていますね。これは何か集計ミスとか、そんなことの要因があったんですか。それとも……。
○板東総務部長  これは私から答えますので、営業第一部長、もし必要でしたらつけ加えてください。
これはいろいろ考えてみますと、多分お客様との関係で、特に引受段階の話ですので、場合によっては我々との間で、お客様がいろいろこうしてほしいと思われてもなかなかできないこともあるかもしれない。そういうやりとりの中でお客様の方でご不満をもたれた点があるのではないかと。
 これはだから先ほど少しご説明したように、接遇とか案件管理とかご相談という割合同じような動きをしているのはそういうことではないだろうかなとは考えておりますけれども、ちょっと具体的にはそこまでしかわからないので、もし何かありましたらお願いいたします。
○近藤営業第一部長  そういう意味では個別の案件で若干そういうご意見が出てくる部分もあるのかなということで、ちょっと気にはしておりました。ただ中身については全部ただ今、特別に分析させていただいて、お客様にももう一回確認をとらせていただいておりますので、そういう意味では今改善するように個別に当たらせていただいております。
○佐野委員  そうですね。フォローされて解決できるものは速やかにするということでやるべきでしょうね。わかりました。
○今野理事長  11ページのこのグラフですけれども、「あまり評価できない」というのはちょっとふえています。同時にこの左側の「大いに評価できる」というのも増えているのです。お客様が昔は「まあ、大体いいや」と、「大目に評価できる」と大ざっぱにつけていたお客様が、この後きちんとみていただいて、うんと評価できるものは評価できるというようにいっていただいて、またご不満のところはまたきつくいっていただいているという、アンケートの質がよくなってきたのかという気がいたしております。
○岩村部会長  はい、どうぞ。
○木村委員  NEXIの業務内容そのものがすごく変わってきているということは私はすごく重要な点だと思っていまして、これ第2期中期目標の方に入りますけれども、その経済産業政策上の重点分野を特に発掘しようとか、それから民間でできるようなら民間に任せようとか、中小企業ももう少しその辺を拡大しようとか、やはりそういう努力をされているというのはすごく大事な点だと思います。
 もう少しいうと、やはりそれが一般的な国際的ないろいろな政策規律をちゃんと満たすようにチェックしてやっておられるようです。そういうことがもちろん第2期中期目標には出てくるんですけれども、もう第1期の時点からかなりいろいろな検討を始められていて、やり始められているというのがあるし、そういうものも……。少なくともそういう新しい業務のあり方というものの検討をずっとされていたということは、前回の中期目標の部分に入っていてもいいのではないかと私は思います。
 資料4―2ですけれども、そういう意味で目次立てがちょっと禁欲的に書き過ぎているんじゃないかなと(笑声)。要するに、前回の中期目標の目次立てにあっているわけです。業務内容をどのようにしていくということは評価委員会の仕事ではないし、ということだったと思いますけれども、そことは随分やはり変わってきているというのは、私はすごく大事だと思います。
 ですからこの4―2の(2)の「ニーズの変化に対応したてん補リスクの質的及び量的拡大」に入るのかどうかわからないですけれども、やはりそういう努力をされたということもどこかにあってもいいんじゃないかと思います。
○岩村部会長  評価委員会の仕事、役割の切り方なんですけれども、この堂々とした議論がなされているわけではないんですが、ほかの省庁の委員会や経済産業省のほかの委員会の様子、あるいは総務省の独法評価委員会の議論の仕方をみていくと、やはりこの部会をスタートしたときと少しずつ変わってきているなということは感じます。
 やはりこの部会がスタートしたときには、そもそも独法評価委員会というのは、いわば業績を統一的に管理する委員会だと。目標があって、目標は経済産業大臣から飛び出してきて、それを管理されているかどうかをアンパイアとしてみますというだけだったような気がするんですが、どうも最近の動きをみていると、もう少し裁量に係る部分を総務省の委員会ももち始めているし、それに対応して各省の委員会ももう少し持ちつつニュアンスが出てきているなという感じがするんです。
 それをどういうタイミングでどこから入れるかというのはなかなか難しい。ただ例えば今回の次期の中期目標や何か、政策をかなり強く意識した目標が立ってきて、それを評価するということだと、木村委員のおっしゃっているとおり、むしろそのままきれいに入るんですが、括弧の方をどうしようかというのは、ちょっと悩ましい点となります。
 今ご提案いただいたと思いますが、一応事務局とも相談してこんな考え方に整理したらどうでしょうかということを保険課の方から委員の皆様方に、究極的にはもう評価作業に入っておりますので、どの項目でどこにということは委員の皆様方それぞれお決めいただいて、後ですり合わせということではありますけれども、あまりばらばらになってもやりにくいという声が出ると、今の木村委員のご提案が私も一番常識的な提案だなという気がいたしますので、ちょっとほかの目標や取り方とか他の委員会のやり方などをみていきたいと思います。
 よろしいでしょうか。どうもありがとうございました。ほかにございますでしょうか。
○岡本委員  アンケートの話にちょっと戻るのですが、やはり独立行政法人になってお客様がどう考えるかというのはすごく大事なことなので、このアンケートを毎年やられているというのはすごくいいことだと思うのです。
 先程の私の発言と同じで発表の仕方なのですけれども、先ほど佐野委員からご質問があったように、去年も聞いたと思うんですが、やはりサンプル数はちゃんと出さないといけないと思います。
 それだけではなくて、この棒グラフで2001年~2004年まで並べてふえたとか減ったとか、何となくわかるように視覚的にはなっているんですけれども、もう少し工夫できないかなということで。例えば「大いに評価できる」から「全く評価できない」まで4段階なので、それぞれ4、3、2、1と点をつけて、それで何パーセントという加重平均をとればふえたか減ったかが一目瞭然なわけです。
 もっといえば、それが微々たる差なのか、あるいは明らかな差なのかというのはちゃんと比率の検定をすれば簡単にできるので、サンプル数とパーセントだけでも簡単にできると思います。それをやることによって、先ほど佐野委員がおっしゃったように、すごく不満があるというお客様に個別に対応するというのも大事だとは思うんですけれども、全体としてどの辺に不満があるのかというのがもっとはっきりすると思うんです。
 この辺はすごく改善しているからこれはこのままやっていけばいいんだけれども、この辺はあまり改善してないというのがちゃんとはっきりと出てくれば、これ棒グラフで何となくちょっと増えたような気がするとか、ちょっと減ったようなではなくて、もうちょっとはっきりと問題点を明らかにするように使ったら、もっとこのお客様アンケートというのは有効に使えるんじゃないかと思いますので、ご一考いただけれればと思います。
○岩村部会長  そのアンケートの読み方ですけれども、どうしましょうか。というのは、通常の年度評価ですと本年度の評価作業で、いわば議論としてつけ足しをいただいたと、来年度の評価資料をつくるときにはよく検討しますと来るんですけれども、今回は年度の中期目標期間の最終年度ですということが1つございます。
 それからもう1つは、この「お客様満足」というのは、第1期の中期目標期間では非常に重要な項目で、一番上の項目に挙げていて、私はそれは当たり前だなという気がするんです。もともと経済産業省の1つの課で、文字どおり官の仕事だったものを独法に切り出した。民間でできること、民間風にやれること、あるいはそれと同じランゲージでできることはやろうじゃないかということで切り出したわけですから、最初の業務期間というのはそのために走り出すということはとても大事なことだったと思います。ただ、それではいつまでも「早く普通になれよ」といっているだけの話ですから。
 したがって、次の中期目標期間はご説明のとおり、まず何よりも商品性の改善とか日本の戦略という言葉がいいかどうかわかりませんけれども、国益あるいは世界の貿易という利益に沿った活動をする。環境にも配慮する。そういうことの方に大きく重点を移していっておりますので、むしろ顧客満足の話は、これからも気にしなくていいですという趣旨では全然ないのですが、この期では重要な点ではありますので、今その点だけでも……。
○今野理事長  今、岡本先生から大変有益な有り難いヒントをいただきました。サンプル数をきちんと明示して、例えばということで平均点を出してみるとか、もっとわかりやすい分析をしてみたらというお話がありましたけれども、ちょっとやってみて追加資料でお届けいたしましょうか。
○岩村部会長  ええ、そうしていただきたいという気がいたします。NEXIさんに見ていただいて、それで貿易保険課で整理していただいてお送りするなり、説明を聞きたいということであればお伺いするということで。やはりこの中期目標期間としては非常に重要なことですので、むしろ急ぎですけれども、間に合わせる作業として連休明けぐらいにはということでお約束いたします。よろしいですか。それではお約束いたします。
○佐野委員  今のことでいいと思うんですけれども、私どもメーカーの立場からしますと、やはりご不満のある原因が何か、それをきちんと把握して対応しないとトータルでこういうトレンドでよくなったというと自己満足に陥ってしまうんですね。
 お客様の不満というのは毎年厳しくなる一方ですから、その点はぜひ、非常に整理がうまくなって、みやすくなって、トータルでは右上がりでよくなっているという感じが出ましても、不平・不満があるお客さんというのは必ずいるので、そこへは常時配慮した経営をやるというのが私ども会社でも業界でもそうですけれども、今まさに非常に重要なのです。この原点はぜひお忘れなくやっていただきたいと思います。
○今野理事長  これもどのようなご説明ができるかというのは、実際は記入欄がありまして、何がご不満かということを書いていただいております。我々にとって非常に大事な業務改善の材料ですので、それを全部個別に分析しまして、その結果は署名いただいている会社にご連絡をして、改善状況を報告するということを一々やっております。その状況もどのような格好でご説明できるかわかりませんが、何とかわかる形にしてお届けするよう努力したいと思います。
○岩村部会長  ほかにございますか。
○伴委員  もし、そういうとらえられ方をしているのであればご参考までに伺いたいのですが、その経費の部分で、今回、次期の目標の中で新規に追加・拡充する経費は別立てでという立て方になっています。例えば2004年度の経費の中にそういった追加・拡充に係る経費というものが全体の中でこういった金額でとらえてらっしゃるとか、そういった部分というのは何か……。
○今野理事長  きちんとしたお答えはまた総務部長からしていただきますが、感覚的に申しますと、私どもこの4年間で一生懸命ぜい肉を落としてきたんです。名古屋は閉鎖しましたし、大阪も26人から11人までに減らしましたし、それから管理部門は本店でもどんどん現場に移しまして、本当に管理部門をミニマムにしたとか、ずっとスリム化してきたわけです。ぜい肉を落として、さてこれから今度専門機関として充実しないといかんと思っている矢先が今の感覚的な状況なのです。
 したがって、むしろこれから経費が要ります。例えばプロパー職員を雇います。そうしますと、出向職員と違って退職金引当金というのをちゃんと積まないといけなくなるわけです。
 経費はむしろふえるのが、これからの状況だというのが私どもの率直な感覚でありまして、さらに横並びで管理費を減らせというのは非常に困るということではあるのですが、さりながら「その経費については合理的に使うべきでしょう? 」といわれればそのとおりなので、これから拡充期に入るべき事業については、それは別にみてくださいということで決めていただいたわけですけれども、どうですかね、具体的には(笑声)。
○板東総務部長  ずっと理事長には、昨年度ですけれども、「とにかく今年はぜい肉を減らす」とずっと言い続けてきて、こういうことになって大変申しわけなくなってしまっているんですが(笑声)、今ぱっと思い浮かびますのは、例えばシステムの償却費が入っております。あとはもちろんご説明したかと思いますが、組合包括の見直しのためとか、中小企業とかいろいろあるにはあるんです。ただ基本的にはそれをあえて分離して、ここは大丈夫、要するにこれはあれですという形ではしばらくの間やろうとは思っていないんです。
 やはり基本的にはむだなお金は使わない。きちんとした形でやりたいと思っておりますので、あえて分離せず、必要なものには使わざるを得ませんけれども、全体に無駄のないような運用をしたいと考えております。ただ最後に、ご評価いただくときに、今からわかっておりますのは、それはそれでもやはり増えるだろうなと思っておりまして、そこの部分は今まで申し上げたことできちんと説明ができるかどうかと、そこは我々の責任だと思っております。
○辻山委員  いろいろ伺っていて、先生方もご指摘のように、この独法にしたことによるメリットが非常によく出ていると全体的に評価できると思います。
 ただ、この作業をするに当たってお聞きしたいところが4点ほどあります。単純なことで、このカラー刷りの6ページの、多分これは単純なことなのかなと思うんですが、この赤線のグラフの「期末から期首にかけての上昇率」というのはどういう……。上には「期首から期末」となっているんですけれども。
○板東総務部長  済みません。単純なミスでございまして……。
○辻山委員  単純ミスですか。
○板東総務部長  恐縮です。「期首から期末」でございます。
○辻山委員  「期首から期末」ですね。
○板東総務部長  はい、済みません。
○辻山委員  了解しました。それから先ほどご説明がありましたプロパー職員の方を現在40名まで、この4月時点でふえてきて、それで60名を目指すということなのですけれども、究極的には大半がプロパーの職員と。これは中期計画のどこで指摘してあるんですか。
○今野理事長  これはどこにも書いておりません。どこにも決まっていないんですけれども、今、私どものイメージから申しますと、全体が160人弱の組織でございまして、これを全部プロパーで固めますと非常に息の詰まる状況になってしまうんですね(笑声)。非常に小さい所帯で固定的な仕事になってしまいますので。
 やはりこの新陳代謝といいますか、いろいろな機関から出向してきていただく人たちと、それから専門的な知識を蓄積したプロパーの人たちとミックスでやるべきだというのが私どものイメージでございまして、あえて今のイメージを申し上げますと、半々ぐらいかなというイメージをもっております。
○辻山委員  先ほど口頭で60名という話が出たのは、中期計画でそれは盛り込まないという……。
○板東総務部長  計画には盛り込んでおりません。正直申しまして、これはかなり自由度をもたせていただきたいと思っております。 160というのは今、役職員を入れた数字でありますので、例えば職員だけをみれば物すごく少ないわけです。ですから、おおむね半分というのはそういう趣旨でございます。
 やはり今、金融機関などからの出向者も何十人かいらっしゃいますが、それはある程度いていただいた方が、先ほどいいましたいろいろな意味での刺激があっていいだろうと思っているので、そのベストミックスは、実は相手方もかわりますし、例えば経済産業省から今90人弱ほど来ていますが、経済産業省の供給能力にもよりますし。先々いろいろな状況があって、必ずしもきちんといえない部分もあるんですね。例えば中途採用も中途採用のマーケットの状況にもよりますので。
 そういう意味では少しそこの自由度をもたせていただくという前提で。ただ、そうはいっても20人で、60人ぐらいが当面のターゲットだという理解でいかがでしょうか。
○辻山委員  出向者の方が多いというのが、もともとの独法のスタートと鑑みてどうかなという感じがするんで……。それはわかりました。
 去年のこの部会でたしか佐野委員がご発言になって、私もちょっと記憶が今よみがえってきたんですけれども、先ほどのこれからの計画のときのいろいろな収支計画とかがあって、特にNEXIの場合には収入等についての見込みというのがかなり不確定だということですけれども、そうはいっても、この表を出していただくときに前回はどうだったのかということと、決算等はどうなっているんだということをあわせて示すべきじゃないかということで、前回追加資料でいただいた記憶があるんですね。これは今回出されてないんですけれども……。
○板東総務部長  前回も同じ議論がありましたが、今回もまだ決算が最終的には終わっておりませんので、でき次第、これも前回同様そうさせていただきましたが、連休明け、5月後半ぐらいになると思いますが、正式なものを送らせていただきます。
○辻山委員  ただ5月後半だと……。
○板東総務部長  テンタティブなものは5月連休明け早々にでも送らせていただきます。監査法人の監査終了になりますと、それなりの時間がかかるものですから。
○今野理事長  これはたしか前回もご説明したと思いますが、どうしておくれるかといいますと、これの作業のかかる時間は企業と同じしかかけてないのですけれども、データが輸出組合から年度を締めてここに上がってくるまで1ヵ月かかるんです。それが手に入りませんと最後の決算ができないものですから、どうしても少し遅くなると。
○辻山委員  一応、決算と照らし合わさないと評価の基準がないので……。最後ですが、まとめていただいて非常にいいことずくめなんですけれども、悪いところというのは(笑声)、我々よりもお詳しいと思うので、反省点でもしお気づきの点があったら、教えていただいた方が早いかなと(笑声)。
○今野理事長  これは頭の中で整理がついていませんけれども、常に考えているのは、やはり最初はみんないいんですね。新しいものをつくるという意気に燃えて。もう本当に160人全員一丸でいろいろな工夫もしてきましたし、意気も上がってきました。私はこれを「初代の人たち」といっております。
 これは出向者主体の組織でもありますが、大体その人たちはもう交代したわけです。中には非常に気に入ってプロパー化して、ここにずっといていただくことになった人ももちろんいるんですけれども、基本的には帰ったわけです。役所に帰ったり、銀行や会社などに帰ったりしたわけです。今2代目、3代目の人たちが来ているわけです。
 ですから、常に「初心忘るべからず」といいますか、そのレベルを落とさない努力というのが大事なんです。私はみんな何とか落ちないで頑張ってくれていると思うんですけれども、一時の油断もならないと。
 これは佐野さんの前で口幅ったいのですけれども、多分経営というのはそういうものなのかなと思うのです。まさに日々の努力の積み重ねでしかないと思います。
○佐野委員  今の質問との関連で、外部から採用された専門職の方々のこちらへ来てからの印象、こんなはずじゃなかったと思っているのか、いいところへ来て本格的にやろうと思っているのか、その辺はいかがですか(笑声)。
○板東総務部長  できるだけフェアに申し上げますと、まだおいでになって長い人で2~3年ですから、必ずしも固まったというか、核としたあれはないのではないかと思うのです。
 私ども年に2回ぐらいは、私が担当ですので個別に面接するようにはしているんですが、非常におもしろい、やりがいがあるという人もおりますし、もちろん逆にいえば、こういういろいろな人種が集まった組織でありますから、それについての自分たちの将来はどうなるんだとか、そういったものに対するある種の不安といいますか、それをはっきりさせてくれと、組織としても自分たちの処遇がどうなるのかと、そういう要望はあるんです。
 今回、例えば中期目標で、先ほどご説明しましたけれども、人事制度をちゃんと整備するというのもあることはあるんですが、そういう人たちはだんだん増えてきますから、そういう人たちがやりがいをもてるような組織にしないとということで、今年の目標としてそういう議論に着手すると。こんな小さい中小企業ですから、みんなに参加していただいて議論を進めていきたいと思っているのですが、例えばそういうこともあるにはあるわけです。
○佐野委員  役所から天下った人は帰るところがあるからいいけれども、民間の方はそういうのに対して不安に感じるというのはだれしももっているでしょうね。その辺をどのようにマネジメントするかが非常に……。増やしていくのはいいけれども。
○今野理事長  やはりそこをきちんとしないと、今まではこういうファイナンスの分野の情報マーケットから非常にいい人たちがたくさんとれていたんです。本当にいい人たちに来てもらっていたものですから、とにかくこの人たちの将来をちゃんと保証できるような仕組みしないと、これはもうご本人たちにも申しわけないし、組織といえどもこれまた専門機関になれないで終わってしまうので、非常に大事なことだと思います。
○岩村部会長  一応この場は平成16年度と第1期中期目標期間について、追加で資料を出すものがございますけれども、皆様に5月末に仮評価をいただくための説明がまず第一で、もちろんそのためにはその将来のための見通しが要ると思うんですが、その意味で今是非とも聞いておかないとまずいなということとはございますか。よろしいですか。もちろん質問があれば、またラウンドして……。
○辻山委員  先ほど申し上げたように、この資料4―2だと結構いいことずくめというか、何か決め手がないなという。もちろんこのとおりなんでしょうけれども、そうすると結局評価はいいという……。
○岩村部会長  実は決め手という観点でいうと、別に事務局と打ち合わせたわけではないんですが、去年中期計画の、要するにこの17年度の目標、第2期の計画をつくるために、第1期について「仮締め」というんですか。
○今野理事長  予備的評価。
○岩村部会長  予備的評価というものを行っておりまして、それで委員の皆様方からも意見を集約していただいて、委員会としても意見をまとめたということでございますので、恐らく今度の仮評価作業というのは、それを思い出してといっても、私も思い出せないですから思い出せないと思うので、貿易保険課からそれはちょっと拾い出してもらいまして、ファイルを持ち出してもらいます。
 それをみていただくと、それとの変化幅の中でおのずとみえるものがみえてくると思います。そのようにみてみると、恐らくどの項目も全部満点というわけにはいかないものが出てくると思いますので、それを参照していただければと思います。多分そんなに簡単に満点をいただけるほど前期のときも褒めていただけなかったような気がします。いかがでしょうか。そういう手順でいいですか。
 それではどんな評価したかというのを、恐らく皆さんおもちの方もいらっしゃるかもしれませんけれども、なくしてしまった人とか、作業途中のものと最終のものがわからなくなっているという、私がそうですけれども(笑声)、そういう人がたくさんいらっしゃると思いますので、それではそれは評価シートと一緒に去年はこんなものでしたというのをお送りいたしますので、それをみて、さらにどうしようかという点についてはご質問いただくとすれば、5月27日までに楽勝で仮評価をちょうだいできるのではないかと思います。よろしいでしょうか。
 それでは最後に議題5ですが、「経済産業省独立行政法人運営規定の改正等について」というのがございますので、これは貿易保険課からご説明をお願いいたします。
○富吉貿易保険課長  私の方からご説明させていただきます。お手元に資料5―1、5―2という2種類の資料がございますが、それよりも全体としてはこの参考資料⑦という一番下に入っている資料、全体のポンチ絵が出ているものです。このポンチ絵で簡単にご説明をしたいと思います。
 現在、経済産業省独立行政法人評価委員会では、実は部会で議論して、さらにそれを委員会に上げて各年度の評価、あるいは中期目標の評価をするということを行ってきたわけでございますが、ご存じのとおり、今、次々と独法ができておりまして、現在、経済産業省関係の独法が12、これは今年中にもう一つふえることになっているので13ということになりまして、発足当初に比べましてけたが1つ上がっているという状況になっております。
 こういう状況の中で評価委員会の方で事細かに詳しく評価をやっていくというのが物理的にかなり難しいという状況もございまして、このポンチ絵の中にもございますように、基本的に部会・分科会の評価というものを尊重してやっていこうということで、委員会との重複をできるだけ避けていこうということで、中期目標・中期計画の策定及び変更、業績評価、見直しと、いわゆる各法人のそういう評価につきましては、基本的に部会、分科会、日本貿易保険部会の場合は基本的に部会で整理をしていただいて、これを独法の評価委員会の委員長にご報告をいただくという形にしております。
 そこの本委員会では何をするかというと、いわゆる見直しについての議決を行うだけで、基本的な中身のある話はその下、右の真ん中にございます「総合評価委員会」という評価委員会を設けまして、ここにございますように、「業績評価の結果等については、必要に応じ、分科会・部会から報告を求める」として、こういう場で議論をしていくという形で少し効率化を図るということを前回、3月1日の評価委員会で運営規則の改正という形で決まっております。
 先ほどの5―1はそのときの説明資料、5―2が実際の3月1日に改定されました、了解された運営規則そのものがついているということでございまして、今度の評価からこのようなやり方でやっていくことになったという点をご報告申し上げたいと思います。
○岩村部会長  ご質問がございますか。
○佐野委員  これは部会なんですか。そうすると、分科会がこの上にあるんですか。
○富吉貿易保険課長  形式的には分科会はありますが、この通商・貿易分科会では基本的に議論は行わず、部会が事実上委員会と直結している形でやっております。一応この分科会に属しているのは日本貿易保険とJETROが属しているのですけれども、それぞれの部会でやって、直接経済産業省の委員会でという形になっております。
○佐野委員  経産省の分科会で。分科会があるのは、ここと……。
○富吉貿易保険課長  経済産業省内に8分科会、8部会、計12分科会/部会となっております。
○佐野委員  全部形骸化しているわけですか。
○富吉貿易保険課長  必ずしもそうではないんですけれども(笑声)。
○岩村部会長  よろしいでしょうか。それではありがとうございました。これで本日の評価委員会の議事を終了させていただきまして、引き続きここNEXIのオフィスのご視察をお願いしたいと思います。その前に事務局より連絡をお願いいたします。
○富吉貿易保険課長  次回の部会でございますが、冒頭部会長からもお話がございましたように、6月28日火曜日、午後2時から開催させていただきます。議題と場所等につきましてはまだ未定でございますので、決まりましたら、後日ご連絡をさせていただきたいと存じます。よろしくお願いいたします。
○岩村部会長  それでは活発なご議論をありがとうございました。あとオフィスの視察ということでご参加いただける先生方、よろしくお願いいたします。


――了――
 


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最終更新日:2005.06.24
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