経済産業省
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審議会・研究会

独立行政法人評価委員会日本貿易保険部会(第9回)  議事録

 

1.日時:平成17年6月28日(火) 14:00~16:00

2.場所:経済産業省本館17階第1特別会議室

3.出席者
委員:岩村部会長、岡本委員、木村委員、佐野委員、伴委員
独立行政法人日本貿易保険:今野理事長、北爪理事、大林理事、大木監事、板東総務部長、大野債権業務部長、近藤営業第一部長、船矢営業第二部長、南雲審査部長
事務局:富吉貿易保険課長、都築貿易保険課長補佐、他

4.議題
(1)平成16年度決算について
(2)平成16年度評価及び中期目標期間評価(平成13年度~平成16年度)について
(3)その他

5.議事録
○富吉貿易保険課長  定刻前ではございますが、皆さんおそろいでございますので、第9回独立行政法人評価委員会日本貿易保険部会を開催させていただきたいと存じます。
 本日は、委員の皆様方におかれましては、お忙しいところご参集いただきましてありがとうございます。
 本年4月に第8回日本貿易保険部会を開催させていただきましたが、その際に日本貿易保険から平成16年度及び第1期中期目標期間中の業務実績の説明があったところでございます。本日は、これを踏まえましてその評価をしていただくという部会でございます。よろしくお願いいたします。
 議事に先立ちまして、事務局の方から2点ご説明したいことがございます。
 最初に事務局のメンバーに変更がございましたので、ご紹介をさせていただきます。皆様からみて左手でございますが、貿易保険課の舟木補佐の後任で、今年の6月から着任いたしました都築でございます。
○都築貿易保険課課長補佐  都築でございます。よろしくお願いします。
○富吉貿易保険課長  次に、事務的なことでございますが、配付資料の確認をさせていただきたいと存じます。議題1のために資料1「平成16年度財務諸表等」。NEXIの評価のために資料2―1、2、3の3種類の資料、あと参考資料といたしまして3種類、①から③までの資料でございます。過不足ございましたら事務局の方にご指摘をいただきたいと思います。
 なお、資料2―3と参考資料③につきましては、委員限りの配付とさせていただいておりますので、ご了承ください。
 それでは、議事に入りたいと存じます。ここからの議事進行につきましては岩村部会長にお願いしたいと存じます。よろしくお願いします。
○岩村部会長  岩村です。議事を進めさせていただきます。
 本日の議題は平成16年度の財務諸表等決算資料の承認と部会としての平成16年度及び第1期中期目標期間の業務実績に関する評価をしていただきます。
 では、まず議題1といたしまして、平成16年度財務諸表等について経済産業省及びNEXIさんからご説明をお願いします。
○富吉貿易保険課長  それでは、私の方から冒頭、簡単にご説明申し上げて、NEXIの方に財務諸表の内容のご説明をお願いしたいと思います。
 既に各委員ご案内のことと存じますが、独立行政法人通則法の第38条の規定に基づきまして、独立行政法人は財務諸表等を作成して、当該事業年度終了後3カ月以内に主務大臣に提出し、その承認を受けなければならないということとされております。主務大臣は承認に当たりましてあらかじめ評価委員会の意見を聞かなければならないこととされておりますので、本日の部会ではNEXIから先般提出されました財務諸表につきましてご意見を賜りたいと存じます。
 それでは、内容の説明はNEXIからよろしくお願いいたします。
○板東総務部長  それではご説明させていただきます。
 お手元に決算資料をそろえてございますけれども、ちょっと分厚うございますので、参考資料①、参考資料②として「日本貿易保険の第4期決算について」という資料が最後についているかと思います。これに基づきましてご説明したいと思います。参考資料②は貸借対照表でございますが、横に置いてご覧いただければと思います。主として参考資料①を使ってご説明します。
 2004年度第4期の決算でございます。損益計算書ですが、経常利益が23億1,900万円、特別損益が31億7,300万円ということで、合わせまして54億9,200万円の当期利益を計上いたしております。経常利益といいますのは、ご案内のとおり、主にNEXI創設後に発生した損益を経常利益として整理しておりまして、特別損益はNEXI設立前に発生しましたリスケ債権のうちNEXIに出資された債権に発生する損益を計上してございます。
 経常損益のところからご説明いたしますが、この1ページの枠内、下の大きな数字のコラムをみていただきますと、経常収益は、第1期、第2期、第3期とご覧いただきますと、第1期目は17億3,800万円の赤字でございましたが、その後8億円、9億円、23億円と順調に利益を計上してございます。特に第2期、第3期と比べましても当期大きな利益が計上出来ましたのは幾つか要因がございます。ただ、その前に経常収益の3つ目のコラムであります「元受収入保険料」というところをみていただきますと、実は元受収入保険料自体は第3期から当期にかけて36億円ほど減少しております。ちょっと飛んでいただいて「有価証券利息」というところをご覧いただきますと、第3期900万円でございましたが、運用益として当期は5億6,700万円計上してございます。これは、債権回収が進みまして私どものキャッシュが増えてきたことを反映しております。参考資料②の貸借対照表をご覧いただきますと、資産の部の2番目のところに「有価証券」とございますが、第3期から第4期にかけて280 億円から754 億円に拡大しているのがみてとれるかと存じます。主として10年物の国債で運用いたしておりまして、金利リスクを回避するために、ラダー法というマチュリティーを全部そろえるという非常に保守的な運用方法を取っておりますが、今回5億 6,700万円計上することが出来ました。
 1ページ目に戻っていただきまして今度は経常費用の方をご覧いただきますと、利益が上がりましたもう1つの理由として保険金の支払いの減少がございます。これは世界経済が比較的良好であったということも反映しているかと存じますが、第3期4億円に対して当期7,500万円の支払保険金でございました。
 少し飛んでいただきまして「責任準備金繰入額」というのがございます。「責任準備金繰入額」につきましては、第2期から第3期をみていただきますと、第2期、第3期は元受収入保険料ベースで290億円から447億円と非常に拡大した訳でございますが、これに伴いまして、第3期は責任準備金の繰入額が33億2,700万円となっております。実は第3期は保険料収入が多く、当期はそのうちの戻入部分がございまして、ネットアウトいたしました責任準備金の繰入額は19億8,000万円で済んだところでございます。したがいまして、責任準備金の繰入額が昨年第3期より13億4,700万円減っている、こういうところでございまして、収益が有価証券の利息、経常費用の方が支払保険金の減少と責任準備金繰入額の減少、こういう3つの要素が相待ちましてトータル23億1,900万円と前期比約14億円の増加となった訳でございます。
 なお、この経常損益につきまして、経常費用の3番目のコラム、「事業費・一般管理費」というところ、微増でございますが、第3期より増えております。参考資料①の2ページ目の一番下のコラムをご覧いただきますと、2億円弱の管理費の増加はシステムの関連費用ということで、ご案内のとおり、今新システムの開発中でございますので、現行システムの保守改造費でありますとか新システムの関連費用ということで若干の増加。それから大阪支店の賃借料が発生いたしましたこと、システムの開発に伴いまして、ただいま本店6階の方でシステム部隊――ベンダーを中心にSEさんたちが入っておりまして、この賃貸料といったことで若干の経費増となってございます。以上が経常損益についてのご説明でございます。
 特別損益ですが、また1ページに戻っていただきますと、当期は特別利益が163億7,500万円、特別損失が132億200万円ということで、トータル31億7,300万円の利益でございます。これを第3期と比べますと、半分ぐらいになっているのを見て取れるかと存じます。これは主としてナイジェリアのリスケ収入が昨年度約120億円入ってきたのでございますが、そういう特別の事情があったためで、今年はそういう特殊要因がないということでこれぐらいの数字に収まっております。
 いつもご説明しておりますが、特別利益の大部分を占めます被出資債権利息収入と申しますのは、我々が出資を受けました債権のうちの利息相当分を特別利益として計上することになっております。特別損失は当該債権に見合うところの貸倒引当金をここに計上することになっております。その償還利益といたしまして31億7,300万円を計上しております。トータルいたしまして23億1,900万円の経常収益と特別収益31億7,000万円を合計いたしました当期利益として54億9,200万円ということになった訳でございます。
 それではBSの方はどうかと申しますと、参考資料①の4ページをご覧ください。4ページは貸借対照表(BS)でございます。まず先ほどの当期利益ですが、BS上は当期未処分利益として計上されます。当期のところの一番下に54億9,200万円計上してございます。4ページの上の方のコラムに書いてございますが、貿易保険法第16条には、中期目標期間に利益が上がった場合には、その半額を国庫の特別会計に納付するという規定がございます。従いまして、BS上では、下の資本の部の積立金に相当いたしますところの436 億7,700万円、それと当期未処分利益54億9,200万円の合計額、大ざっぱにみますと、これを足しますと491 億6,900万円ですが、この491 億 6,900万円のうち約半額の246 億円を今回国庫納付する予定でございます。
簡単でございますが、以上が昨年度決算の状況でございます。
○岩村部会長  ありがとうございました。ただいまの説明について、ご質問、疑義その他ございましたらお願いいたします。いかがでしょうか。――よろしいでしょうか。
○佐野委員  財務諸表の15ページに「関連公益法人等に関する事項」があり、その(5)に関連図がありまして、「業務委託」という項目がありますね。この「業務委託」の具体的な金額はどのくらいになるか、それは全体の業務委託費に対する比率はどのくらいか、参考までに教えていただけますか。
○板東総務部長  業務委託費は、14ページの(11) の「事業費及び一般管理費」のところで9億9,100万円、それから15ページの一番下にございますが、(財)貿易保険機構への委託費が5億4,149万円でありますので、このぐらいの比率になるということであります。
○佐野委員  その次に多い業務委託先はどういうところですか。ベストスリーを教えて下さい。
○板東総務部長  チェックしなければわかりませんが、多いところとしてはジェトロでございます。これは私どもの貿易保険の海外事務所、ニューヨークとパリとシンガポールに持っておりますが、それはジェトロとの共同事務所という形で運用しておりまして、その分の委託費としてジェトロに出しております。これが確か3億円ぐらいございます。3億でございますので、足せば8億4,000万円で、あとは小さいものです。
○岩村部会長  ほかにございますか。――よろしいでしょうか。
 それでは、平成16年度の財務諸表等につきまして、部会としては特に問題、異議はないということでよろしいでしょうか。
     (「異議なし」の声あり)
○岩村部会長  それでは、ご異議ございませんようですので、この次の手続といたしましては、貿易保険課において財務諸表の承認の手続に入っていただくということにいたします。どうもありがとうございました。
 次の議題に入らせていただきます。議題2は「平成16年度評価及び中期目標期間評価」。中期目標期間は平成13年度から16年度の評価です。今までこの評価作業は日本貿易保険ご同席のままで行っておりましたし、この部会の議論としてはいらっしゃっていただいても特に問題もなかったと私は認識しておりますが、昨今いろいろな情勢を見ますと疑われるようなことは少しでもない方がよさそうだという気もいたしますので、ご同席していただかないということにさせていただきます。恐縮ですけれども、日本貿易保険の皆様方には一時ご退席いただいてということにさせていただきます。申し訳ございません。
     (日本貿易保険退席)
○岩村部会長  では、再開させていただきます。
 各委員による仮評価については、事務局から部会委員のみの配付をさせていただいております。本資料はNEXIも含め対外的には昨年と同様、公開の対象にしないということにしております。
 初めに、各委員からいただいた仮評価を基に事務局において作成いただきました部会としての評価案について説明いただいた後、各委員からご提出いただいた仮評価及び部会としての評価案についてご意見をいただきたいと思います。
 では富吉さん、よろしくお願いします。
○富吉貿易保険課長  それでは事務局から資料2―3「独立行政法人日本貿易保険の平成16年度業務実績に関する評価及び中期目標期間に関する実績評価(案)」に基づきまして、部会案を簡単にご説明申し上げたいと思います。その際、参考資料③、各委員の方々にご提出いただきました仮評価でございますが、これも適宜ご参照いただきながらお聞きいただきたいと思います。
 それでは、資料2―3に基づきまして、項目別に簡単にご説明をしたいと思います。
 最初が、1.「国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上」の(1)「サービスの向上」でございます。この項目につきましては、参考資料③をご覧になってもわかりますとおり、平成16年度評価及び中期目標期間の4年間の評価、いずれも各委員の方々に評価の差がございません。皆様すべてAAの評価をつけていらっしゃいます。
 まず16年度の業務実績でございますが、AAをつけた理由として皆様が共通におっしゃっていたのが、評価の理由等の2~3行目からございます保険契約手続の簡素化、あるいは新しい保険料体系の導入等、顧客の負担をさらに軽減するための措置です。
 「ヘビーユーザーとの密な連絡体制が行われている」というのは、NEXIの方で主要顧客に担当者を決めて定期的に御用聞きに回る、こういったサービスを提供していた訳でございますが、これが評価されているものと思います。
 こういう具体的なサービスへの取り組みに加えて、組織面で皆様共通でご指摘されていたのが債権業務部の設置による査定・回収体制の強化、市場開拓グループの設置による一種の攻めの営業といいますか、こういったものの評価も高いと思います。
 次に査定業務の迅速化です。これは中期目標で150 日以内という数値目標が置かれておりますけれども、これは達成度が非常に高い。例えば平成16年度につきましては平均72日という説明が前回の部会でもございましたが、こういう目標達成に対する評価も高い。
 それからNEXIライブラリー、これはナレッジシステムという形で中期目標では提示されておりますが、このデータベースの拡充も図られております。
 これをNEXIの方で毎年行っておりますお客様アンケートで見てみますと、委員のコメントの中にもあるように、電話対応とか案件管理について少しマイナスの評価をつけてらっしゃるお客様もいるようではございますが、全体としては非常に高い評価を得ているということは言えるかと存じますので、総合的に考えまして16年度はAAとしております。
 次に中期目標期間中の評価でございます。そこに「純粋平残」という書き方をしておりますけれども、初年度は少し控え目にAという評価が出ておりますが、一応その後、14、15、16年度と3カ年連続してトップのAAの評価をNEXIが得ております。その背景にございますのは、理由等のところにもございますように「お客様憲章」の制定とお客様相談室の設置。これは平成14年度でございます。あるいは、平成16年度のところで触れました新保険料体系の導入、手続面の簡素化、こういった点が高く評価をされております。組織面における債権業務部の設置なども高い評価です。それから、16年度のところでも申し上げました査定・回収期間の短縮、こういったところが大きな評価を受けているということで、仮評価では異論がないところでございましたので、ここは部会案としてはAAという評価にさせていただいております。
 次のページでございますが、(2)「ニーズの変化に対応したてん補リスクの質的及び量的な拡大」というところでございます。ここにつきましても、委員の方々から出していただきました評価はすべてAということでございますので、16年度及び中期目標期間とも部会案はAということにさせていただいております。
 16年度のところでございますが、中期目標期間中一番大きな目標である中長期Non―L/G案件の引受拡大についてはちょっと踊り場的な状況でございまして、前年並みの実績ではございましたが、それ以外に中小企業向けの新商品の開発、海外のECAとの再保険ネットワークの拡充、アジアボンドの引き受け、ライセンス保険といったさまざまなニーズに対応するための商品を開発したということで、多様なニーズの取り込みへの対応がなされております。
 それから、先ほどの項目でも触れましたが、市場開拓グループによる積極的な営業活動、これによって新顧客を開拓していったというところ、あるいは昨年度の終わりですが、ホームページの全面改訂が行われた点も評価するという委員の方がいらっしゃいます。
 保険料収入面では、先ほどの説明にもございましたとおり16年度は若干マイナスではございますが、これは中長期の大型案件が大幅に減少したということでございまして、これは過去1年おきに増えたり減ったりする傾向があるという点で、16年度はどちらかというと減る方向の年だったということもございます。ただ、これを補うような形で海外事業資金貸付保険が大幅に拡大したということもあって、大きな減少は食い止めた。中期目標のベースであります2000年の実績比26%増という大きな成果を上げているということもございまして、トータルではAということになっております。
 それから、中期目標期間の評価でございますが、評価の理由等の冒頭にもございますとおり、リスク分析評価体制の整備等々を通じまして、中長期のNon―L/G信用案件を積極的に引き受け、初年度から比べますと引受件数を増やし、順調に引き受けを拡大したという点。それから、16年度のところでも申し上げました様々なニーズへの対応。15年度でございますけれども、SARSによる損失をてん補対象として明確化するといったこともやってきておりまして、4年間を通じましても保険料収入も非常に高水準を維持したということもございまして、トータルでもAという評価、皆様共通でございます。
 1ページめくっていただきまして、1.の(3)「回収の強化」のところでございます。16年度につきましてはほとんどの委員がAでございますが、岡本委員だけAAの評価をいただいているところでございます。4年間のトータルの評価は皆様方すべてAという評価。部会案といたしましては16年度A、中期目標期間Aという形にさせていただいております。ここは前回の部会でも議論になったところでございますが、回収実績率としてはこの4年間を通じまして目標値の13.4%をクリアしております。しかし、13年度から16年度まで経年で回収率が落ちているというデータが出ております。これについては定義式の問題ではないかという意見も強く、回収率が落ちていることをもってマイナスの影響を与えるという形ではないのではないか。さらに、組織の対応の方でも、事故案件の管理面での管理システムの開発、案件データベースの整備といった対応も図られておりますし、お客様アンケートでも、回収のところは、特に平成16年度につきましてはマイナス評価のお客様がゼロだったということもあって非常に高い評価を得ている項目でもございます。16年度はトータルでAという評価を部会案としてつけさせていただいております。
 4年間トータルではございますが、これはすべての期間で中期目標の13.4%を上回る事故回収実績率を上げたということ、それから、サービサーの活用、あるいは債権業務部の設置による積極的な回収体制の強化、こういったところが評価をされておりまして、トータルでもAという評価を部会案としてご提示をしているところでございます。
 次に、2.の「業務運営の効率化」に移らせていただきます。(1)の「業務運営の効率化」という項目でございますが、ここにつきましては、平均としては皆様Aという評価で、Bの評価、あるいはAAの評価というのが1つずつ存在するというのは参考資料③をご覧になっていただければわかるかと思います。一応平均を取りましてAというのを部会案とさせていただいております。
 まず、16年度でございますが、業務運営の効率化に関しまして数値目標は達成。ただし、16年度の業務費率は昨年度よりも少し増加しているというご指摘もございます。具体的な業務運営の効率化についてとった措置といたしましては、16年度は名古屋支店の廃止によるコストの削減、あるいは管理部門の人員の絞り込み、こういったことで経費削減、効率的運用が進められたという評価でA。
 中期目標期間4年間でございますが、グループ制を敷くことによって組織のフラット化を図って業務運営の効率化をしたという点、16年度に行われた名古屋支店の廃止、こういった努力によって業務費率は目標を4年とも達成をしているということで、トータルでもAという評価を皆様下されているのではないかと存じます。
 次に2.の(2) でございますが、「次期システムの効率的な開発」というところでございます。ここは平成16年度につきましてはB評価の委員が1名いらっしゃいますけれども、トータルとしてはA評価がほとんどを占めているということもございまして、A評価をつけさせていただいております。一方、中期目標期間の評価でございますが、AとBに割れているところでございまして、部会案としてはBという評価をつけさせていただいております。
 まず、16年度の方でございますが、懸案の次期システムの開発に関しまして、かなり効率的にやっているという評価でございます。まず受注先を競争入札によって決めたことによってコストを引き下げたという点、それから次期システムの開発に当たりまして、メンテナンスあるいは改良費用の軽減に留意した基本設計を行っているという点、さらに、開発過程におきましてベンダーとの定期的な会合を設けて進捗管理に腐心しているという点、こういった点が非常に高く評価をされておりまして、16年度の評価はトータルとしてはAというところを部会案として提示申し上げているところでございます。
 中期目標期間中でございますが、今回、中期目標期間中後半、後半というのは15年度及び16年度でございますが、次期システム開発プロセスにおいて競争入札を導入することによって効率的な開発という目標に向けて着実に具体的に実績を上げているという評価ができるところでございます。しかし、13年度の評価のところにございますようにリスケジュールをしたということで冒頭若干もたついたという点、それから次期システムの稼働が平成17年度ということで、現時点では開発結果が出ていないということも勘案して、中期目標期間の評価をBという形で部会案としてまとめさせていただいております。
 次に、3.の「財務内容の改善」でございます。これは2つございまして、(1)が「業務運営に係る収支相償」、(2)が「財務基盤の充実」でございます。
 まず収支相償のところでございますが、こちらも1名AAと非常に高い評価をつけていらっしゃる委員がいらっしゃる以外はすべてAという評価で、トータルもどちらもAという部会案をご提示させていただいております。
 まず16年度でございますが、これは長期的な収支相償を実現するため効率的な業務運営が行われておりますし、リスクマネジメントを適切に行った経費削減努力も行われているのではないか。こういったことを通じて、先ほどの決算の説明にもございましたけれども、16年度23億円という前年度を上回る黒字を達成したということもございまして、収支相償という観点からはA評価でいいのではないかというのが大勢の意見でございます。
 一方で、中期目標期間の評価でございますが、保険料収入は各年度とも目標でございます2000年度実績を上回っているということで、初年度だけ経常損益は赤字になっておりますけれども、これは公会計から企業会計へ移行したことの特殊要因でございますので、その後3年間黒字を達成したという点、業務費率も目標を達成しておりまして、経費の抑制に努めて収支相償の目標にかなう実績を上げている、評価できるというのがおおむね皆様の理由でございまして、これも皆様のほぼ共通の評価ということでAという部会案を提示させていただいております。
 次の「財務基盤の充実」でございますが、ほかの項目が5段階評価の中でここだけはプラスかマイナスかという2段階評価でございます。これは皆様共通でプラスをつけていらっしゃいます。
 16年度につきましては、前年度比当期利益水準は減っております。これは特別利益のところが大幅に減っているためでございますが、そうはいっても資本の部は着実に増加しておりまして、国債を購入して運用しているという面で利子収入も着実に増えておりますし、財政基盤は一層充実したという評価はできると思いますので、皆様プラスの意見。
 4年間トータルでも順調な業務伸長で金融資産が着実に増加して利子収入もどんどん増えているという点で、4年間通じて財務基盤の強化はきちんと図られるというのが各委員の方々の共通の理由ではないかと存じます。
 次に最後のページでございますが、以上の各項目の評価を総合勘案いたしました総合評価でございます。これも参考資料③の最後のページをご覧になっていただくとわかるのですけれども、一部最高評価のAAをつけてらっしゃる委員もいらっしゃいますが、トータルとしてはAでいいのではないかという委員の方が多数を占めておりまして、部会案といたしましては16年度あるいは中期目標期間ともAという評価をつけております。
 理由も各委員大体共通しているかなと思うのですけれども、総合評価に当たっては、これまでもそうでございますが、1.の「サービスその他の業務の質の向上」というところを非常に重視する意見で一致しております。ここの項目については全部で3項目ございますが、最高評価のAAを含むすべてA評価ということでございまして、利用者に対するサービス向上に向けた努力が着実に成果を上げている。利用者へのサービスを第一とする業務運営姿勢、これはお客様中心主義というスローガンというのですか、それをNEXIが掲げておりますけれども、これが非常に定着をしている。財政基盤の充実というところもきちっとやっているということで、トータルで非常に高い評価を得ているということで総合評価がA。
 4年間トータルでみましても、やはり「サービスその他の業務の質の向上」のところが高い評価を得ているということもございまして、これも上から2番目のAという評価が部会案として事務局で取りまとめさせていただいた案でございます。
 以上で私の説明は終わらせていただきますが、今の説明も踏まえまして、この部会でご議論をいただければと存じます。以上でございます。
○岩村部会長  ありがとうございました。
 では、議論に入りたいと思います。個々の項目についての評価と総合評価、今年度と期間の評価という軸がまじり合っておりますので、ランダムにお話を伺ってもいいのですけれども、議論が多少の分かれ感があって集約しなければいけない項目と自ずと結論は出ているという項目がありますので、項目順に議論させていただきたいと思います。よろしいでしょうか。
 資料2―3及び参考資料③を見ていただきながら議論いただくということで、まず、1.の「国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上」で(1)「サービスの向上」の項目でございます。ここについては、今富吉課長からも説明がありましたように、委員の評価が少なくとも符号評価としては完璧に合っていて、あとはどの事項について評価理由に挙げるかというようなニュアンスの違いぐらいしかございません。平成16年度AA、期間評価AAということで、まず結論についてはこれでよろしゅうございますか。よろしいですね。
 では、個別の特記すべき事項の扱いその他について、特にご意見がございましたらお聞かせ願いたいと思います。
○佐野委員  表現ぶりですが、私ども消費財を扱っている会社側の立場からすると、16年度の業績評価の6行目にある「ヘビーユーザーとの密な連絡体制が行われている」という表現は、お客様満足度という点でもおしかりを受けるのではないか。要するにたくさん買う人にサービスを濃くして、そうでない人はちょっと薄いサービスの対応だという感じにとられがちなので、この表現はどうなのかなという気がいたしますが、いかがでしょうか。
○岩村部会長  そうですね。これは「ヘビー」の字を削るというのが一番単純な解決ですけれども、いずれにしてもご趣旨、ご意見、特に公共の利益のための法人としては大事な話ですので、ご意見を生かしていきたいと思います。ありがとうございました。
 ほかにございますか。
よろしければ時間を出来るだけ合理的に使いたいので、次の項目に行かせてください。
 同じく「サービスの向上」の項目ですが、(2)の「ニーズの変化に対応したてん補リスクの質的及び量的な拡大」という項目でございます。この項目についても評価の符号は完全にそろっておりまして、16年度、期間評価いずれもすべての委員からAの評価をいただいておりますので、評価レベルそのものはAということでよろしいのではないかと思いますが、よろしいでしょうか。
 では、また個別のメンションすべき事項やメンションの仕方についてお気づきの点があったらおっしゃっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
 では、よろしいでしょうか。よろしいですね。では、この項目についても評価はこの線でいきたいと思います。
 次に、(3)「回収の強化」でございます。「回収の強化」につきましては、16年度について岡本委員がAAでもいいのではないかとおっしゃっていただいていて、実はほかの委員からは抑えてAという意見でございましたので、まとめ案としては16年度A、中期目標期間Aということでいきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○岡本委員  私だけAAをつけたのですが、全体をまとめてAということは全然異論はございません。ほかの項目もそうなのですけれども、5段階しかないので、AかAAかなと迷ったときにどっちに振れたかという程度なので、そんなに大きく異論はないということと、まとめたときに放っておくと全部Aになってしまうというのが良くないなと思っていまして、今回、ほかのも関連するのですが、全部で6項目ないし7項目ぐらいあって、各項目を完全に独立に評価はできないと思うのです。そういう意味ではなるべく独立に評価はするのですが、ほかのところとの勘案も多少しなければいけない。そうすると、ここを少し切り上げたらこっちは切り下げるぐらいのことをやると私のような評価になったというだけの話なので、まとめたときにAになるというのは特に異論ございません。
○岩村部会長  ありがとうございました。評価の記録の取り方としても完全に全部同じというよりは、メリハリのある評価の考え方についてはできるだけ伺っておくということにしていきたいと思います。各項目の評価について意識的にでこぼこをつけるかという話になりますと、実は理事の役員の担当分野がありまして、担当分野ごとに業績勘案率という退職金等へのはね方が変わってまいります。そういうことを考えると、どれもおしなべて同じような評価になっていってしまうので、評価作業の途中としてはありがたいご意見です。
 個別の指摘するポイントについて特にございますれば伺いたいのですが。
 実は、ちょっとだけ私が気になっているのは、平成16年度の評価理由で、回収実績率の多少の増減について触れるかどうかという点があるのですけれども、去年に比べて下がってしまったことは下がってしまったことですから、「下回っているが」ということで、よろしければこのままでいきたいと思います。
○岡本委員  定義式の問題は前回もいろいろもめている訳ですから、書いておくことはいいのではないかと思います。
○岩村部会長  ありがとうございます。では、この(3)「回収の強化」も、これで委員会としてはいきましょうということでお願いいたします。
 大項目が移ります。「業務運営の効率化」の(1)「業務運営の効率化」という項目でございます。この項目については、実は各委員の評価は16年度と期間評価で多少割れておりまして、岡本委員と木村委員が上と下の方向にそれぞれ特色のある評価をちょうだいしているという感じがいたします。ほかの委員の皆さんはならしてAになっておりますので、案といたしましてはまとめてAでどうかとは思いますが、これはこういう割れ方ですので、ご議論いただいた上で集約を考えたいと思います。何かございますか。木村さん。
○木村委員  そんなに強くグレードを主張するものではありませんけれども、毎年成果が十分上がるのがまだだからこのくらいの評価にするというふうに、いろいろなところでコンサーバティブにずっとつけてきましたね。この項目については特に平成15年度は支店廃止を決めました、人件費もどのようにしました、だけどまだ成果が出てないからこのくらいにしておきましょうというお話だったと思います。だから、今回成果が上がった訳ですから、やはり評価すべきではないかなということでこのように評価をつけております。
○岩村部会長  ほかにご指摘される点等。
○岡本委員  私も特に悪いということもないと書いたので、さっきの話と同じでBまで悪くつけなくてもいいとは思っています。
 1つだけ細かいことですが、資料2―3の期間評価、一番右のところで「純粋平残」と書いてありますが、これは「純粋末残」ではなかったでしょうか。4ページと、5ページと6ページも全部そうなのですけれども。余り機械的にはやらないという話ではありましたけれども、ただ一応指摘しておきます。
○富吉貿易保険課長  後ほど確認いたしますけれども、これは多分目安ということで、このとおりやらなければならないというリジッドな決まりがある訳ではないので、こういうものも勘案しながらトータルの4年間の評価をしていただければと思います。
○岡本委員  もちろんそうなのですが、しかし間違った言葉を書いておいてはまずいのではないかと思うので。
○富吉貿易保険課長  確認します。
○岩村部会長  途中で末残的に評価するのか平残的に評価するのかというのは、経済産業省の評価委員会ないし政策評価広報課で方法論として盛り上がったテーマではあったのですが、確定的な結論を出して、例えば評価内規のようなものをつくるところまで踏み込まないうちに考え方だけを並べて、あとは評価委員会の実態的な判断に任せますという形になってしまったなという感じがあります。感じとしても、特にこの辺の項目は末なのか平なのかはっきりしないところがありますので。
○岡本委員  おっしゃるとおりで、特にこだわる必要はないと思うのです。今私はもっているのですが、平成16年5月11日の案としては末残でやっているので、わざわざこれを平残と書き直す必要はないのではないかということです。
○岩村部会長  わかりました。ありがとうございました。
 ほかにこの項目でいかがでしょうか。佐野委員、伴委員、よろしいですか。
 では、この項目については、岡本委員からBという案もいただいておりますけれども、佐野委員、辻山委員、伴委員、そして私の4名でまあAかなと。私の感じでは、木村委員のおっしゃるように、この項目については正直やれることを随分やったなと思います。いわゆる効率化という問題については世間の目も非常に厳しいし、要求水準も非常にきついところまで来ている。そこを完全にクリアしている、クリアどころではなくてサプライジングクリアしているという状態でないとAAという評価は、政府全体に対して、国民に対して出しにくいということもありまして、まあAでいかがかと思いますが、よろしゅうございますか。
 では平成16年度、中期目標期間、いずれもAということでまとめさせていただきます。
 その次の項目は、私としてもここで皆さんのご意見、議論を伺った上でどうするかということを決めさせていただきたいと思っている項目でございまして、「次期システムの効率的な開発」という項目でございます。この項目については、平成16年度評価については岡本委員B、木村委員、佐野委員、辻山委員、伴委員、岩村がAという評価を出しております。16年度については、岡本委員はBの評価はございますけれども、AとBの間といってもAに非常に近いというのはまず言えそうな気が私にもいたします。具体的に何故かという話はまた議論するとして。
 実は中期目標期間については、この辺が末残、平残の話にもかかわるのですけれども、岡本委員と私が通してBという評価で、木村委員、佐野委員、辻山委員、伴委員がAという評価です。平均的にみて本当に割れているんですね。資料2―3をご覧いただければおわかりなのですが、最初の年はAAの評価を置いていなかった評価段階ですので、評価として換算すればBですので、B、B、A、Aで、BとAのちょうど真ん中になってしまう訳です。ちょうど真ん中になるということで切り捨てるかどうかという観点と、システム開発というのは成果がアキュメートしていくものですから、途中の平均は余り重視する必要はないのではないか。つまり末・平というのでは一応平残かなという感じもしますけれども、末残という考え方も出来る項目でありますので、この辺は現状をみてどう考えるかということでございます。この部分については、実は今日の会議で皆さんのご意見をともかく伺ってみようと思っております。辻山委員はご欠席ですけれども、ご出席いただいている委員の方々からは皆様からご意見を伺いたいなと思っております。よろしいでしょうか。
 順番はどうでもよろしいと思うのですが、あいうえお順に並んでしまっていますので、岡本さんから順番に、どのくらいのニュアンスでこういう評価を置いているかということと特にいうべきことがあるかどうかという点をご発言いただけないでしょうか。
○岡本委員  先ほどAとBの間ぐらいなので、切り上げるか切り下げるかどっちでもいいという言い方をしましたが、その中でいえばこれが一番切り下げに近い方です。まず単年度は真ん中よりもBに近いかなと思ってつけたBです。期間評価は完全に末残的に考えていまして、何しろまだ出来上がってないシステムですから、それで目標を達成したというのは言い過ぎかなと思いまして。Aというのは目標を達成している、Bはほぼ達成しているですから、時間的に出来上がらないのはしようがないことなのですが、出来上がってもないのに達成しているというのは無理かなと思って、期間評価もBという感じです。
○岩村部会長  木村委員、いかがでしょうか。
○木村委員  Aですけれども、そんなに物すごく積極的なAではないです。ただし、これは4年間の評価を最後の達成した時点ではかるべきである。私は4年目でAをつけていますから、当然これは総合もAにしないといけないなということでAになっております。
○岩村部会長  佐野委員。
○佐野委員  まだこのシステムが稼働してないので結果は出てないのですけれども、これまでの取り組んだ姿勢は非常に画期的だし、ハード、ソフトの入札、メンテナンスを共同で開発していこうとか、あらゆる面で創意工夫がなされたと。この間の努力については正当な評価をすべきであるということでAといたしました。
○岩村部会長  伴委員。
○伴委員  純粋末残という考え方で1つはAというのはありますが、一方で13年度、14年度についてBという評価をした時点では具体的な評価を出来る材料がなかったという点でB、15年度、16年度と具体的に開発作業が進んでAという評価になりましたので、13、14年度の評価とのバランスでAというのがしっくり来るのかなという考え方をとったというところです。
○岩村部会長  私も委員としての評価でこの場でお話をしなければいけない訳ですが、まず16年度についてはAという評価でいいかなと。正確にいうと16年度にやっているフローとしての作業については、競争入札とかベンダーとの関係の調整等、Aよりもっといい評価なのかもしれないなということも言えると。ただ、一方では中期目標で考えている線の上にいるか下にいるか。末残というのはそういう意味だと思うのですけれども、上にいるか下にいるかという点でいうと、大きく上回っているというのは少し大胆かもしれないなと。こういうシステム開発というのは結果としてしくじることもあるので、これは怖いから縮こまってBをつけておこうという観点であったのです。ただ、委員の皆さん方の採点を伺っていて、また本日のご意見などを伺いますとどうでしょうか。16年度についてはAで中期期間についてもAでもいいかもしれないなという気はするのですけれども、どうでしょうか。ほかの委員の評価をみた状態で伺いたいと思いますけれども、Bの方がよいでしょうか、それともAにしましょうかという感じですが、ちょっとお声を上げていただければと思います。
○佐野委員  私はAにすべきだと思います。悪い結果が出れば、そのときにはCとすればよいと思います。4名の方がAにしておりますし、Aの方が妥当ではないかと思います。
○岩村部会長  ほかにいかがでしょう。私と岡本委員は少し違う理由で期間をBにしている。同じBなのですけれども、少しニュアンスが違うかもしれない。そうするとAの評価を出していただいている委員の皆さん方は、むしろ全体としてほとんど同じ理由を挙げている。要するに世間並みの開発作業に比べて、結果としてよくいっているじゃないか、特にこういう公共的な団体としてはむしろ非常に目立った評価を上げているといってもよいというご評価をいただいておりますので、評価としてはAにしていいのではないかと思うのですが、事務局の方はどうですか。
○富吉貿易保険課長  部会として特にご異論がなければ、ここはBでなければいけないというつもりで案を提示している訳ではなくて、あくまでも取りまとめとしてBという案としたので、ご議論の結果として変わるのであれば、それは別に変えても事務局としては特に問題はございません。
○岩村部会長  その場合に、今度は16年度の業務実績評価理由の表現はこのままでよろしいと思いますが、もしもこの中期目標期間をAにするということになると、この評価の理由の書き方が少し変化するとは思います。理由の挙げ方としては、佐野委員のご発言でほぼ意見は尽きていると思います。文字になりますので、慎重な書き方を加えるということで、この文言の方は事務局と私に一任いただくということで、これは事務局案を変更いたしまして中期目標期間評価をAに変えさせていただくということでよろしいでしょうか。
     (「はい」の声あり)
○岩村部会長  では、この文章については整理が必要になりますので、整理は私と事務局でいたします。基本的な理由の挙げ方については、今日大変力強いご発言をいただいた佐野委員の発言を軸にいたしまして、ほかの委員のご発言の趣旨も、岡本委員、私の慎重な物の見方ということの趣旨も少し取り入れさせていただいた上で中期目標期間評価をAということに切り上げさせていただきます。よろしいですね。
     (「はい」の声あり)
○岩村部会長  では、実際の作業はご一任いただくということで、評価Aということで事務局案を変更いたします。よろしくお願いします。
 続いて「財務内容」でございます。財務内容については議論としては大変気が楽でございまして、平成16年度も中期目標期間全体についても評価はそろっております。そろっているといっていいのかどうかわからないのですが、余りややこしい話にならない。岡本委員からこの財務内容評価についてAAをちょうだいしておりますけれども、ほかの委員の皆さんは抑えてAなんですね。どうでしょうか。
○岡本委員  相償という概念が、赤字ではもちろんまずいのですが、物すごく黒字になってもいけないということでよろしいですか、そういう理解で。
○岩村部会長  そうですね。
○岡本委員  そういう意味では非常にいい線かなと思うので、これでAAをつけないといつAAをつけるのかと。つまりもっと黒字を出してしまったらもっと評価を下げなければいけないのか、よくわからないのですが、今回はこの辺が妥当かなと思ったのでAAをつけたのです。さっきの次期システムのお話と同じで、私自身はこう考えていますが、部会としての評価は6人の委員の合議ですから、こうつけば、これでAということに異論はございません。
○岩村部会長  私の感じではAAというのはなかなか実現出来ない項目で、アドホックな要因でなくて保険料がぐんぐん伸びていって、かつどんどん料率も減らしていると。ちょっと考えにくいですね。そういうものが貿易保険になるというのは、これまたどうしてそれが民間開放されないのかという話です。
○岡本委員  だからNEXIとしてはAAをつけるのであれば今しかないかなという感じなのです。
○岩村部会長  そうですね。しかし今度はAAつけられるかなという感じ。
○岡本委員  もちろんシングルで構いません。
○岩村部会長  では、この手の話についてはちょっとAAが出しにくいという感じもいたしますので、評価としてはAで、今の岡本委員のお話は確かに重要なお話ですので、また整理出来るときに整理していきたいとは思います。
 では、この項目については16年度A、中期目標期間Aということで評価として固定させていただきます。
 それから「財務基盤の充実」ですが、これは完全にそろっておりまして、マイナスということはないですね、プラスとマイナスのどちらかの評価ということだとプラスだというので、これは結論がほとんど見えている話だと思いますが、結論そのものはよろしいですか。
 特に特記すること、いうべきことはという点ではいかがでしょうか。これもいいですね。よろしいでしょうか。
 では、そうさせていただきます。
 最後に総合評価でございます。総合評価につきましては、実は木村委員から、これはメリハリという感覚なのではないかと思うのですが、AAでいいのではないかという評価をいただいておりまして、一方でほかの委員の皆さんは、そういう面もあるが、やっぱりAかなと、こういう評価になっているなという気がいたします。私としては、この評価の散らばり方からみると、部会評価で16年度、期間ともAでいきたいなとは思いますけれども、木村委員、発言としてのご主張。
○木村委員  別に強く主張しませんけれども、いろいろな独立行政法人の評価で、Aの法人がたくさん出てきて、その中の一個としてこの貿易保険を位置付けられるというのはちょっと良くないのではないかなと思ったので、このように個人的にはさせていただいたということでございます。
○岩村部会長  ありがとうございます。ほかにこの点について、16年度の評価ということと期間評価という点についてはございますか。
○木村委員  両方についてですね。
○岩村部会長  ええ。よろしいでしょうか。
○木村委員  はい。
○岩村部会長  では、木村委員のご発言は私も個人としてそう思うところもあるのですが、すみません、ちょっと勇気がなくて、こういう感じで平成16年度A、中期目標期間Aということで評価として整理させていただくということでよろしゅうございますか。
     (「はい」の声あり)
○岩村部会長  では、ありがとうございました。これで合意をいただいたと理解いたします。
 では、日本貿易保険の皆さんに戻っていただく前に確認させていただきます。これで評価としては最終の形にさせていただいて、文章については今日のお話の中でも多少直さなければいけない部分が出てまいりました。それから、見直すと1~2カ所はタイプのたぐいも含めて出てきたり、あるいは穏当でない表現も出てきたりする可能性がありますので、それについては整理させていただいて、これは事務局と私に一任いただけるということでよろしいでしょうか。
     (「はい」の声あり)
○岩村部会長  ではよろしくお願いいたします。
     (日本貿易保険復席)
○岩村部会長  ありがとうございました。ご退席いただいて失礼いたしました。評価がまとまりましたので、評価の結果と若干の雰囲気だけをお話しいたします。評価理由の方は少し整理いたします。
 各項目でございますが、「国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上」、「サービスの向上」、これについては平成16年度評価、期間評価とも一致してAAで最高評価をいただいております。
 (2)「ニーズの変化に対応したてん補リスクの質的及び量的な拡大」、平成16年度A、中期目標期間Aということで評価をいただいております。
 第3番目「回収の強化」、これについても平成16年度評価、中期目標期間評価ともAという評価をいただいております。
 大項目の2に移って「業務運営の効率化」、(1)の「業務運営の効率化」、これについても意見がほとんど分かれませんで、平成16年度評価、中期目標期間評価ともAをちょうだいしております。
 その次の(2)「次期システムの効率的な開発」については、平成16年度の実績については高く評価する声が非常に大きくございまして、もちろんこれはAという評価が出ております。中期目標期間をどう評価するかということについて、実は意見が割れまして、まだ実績もみていないし、システム開発ものだからBではないかという評価もいただいた一方で、これだけのことを公的性格がある法人が努力してやっているということは素直に評価すべきだという意見もございました。話し合いました結果、中期目標期間評価をAということにさせていただきたいと思います。
 3番、「財務内容の改善」の「業務運営に係る収支相償」の項目につきましては、平成16年度評価A、中期目標期間評価Aでございます。
 それから、「財務基盤の充実」については、一致してプラスということでございました。
 最後に総合評価でございますが、これだけの形がそろいますとほぼ答えは出ている訳ですが、平成16年度評価A、中期目標期間評価Aでございます。
 最後に、これもNEXIの業務に対する好意的な評価なのだと思いますけれども、独立行政法人でこれだけの業務改善、効率化をしているところは珍しいのではないか、こういう法人にAAをつけなくて一体どういうときにAAが出るのかという議論もございましたが、全体としてみるとすべての問題が全部大丸という訳でもない中での業務でございますので、そこは抑えてAという評価でどうだろうかということで意見としてまとまりました。以上でございます。
 では、本日の用意しておりました議事は以上でございます。
 なお、本日、辻山委員がご欠席でございますが、辻山委員は大変お忙しいようで――皆さんもお忙しいのですが、第1期中期目標期間評価が終わる期に退任いたしたいというご要望があります。ご退任ということになりますと本部会が最後となります。辻山委員には大変お世話になってありがたい訳でございますが、お礼も申し上げる相手がご出席でないのですが、ありがとうございます、ということで記録に残しておきます。
 次回の部会からは、辻山委員のご後任も含めて委員の皆さんにもう数名加わっていただくことを検討されていると伺っておりますが、新任委員については経済産業大臣が任命することになりますので、大臣の任命がありました後に次回の部会でご紹介させていただくという手はずにさせていただきたいと思います。
 では、事務局よりご連絡お願いいたします。
○富吉貿易保険課長  本日のご審議、年度業績評価及び中期目標期間中の評価の取りまとめに当たりましては、甚大なるご協力をいただきまして誠にありがとうございました。
 本日ご議論いただきました年度評価と期間評価につきましては、部会長とご相談の上、表現ぶり等を直しました上で本委員会等々に関連資料を提出したいと思っております。
 部会長にご一任いただきました評価資料の修正につきましては、部会長とご相談の上、後日修正版を送付させていただきたいと考えております。
 それから、次回の日本貿易保険部会の開催日でございますが、諸般いろいろ動いている状況もございまして、この場で日取りを決めるということはせずに、岩村部会長とも相談の上、次回の日取りは調整させていただきたいと存じます。また事務局の方からご連絡を入れさせていただきますので、その節はよろしくお願いいたします。
 以上でございます。
○岩村部会長  では、本日は活発なご審議ありがとうございました。  閉会いたします。

                                 ――了――


 

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最終更新日:2005.08.24
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