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1.日時:平成17年12月19日(月)15:00〜17:00
2.場所:経済産業省別館10階第1014共用会議室
3.出席委員:
神田主査、井川委員、北村委員、黒川委員、城山委員、
杉山委員、竹下委員、仁田委員、平川委員、松本委員、
柳沢委員、山中委員
4.議題
(1)品質保証体制の改善策等の実施状況について
(2)日本原燃株式会社の点検について
(3)六ケ所再処理工場で発生が予想されるトラブル等の事例集の
改訂について
(4)その他
5.議事概要
(1)品質保証体制の改善策等の実施状況について
○事務局から、「平成17年度第3回保安検査における品質保証体制の改善策等の確認結果について」により、日本原燃から、「再処理施設品質保証体制の改善策等の取組み状況について」及び「ヒヤリハットに対する取組みについて」により説明があった。
主な質疑応答は以下のとおり
(委員)
規格解説研修について、一般管理部門の受講率はどれくらいの出席を期待しているのか。
(日本原燃)
品質保証システムの改善として、技術部門だけでなく一般管理部門でもやらないといけないと判断しており、この分野に力を入れている。目標は100パーセントであるが、一括で集めて行うことは
難しく、鋭意行っている。来年度には70パーセント以上にもってい
くことを目標としている。
(委員)
何パーセントを期待して、何パーセント達成ならよいかといった、受講率の定義をはっきりさせた方がよいのではないか。
(委員)
隔離作業について、隔離検討班があってそれを改善しなければならない、というのは何が問題なのか。
(日本原燃)
隔離作業というのは、設備の保守・点検をするためにはその設備全体を隔離する必要がある。そのためにはどの機器を停止する必要があるかチェックしなければならない。隔離が本当にできるかどうか検討班で検討した上で隔離作業を開始する。班の中でどのような図面をチェックしていくかを検討するが、更に誤操作を防止し、よりよくするような改善を行っていくということ。
(委員)
美浜3号機の事故を受けた反映事項について、配管の肉厚を点検したとなっているが、作業をするにあたって人の安全というもの、そこに人がいたとして労災上の問題がおきないかどうかというのを如何に考えるかが重要であると思うが、国の点検及び原燃の現場作業員の安全の管理についてはどのように取り組んでいるか。
(事務局)
安全確保として何を実施しているかということについては、閉じこめであれば、事業指定でも議論がなされているし、設工認でも確認がなされている。また、通水試験、化学試験、ウラン試験等いろいろな段階で安全対策を見ていく。人のケガについては、放射線に起因しないという前提でいうと、労働災害については、原燃において最近多いと感じている。他の安全問題に広がるということのないように注意をしてほしいと原燃には言っている。
(委員)
品質保証と作業員の安全は一貫した問題だと認識している。機械の品質保証というのは重要だが、従業員が満足して働けるというのが大前提であって、品質保証の根幹にあると考える。
(事務局)
ケガ人が発生すること自体、品質保証の問題ではあるが、品質保証をどこまで実施するべきかということを我々が線引きするのは難しいということ。
(委員)
肉厚の測定を実施し、必要最小肉厚を下回るものはなかったということだったが説明してほしい。
(日本原燃)
美浜の事故が起こって、規制庁から指示がある前にすでに点検を始めていた。実際に操業し長く使っている使用済燃料受入れ貯蔵設備でエアフィンクーラーというところで、冬に雪が積もってファンが 充分に冷却能力を失わないようにつけた蒸気配管があり、確認したところ、最低肉厚は割っていなかったが減肉の傾向あったので交換した。
(委員)
ヒヤリハットについて、統括当直長の承認となっているが、誰がヒヤリハットを起こして、誰の承認を得て載せるとなると管理手段という側面が強くなってしまい、自由に出てきづらくなるのではないか。業務改善提案のフォーマットはどのように活用しているのか。
また、事例検討会やフィードバックについて具体的に事例があれば教えていただきたい。
(日本原燃)
運転操作員は統括の下に配属されており、状況を把握しているので必ず事象がわかるようになっている。ヒヤリハットであると統括が判断すると時系列を作成して他の操作員にフィードバックをかける。
業務改善提案については、ヒヤリハットの下に潜在的な要因というのがあって、改善した方がよりよくなるというものに対しては提案してもらう。いい提案について報奨制度も設けており、そのよう
なことができるように提案用紙を作成している。現場からいろいろな問題があったとき、それに対する対策があるが、基本的には教育訓練するという場合が多い。間違いやすいような設備に関しては、出来るだけ設備対応、インターロックをつけるような設備対応にも心がけて対策をしていく。そういった意味で細かい事象を拾い上げることで運転員への負担を減らし、出来るだけヒューマンエラーを無くすよう努めている。
(委員)
ヒヤリハットはまず報告することが大事であると考える。
(委員)
トラブルの予兆管理について、積極的な取組みはメーカーがするのか。予兆管理というのはヒヤリハット以外にもあるのか。ヒヤリハットを充実させるのか。緊急を要するかどうかが大切。十分に注意してほしい。
(日本原燃)
予兆管理をやっていくべきというのは、メーカーから提案があった。具体的にはこれから検討していくところ。
(2)日本原燃株式会社の点検について
○事務局から、「日本原燃株式会社の点検について(指示)」により、日本原燃から、「再処理事業所設計等に関する点検の進捗状況について」及び「再処理事業所設計等に関する点検の進捗状況について(概要)」により説明があった。
主な質疑応答は以下のとおり
(委員)
施設の解析評価で入力データのチェックをしているが、誰が
チェックをしたのか。
(日本原燃)
社内の中に専門のチームを作成してその中で実施している。
(委員)
経験を持った人がしっかりと見るということが重要である。
(委員)
保安院の指示文書中の「原点に立ち返って」ということについて、「原点」をどう理解するかは非常に難しいと考える。事業者の方で
原点のとらえ方を記載しているが、保安院としてはこのとらえ方で
いいか。
(事務局)
一定の評価はできると考えている。
今回報告がなかったところの品質保証体制そのものの自己点検の状況については次回の報告事項になるが、みていきたいと考えている。
(委員)
不適合が起きたときに安全上の重要度でランキングするということは標準的な考え方だと思う。別の考え方をすれば、事前に予見可能であったかどうかが大きなイシューになっていると思う。別な軸で、何でこんなことが見落とされていたのかというものが残っていたら、品質保証体制の不適合になると思う。
(委員)
水平展開をやっていないという事例が多くあるのか。また、設計の点検結果にについて健全性が確認出来たとあるが、建設中の設備については、確認できたという言い方はやめた方がいいと思う。
(事務局)
水平展開をしていないというわけではなく、本検討会では品質保証が出来ているかということをお諮りしているので、個々のトラブルについての是正措置が妥当かどうかについては他の小委員会で個々の案件を見てもらっている。
(委員)
その故障がクリティカルなものかどうか、判断には軽重があると思う。その軽重をうまく説明することが重要である。品質保証の中で一番重要なことはガラス張りの中で何をやっているか、どういう経緯でどういうことをやっているか、不安感を持たれないように、安全に、トラブルが起きても重大な問題に発展しないということをわかるように伝えるということも、品質保証の中で重要な観点だと思う。
(委員)
計算式と解析コードへの入力データの妥当性確認について、両方やったということはクロスチェックになっていると考えていいか。
(日本原燃)
計算式も入力条件を元に再計算したし、解析コードについてもここに出て来た入力データを元に解析コードの入力シートが正しいかどうかというチェックをしたことで、クロスチェックと同じことをしたと思っている。
(委員)
どのくらい進捗しているかの判断の一つとして、トラブルを時系列で追っかけて処理件数の累積を見ると、水平になったところで大体落ち着いているのではないかと見ることができる。これが一般のトラブル収集の手法かと思う。
(委員)
不適合の処理状況の確認について、是正措置及び予防措置の内容が妥当かどうかという確認を類似事象があるかどうかということでやっていると受け止めたが、これだけで確認できるのか。
(日本原燃)
発生した不適合に対して是正措置が終わっているかは別に確認している。更に是正した後に水平展開するが、再発の原因がどこにあるのか調べた上で予防措置に反映していくということが考え方になっている。
(委員)
「原点に立ち返って」と言うのは、もう一度点検したかどうかではなく、点検体制が機能しているかどうかの点検をして下さいということに焦点を合わせて見た方がいいのかと思う。
(委員)
アクティブ試験特有の品質保証に関する取組み、気を付けている点があれば教えて欲しい。
(日本原燃)
品質保証の一部である教育訓練でいうと、アクティブ試験が始まるとプルトニウムや核分裂生成物が初めて出てくることになる。今までもCOGEMAやJNCで研修をやっていたが、JAEAに六十数名を再研修に出すようにお願いすることにしている。
(委員)
本日の意見に関して、日本原燃の方で取りまとめて、回答を頂くという形を取りたい。
本日の議題にあった「トラブル等の事例集の改訂」については次回検討会に持ち越す。
次回第18回の検討会については平成18年1月26日(木)14:00〜の予定で開催する。
以上
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