経済産業省
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総合資源エネルギー調査会総合部会(第2回)  議事要旨

日時:平成18年3月22日(水)15:00~17:00

場所:ホテルオークラ別館2階「メイプルルームI」

出席者(敬称略)

委員

黒田部会長、岡村委員、木元委員、河野委員、佐々木委員、 柴田委員、田中委員、鳥居委員、内藤委員、橋本委員、 山地委員、和気委員

省内

小平長官、細野次長、岩田審議官、近藤部長、高原部長、 立岡課長、西山課長、高橋調査官

議事概要

(1)議事

  • 事務局より、資料1に沿って説明。
  • 概要については以下のとおり。
    • 現状認識の部分が、需要側の要因、供給側の要因という整理で記載されているが、むしろ、国内外で起こっている事象を中心に整理するのも一案ではないか。
    • 国際的な枠組みに係る要因のうち、「核燃料サイクルに関する動向」というタイトルは、内容を考えると、「核不拡散問題」の方が適切でないか。また、その内容も日本に対する期待より、国際的な動向の現状を記載すべきではないか。
    • 原子力と核問題について、記述が分散しており、必要性に関するメッセージ性が薄い。リプレースの見通しや5大国の立場と動向などを説明し、国民に問いかけていくことが大切ではないか。
    • 原子力の安全は重要な課題。原案程度の記述は必要。
    • 「エネルギー安全保障を確立し、国民経済に安全・安心を提供」という戦略目標があるが、「安心」という用語は、抽象的かつ主観的なものであるため、「安定」、「信頼」など他の言葉にすべき。
    • 「国民経済に安全・安心を提供」という戦略目標を説明している段落に緊急時対応の強化に関する言及がないのはおかしい、「リスクを未然に回避し、」の後に記述を追加してはどうか。
    • この戦略を発表した時に対外的メッセージとして重要だと思うのは、「国際的な資源獲得競争を煽るようなことのないように」との視点。協調色の強いメッセージは甘いと批判される可能性もあるが、長い目でみれば重要。本戦略には、インドや中国から見ても、評価できるような書きぶりが必要。
    • 供給に余裕のある環境下で進めてきた自由化には、成果もあったが、今のところ企業の体質強化に結びついていない。過去の政策のマイナス面と、現在の政策哲学をより明確に書くべき。規制の復活を主張したいわけではないが、適当なところというものが自ずとあるはず。その旨を大胆に記載してはどうか。
    • 強い企業を如何に育成していくか、具体策を記せると良い。
    • 中核プレイヤーの育成、支援は賛成。仏、米、中等も政府が一体となって旗を振り支援している。日本政府も、より一体的に対応すべき。また、政府一体となった活動が広がれば、地方公共団体の役割もまた広がっていくのではないか。
    • 目標の表現ぶりについて、海外のエネルギー供給国や国内の学生双方から見て、日本市場やエネルギー産業が魅力的だと思わせるような前向きの書きぶりができないか。
    • 目標値の達成に硬直的にこだわらないのは大切なこと。
    • 原子力の数値目標が「30~40%若しくはそれ以上」と大変あいまい。原子力政策大綱にとらわれず、更に踏み込んで良いのではないか。
    • 数値目標の設定は評価するが、数値目標を提示する以上、その裏付けとなる方策を具体的に示す必要があるのではないか。
    • 目標の立て方には二通りあり、政治的メッセージとして数値を決める方法と、積み上げて設定する方法がある。今回のエネルギーの長期目標については、前者という割り切りがあってもいいのではないか。
    • 路線バスの廃止による自家用車の増加や一極集中の進展による高速道路渋滞の深刻化など資源節約型社会に逆行する動きがある。省エネそのものから、都市構造・国土構造など社会的な問題への拡がりについても触れてもらいたい。
    • 省エネは、技術開発に加え、実践が重要。そのためにも教育の重要性に触れるべき。
    • これまでのイメージの省エネルギーではなく、社会システムを如何に変えていくかということまで踏み込んで書くべき。石油依存度の低減についても、如何なる代替技術が現在あり、2030年に向けて如何に実現できるか等踏み込んで記載することが望ましい。原子力についても、技術課題、技術振興の方向性等を記載すべきではないか。
    • リスクが現実とならなくても、ノーリグレットといったような視点も必要ではないか。
    • 「強い」企業の育成という指摘があったが、新エネルギー開発についても、従来業種の範囲を超えた技術開発が可能となる仕組み、こうした技術開発を可能とする「強い」企業を生み出していくことが重要。
    • クリーンコールテクノロジーについては記載があるが、炭酸ガスの分離・回収、固定技術についても言及してはどうか。
    • 戦略項目の「核燃料サイクルを含む原子力の推進」の記載に、やや唐突感がある。エネルギーセキュリティーと原子力の推進の関係について、もう少し前段で触れるべき。
    • 大型M&Aをはじめ世界で如何なる動きがあるか十分に認識した上で、自国は自国で守るとの決意を上手に示せると良い。
    【事務局】
    • 具体的な戦略の内容に関するご指摘については、総合資源エネルギー調査会の各部会の動向も聴取しつつ、5月の最終取りまとめに向けて検討してまいりたい。
    • 「安心」をはじめとする用語、表題の表現などについては、ご指摘を踏まえ整理させていただく。
    • 原子力についても、構成上の限界もあるが、可能な限り修正したい。
    • 過去の制度改革の評価については、「政府一丸となった取組体制の強化と官民の戦略的連携」の項に記載してあるが、更に良い記述ぶりがないか検討したい。
    • 数値目標については、委員ご指摘のとおりであるものの、積み上げが全く不可能なものではない。
    • 数値目標と具体策との間を埋めていく議論から、真に必要となる取組が出来上がっていくものと思う。各論の中で、更に内容を深めたい。

(2)締めくくり

  • 黒田部会長が、本日頂いた意見を踏まえ、事務局と相談しつつ修正する。内容については、部会長に一任してもらいたい旨発言し、一同了承。
  • 次回は4月12日(水)13:00~15:00 KKRホテル東京にて開催予定
以上
 
 
最終更新日:2006年4月5日
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