トップページ > 審議会・研究会 > 日本工業標準調査会 > 日本工業標準調査会標準部会環境・資源循環専門委員会(第20回)−議事要旨
日時:平成18年3月17日(月)10:00〜12:00
場所:経済産業省共用会議室(別館11階1111号室)
委員:
二瓶委員会長、稲葉委員、指宿委員、勝又委員、久米委員、酒井委員、吉村代理(桜井委員)、佐野委員、下田委員、湛委員、三宅代理(田中委員)、鳥居委員、中本委員、松田委員
関係者:
本田説明員
事務局:
横田(標準企画室長)
金井(標準企画室)
江藤(工業標準調査室長)
瀬戸(情報電気標準化推進室長)
相澤(環境生活標準化推進室課長補佐)
佐橋(環境生活標準化推進室課長補佐)
(1)前回議事録の確認(事務局説明)
(2)今後の環境JIS活動の進め方(議論)
(3)その他
(1)日本工業標準調査会標準部会 環境・資源循環専門委員会 委員名簿
(2)日本工業標準調査会標準部会 第19回環境・資源循環専門委員会議事録(案)
(3)環境JIS動向調査結果と環境JIS普及に向けた分類体系
(4)環境JIS活動の今後について
参考資料1.環境JIS活用状況調査(前回資料9抜粋)
参考資料2.平成17年度に策定される環境JIS一覧 (実績及び見込み)
参考資料3.環境分野におけるJIS活用例(前回参考資料2)
事務局より、資料2に基づき、第19回環境・資源循環専門委員会議事録案を説明した。
なお、委員において特段の意見がある場合には、事務局まで提出することとした。
資料3に基づき、環境JIS動向調査結果と環境JIS普及に向けた分類体系及び資料4に基づき、環境JIS活動の今後について説明を行った。
今後の議論として、次回骨子を説明し進めることになった。
主な議論は以下の通り。
産業技術総合研究所がこのような役に立つ情報を提供しており重要な役割を果たしている。最初の質問として、環境JISに求められていることで、製品性能規格の「製品性能」をあえて「耐久性・強度」と強調し、環境主張として環境規格的なことを述べた理由を説明して欲しい。ここは製品性能として環境負荷を今後は入れるべきと認識している。二番目の質問として、経済性と環境の両立を追求する戦略を説明して欲しい。
回答:最初の質問への回答は、現時点では一般の方がJISを見て、JIS規格の中に環境が入っているといってもよくわからないので取り出した。二番目の質問の回答は、CSR活動の中でグリーン調達が普及していると考えている。企業のサプライチェン全体の中でグリーン調達が含まれている。その中の活動に環境JISが含まれることによって、例えば、10%以内のコスト差であれば可能ではないかと考えた。
コメント:後者は環境と経済性の両立を追求する狙いで、環境JISの中でも経済性を配慮した規格作りをするなど追い込んで評価していくことが出てくれば、今後可能だろう。前者は環境JISに環境規格がはいっていないというのはおかしいし、今は仕方がないというのも違う。
コメント:最初の質問の件で、ホルムアルデヒド放散量はユーザーにも効果があり品質と言えるが、再生材料を使っているから品質といえるかは難しい。ユーザー利益ではかわらないが環境に効果を与える意味ではプラスといえる。これを品質で議論するのか環境のラベリングで議論するのかは、ユーザーへの訴求の意味で分けて議論が必要かもしれない。
コメント:廃棄物を使おうが、新品を使おうが守るべき事は守ることが必要なので両方考えるのが当然だと考える。
コメント:これらの問題点は、まさに当委員会が検討すべきことと考える。環境と性能を背反するものとして考えるのは問題でしょう。現在経済性の中に将来起こるだろう環境負荷などが入っていない。環境JISはまず環境に配慮することから始めてきた。今後どう進めるかである。
グリーン調達が進んでいると言いきっているのは何故か。
回答:インターネットで個別に調査した結果、大企業でグリーン調達が行われている。大企業が行っていれば、その子会社も行っていると見なせば大部分が行っていると言える。
コメント:企業の中で一つでもJISを使ったグリーン購入していれば実施していると言うことになるが、今後はどの品目まで拡大していくかが問題としてある。企業に中でJISを使ったものがあるか否かで今回の報告は止まっている。どのレベル・分野まで来ているかはこれからの調査になる。高炉スラグで見られるようにJIS番号を記載してわかりやすくしている、進んでいる企業の事例を示していけば環境JISが広がると考える。多く引用されているという言い方は断定的かもしれない。
環境JISの存在感をアピールしようとしていると思う。その効果を考えたとき、適用分野によっては有効性をアピールできるのでありがたがられることもあれば、問題が発生したときに測定手法の提供をしただけとして関与を限界とすることなど多様性があるのではないか。例えば、F☆☆☆☆の商品を使っているが臭いといった相談が入ったとき「測定方法を提供しているのみで、区分けは行っていない」と言う具合にJISの介入度合いを考えて欲しい。
コメント:JISは測定の精度・分析の結果の信頼性を主張することは可能だが、その結果、グレードなどわかりやすさを追求した表示を考える場合、時には危うい。例えば、鉛があっていいケースなどケースバイケース、個体差があり誤解から社会問題となることも考えられる。このあたりをもう少しきめ細かく議論しないと一概には言えない。わかりやすさの限界に関する指摘です。
回答:F☆☆☆、F☆☆☆☆を守って安全かという議論は、JISでは難しい。厚労省の判断又は知見を借りることになる。F☆☆☆、F☆☆☆☆を守っているかに関して、JISマークを取得している場合JISマークを取得していない場合があり不当表示などに扱われたりするなど各々対応があるが、今後どう対応するかも考えていかなければならない。
コメント:問題は消費者へわかりやすさをアピールする制度なので、行政機関として機能分担もあるが、一般マーケットへのわかりやすさに貢献できたらと思う。
これまでの分類では消費者には何故環境JISかわかりにくいものがあった。今回の体系的な分類でわかりやすくなることを期待します。環境配慮規格で、トイレのスイッチ位置が各社によって違いまたわかりにくいので、「これをわかりやすくする検討が環境配慮設計です」と呼ぶのを提案したい。グリーン購入の中で、企業が社内で使用するケースと環境製品を生産するために購入するケースとが混じらないようにしてほしい。
回答:体系的分類では、生産と物流、製品の使用、製品の廃棄と分け消費者の方が使う場面が製品の使用と分け、これを環境負荷低減の面から活用できるように整理表を作ってきました。これを今後もっと使いやすくする検討を進めたい。環境への貢献をわかりやすくする事が重要だと考えています。消費者と接点のない社内で使うものに環境JISを使うことを含めるのか、或いは消費者とコミュニケーションを主体にして環境JISを考えていくかの議論が今後起こってくると考える。全体にわかりやすく整理されていると重みを明確にできると思う。
資料4 2.(2)「ユーザー側を主体とした」の意味を教えて欲しい。
回答:JISが活用されるためには法律、ガイドラインなどに引用されることに意味がある。ルールとして使われる(JISを引用する)方々をイメージしてユーザー側と説明した。調達の方などこれまで我々と接触があまりなかった方を含みます。この検討委員会の委員長には稲葉委員を考えている。
JISは見解が分かれる利害調整的なシステムのものを得意としない印象です。測定規格的なものの議論を進めながら、環境主張的な規格や表示を慎重に進めて欲しい。消費者の関係者が最初から参加できるように配慮して欲しい。国際的な整合性で、アジアを意識しながら進めるとき「JIS」と言う用語はバリアーが高い印象がある。環境に関してはサスティナビリティースタンダードとか国際的に通用する柱を立てて欲しい。検討項目に名称を入れて欲しい。
回答:環境が大きな問題として認識されているISO/COPOLCO(消費者政策特別委員会)で環境JISをエンバイロンメンタルプリファラブルプロダクツと呼んで環境に貢献する製品規格して紹介したが、他の製品規格との関係で理解を得づらいようだ。環境JISをどう使っているかが重要であると考え、これを説明し、議論をしていこうと考えている。5月に開催されるISO/COPOLCO(消費者政策特別委員会)に指宿委員と本田説明員が参画し、説明をします。
環境JISはわかりにくいとこれまで何度も申し上げた。今回の説明で規格活用者と説明があったが利用者がない、また3Rの推進の項目で見ると団体を対象にしているが、消費者個人への配慮がない。消費者がどう思っているかをぬいていることが理解できない。これでは、消費者個人が全く環境JISを知らないとなり、本末転倒となる。表示について専門家からの意見があったが、AAA表示は消費者の立場では目安として普及するのはありがたい。
回答:消費者代表の方にも委員会に入ってもらいたいと考えています。中間報告ではいかに消費者の方にわかりやすく説明をするか報告書をとりまとめていきたい。
環境に配慮した規格体系をまさに作ろうとしている。消費者の方にどう効果があり、どうかかわるかをわかっていただくことが当面のことだが、どのような方策が望ましいかについて意見がありますか。
回答:JIS自体をあまり見かけないので、JISから始めないと環境JISはわからない。一方エコマークは知られてきている。消費者としてはエコマークと環境JISマークを連携させて欲しい。JISマーク制度が変わって、JISとは何かをJISマークとは何かを理解しながら進めるのはなかなか難しい。説明会を何回も行い知ってもらうことなどきめ細かな対策が必要と考える。
エコマークを付ける基準が難しい。ライフステージでの効果比較の議論がある。
ISO/COPOLCO(消費者政策特別委員会)の場で、当初、環境JISが環境に適合する製品ということで説明したがわからないと言われた。その後、環境への負荷を測定する規格が重要との説明をして理解を得られてきた。製品への環境負荷を評価する規格は14000シリーズにあり、TC207のミッションと重複するという指摘を受けている。環境負荷を測るステージの分類と性能品質、環境負荷の測定、表示の3つの横串の評価で資料4のP3を検討することで消費者にわかりやすくなると思う。
消費者の方に環境JISをわかっていただくのに環境JISを一番知っているこの委員会で環境JISとはなんぞやと言う議論をしている。これは環境JISを教えることがいかに難しいかを示している。これを打破するために、分類して目指すところを明らかにして進めようとしている。環境には持続可能な生産、持続可能な消費の2面があり、だんだん世の中が持続可能な消費に向かおうとしているのではないか。本日の報告は少ない材料を当てはめて説明をかけている。御意見ありがとうございます。
今後本日の視点で中間まとめを行い、きちんと踏まえて世に問うステップとしていきたい。
具体的イメージの資料4の(6)に期待している。第17回環境・資源循環専門委員会参考資料3で、消費者が見たときにそれほど重要なメッセージとならないものがあった。これをリユース、リサイクルで分類してみると消費者にわかりやすくなると思う。
法規制にJISを引用されているのを羅列すれば、消費者や一般の方にわかりやすくなるのではないか。
環境JISは環境にかかわるものをある基準で規制することと理解する。環境JISで例えば、環境規制の物質を決めたとき、一般的に公平にするのは難しい。一般の人にわかりやすくすることにとらわれ過ぎたてわかりやすくなったが、変にならないか。JISは正確に技術的ないろいろな制度によって基準を決めることが重要で、アイデアはないがこれを一般の方によくわかっていただくようなもっと違う基準を作っていくのがよいと考える。
環境JISで引用を目指すときある種の普遍的なものはよいが、ある法律のある目的を持って引用されるために作ったJISが違う部分で違う解釈での引用がおきている。充分に考えた上で引用して欲しい。法規制への引用が違う解釈で引用されるケースがある。十分考慮されたい。昔エコマークは一つの環境配慮の視点であったが、今はいろんなライフサイクルの視点が入っている。それで基準も厳しくなっている。エコマークの環境配慮に品質が絡んでくるとエコマークで品質を保証出来ると誤解される問題が出てきて今悩んでいる。
環境JISの分類の各ステージで違う評価がある。製品規格を評価する際にLCA的評価もあるのではないか。
普段からお考えの点を各委員からいただいた。
意見を踏まえ進めたい。7月目途に骨子を提出します。今後シンクタンクを利用し、そこで委員会を設定し稲葉委員を委員長に考えている。メンバーはこれから稲葉委員と相談し進めたい。取りまとめに関し、相談させていただくことがあると思いますので御協力をお願いします。
a) JISC(日本工業標準調査会)はISO/TC146(大気の質)/SC5(気象)へPメンバーとなり、国内審議団体として、気象測器工業会 気象測器国際部会が活動を行うことを報告した。
b) 次回は、平成18年7月頃開催予定。
最終更新日:2006年04月12日
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