経済産業省
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審議会・研究会

独立行政法人評価委員会技術基盤分科会製品評価技術基盤機構部会(第10回)  議事録

日時:平成17年6月27日(月)14:00~16:40

場所:経済産業省別館11階第1120共用会議室

議題:

  1. 業務方法書の変更について
  2. NITEの平成16年度業務実績評価について

    (1)財務諸表等の報告(監事及び会計監査人の報告を含む)

    (2)業務実績の報告

    (3)業績評価の審議

  3. その他

配布資料:

資料1 出席者名簿
資料2-1 業務方法書の変更について
資料2-2 業務方法書(案)
資料2-3 業務方法書新旧対照表(案)
資料3-1 財務諸表等
資料3-2 平成16年度製品評価技術基盤機構評価表(案)
参考資料1 平成16年度NITE業務実績表参考資料
参考資料2-1 独立行政法人製品評価技術基盤機構の業務の実績に関する評価基準
参考資料2-2 独立行政法人製品評価技術基盤機構の業務の実績に関する評価基準細則
参考資料3-1 製品評価技術基盤機構の平成16年度決算報告
参考資料3-2 事業コスト比較
参考資料3-3 各委員のご意見に対するコメント

出席者:

部会委員(五十音順)
大庭成弘 住友化学株式会社専務執行役員
西山徹 味の素株式会社代表取締役専務執行役員
馬場錬成 東京理科大学知財専門職大学院教授・科学ジャーナリスト
平澤冷 政策研究大学院大学政策研究科教授(部会長)
前原郷治 社団法人日本鉄鋼連盟標準化センター事務局長
関係者
御園生誠 理事長
野中哲昌 理事
所村利男 理事
荻布真十郎 監事
前川美之 監事
池森啓雄 企画管理部長
宮崎正浩 バイオテクノロジー本部本部長
重倉光彦 化学物質管理センター所長
瀬田勝男 認定センター所長
菊池久 生活・福祉技術センター所長
那須伸裕 会計監査人
事務局
武濤雄一郎 経済産業省産業技術環境局基準認証政策課長
徳増有治 経済産業省産業技術環境局知的基盤課長
江口信彦 経済産業省産業技術環境局知的基盤課長補佐(調整担当)
上戸亮 経済産業省産業技術環境局知的基盤課長補佐(NITE調整担当)
源内哲之 経済産業省産業技術環境局知的基盤課計量標準係長

議事:

議題1.業務方法書の変更について

事務局から資料2-1に基づき変更内容の説明を行った。独法通則法第28条第1項に基づき変更の申請があり、同法第28条第3項に基づき評価委員会での審議を頂くもの。

審議の結果、特に意見はなく承認された。

議題2.NITEの平成16年度業務実績評価について

(1)財務諸表等の報告(監事及び会計監査人の報告を含む)

【理事長】
お手元にございます資料のポイントをかいつまんで説明させていただきます。事業としては交付金事業も受託事業も順調に実施。効率的な予算執行の観点から、たな卸し資産の低減を達成。講習事業については、受講者数が変動するが最終的には予算どおり利益を達成。わずかではあるが、廃棄機器の売却により収入を確保。最終的な利益については積立金として処理する予定。
【所村理事】
参考資料3-1に基づき決算状況について説明。
受託収入については複数年契約の関係から決算時点で収入が減っているように見えるが、ほとんど変更はない。
貸借対照表については、資産については、流動資産が40億円強、建物等の部分が201億円。流動負債の未払い金では講習事業の未払い金や講習関係の前払い金がある。資本の減少は償却によるものである。
運営費交付金の棚卸し資産については、殆ど試薬だが、約1週間分まで圧縮。これは事業遂行上ほぼ限界。
損益計算書については、当期総利益は3億5700万円あり、これは積立金として処理する提案を考えております。
【部会長】
それでは監査結果についての報告をいただく前にご質問等はございますでしょうか。
(特に意見なし)
それでは監査の結果についてご報告をお願いします。
【荻布監事】
監査結果について資料3-1に基づき報告。
【那須監査人】
監査の結果について資料3-1の会計監査法人の監査報告書に基づき報告。
【部会長】
財務関係について質問はあるでしょうか。
(特に意見なし)
それでは財務諸表については承認されたものといたします。

(2)業務実績の報告

【部会長】
それではコストパフォーマンス、委員のコメントに対する回答、NITEから特に主張したいことについて説明してもらいます。
【野中理事】
参考資料3-2に基づきコストパフォーマンスについて説明。
期初からの事業については、種々の事業において高い成果を出したにもかかわらず、昨年度も1.4%の大きな削減をし、新規事業についてもコスト抑制に努めた。コスト削減は削減効果が大きなものから着手するので、低減率も低下してきており、そろそろ限界に来ているのかとも考えている。
バイオについてはアジアのコンソーシアム実施、東南アジアからの移転も2倍になり、対外的にはタイ、来週の中国とのMOU締結など進める中、コストを低減。高付加価値化においても難度の高い麹菌の解析に成功しつつ、コストは9%削減。アウトカム調査においても、一論文あたりの引用件数も化学より高く、ベンチャー等の注目も高い。
化学物質管理分野については、リスク評価、他省庁事業以外については、やや微増している。これはそれぞれの法律の業務が大きく拡大したものによる。化審法においては法律改正による事業者の新たなスキームによる申請や三省全体の相談件数が増加しているなか、コストを抑制。PRTRについても6000件の増加についてアウトソーシング及び電子申請の推進によりコスト増を抑制した。化審法については、企業にかかるコストをNITEで抑制する面もあると考えている。
適合性評価分野については、減少はしているが、JNLAについてはコストは2倍に上がっているが、これはJIS法改正に伴う区分整理の事業などのインフラ整備でコストがかかったものを必要最小限のコスト増に押さえた。MLAPについては、フォローアップ調査を多数実施した。アウトカム調査でも各試験機関の水準が上昇したとの評価が出ている。
人間生活福祉分野については、講習関係を除くとコストは横這い。事故調査については2100件から2700件と増加しており、かつ、改善措置も50%以上増加するなか、コスト抑制を図っている。製品安全についてはアウトカム調査を行っており、改善が行われなかった場合のコストが非常に大きい。講習はサービスの向上を図ったなかで、当初予定のコストを抑制している。
企画管理部門については、広報機能の強化、アウトカム調査を行ったが、既存経費ついては抑制。マネジメントの確立や独法見直しの中で、通信費の見直し、契約の見直しなどにより既存経費は抑制を図った。
【部会長】
引き続き委員のコメントに対する回答を先にいただくことにする。
(各部センター所長から参考資料3-3に基づき説明。)
【宮崎本部長】
海外において収集する微生物は放線菌等を主体にしているが、コレクションの方針については、第二期の目標の検討の中で検討する。世界の試験機関との対比については、海外の機関は微生物だけではないため、直接の比較はできないが、過去の例から見て黄色ブドウ球菌においてNITEの方が解析スピードも高く精度も高かった。麹菌については国際共同研究のグループで同時に投稿したが、NITEの投稿結果はボリュームも大きく難読部位も多かったが完成度は高く、世界的な水準にあると考えている。
【重倉所長】
NEDO第四プロジェクトの成果は、広報などを行っているところ。いずれにしてもこのような情報提供については信頼性が問題であり、内分泌攪乱についても信頼性をもとに判断していきたい。最後のQSARについては、ベストな使い方を検討することがNITEの役割と考えている。
【菊池所長】
基本動態特性については、各種使われているが、ユーザーニーズの把握に向け、システムの改善を図りたい。基本動態特性の充実には専門家のご意見を聞きながら検討を進めているところ。経済省と調整を行って優先順位を定めて進めて参りたい。福祉用具評価については、経済省・工業会と方針を決定したところまで進めている。講習関係業務のスキームについては法令上の関係についてはNITEとしてお答えすることはできないが、行政サービスの向上を取り組んでいきたい。
【部会長】
それでは、委員意見への回答と特に主張したい点について池森部長から説明願います。
【池森部長】
外部との連携事業のアピールについては、特に貢献度については可能な限り書くように工夫したい。外部からの評価については、アウトカム評価での外部からの評価をやっており、これを踏まえてやっていきたい。
追加の説明として、マネジメントについて参考資料1の72ページに基づき説明。
前回までの資料では広報機能の強化についてアピールを考えていた。71ページでは16年度では法人の見直しが行われ、超過勤務時間も6割以上増えている。また、各センターから代表者を企画管理部に集め短期間での膨大な作業に対応。組合にも協力を依頼し、職員健康面では産業医との面談を実施。このような体制で見直しへの対応を乗り切った。この他の定常的な業務がそれなりの業績を上げたのは、目標管理制度が定着したことが理由。職員のミーティングによる定着や、トップマネジメントによる中間評価などにより通常の業務をしっかりこなしながら緊急の業務に対応できた点をアピールさせていただきたい。
(質疑応答)
【大庭委員】
アウトカム調査については良い企画であるが、今後どのようにする計画なのか。
【池森部長】
アウトカムについて出来るだけ定量化・指標化の作業を進めている。二番目としてはNITEの業務を類型化しているが、この作業を合わせて進めている。最終的には判断する材料となるものをなるべく広い範囲でご用意したい。
【部会長】
今の件については現状は1/3くらい。仕掛かりの部分についてもまだある。この際に、三つくらいの段階に分けて良いのではないかと考えている。コストアナリシス、コストエフェクティブアナリシス、コストベネフィットアナリシスの三段階になると思う。結果を出すことも重要だが、何が本質的な成果であるか担当者と議論してもらって、担当者が認識を深めてそれを考慮するという形で利用していただければより効果が上がると思う。
【馬場委員】
増大する超過勤務の36協定とは誰と誰との協定か。
【池森委員】
これは経営者と労働組合との協定で、四半期毎に協議している。
【馬場委員】
6割の残業時間増加とは異常事態。どうしてこんなふうになったのか。
【池森委員】
NITEの見直しが急に決まったことから、これへの対応。各部門の人員から対応人員を増やして対応したが、結果的に残業時間が増えてしまった。
【徳増課長】
実は、独法の見直し前倒しがなんの前触れもなく実施され、見直しの対象になった。そこから急遽対応しなければならなくなった。これを最大限効率的に対応するため、企画管理部の中に特別チームを編成して対応したが、これを無事に乗り切った。これについては経済省からの要請によるもの。
【馬場委員】
これは一過性のものか。
【徳増課長】
そうである。
【馬場委員】
36協定とは。
【池森部長】
労働基準法36条に基づくもの。
【馬場委員】
NITE当局と自治労の組合なのか。
【池森部長】
NITEの組合は国交労傘下の経済省傘下の組合。
【前原委員】
これは、まことに赤裸々であり、気持ちは分かるが委員会の範疇ではないと思うが、ここははずした方が良いのではないか。
【部会長】
確かに難しい点である。今のコメントについてNITEから意見はあるか。
【池森部長】
当初、NITE内部の話であるので、入れなかったのであるが、マネジメントについて論点が少ないのではないかということで追加した。本来、その意味で参考資料という扱いであるが、少しでも実態を伝えるということで追加させていただいた。
【上戸補佐】
資料は後ほど、検討する。
【野中理事】
資料は勇み足の部分もあるが、趣旨は目標管理制度の定着が図られたということであるので、資料は適宜差し替えさせていただきたい。
【部会長】
第1期の中でマネジメントについて制度的な整備、組織の中での取組が非常に改善された、臨時の作業が発生した状況の中で、当初の予定通り成果を進めてきたというように受け取りたい。
この場でNITEとして特に追加したいということはあるか。
【上戸補佐】
参考資料1は、3月の時点で同じようなものを出したものを検討して、黄色から赤に評価を変えたものもある。(以下、内容修正したものをそれぞれ紹介)(NITE関係者、傍聴者は退席後委員による評価)
事務局より参考資料2-1及び2-2により、評価基準を説明。カルタヘナ法関係業務の追加等により、評価基準の細則を改正している旨説明。
【部会長】
事前に委員にご評価頂いた内容をまとめて、委員会としての評価とすることとなりますが、委員の評価がばらけていないものについては、議論にはおよばないこととなる。委員の評価が分かれているものはそれほどない。よく一致しているように感じる。分かれているものについては評価案をまとめるため、年度ごとの推移等の資料を参考に議論を進めていきたい。
評価の最終的な決定は経済産業省の上の委員会で決めていたが、今回より上の委員会は全体の調整のみで、部会での評価が経済産業省としての評価となる。
それでは順番に評価をしていきたい。
  • NITE退席後委員による評価

    審議内容については省略。審議結果については後掲のとおり。

評価項目 審議
結果
コストパフォーマンスの妥当性
[能動型業務]
1.生物遺伝資源に係る情報等の提供業務 AA-
2.生物遺伝資源に係る情報等の高付加価値化業務 A+
3.化学物質総合管理情報の整備提供関係業務
4.人間特性計測関係業務
5.福祉用具関係業務 B+
6.製品安全関係業務 A+
7.標準関係業務 A+
[受動型業務]
1.カルタヘナ法関係業務
2.化学物質審査規制法関連業務 A+
3.化学物質排出把握管理促進法関連業務 A+
4.化学兵器の禁止及び特定物質の規制等に関する法律関係業務
5.工業標準化法及び計量法に基づく認定(JNLA・JCSS)関係業務 A+
6.ダイオキシン類等極微量分析証明事業者等認定関係業務
7.標準物質関係業務
8.製品安全4法等法律で規定された適合性評価機関の認定関係業務等
9.製品安全関係業務 A+
10.鉱山保安法に基づく検定関係業務
11.講習関係業務
12.情報技術(IT)セキュリティ関係業務
13.依頼試験評価業務
[財務内容]
1.前年比1%の業務経費の効率化
2.外部機関との協力・連携等による業務の効率的運用
3.財務内容の改善に関する事項
マネジメント
能動型
受動型 A-
財務内容
総合評価

議題3.その他

【上戸補佐】
次回のNITE部会について、現在調整しておりますが、10月もしくは11月上旬に、次期中期目標について審議して頂く予定であるが、情勢が流動的であり、ご連絡しご意見をお伺いすることもあり得るのでお願いしたい。
【部会長】
予定された議題は終わったので終了となりますが、16年度の評価は終了したが、資料の調整等が残っているのでお願いしたい。NITEにも長い間作業頂いたので感謝したい。評価のための評価ではなく、業務の見直しの機会にして頂きたい。長時間ありがとうございました。

以上

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