経済産業省
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審議会・研究会

独立行政法人評価委員会技術基盤分科会製品評価技術基盤機構部会(第13回)  議事録

日時:平成18年2月15日(水)9:30~11:50

場所:経済産業省別館11階第1120共用会議室

議題:

  1. 役員報酬規程の変更について
  2. 第2期中期目標及び計画について
  3. その他

配布資料:

資料1 出席者名簿
資料2 役員報酬規程の変更について
資料3 第2期中期目標(案)
資料4 第2期中期計画(案)
資料5 今後の部会開催スケジュール
参考資料1 第2期中期目標・計画対比表
参考資料2 第2期中期目標・計画概要
参考資料3 第1期業務実績(暫定)概要

出席者:

部会委員(五十音順)
篠原善之 三井化学株式会社専務取締役
冨田房男 放送大学北海道学習センター所長
西山徹 味の素株式会社代表取締役副社長執行役員
馬場錬成 東京理科大学知財専門職大学院教授・科学ジャーナリスト
平澤冷 東京大学名誉教授(部会長)
前原郷治 社団法人日本鉄鋼連盟標準化センター顧問
関係者
御園生誠 理事長
野中哲昌 理事
所村利男 理事
荻布真十郎 監事
前川美之 監事
竹上敦之 企画管理部長
宮崎正浩 バイオテクノロジー本部本部長
重倉光彦 化学物質管理センター所長
瀬田勝男 認定センター所長
菊池久 生活・福祉技術センター所長
原山正明 企画管理部企画管理課長
事務局
松本隆太郎 経済産業大臣官房審議官(基準認証担当)
瀧島勇樹 経済産業大臣官房政策評価広報課長補佐(独法評価担当)
吉田雅彦 経済産業省産業技術環境局知的基盤課長
江口信彦 経済産業省産業技術環境局知的基盤課長補佐(調整担当)
上戸亮 経済産業省産業技術環境局知的基盤課長補佐(NITE調整担当)
源内哲之 経済産業省産業技術環境局知的基盤課計量標準係長

議事:

【平澤部会長】

  • 委員の先生方遠いところありがとうございます。NITEの皆様もここまでまとめるのは大変だったと思います。今日の主要な議題は第二期の目標・計画で、これは今後の5年間の大事な議論であるので、じっくり審議したいと思います。

【松本審議官】

  • 本日は朝早くからご出席いただきありがとうございます。今日は第二期の目標・計画を審議いただきますが、昨年の11月に貴重なご審議をいただきましたが、これを可能な限り盛り込み、省内の意見集約もはかりました。足りないところもありますが、第一期は基盤整備、第二期はいかにして社会に貢献できるかが主眼で、これがある程度進められるものがまとまったと思っています。今日はご審議お願いします。

【上戸補佐】

  • 資料の確認

議題1:役員報酬規程の変更について

資料2に基づき上戸補佐から説明

○質疑

【馬場委員】

  • 期末手当12月分とあるが、現行と変更後を見ると変更後は増えている。理事長、理事は月額減額で期末手当は増えているが出入りはどうなのか。

【上戸補佐】

  • この減額は4月1日に遡及するので、総トータルで見ると0.1%の減額になっている。

【馬場委員】

  • 0.1%は月額1000円ということですね。0.1%減は期末と月額をならしての減ということですね。

【上戸補佐】

  • 公務員の人事院勧告と同じである。

【部会長】

  • 公務員改訂の数値があり、これに従って改訂しているとの趣旨である。特にご意見がなければ、支給の基準が一般社会との乖離があれば意見を出すことになっているが、本委員会としては意見なしということで良いか。(了承)

議題2:第二期中期目標計画について

○中期目標説明

  • 資料3及び参考資料1,2に基づき上戸補佐から目標を説明
  • 参考資料1をメインに説明します。
  • 前文であるが、第一パラグラフはNITEの説明で、第二パラグラフは設立目的の基、第一期の功績を書いており、短期間でのBRC立ち上げや、省庁を超えた化審法事務などを紹介している。第三パラグラフはNITEの役割、進むべき方向を書いている。最初の方ではNITEの業務の重要性が高まっており、その中でNITEは信頼性の高い情報の提供を行うことがNITEの目指すべきところであるとしている。ここは11月の議論でNITEを一言でいったらという議論について整理したもの。
  • バイオ分野の前文では、バイオの政策的目的及び経済省のバイオ政策の目的、その中でNITEの役割を書いている。生物資源の利活用が重要で、NITEでは内外の資源収集を行うとともにBRCのネットワーク化の中核機関となることが重要としている。具体的な業務としては、生物遺伝資源業務として3万株の数値を上げている。4ページでは、特に(2)の国内外のBRCネットワークの役割として、NITE単独での収集ではなく、ネットワークの構築を上げている。(3)ではBRCの機能としてのゲノム解析を行うことを書いている。
  • 化学物質管理分野では、バイオと同じように前文では政策目的とその中でのNITEの役割を書いている。政策目的ではリスク評価が重要な政策課題で、NITEは化学物質の情報収集とリスク評価を行い、情報提供を行うとともに第一期と同じように法施行支援を行う。具体的には、4800物質の情報収集(4000物質の充実+800物質の追加)、化学物質のリスク評価・管理に関する業務。これは第二期に新たに担って貰いたい業務として上げている。化審法関連業務は一期と変わっていないが表現を分かりやすくしている。化管法関連については、第二期も引き続き適切に行う。化管法の情報については、時系列的な分析等高い分析を行う。化兵器関係については引き続き行う。
  • 適合性認定分野では、分野名を変更。実際にやっている内容を的確に表すこととした。政策的目的については認定というツールを活用し、国民生活に安全・安心を与え、結果としてコスト削減がもたらさせるというのが目的で、NITEは国際整合性のある認定を行い、広範囲な認定ニーズに対応することがNITEの役割として書いている。具体的には国際規格に適合した認定機関を運営し、NITEが我が国を代表する認定機関として認定機関協議会事務局として役割を果たす。また、国際貢献を果たしていく。法令に基づく認定業務としてはJNLA、JCSS、MLAPを的確に行うこと。ASNITEは第一期は依頼検査業務としていたが、第二期は社会ニーズに基づく認定業務(認定ニーズへの対応)として新たに書いている。認証機関登録のための調査等は第一期と変わっていない。ADRは引き続き実施。
  • 生活安全分野については、安全・安心のための基盤提供というNITEのミッションに照らして分野名を変更。宮村委員からも適切とコメントを頂いている。一般消費者の使用製品、福祉製品も含まれるが、製品事故の情報収集を行うとともに提供し、これらの情報を基に新たな安全基準の提言を行う。もう一つは人間特性、福祉関係の業務を行う。第二パラグラフでは、安全ではなく、「使いやすい」というフレーズを入れたらどうかというコメントがあり対応。標準化分野は、高齢者福祉と製品安全の二本が主体。人間特性も入れている。
  • 共通部分については、効率化に関する事項として経費削減は一般管理費の3%の指導に対応して入れている。人件費の削減も国家公務員の5%削減が独法にも求められているのでこれに対応。戦略的な人材育成の推進については、宮村委員からコメントがあり、中長期的な人材育成が必要とあり、その部分を入れている。戦略的な広報の実施について盛り込んでいる。

○中期計画説明

【上戸補佐】

  • 計画は目標を大臣が指示して、これに対応してNITEから提出される形になっている。目標と計画は一体のものであるので、目標が承認されたとして計画の審議をお願いしたい。予算部分については、財務省と協議中であるので変更があり得る。
  • 資料4及び参考資料により説明。

【理事長】

  • 本日は朝からご審議頂きありがとうございます。NITEの第二期に向けた理念と取組を説明する。昨年以来委員の皆様にはご審議頂いており、経済省内部でもご議論があったときいており、感謝します。NITE内でもプロジェクトチームを立ち上げ検討してきたところであるが、参考資料3の一枚目であるが、産業界と政府をつなぐ仕事が中心であったが、国民に向けての仕事を強化していき、政府の政策目標である安全・安心の基盤提供に向けNITEの基本理念を考えていきたい。(以下、各分野の理念について一例ずつ紹介)
  • 国民に目を向けた取組としてCI開発をやっており、こういったことを通じて、国民のレピュテーションを図るとともに、NITEにふさわしい人材育成を図っていきたい。

【宮崎本部長】

  • バイオ本部の計画については、第一期の基盤整備に対して、第二期はこの基盤を基に事業を拡大し、収集資源を使っていただくように事業を展開。実施する立場から3点が重要。
  • 第一は微生物の収集を図ることとともに、ゲノム解析機能を持っていることから、これを生かして世界的なBRCを目指す。連携については、特にアジア諸国とは関係を拡大するとともに、NITEの構築した仕組みを利用した窓口になりたいと考えている。人材の確保育成も進めたい。ゲノム解析機能は、基本的にはNBRCの資源で分類学的に重要なものと社会的にも重要なものを解析していきたい。
  • 第二は国内外のネットワークであるが、国内は25機関、アジアはアジアコンソーシアムで検討開始、OECDについても参加して参りたい。
  • 第三は利用についてであるが、ニーズをとらえるべく意見交換を進めるとともに、全国のクラスター等への広報を進めていきたい。カルタヘナ法対応も着実に進めていきたい。

【重倉所長】

  • 化学物質管理分野については、まず、化学物質情報の提供は4000物質の維持をあげているが、意図的に集めているデータについて今期中に完成する予定であり、この維持更新を行う。また、現在、製造輸入量の実態調査をやっており、年間100トン以上のものは824物質あり、このトータル4800品目の情報収集・提供をやっていきたい。このような情報収集・提供ではジャパンチャレンジ、GHSとの連携を図るとともに、OECD計画との連携も図って参りたい。
  • 化学物質のリスク評価については、これまでNEDOプロでやっていたが、CHRIPと統合するのではなく、別のラインで進めている。化学物質について一般の人に説明する立場の方に提供して行きたい。化学物質のリスク評価・管理は新たなプロジェクトで、第一期の成果を生かして化審法の監視化学物質をどうしたら良いかということについて進めて参りたい。一般的なリスク評価・管理について検討して期待に応えられるようにしていきたい。
  • 法施行関係の業務は、第一期と一緒であるがより分かりやすい表現にした。依頼検査で標準物質関係の業務をやっているが、容量標準用標準物質の業務は移行に時間がかかり、2年ほど継続して他の機関に移管するので、円滑に進めていきたい。

【瀬田所長】

  • 適合性認定分野については、一見全部書き変えたようにみえるが、半分は縮小して半分は整理したもの。大きく整理したのは認定分野で、第一期で認定事業者数を2.5倍に増やしているが、日本の社会においても認定が採り入れられてきており、これを踏まえた整理を行った。認定という機能を一括りにしたことで、国内的な中核機関という面が表に出てきており、認定機関協議会の事務局の仕事が追加されている。特に外部審査員の拡大が一番に重要。このような中で、法令に基づく認定制度をきちんと進め、MLAPについても認定取消もあったりし、信頼性の向上が必要であるとともにASNITEをきちんと位置付けた。第三項には認定機関として実施して良いと考えている業務を入れているが、この中で重要なのは登録認証機関関係の業務。また、認定機関としてやってはいけない業務を他の部分に移した。

【菊池所長】

  • 生活安全分野については、第一は製品安全関係業務であるが、迅速・的確な質の良い対応が求められており、地域関係機関との連携が非常に重要で、支所を活用しつつ地域関係機関との連携を強化。分析技術の向上も強化していきたい。広報も強化していき、啓発活動を強化するとともに、国内外の関係機関との連携も重要で欧米での同様な機関との情報交換を入れている。安全関係では、製品安全体系を目指した調査等で提案をして行きたい。安全四法を中心とした共通基盤的な安全基準の原案作成の提案を行っていきたい。
  • 標準化関係業務については、高齢者・障害者対応の標準化では福祉用具の標準化体系を作成して、効率的な促進のためのアクションプランを作って、国内の関係機関を指導しながら進めていきたい。製品安全確保のための標準化については、事故情報に基づいた安全基準を全体の中で反映させていきたい。人間機能に関するデータも取っていきたい。
  • 講習関係については第一期同様的確に進めていきたい。立入検査については、安全四法、品質表示法、JIS法等的確に進めていきたい。

【竹上部長】

  • 共通管理部分については、マネジメントについては業務経費効率化、人員配置を進めてきて効率化目標を達成。第二期については経費効率化、質の向上を図って参りたい。業務運営の効率化の数値を示しているが、一般管理費の3%削減、人件費の削減を盛り込んでいる。これに対して具体的には外部機関との連携、アウトソーシングについては、定型的な業務の一括的なアウトソーシングについて引き続きやっていく。内部組織の構築と人員配置については、支所の配置についても最適化していきたい。情報化については、CIO、CIO補佐官を配置して、NITEの情報システム全体の最適化を図っていきたい。NITEの各種のネットワークの最適化を図っていきたい。
  • その他業務運営の重要事項については、能動的な業務態勢への変換では、戦略的な人材育成については、OECDへの職員派遣等の交流・派遣は引き続き進めたい。戦略的な広報については、国民へのレピュテーションが重要で、CIの開発またその過程での職員の意識向上を図って参りたい。
  • 財務内容については、変動が著しい講習業務について追加している。予算については、財務省と協議中であるが、一般管理費を分離して、利息収入については、財務省との協議で控除することが入っている。人事に関する計画については現在協議中であるので、このような形にしている。

○質疑

【部会長】

  • 最初に前回の議論を踏まえて、全体的な議論をした方が良いかと感じている。

【冨田委員】

  • 国民という言葉を入れた点を高く評価したい。バイオについては、企業大学の意見を採り入れる点については理解できたが、リスク評価についてはいろんなところでいわれていて、国民につながりを持たないといけない。リスク評価はこれを国民に説明する人のためという説明であったが、新しいものに対する不安感が大きく出過ぎており、ここを修正して貰うのも重要。化学以外でも国民・業界とどんな形でつながりを持つのか。国民に対しては情報を出すだけでなく、乖離を埋めることも必要ではないか。

【前原委員】

  • 三角錐の絵が良いと思う。つなぐというのは非常に難しく、出会う形になると良いと思う。楽市楽座のように出会うところであり、魅力のあるところになってもらいたい。

【西山委員】

  • この図を文章にすると1ページの前文になると思う。この第四パラグラフで広報に注力することは適切だが、その目的が透明性の高い社会と国民生活の安全・安心への貢献であるのであるから、NITEは受信をしないといけない。発信するということと同時に受信しないといけない。第二期は発信とともに受信する努力として何をするかを考え始めないといけない。これを入れることがベターではないか。

【部会長】

  • 私は参考資料2の1ページを始めとして、それぞれのポイントに相当する点は、新たな理念に適合する形で良いと思っていたが、ブレークダウンの個々の目標・計画はそれにつながっていないというのが問題。
  • 業務の方は従来と同じで、バイオでいえば何を収集するのかが重要で、そこに言及するべきではないか。どういうものを収集するのか。アジアのネットワークの意義はつながりとして必要で、広い基盤を確保して国民に提供することが重要。利用拡大は産業活動を通じて利用拡大をはかることが重要で、ブレークダウンしたときのベクトルが揃っていないと、単に目標が絵に描いた餅のように見えてしまう。
  • 化学で、化学物質管理の徹底を図ることが重要で、例えば新たに管理に組み込むべき物質が800あり、これを組み入れるということを書くべき。3~5は業務の選択と集中をはかるということ。
  • 適合性認定は、中身はこれで良いのであろうが、適合性認定の信頼性の向上のために何をするというが前面に出ないといけない。姉歯事件などを考えながら、どうすれば信頼性が上がるのか、専門家に意見をいただきたいが、信頼性の回復ということをいわなくても何をすれば良いのか書くべき。
  • 生活安全分野については、位置付けを変えて業務内容を転換してきているのかと思った。
  • 共通部分についてはもう少しアピールするためには、最後の方にある、20ページの重要事項がむしろ前面に来るべきで、第二期を展開するにあたり何が重要なのかが大事。1ページの話は、上から枠をはめられている話で、NITEとして何をやるのか、運営上の問題はどのように認識していて、このために何をやるんだということを先に出して、ただ、制約があるということ。人材育成の位置付けや産総研との連携、広報についても前回より良くなっている。もう一つマネジメントの方式としての目標管理型運営が効果を発揮していると考えているが、これを更に浸透させていくということなど、マネジメントの改善が必要だろう。これは中期目標だから、このように強化していくということが出ていないと理解しがたい計画だとなってしまう。文言の書きぶりもあるが、全体のベクトルが合うようにするべきと考えた。

【冨田委員】

  • もう一度申し上げたいのは、全体マネジメントについては、NITEは四分野あるが、少なくとも企画管理では戦略的な企画管理、四分野のトップが入った機能的なベクトル合わせ、NITEの役割・日常業務を横断的に眺めた場合に上手く機能するのかということをきちんと見ないといけない。縦割りではない事務方運営での的確な人員配置を実質的にやってもらいたい。戦略的にやるのは広報だけでなく、4つの部門の能動的な業務に向かうために、職員側でどのような眺め方をするのかということを書いて貰いたい。

【部会長】

  • 現実にはやられているのかもしれないが、目標達成のための機能的な組織を作るようなものがあると非常に分かりやすい。プロジェクトチームという話があったかもしれないが、永続的に定着させるような話があると分かりやすい。

【前原委員】

  • 抜けていると思うのは、民間ではマーケット、シェア、他社との比較(ロールモデル)があるが、それがあって初めて戦略が出てくる。教育でも他社との比較が前提になる。適合性認定分野は知っているが、他の分野では、他のポジションは誰が守っているのか分からない。マーケット、コンペティターについて継続的に研究するのが良いと思う。

【西山委員】

  • バイオから見ると、これを反映した形が20ページに人材育成の部分があり、これが重要であることは皆思っているが、この分類がその他というのはおかしい。人材育成についてもっと具体的な例を掲げないといけない。
  • バイオであるならば、第二期の方向性の中にNBRCの位置付けを、世界的に特長がある世界的なBRCを目指すとある。今の目標は第一期のようなもの。そうすると何になるかというと、世界的な特長とすると、これは数値的なものではなく、質的特長を打ち出すことが必要。この質的特長に応じた人材育成が出てくるはずで、ハッキリさせることが必要な時期だと思う。NBRCとしてATCCと比較するのであれば、これに匹敵するレベルを目指して、違う特長を出さないといけない。それは日本にあること、アジアにあることを打ち出さないといけない。アジアは微生物を使った醸造・発酵が進んでおり、これを獲得するとか、文部科学省が大きなプロジェクト(国際深海掘削計画、海洋掘削機を使用したもの)と連携して、海洋国家である日本の海洋微生物を集めるというなど、自ずと収集保存する幅が広いのでこれに見合った専門家を育成していかないといけないので、そのあたりを踏み込んだ方が良い。

【部会長】

  • 西山委員の御指摘もあるように、何を収集するのかが分からないといけない。例えば、同じ発酵でもチーズは西洋で、味噌・醤油といったものとの特色はきちんと押さえるとか。深海についても世界に先駆けてやっていくというような話がある。

【冨田委員】

  • 全体的には西山委員のおっしゃるとおりで、第一期はいろんなことが書いてあったが、ATCCを超えるものを作るということであったことを忘れているのではないか。全体マネジメントは人材ということを書いている。微生物の収集は国でないと出来ないので、力を入れて貰いたい。バイオ戦略は我が国の進むべき道を書いたものであり、この政策に則ってやることも大事。是非とも人材育成と国策に則った点を入れて貰いたい。

【部会長】

  • 何にチャレンジするかが具体化されるとはっきりする。

【篠原委員】

  • 昨年の11月の文章から具体的になり分かりやすくなった点は高く評価している。化学物質管理ではリスク評価をきちんとしていかないといけない点は、きちんと書かれている。ただ、国民に対する安全が重要であるが、化学物質は世界共通でいろんなものが議論されており、リスク評価は5年間でどれだけやるということだけではなく、新しい評価方法が出てくるだろう。米国では子供がおもちゃをなめることなどの健康リスクなど新しい情報・リスクが出てくると思う。文章のリスク評価の中で、(1)(2)のところなどで、モニタリングでの高頻度検出などと書いているが、ここについて新しいリスクが出てくるものへの対応が必要ということで、表現を変えていただくと業務の方向がハッキリすると思う。

【部会長】

  • ナノパーティクルというリスクが出てきている。このような問題がずいぶんあるのではないかと思う。このような新たなリスクに対してウイングを広げていくということが入ると、良くやってくれるなということになるのではないか。

【前原委員】

  • 適合性については、ずいぶん良くなったと思う。参考資料はまとめ方がよくなったのは、政府もユーザーであるとということがハッキリしたのが良い。参考資料2で日本を代表する認定機関であると大見得を切っているとことが良い。部会長がおっしゃる信頼性確保は、国も入ってやっていかないといけない点。瑕疵担保責任では保険に入っていないといけない。また、松下は年末に大金をかけてやったが、命に関わるものはトレーサブルを必死でやった。また、100円ショップの品物と一生に一回の買い物の違いについて検討して貰いたいと思う。

【部会長】

  • 信頼性については、まだ、考えがまとまらないが、結果として信頼性の確保が図られることが望ましい。しかし、何をやって信頼性を確保するのかが表現されると良い。

【瀬田所長】

  • ここに書いていることは、技術的なネットワークを強化する。これは認定機関として最重要。このネットワークを認定機関協議会で使って貰いたい。それと透明性の向上で、国際整合により確保される。イーホームズについて、イーホームズが何をやるのかついてはハッキリ書いている。しかし、イーホームズがどのように評価するのかについては、見つからなかった。保険の話は、以前から監事に指摘されており、検討していきたい。

【部会長】

  • 今のでずいぶんハッキリした。技術ネットワークの構築と透明性確保のための信頼性確保であれば、それを具体的に書いて貰うとハッキリ分かる。考えられていることが具体的に書かれていないことが一番懸念した点。

【馬場委員】

  • 第一期の計画から見ると、バージョンアップしていて良いと思う。国民生活の安全・安心の実現に貢献するという理念は正解。今は成熟社会と言われているが、今の国民の関心は食事、レジャー、安全・安心、公平な社会に集まっている。30年前と国民の意識は変わっており、この変化を受けて安全・安心に向けてシフトしていくのは正解。人材育成について議論が出ているが、今は、人材育成は重要だが、人材育成を超えて、登用、受け入れ、採用に移っており、適切な評価がないと効果を持たない。例えばNITEでは理系のバックグラウンドを持った弁護士が必要。NITEは特に化学、製品安全等があるため。日本でも政府機関もそうだが、独法でも常勤の弁護士がいないというのはおかしい。やはり人材登用、適正な評価に入ってきているので、NITEもその視点を持って貰いたい。
  • 戦略的広報とあるが、何をやるのか。広報は非常に難しいが、広報とは一つはブランド力だと思う。NITEの役割が国民に浸透していくか。NITEという言葉が国民に浸透していくのは難しいが、ある一定以上の人がNITEという言葉が認知されていることが広報。略号で言えば、「工技院」から「産総研」は非常にスムーズに移行した。NITEは良いが、「製品評価技術基盤機構」というのは如何にも長くて堅い。三文字程度の略号で分かりやすいものを考えることも戦略。

【部会長】

  • 行政が実社会に適合した形になっていない。省庁のレベルだとジェネラリストしかいない。それを補完するため各国の調査をやったが、まず、やるのは実施機関にスペシャリストを配置して、ミニストリーは一般職のみで構成していく。NITEは実施機関という目で見ると、その種の専門性が必要で、先回りして強化していくのが戦略的な人材育成になるのではないかと思う。NITEだけでなく、ネットワークを活用した専門性向上があるのではないか。「製評機構」という名前を聞くと国民生活を守ってくれるという風に納得してもらうことがブランド力で、これを実現するために、セクター毎に信頼性を高めていくと成功ではないかと思う。
  • 生活安全の分野については宮村委員等からご意見を伺っているようであまり問題はないと思う。

【野中理事】

  • まさに今の御指摘を踏まえてCI活動をやっており、外に打ち出すやり方を検討している。ネーミングはNITEで攻めていきたいと考えている。NITEが得られた成果を自信を持っていっていくことを第二期してやっていきたい。

【理事長】

  • 貴重なご意見ありがとうございます。全体としては、本日の御指摘を踏まえると、まだまだ努力が不足しており、加速して行くべく、持ち帰って検討したい。

【野中理事】

  • 人材育成についても、スペシャリスト育成をどうするか、NITEに必要な人材の育成について突っ込んだ議論を始めている。第二期の計画にも盛り込んで行きたい。

【宮崎本部長】

  • バイオ本部としては、計画では書き込めていないが、量的だけでなく質的にも世界的なものとなり、国内外の中核機関としての役割、生物多様性での資源収集で海外とのルートでのリスクを取っていくことをやっていきたい。広報については双方向であるので、現場の方々の意見がとれるように構築していきたい。

【重倉所長】

  • リスク評価については、新しいリスクの評価の対応は進めていきたい。国民への説明については、ファシリテーターへの支援が非常に効率が良いという点があり、現在は、この方法を書かせて貰っているが、国民への理解をサポートしたい。

【部会長】

  • 資料については、第三次案を作って、メールで投げられるように作業をお願いしたい。2月27日に親委員会があり、それ以前に資料を提出しないといけないので、委員の先生方もメールの資料にレスポンスしてもらいたい。

【馬場委員】

  • バイオ分野で、生物遺伝資源の戦略的収集、保存は、国家としての非常に重要な資産であるので、このような資産のビジネスモデルをNITEとして考えておく必要があるのではないか。ただ、集めて、保存するだけでなく、知的資産としてどのように活用するのかということを考えて活動するべきではないか。このような知的資産は、例えばサムスンは私に言わせれば国家戦略企業、NITEもこのような点を考えて、ビジネスシーズとして運用していく考え方を成熟させていくことが重要。

【部会長】

  • 委員からのコメントをもって最終的な修文をするが、その部分は部会長あずかりにさせて欲しい。予算等についての表現ぶりについても一任させてほしい。

議題3:その他

【上戸補佐】

  • 今後のスケジュールについて報告。
  • 次回のNITE部会は、3月24日に開催し、平成17年度の暫定業務実績について報告する。

以上

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