経済産業省
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独立行政法人評価委員会技術基盤分科会製品評価技術基盤機構部会(第15回) 議事録

日時:平成18年6月23日(金)14:00~17:50

場所:経済産業省別館944会議室

議題

  1. 役員報酬規程・役員退職手当規程の変更について
  2. 平成17年度・第一期業務実績評価について
    (1) 財務諸表等の報告・審議(監事及び会計監査人の報告、積立金の処理を含む)
    (2) 業務実績の報告
    (3) 業務実績評価の審議(NITE退席)
  3. その他

配布資料

  • 資料1:出席者名簿
  • 資料2:役員報酬規程及び役員退職手当規程の変更について
  • 資料3:平成17年度財務諸表等
  • 資料4:第2期中期目標期間の業務の財源に充てることができる積立金の承認申請内容
  • 資料5:平成17年度製品評価技術基盤機構評価表
  • 資料6:第一期製品評価技術基盤機構評価表
  • 資料7:今後の部会開催スケジュール

参考資料

  • 参考資料1:平成17年度決算報告概要
  • 参考資料2:第一期における財務内容の改善について
  • 参考資料3:平成17年度NITE業務実績表参考資料集
  • 参考資料4-1:第一期中期目標期間業務実績参考資料集(総論)
  • 参考資料4-2:第一期中期目標期間業務実績参考資料集(各論)
  • 参考資料5-1:平成17年度コストパフォーマンス分析
  • 参考資料5-2:第一期コストパフォーマンス分析
  • 参考資料6:各委員のご意見に対するコメント
  • 参考資料7:NITE評価実績(平成13年度~平成16年度)
  • 参考資料8-1:独立行政法人製品評価技術基盤機構の業務の実績に関する評価基準
  • 参考資料8-2:独立行政法人製品評価技術基盤機構の業務の実績に関する評価基準細則
  • 参考資料9:(4)を繰り越す場合と繰り越さない場合の違い
  • 参考資料:随意契約に関する資料

出席者

部会委員(五十音順)

篠原 善之 三井化学株式会社専務取締役
冨田 房男 放送大学北海道学習センター所長
西山 徹
(代理)森永 康
味の素株式会社代表取締役副社長執行役員
馬場 錬成 東京理科大学知財専門職大学院教授・科学ジャーナリスト
平澤 泠 東京大学名誉教授
前原 郷治 社団法人日本鉄鋼連盟標準化センター顧問
三村 光代 社団法人日本消費生活アドバイザー・コンサルタント協会監事
宮村 鐵夫 中央大学理工学部教授

備考:○印は、部会長を示す。

独立行政法人製品評価技術基盤機構関係者

御園生 誠 理事長
野中 哲昌 理事
所村 利男 理事
前川 美之 監事
原山 正明 情報統括官
竹上 敦之 企画管理部長・バイオテクノロジー本部本部長
二宮 一久 バイオテクノロジー本部次長
重倉 光彦 化学物質管理センター所長
瀬田 勝男 認定センター所長
菊池 久 生活・福祉技術センター所長

新日本監査法人

那須 伸裕 会計監査人
片桐 春美 会計監査人

事務局

松本 隆太郎 経済産業省大臣官房審議官(基準認証担当)
森 喜彦 経済産業省大臣官房政策評価広報課
武濤 雄一郎 経済産業省産業技術環境局基準認証政策課長
高倉 秀和 経済産業省産業技術環境局基準認証政策課長補佐(調整担当)
吉田 雅彦 経済産業省産業技術環境局知的基盤課長
西本 光徳 経済産業省産業技術環境局知的基盤課長補佐(調整担当)
上戸 亮 経済産業省産業技術環境局知的基盤課長補佐(NITE調整担当)
左海 功三 経済産業省産業技術環境局知的基盤課計量標準係長
源内 哲之 経済産業省産業技術環境局知的基盤課工業標準専門職

議事

(開会)
吉田課長:
定刻になりましたので、開催させていただきます。本日は馬場委員が遅れていますが、西山委員の代理で森永様がいらっしゃいます。
(平澤部会長挨拶)
部会長:
今日は長い時間審議することになりますが、できれば5時半くらいに上げたいので協力をお願いします。今日のメインは17年度の評価と第一期の評価を会わせて行うこととなっております。評価点を最終確定することになるので、委員の皆様よろしく協力願います。
(松本審議官挨拶)

 今日は忙しいなかお越しいただきありがとうございます。今日は、17年度の評価と第一期の評価をお願いします。私も本日実績資料をみせてもらったが、資料も膨大で評価項目も多岐に渡る上、委員の皆様はNITEの施設を見ていただいていらっしゃると聞いており、大変、ご苦労をかけております。従来と同様公正で適切な評価をお願いします。

資料確認(上戸補佐)
部会長:
委員には担当の部分の評価とコメントをいただき、その部分がつけ加わっております。

(議題1)役員報酬規程・役員退職手当規程の変更について

  • 上戸補佐から資料2に基づき説明を行った。
(質疑)
  • 役員報酬規程は通則法に基づき、委員会の意見を聞くこととなっております。
  • 役員報酬については、昨年の人事院勧告に従った変更であり、理事長、理事、監事の手当を変更。名称の変更は調整手当を地域手当に変更。
  • 役員退職金については、これまで暫定手当が支給されていたが、手続きが変更になり、評価が固まった上で最終支払いを行うこととなった。
部会長:
役員報酬規程は、人事院勧告に従って実施したいということですが意見はあるでしょうか。(意見なし)
部会長:
評価委員会は、本件について、主務大臣に意見を申し述べることができるとなっておりますが意見なしで良いでしょうか。(意見なし)
  • 特に意見なく了承された。

(議題2)平成17年度・第一期業務実績評価について

(1) 財務諸表等の報告・審議(監事及び会計監査人の報告、積立金の処理を含む)

○御園生理事長から参考資料2に基づきポイントを説明

  • 本日は財務内容を中心に報告することになっているが、参考資料に従いご説明したい。
  • 厳しい財政事情があり、運営費交付金が20億円削減された。業務の効率化に努力し、業務が拡大したが、帳尻が合うようになった。
  • 具体的には一期全体で20億マイナスになっているが、当初と比較し9億円の受託収入が増加しており、手数料収入についても分譲収入や認定の手数料収入があり、当初予定より約12億円増加し、運営費交付金の不足を補った。
  • 業務については、バイオの海外微生物移転や、化学の化審法統一事務局など、いずれにしても事業を拡大しているが、効率化、外部人材活用、情報システム整備などに努めた結果、第一期全体では業務経費を節減できた。第二期でも効率化は厳しくなっているが、削減目標があるので、これに沿うように効率化につとめ、拡大する社会のニーズに応えていくので、委員にもご支援いただきたい。

○所村理事から参考資料1及び参考資料2に基づき財務状況の概要を説明

<第1期>
  • 参考資料2で具体的に説明したい。
  • 4ページにあるように、在庫品を削減していくということで、13年度の8,900万円の在庫に対して、17年度は500万まで削減した。
  • 5ページでは、未払い金の減少であるが、次年度に支払いされるものを減少させているが、13年25億が、17年度は16億に減少。16年度は講習事業のピークであるので、この年は増加したが、これは事業の性格上やむを得ないもの。
  • 6ページ。自己収入の増大であるが、受託事業の拡大、手数料収入の増大に努めてきた。17年度においては、全体の収入の1/4に達している。
  • 7ページ。第一期全般を通じて、事業計画を見直しながら適切な管理に努めてきた。自己収入の拡大に努めながら安定事業の体質獲得に努めてきた。
<17年度>
  • 参考資料1の9ページの数値の誤りを訂正。
  • 3ページ。17年度の事業規模を収入ベースで見ると、昨年比11億の減少。大きな減少原因は講習関係収入であるが、受講者のピークを過ぎ受講者が減少しているため。受託収入については、前年度に比べ3億円増。35%の増加になっている。
  • 4ページ。資産の部では、総資産は214億7,500万であり、前期より27億の減。減少の内訳は、流動資産は現預金が昨年比9,000万円の減、棚卸し資産も減、未収金も減っている。固定資産については、殆ど、土地建物であるが、昨年に比べ、10億弱償却により減少した。負債の部では、流動負債の主なものは未払い費用が主であるが、調達、購入の作業の計画化により減少させている。資本の部については、減少理由は、建物の償却によるもの。
  • 5ページ。交付金残はゼロであるが、電気用品安全法、松下の事故対応、退職金により交付金が執行超過している。
  • 6ページ。損益では、計上費用の委託経費が増加しているが、講習は減少。経常収益についてはトータルすると3,600万の減。総利益は1,700万。
  • 7ページ。自己収入比率は毎年増加している。
  • 8ページ。セグメント情報については、事業損益の138百万円の交付金執行超過は事業共通の144百万円の赤字の中に入っている。
  • 10ページ。行政サービスコストは96億となっている。
部会長
いままでの中で質問はあるか。質問がなければ監査結果について報告いただきたい。

○前川監事から監査結果について報告

  • 資料(3)の一番最後のページに報告書を付けているが、参照いただきたい。
(以下、監査報告書を読み上げ)

○会計監査人(新日本監査法人 那須氏)より監査結果について報告

  • 監査報告書は6月9日付けで提出している。
(以下、独立監査人の監査報告書の概要を説明。)
  • 当法人としては、意見限定のない適法意見としている。特段最終年度ということで監査意見が変わることはない。
(質疑)
宮村委員:
参考資料2の3ページで、業務経費は毎年1%削減で、一般管理経費3%削減というのは、戦略的に増加させている部分があるのか。
野中理事:
コストパフォーマンスの部分で後に説明させていただくものもあるが、一般管理経費の増加は、広報、企画戦略のための増加等が影響している。
宮村委員:
自己収入の増加と関係があるのではないか。
野中理事:
それもあるが、企画戦略、広報のために使われている。
部会長:
広報のためのスペースなどにもお金が使われたということもある。
部会長:
財務諸表について、評価委員会の意見を聞くこととなっております。意見なしでよろしいでしょうか。
採決:
意見なし。

○上戸補佐より、資料に4に基づき、繰り越し金の処理について説明(説明内容:根拠、手続き、繰越金の額、財務省との協議概要)

  • 資料7ページの各年度の損益内訳について説明。資金的裏付けがあるものが約6億。資金的裏付けの無いものが約2億9千万ある。
  • 内訳としては、償却残が約3億、ファイナンスリース、講習事業を合わせて3億7千万を繰り越す申請が来ている。
  • 資料9に基づき、国庫納付の金額の内訳について説明。
  • 現在、財務省と折衝中であり、財務省は(1)から(4)全てを繰り越す点については認められない模様であるが、結果的には(1)及び(2)(4)の合計額である3億9千万の繰り越しで財務省から案が来ている。本日は(1)~(4)についてご承認いただき、財務省との結果については、委員長一任とさせて頂くこととしたい。
(質疑)
前原委員:
わかりやすい言葉で説明して貰えないか。
上戸委員:
結論をいうと、NITEは経理上8億9千万の積み立てがあり、次期に繰り越す金額について(1)~(4)を繰り越す申請をしている。
宮村委員:
努力して積み立てたら、例えば半分は繰り越すことができるのか。
平澤部会長:
評価委員会でも議論があったが、頑張ったからといって繰り越すことはできない。
上戸補佐:
自己収入の増加等によるものは、繰り越すことができることになっているが、財務省との協議上難しい。
部会長:
交付金の算定との関係があるが、交付金の範囲の中で努力したというのは、繰り越せない。自己収入の中で努力したものについては、適切な範囲で繰り越せる。大学法人の場合は、色々な項目があり、かなり繰り越せるようになっている。これは国立大学の慣例の中で残っているのであるが、これより遙かに厳しい。
三村委員:
普通、公益法人では殆ど収入を上げられないことになっているが、独法では自己収入を上げることに制限はあるのか。
上戸補佐:
ない。
上戸補佐:
次期予算を編成するときに、財務省と折衝する際に、自己収入については、交付金算定式から省くことになる。自己収入については、交付金の算定から省いた上で、政策係数の交渉で検討する。
部会長:
予算基準に対して、年度毎に交渉するが、それ以外については自由となっている。
上戸補佐:
繰り越し申請であるが、参考資料9の右のケースは資料4の6ページで、交付金の執行超過のマイナス分を繰り越さない場合のイメージである。消費税の還付の問題があり、これは国庫に納付するように言われており、執行超過を繰り越さないと国庫納付金が不足してしまう。右は一週間前の財務省の意見であった。
部会長:
処分の仕方については、原案でおおむねよろしいと思うが、財務省との協議が残っているので、協議の結果については、部会長一任でよろしいでしょうか。
採決:
意見なし。
<随意契約の状況について>
部会長:
随意契約の実績等について、6月上旬に財務関係等の資料と一緒に随意契約関係の資料が送付されていました。本日は随意契約の実状について説明いただき、必要に応じてコメントをいただければと思います。

○上戸補佐から参考資料に基づき、背景と随意契約の実状について報告

  • 総務省から随意契約の規程整備、公表などに対する指導が来ており、これらの状況やコメントをまとめたものが参考資料である。
  • 規程類の整備状況は、整備されており、問題が発生する前から整備され運用されていた。規程類はホームページで公表しており、整備状況、公表状況は適正なものと思っている。
  • 随意契約の妥当性については、随意契約の基準に照らし合わせてどうかという点であるが、NITEでは件数では34%、金額では5億4千万、16%となっており、他の独法から見ても非常に小さく、随意契約の理由も妥当と考えられます。

○所村理事から参考資料に基づき、随意契約の5年間の推移について説明

  • 13年度40%であったが、17年度は30%に減少させている。
  • グラフを見ていただくと分かるが、随意契約率は減少している。できるだけ公募により進めるようにしている。かなり限界にきていると思うが、今後も努力していきたい。
部会長
この項目だけ評価委員会に報告することとなる。経済省はそんなに高い率ではなかったかと思うが、どのように減らしているかということについて理解できたかと思うが、特別なコメントはありますか。
(意見なし。)
部会長:
それでは、そのように評価委員会に報告させていただきます。

(2) 業務実績の報告

部会長
次にコストパフォーマンス、委員のコメントに対する回答、NITEから特に主張したいことについて説明してもらい、その後、評価についての議論を行いたいと思います。

○野中理事から参考資料5-1及び5-2に基づき説明。

(参考資料5-1)
  • 平成17年度全体。期初からの継続事業については実質1.1%で達成。削減は、乾いた雑巾を絞るようになるので、厳しいが、達成した。期初以外の業務についても業務が拡大する中、経費の抑制に努めた。
  • バイオについては、生物資源の収集は2倍になり、ゲノム解析でも解析量が増加する中削減した。
  • 化学は、化審法の参照窓口が本格化したり、PRTRでのコスト増要因が多々あったが、外部化及び適切な配置によりコスト増を押さえた。
  • 適合性評価については、3本柱のプログラムで特にJNLAとMLAPでの申請増があったが、トータルでのコスト抑制を図った。
  • 人間生活福祉は、大きく減っているように見えるのは講習の事業規模減少が大きいが、製品安全で質の高い情報を集めたり、松下、PSEの緊急対応など大きくパフォーマンスを上げた、また、標準化関係業務でもパフォーマンスを高めた中で、コストを抑制した。
  • 企画管理は増加しているが、増加要因は広報スペース設置によるものが大きい、また、人材育成や企画戦略などいろいろな戦略策定を進めるなかで増加を抑制した。
<第一期全体>
  • 毎年1%の効率化については、トータル9.2%を達成。新規の事業としてBRC、MLAP、講習もあったが、短期で立ち上げ、変動も大きいが削減してきた。
  • バイオでは、委員の先生がご存じのように、独法の中で拡大、海外展開を図るなど、新しい事業を立ち上げたが、平成15年からコスト削減を図れるようになった。
  • 化学では、継続事業であるが、13年度と17年度では全く異なっている。13年度は経済省の下請けであったが、17年度は各省の事務局となるなど、全く違う事業となっているが、コスト抑制に努力した。
  • 適合性は、認定数の大幅な増加にも関わらず、コストを削減した。
  • 人間生活福祉は、サービス向上と効率化を進めた講習、製品安全、標準化での高いパフォーマンスを達成しながら、コストの削減を達成している。
  • 企画管理部門は15年度までは削れるところは徹底的に削ったが、16、17年度は広報の充実、企画戦略の強化、人材育成戦略の策定など、第二期に向けての新しい方向を生み出した。また、この検討の中では一般管理費をどのように削減するかも入っているが、この見通しも付いてきたと考えている。
部会長:
委員からのコメントに対する回答を中心に説明をお願いします。

○二宮次長から参考資料6に基づき説明

○重倉所長から参考資料4-1及び参考資料6に基づき説明

  • 特にリスクコミュニケーションについては、国民全体を対象としたい。
  • 平成17年度の参考資料3、18ページについて若干訂正がある。今回、平成16年のフォローアップを3月に報告しているが、広報活動の結果を解析したところ、広く企業に周知、活用されていることが分かったので、参考資料ではなく、アピールを上げている。
  • 第一期のPRTRについては、電子届出を積極的に拡大してきたが、17年度は約3割まで拡大することにより、処理の早期化と精度の向上を図った。

○瀬田所長から参考資料4-2に基づき説明

  • コストについてコメントをいただいたが、効率的な機関運営を進めていく中で、人間の数を増やさないで実施していくことが課題であった。横断的な人員活用などを進めたが、外部人材の活用は大幅に拡大することが必要となっている。JNLAは、JIS法改正で非常に増加しており、外部人材を30名拡大している。JCSSは従来産総研が主力の外部人材であったが、民間企業に審査員の供給を求めるようにしている。MLAPは14年度はNITEの人材を総動員したが、17年度は20数名の外部人材の活用を行った。

○菊池所長から参考資料6に基づき説明

  • 標準化を充実させていくことと、製品安全について的確な情報の提供を行っていきたい。

○竹上部長から参考資料6に基づき説明

○原山統括官から参考資料6に基づき説明

(質疑)
部会長:
一通り回答をいただいたが、評価の議論の前にご質問があればいただきたい。
篠原委員:
コストパフォーマンス分析は事前に資料をいただいていたが、この資料をずっと見たが、大変分かりにくい。コストの前に、これだけの業務量の増加であるが等々の中で定量的な評価がなく、非常に苦労して書かれていると思うが、参考資料5については、定量的な資料になっていないので、来年度良い資料にされるように、評価側でも分かるような工夫をお願いしたい。この評価について問題という訳ではないが、何らかの定量的な判断ができないか見たが、出来なかった。事前に渡された資料で評価して欲しいとのことだったが、評価にあたって比較貸借対照表が欲しいので来年度お願いしたい。
野中理事:
パフォーマンスの定量化が難しく、ご意見は非常に重い課題であるが、もう少し何らかの工夫ができないか検討したい。財務資料については、早い段階で早く資料を示すように努力する。
部会長:
今の話は、業務毎のコストを把握できないと出来ない。このような努力をされると良い。パフォーマンスは定量化することが難しいのでトレンドを見たり、アウトカム指標を把握したりして定性的な把握を何らかの形で定量化すれば良い。まずは、現在の業務毎のコストを出して貰えるようにしてもらうことが来年度の課題。
前原委員:
第一期は立派な成績と思います。第二期は(先日、理事長からご説明があったようにNITE内部で議論されて明確化されたNITEの)Stakeholders を意識して、彼らの要望を満足していくような方向で業務を展開され、更なる発展を実現されるよう希望します。第一期では例えば標準化分野でISO幹事国となったこと、適合性評価分野ではAPLACで主導的な役割を果たしてきたことなど、いずれも立派な国際的活動と思いますが、一方、これらはStakeholder(わが国の行政、企業、研究機関、社会)にとってどのようなBenefitsがあるのか定かでない面もあります。第二期は,このような業務がどのようにStakeholdersのBenefitsにつながるのか,業務の価値を掘り下げることが大切だと思います。
 これは、難しく聞こえるかも知れませんが、そうではありません。実は、NITEのバイオ部門では、従来からこの点が極めて明快に整理されています。東アジア各国との生物資源の共同活用は立派な国際活動ですが、それを国際貢献という抽象的な表現でなく、現実に「わが国の企業や研究機関、つまりNITE の StakeholdersにとってどのようなBenefits があるのか?」という視点できちんと整理されたうえで,この部会に報告されてきています。ISO幹事国やAPLACなど,今後は,この点をよろしくお願いしたいと思います。
 また、NITEのロゴが発表され広報ルームも新設されました。いずれも一般市民をはじめとするStakeholdersが気楽に訪問できて、彼らに身近に感じてもらうよい施策と評価しています。しかし、気になる点があります。例えば、広報ルームに陳列された器具は、福祉・安全・介護の点から極めて印象深いものが揃えられていますが、反面、紹介ビデオは、相変わらずバイオから始まります。見るほうからすると。陳列物とビデオとの連関性が理解しにくいと思われます。ビデオの最後に、やっと福祉部門の活動が紹介される。訪れてくるStakeholders(一般の人々、お年より、小学生などなど)を考えれば、ビデオは福祉部門から始まるべきではないでしょうか?
 些細なことですが、Stakeholderを意識することは、こういうことから始まると思います。
部会長:
今のも第二期の宿題ということで良いか。
前原委員:
そうです。
西山委員代理:
人間計測でも社会のトレンドとして、健康という視点で情報のトレンドやツールの標準化を行う等、次期の中でこれをどのように扱うかはNITEの課題。もう一つは、講習業務は変動が激しいのであるが、何故、このように変動するか。
吉田課長:
この問題は役所サイドの問題で、制度を開始したときに集中したものが残っている。今後は省令を改正していくことが必要。コスト意識がある独法でやった時に問題が顕在化した。
宮村委員:
変動に対応するための考え方を組織として明確化することが必要。定型化した業務を標準化して外部化することができるので、このようなことにより効率的な経営ができる。これによる固定費の変動費化がもたらせれば、効率的な経営ができる。このような点を含めて情報を提供していただくようお願いしたい。
部会長:
西山委員代理ご指摘の健康の視点を加える件については、第二期の中期目標はできあがって、評価委員会に報告し、確定しており、中期計画の中でどう読みこむかである。
野中理事:
人間特性のデータベースは幅が広く、健康に関するものも読めると思うし、人間特性の政策では健康も中心的な課題になっており、健康に関するディスカッションを続けている。学校等健康に関わるデータを持っているところもある。身体機能プラットフォームにしては、身体情報のネットワークを図ることにより、進めていきたいと考えている。
三村委員:
健康問題は、国の方針としても元気な高齢者を作ることを第一としています。今の活動がそのまま繋がっていくと考えている。これをただ蓄積するだけでなく、外に出すことが重要。生活福祉では今度ジャーナルを出したが、非常に立派な第一号の水準を継続することは大変なこと、また無料で配るとしているようだがこれはいかがかと思う。やはり、定期購読者を作ることが大事なので、有料化すれば定期的に同じ人に亘ることになるし、読みたいと思っている人の手元に届くことにもなる。化学物質でも何らかの形で情報提供してもらいたい。ジャーナルでも縦割りでなく、全ての内容が入っていることが望ましい。
冨田委員:
皆さん十分に沢山のことを言われているが、出来るか心配。コストパフォーマンスについては、私は、NITEが何故公務員型で残っているかという理由に基づく業務をしてもらいたい。私はNITEが民間でできないものをやるという視点を 残して欲しいし、そこに価値がある。バイオの生物資源は、民間ではできない。この部分はもっとお金をかけても評価は下がらないと思う。いろんなPRをするのも良いが、一番肝心な点を忘れないでもらいたい。
部会長:
参考資料6の3ページであるが、微生物をどのような基準で選定するのかという問で、委員会で検討するという解答しかなく、どのような基準で選定するのか教えて貰いたい。
二宮次長:
委員会に出す前に、どのように選定するかという手順を決めて、それにそって選定し審議して貰っている。BRCの基準微生物となるようなものでNITEが保有しているものでプライオリティーを付ける。社会的な必要性については、健康、環境の点から色々選定しているが、
部会長:
コメントした先生はよろしいでしょうか。
冨田委員:
解析微生物の選定は非常に難しい問題で、その時々の産業界と研究者の中でのバランスで選定して貰えれば良いと考えている。多くの指標があるわけではなく、委員会の中である指標の中で議論されているのが、いままでやられて一番正しかったし、このような解答しかないと思う。
二宮次長:
選定基準の中では、いくつかの指標を用意して、その中で選定しており、委員の指摘のとおりである。
部会長:
解析する部署の力だけではなく、解析対象を選ぶ点についても目標としており、適切なものを選定するということは難しいが、外部から見て、NITEとして適切なものが選定されるかどうか見ているということを忘れないでもらいたい。委員の意見が強いものを選ぶと言うことにはならないようにしてもらいたい。
西山委員代理:
我が国の強みになるようなものという視点で議論を積み重ねてもらいたい。
部会長:
これまた議論すると、さらに一時間かかるので、ここまでにする。国全体としてインパクトの大きなものを選定してもらいたい。ただ、インパクトの大きさをどのように測定するかが難しい。これは微生物の側から見てしまうと解はない。NITEとして、もう少し大きな目でニーズ側を見ていくことを考えて貰いたい。次回以降議論を重ねたい。
部会長:
質疑終了。

(3) 業務実績評価の審議(NITE退席)

審議内容については省略。

評価結果については以下のとおり。

  17年度 第一期
[総合評価]
(5段階評価)

(5段階評価)
[コストパフォーマンス-の妥当性]
[能動型業務] (5段階評価)
1.生物遺伝資源に係る情報等の提供業務 AA- AA-
2.生物遺伝資源に係る情報等の高付加価値化業務 A+ AA-
3.化学物質総合管理情報の整備提供関係業務 A+ A+
4.人間特性計測関係業務
5.福祉用具関係業務 A- B+
6.製品安全関係業務 AA- A+
7.標準化関係業務 A+
[受動型業務] B+ A-
1.カルタヘナ法関係業務 B+ B+
2.化学物質審査規制法関連業務
3.化学物質排出把握管理促進法関連業務 A+ A+
4.化学兵器の禁止及び特定物質の規制等に関する法律関係業務
5.工業標準化法及び計量法に基づく認定(JNLA・JCSS)関係業務 A+ A+
6.ダイオキシン類等極微量分析証明事業者等認定関係業務 A+ A+
7.標準物質関係業務
8.製品安全4法等法律で規定された適合性評価機関の認定関係業務等
9.製品安全関係業務 A+
10.鉱山保安法に基づく検定関係業務  
11.講習関係業務 B+ A-
12.情報技術(IT)セキュリティ関係業務
13.依頼試験評価業務 B+ B+
[財務内容] (5段階評価)
1.前年比1%の業務経費の効率化 A+
2.外部機関との協力・連携等による業務の効率的運用
3.財務内容の改善に関する事項
[マネジメント] (5段階評価) AA-
(評価終了:NITE入室)

NITEの皆様にはお待たせしました。詳細については後ほど事務局から聞いて頂きたい。

議題3:その他

上戸補佐:
次回のNITE部会について、現在調整しておりますが、10月もしくは11月上旬に、評価軸について審議して頂く予定であるが、情勢が流動的であり、ご連絡しご意見をお伺いすることもあり得るのでお願いしたい。
部会長:
予定された議題は終わったので終了となりますが、NITEにも長い間作業頂いたので感謝したい。評価のための評価ではなく、業務の見直しの機会にして頂きたい。長時間ありがとうございました。
 
 

最終更新日:2006年11月7日
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