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総合資源エネルギー調査会原子力安全・保安部会原子炉安全小委員会もんじゅ安全性確認検討会(第19回)-議事録
日時:平成21年5月25日(月)10:30~12:30
場所:経済産業省別館3階第4特別会議室
出席者
主査:
大橋 弘忠
委員:
秋庭 悦子、飯塚 悦功、岩井 善郎、上村 達男、神田 啓治、菊地 義弘、齊藤 正樹、首藤 由紀、東嶋 和子、二ノ方 壽、堀池 寛、宮 健三
議事概要
山本原子力発電検査課長
定刻になりましたので、ただいまから第19回目の「もんじゅ安全性確認検討会」を開催いたします。委員の皆様におかれましては、本日はお忙しい中御出席を賜りまして、大変ありがとうございます。
開会に先立ちまして、定足数の確認をさせていただきます。本検討会の所属委員は18名でございます。本日御出席の委員は13名でございますので、定足数であります過半数を超えてございますので、本日の検討会は成立するということで御報告をさせていただきます。
本日の検討会では冒頭、取材のカメラ撮りがありますので、委員の皆様にはお許しをお願いしたいと思います。カメラ撮りをされる方は議題に入るまでといたしますので、よろしくお願いいたします。
それでは、主査よろしくお願いいたします。
大橋主査
おはようございます。特別な保安検査の前に急遽という感じもありましたけれども、たくさんお集まりいただきありがとうございます。思いもかけず第19回ということですが、これからもんじゅ安全性確認検討会を始めますので、よろしくお願いいたします。
最初議事に入る前に、事務局から配付資料の御確認をお願いします。
山本原子力発電検査課長
お手元の資料をごらんくださいませ。議事次第と配付資料一覧と書いてございます。資料は19-1~5と参考資料が2つになってございます。
資料19-1は原子力機構の資料で「運転再開に向けた取り組み状況」。
資料19-2は同じく原子力機構の資料で「長期停止プラントの設備健全性確認の実施状況について」。
資料19-3は保安院の資料でございますが「高速増殖炉もんじゅ試運転再開に当たっての安全確認の考え方について(案)」。
資料19-4は保安院とJNESの連名の資料でございますが「高速増殖炉『もんじゅ』に対する使用前検査の実施状況について」。
資料19-5ということで、前回第18回目の議事録を配付させていただいております。
参考資料1が本検討会の設置についての紙。
参考資料2がこれまでの検討事項を整理したものでございます。
資料は以上でございます。不足等ございましたら事務局までお願いいたします。
大橋主査
ありがとうございました。議事に入ります前に、本日の議事の進め方を事務局に御説明をお願いしたいと思います。
山本原子力発電検査課長
議事次第をごらんいただければと思います。本日の議題は2つございまして、1つは原子力機構からの御説明ということで、組織体制の強化をいただいておるところでございますが「新体制による組織強化等の状況について」ということで、資料19-1により御説明をいただきたいと思います。
更に資料19-2によりまして、長期停止プラントの健全性の確認の実施状況について御説明いただき、それぞれにつきまして質疑応答をしていただければと考えております。
2つ目の議題でございます。「『もんじゅ』試運転再開に当たっての安全確認の考え方について」という議題でございます。これにつきましては、安全確認の考え方等につきまして事務局より御説明させていただきまして、質疑応答を再度していただければと思ってございます。
最後にその他の議題といたしましては、使用前検査の実施状況についてということで、事務局及び原子力安全基盤機構から資料19-4によりまして御説明をさせていただきます。
それから、前回の議事録につきましてはあらかじめ送稿させていただいておりまして、いただきました御意見を反映して、経済産業省のホームページで既に公開させていただいておることを御報告いたします。
それでは、最初にお願いをさせていただきましたように、カメラ撮りにつきましてはここまでとさせていただきますので、御協力のほどよろしくお願いいたします。
(報道関係者退室)
大橋主査
ありがとうございました。それでは、議題(1)に入りたいと思います。原子力機構殿から資料19-1を使って新体制による組織強化等の状況について。続きまして資料19-2を使いまして、長期停止プラントの設備健全性確認の実施状況を、併せて御説明お願いできればと思います。よろしくお願いします。
早瀬副理事長
原子力機構副理事長の早瀬でございます。資料の説明の前に、まず私の方から一言ごあいさつを兼ねてお話を申し上げたいと思います。
委員の先生方には、常日ごろから私どもの事業運営に格別なる御支援、御理解を賜っておることに関しまして、まずは御礼を申し上げたいと思います。資料説明に入る前に、私の方からもんじゅの現状と改善の状況について、簡潔に御説明、御報告を差し上げたいと思います。恐縮ですが、座って話をさせていただきます。
まず屋外排気ダクトでございます。対策工事はおかげさまで順調に進んでおりまして、当初予定をしておりましたとおり、今週中には完了できる見通しが立っております。この工事が完了後、6月に入りましてから燃料交換と残されたプラント確認試験、これは残っているのが8項目ございますが、このプラント確認試験を再開いたします。
更に長期停止設備の健全性の確認でございますが、今、申し上げました排気ダクトのトラブル等がございましたことから、今までやってまいりました確認状況の再チェックの作業をやってまいりました。これは前回御説明しましたとおり、4月中にはすべて完了することができました。
このように今まで予定しました工事、更には点検作業は予定どおり、工程どおりに順調に進んできておると考えております。これは今までの反省、教訓も踏まえまして、私ども経営と現場が一体となって、緊張感を持って取り組んできた結果であり、これから御説明します行動計画における改善活動の成果のあらわれであると考えております。
もんじゅという重要なナショナルプロジェクトの実施主体である原子力機構として、できるだけ早く再開工程、再開時期を国民に提示することが基本的な責務の1つだと考えております。ただいま申し上げましたように、再開に向けて必要な事項は多々ございますが、それを一つひとつ乗り越えつつあるとは申し上げられますけれども、ただ、残念なことに、基準地震動Ssがまだ確定できておりません。
こういうことから、最終的な工程を見極める状況には現時点では至っておりません。地元を含めた国民の皆様に安心いただくためにも、安全確保に万全を期して、さまざまな条件を慎重に見極めた上で、さらなる工程の変更がないように最終工程を定めてまいる所存でございます。
こういう中、先日5月11日でございましたが、私どもの事業を所管しております文部科学大臣から、運転再開工程を早期に確定すること、工程管理を徹底すること、予算や人員を適切に資源配分すること等について、しっかりと取り組むように強い御指示を受けたところでございます。
更にはその翌日に福井県知事が文部科学大臣を訪問され、もんじゅの組織、人員体制の充実強化と運転再開工程の明確化について、強い御要請があったものでございます。私たちとしましては、今、申し上げました大臣の御指示と知事の御要請を真摯に受け止めまして、なお一層の決意と覚悟を持って今後とも取り組んでまいりたいと考えております。
行動計画の状況でございますが、昨年より取り組んでまいりました改善活動が、間もなくちょうど1年になろうとしております。前回のこの検討会の場で、私の方から私自身現場での陣頭指揮を通じて、それなりに一歩一歩前進していることを強く感じていると申し上げました。具体的な改善状況は、後ほど所長の向から資料を使って詳しく説明を申し上げますが、何点か私なりに改善の手ごたえについて、御紹介をしたいと思います。
第1点目は、経営の意思がきちんと現場に伝わり、浸透しつつあると私は見ております。私はもんじゅというプラントは発電プラントであるととらえまして、安全最優先と徹底した透明性の確保がすべての基本となる、ベースとなると考えております。そのために、職員一人ひとりが自らの役割と責務を認識し、絶対にやり抜くという強い決意を持つとともに、何でも話せる風通しのよい職場が不可欠であると考えております。
特にこの1年はできるだけ現場に足を運びまして、安全朝礼もしくは安全週間などの機会、イベントのたびに、この基本的なメッセージを繰り返すとともに、もんじゅの幹部職員とのフェース・トゥ・フェースの意見交換で、うちの職員の考えや悩みが多々ございますが、こういうことを聞きながら、できるだけ具体的な指示を伝える努力をしてまいりました。
このような積み重ねが部レベル、課レベルもしくはグループレベルそれぞれのいろんな打ち合わせ、会議、職場討論などを通じて少しずつ浸透して、職員の意識や課題、問題等への対応処理などを始めとする仕事の進め方が、目覚ましく改善していると私は感じております。
次は課題、問題を把握する力と、それに対する組織的な対応力が強化されたと思っている点でございます。残念ながら、これまでは課題への対応がややもすると個人に任されていた上に、組織的な対応が弱かったことがございました。重要課題を即座に共有して、敦賀本部ともんじゅの関係者全体で対応方針を検討し、速やかに実行するという基本的な動作ができていなかったと思っております。
今回、敦賀本部の経営機能の強化、これは前にも御説明しましたが、もんじゅ総括調整グループというのを設置いたしました。更には経営の陣頭指揮の強化、もんじゅの組織強化などの具体策を講ずることによって、共有すべき課題、問題は経営を含めて直ちに共有され、みんなの知恵で解決に当たるように変わってきたと感じております。
実際に日々イレギュラーな事象が今でも起きておりますが、この辺の解決スピードが格段に上がってきたと感じております。これはまさにPDCAそのものであり、こうした改善の結果が先ほど申し上げました、排気ダクト工事や設備健全性の再チェックなどの作業を計画どおり、予定どおりに行えたベースにもなっていると感じております。
3点目でございますが、職員一人ひとりの意識が運転再開に向けて、1つのベクトルにまとまりつつあると感じております。前回御紹介いたしましたが、昨年の秋に職員のアンケートを行いました。ここでは残念ながらもんじゅの職員のモラル、意識などはほかの職場に比べると低いという結果でございました。
なぜこういう結果になったかということについては、相次ぐトラブル対応等に昼夜を問わず謀殺され、更には先が見えにくい状況の中で、現場が文字どおり目標と自分の位置を見失いかけていた。こういうことによるアンケート結果ではなかったのかと私は受け止めております。
その後、今年に入って組織体制の見直しを行いまして、それぞれの組織の役割が明確になるとともに、行動計画にある程度の一定の効果が出てまいりましたし、ナトリウム検出器、排気ダクトの対策が見極められるようになってきました。
運転再開に向けた重要課題の先行きを、職員一人ひとりが見通せるようになったことから、自分たちの使命感を改めて再認識して、それぞれの持ち場でしっかりやり抜くマインドになってきている。こういうことですので、更にもう少し時間がかかると思いますが、再開時期が明確に内外ともにしっかり示せれば、このベクトルは更に強化して、心を1つにして進めていけるものと考えております。
いずれにしましても、内外から多くの支援とアドバイスをいただきながら、私たち経営層ともんじゅの職員はここまで全力で取り組んでまいりました。水面下でもがいていた状態から、現状は水面上に顔が出る段階になってきたと言ってもよろしいかと思います。先ほど申し上げましたように、それなりの改善を実現したと考えておりますが、運転再開までにはまだまだ乗り越えなければならない課題もございます。新しい組織を一刻も早く定着させ、これを事業運営の太い幹として根付かせていくこと。これが敦賀本部長としての私のこれからの重要な使命であると考えております。
ちょっとお時間をいただきましたが、私から申し上げました。この後は所長の向から資料に沿って説明をさせます。
大橋主査
ありがとうございました。 資料は2つありますけれども、11時10分までには終わるようにお願いします。
向所長
向でございます。よろしくお願いします。資料19-1及び19-2に基づいて御説明させていただきます。
まず資料19-1で運転再開に向けた取組み状況、特に組織強化について状況を御説明したいと思います。ただいま副理事長から幾つか申し上げましたが、重なる点があるかと思いますけれども御容赦ください。
1ページでございますが、全体をまとめてございます。運転再開に向けて行動計画にのっとって広範な改革、改善活動を行ってきております。これは今、説明があったとおりでございますが、本日はその中で、これまでもこの検討会等でいろいろ御指摘を受けてきましたもので、特に重点的に取り組んでいる活動の状況を御報告したいと思います。
このページにございますように、大きく分けて3つの課題について活動を実施してございます。まず1つ目は「強化された体制における実効的な業務実施」でございます。業務マネジメントの改革等に向けて、抜本的な組織の見直しを2月に実施しました。これは以前御説明したとおりでございます。この強化した組織で改善活動を継続して、これによって自律的なPDCA活動の定着を図っていくことに努めております。
体制の強化に当たりましては、例えば経営判断、サポート機能の強化、指揮命令系統の明確化など、こういった7つの課題に対する改善策を実施してまいりました。体制強化の目的はここに書いてございますように、経営層の陣頭指揮の強化、もんじゅにおけるマネジメントの強化、コミュニケーションの促進といったことがございます。更に自律的な意識の育成にも必要であることから、問題・改善意識の向上は非常に重要ですが、こういったことに取り組んでまいりました。
これらの改善活動を進めるに当たりましては、右側の枠に書いてございますけれども、内部の反省事項、更にこれまで先生方の御指摘など外部からの助言といったものを取り込んで、目指す目標の明確化と浸透など新組織として必要なもの、その改善に当たって留意すべきもの、こういったものを念頭に置いて改善を実施してきたところでございます。
次に2番目の「施設保全管理面での主な取り組み」でございますが、再開に向けてのプラントの安全の確認活動として、施設保全面での取組みがございます。進捗状況はここに示しているとおりでございますけれども、長期プラント設備の健全性確認につきましては計画的に進められています。これは後ほど資料19-2で御説明いたします。
もう一つ、屋外排気ダクトの件が書いてございますが、これは先ほど副理事長から申しましたように、今週をもって完了するということで、多少前倒しに作業が進んでございます。
「その他品質保証体制・設備健全性の観点での重要課題への取り組み」につきましては、ナトリウム漏えい警報発報時の対応ということで、運転上の制限に関する判断基準の見直し、明確化といったことを今、行っておりまして、それに基づく保安規定の改定作業を行って、速やかに改定したいと思っております。
もう一点対外約束ということで、これまでも何回か御指摘ございましたWANOのピアレビューの改善事項につきましては、全部で54項目ございましたけれども、今月中にすべて対応が完了するということで進めてございます。
2、3ページを御説明いたします。強化された体制によって、2、3ページにありますように実効的な改善が進められてきたところでございます。それぞれについて、これまでの問題点に対してどのような改善がなされたかを示してございます。
最初の「経営層の陣頭指揮の強化」。これも先ほど副理事長から直接お話がありましたが、経営の顔が見えないとか、あるいは経営に情報が上がらず的確な判断ができなかったといった反省点がございます。逆に現場から見れば、経営の明確な目標が見えないとか、適切な要因対処ができなかった、あるいは予算が不十分であるといった問題点が出てきております。
このために右にございますように、経営と現場の距離を縮める活動を行ってきてございます。経営が直接現場に足を運び、直接対話する。こういったことを通して経営の考えていること、あるいは逆に、現場の考えていることを共有することができてきていると私は感じております。
経営はこのような現場の状況、また、敦賀本部を通じての情報から、経営レベルの改善アクションを起こしていただいております。例えばまさに経営資源であります要員についても、1年前に比べて約40名の増員ということも、これはかなり他拠点の要員をかなり無理してもんじゅに回していただいていることもございます。あるいは予算につきましても、設備保全に必要な予算を、これも他のプロジェクト等から集めていただいて、もんじゅに10億円を超える予算を投入していただいているという、まさに経営判断の下に行われていると思っております。
2番目の「もんじゅにおけるマネジメントの強化」でございますが、これまでの問題点として所長へ現場の情報等が的確に、タイムリーに上がってこなかったこともありますし、課題に対して組織的な対応ができなかったといった反省がございます。これに対して、今回の組織改正の1つのポイントでございますが、新たな役割を持たせました運営管理室による組織的な横断的調整機能の強化がございます。
例えば設備健全性確認作業におきまして、その効果が表れてきていると思っております。従来の運営管理室は、全体の作業計画を立てて所内の体制を構築し、作業立ち上げまでを実施する。これは去年10月に運営管理室を設置しましたけれども、そういったところまでを行っていました。今年2月の強化した後は更にそれに加えて、課題がもたらすリスクを想定して作業方針を策定し、更にそれに応じた適切な体制の構築まで、運営管理室が主導して行っているところでございます。
運営管理室はこういった調整作業を踏まえながら、例えばプラント保全部が行っています実作業の過程まで踏み込んで、具体的にどのような作業行うか、それをいつまでに、どのように実施するかという作業計画に、具体的にコミットメントをすることを通して、担当部、実部隊に対して主導的な役割を果たしております。また、その目的に照らして適切な結果となっているか進捗状況を常にチェックして、必要に応じて再検討させる等、こういったチェック機能がはっきりし始めていると思っております。
こういった情報は適宜、常時と言った方がいいかもわかりませんけれども、適宜私の方にも上がって、タイムリーに所長判断ができる状況に今はなっております。こういったことによって、課題対応に関して計画的に、かつ、組織的に対応することができて、これまでと比べて組織としてチェックとアクション機能がかなり強化されたと見ております。
3ページの「コミュニケーションの促進」でございますが、経営と現場が一体となって機構の総力を結集して、安全確保第一で運転再開に向けて取り組むことが重要と考えております。先ほどこれも副理事長からありましたけれども、経営層の現場巡視や直接対話といったことによって、経営層と現場職員が、現場の状況がどのようにあるか意識共有を図り、組織が一体となって運転再開に取り組むという意識が醸成されてきていると感じております。私も努めて現場に行くようにし、また、職員との意見交換をできる限り行ってございます。例えば中央制御室においても当直員も気軽に接してきてくれております。
一例でございますが、現場巡視をしてみて現場に可燃物が多いことに気が付きました。これも以前WANOのピュアレビューでも指摘されていることでございます。直ちに現場から可燃物を移送する、あるいはそういった現場に可燃物を持ち込まないという意識改革を図ることを目的として、防火キャンペーンの実施を指示したところでございます。この5月20日からキャンペーンを実施しております。
また、現場にいらっしゃった方はお気付きになったかもしれませんけれども、いろいろ外部設備についてはさび等がございます。そういったさびをなくそうと呼びかけたところ、皆で塗装作業を自ら行ってくれた。このようなコミュニケーションの改善によって、具体的な安全確保の強化にもつながっていると認識してございます。
4つ目の「問題・改善意識の向上」につきましては、なかなかこういった問題をすぐに改善するというのは難しい問題ではございますけれども、新たに設置した安全品質管理室による地道な普段の活動、そういったものによってまずは不適合管理の推進を図ってきたところ、どんな細かいものでも不適合として上げて、ルーチンに乗せて処理していくといったところができつつあります。従来と比較してそういったことが、確かに現場において改善が図られてきていると感じております。
あるいは今、申しましたけれども、毎日その不適合管理委員会を開いてございますが、安全品質管理室が不適合管理の状況を確認して、改善措置の計画に沿って、それに基づく実施を指示して改善活動の強化となってございます。こういったことで改善活動が定着してきていると感じております。
その他ヒヤリハット活動あるいは表彰制度、現場における小さなこと、よくやったということを表彰してやるということで、モチベーションを高めるといった改善の向上を図っているところがございます。
4ページに新体制で強化された業務の取組みの一例として、もんじゅ設備保全に係る問題解決に向けた取組みを、例として挙げております。複雑な難しい図を示してございます。立体的に見ていただければと思いますけれども、もんじゅの業務遂行におけるPDCA(Plan、Do、Check、Action)を全部の業務を例に例示したものでございます。この一番ベースとなっておりますPlan、Do、Check、Action、これが保全部の業務におけるサイクルでございます。
このそれぞれのPDCAを確実に進めるために、それぞれのステージにおいて所長がチェックして、必要なものは具体的に指示する。その際、横串で見る立場の運営管理室、安全品質管理室がそれぞれのステージの状況を的確に確認して、必要な情報を所長に上げ、必要な行動をとるという縦のサイクルを回すということをしております。
更に、所長をトップに行われるもんじゅの自律的な業務実施を本部長が統括し、必要な経営アクション、経営資源の配分あるいは目標の再設定等をとり、具体的な指示を所長に与える。こういった経営が現場の状況を把握し、的確な指示が出されるようになっていると感じてございます。
例えば長期プラント設備健全性確認作業におきまして、プラント保全部が担当部署ではありますけれども、課題への対応指針として課題の想定影響等を踏まえ、どのような体制で、いつまでに、何をしていかなければならないかを運営管理室が基本的考えを示して、それに基づいてプラント保全部は作業計画を策定して作業を実施していくというふうに、幾つかここにキーワードを挙げてございますが、こういうことでPDCAをしっかり回していく。自分たちできっちり回していくことを取り組んでございます。
幾つか小さいトラブル等もございましたけれども、こういったことが回り始めてトラブル等に対する対応が、かなり速やかに行われるようになっていると感じてございます。
5ページでございますが、以前から御説明していますように、運転再開に向けて行動計画を策定して、それに基づいて改革改善活動を行ってきたところでございます。言い換えれば自律的な品質保証体制を確立して、自律的にPDCAサイクルを回す。先ほど申しましたとおりでございますけれども、業務を行うべく取り組んできております。
行動計画はここに示しました1~4までの4項目と外部チェック機能の活用ということで、5本柱で行動計画を策定し、実施してきているところは以前御説明したとおりでございます。この活動の結果、改善した主な項目をここに示してございます。
これまでの取組みによりまして、組織の仕組みの整備などが相当部分完了して、それに基づく取組みも回り始めたと思っております。これらが本当に実効あるものとすること、更に深めて定着することが運転再開までに必要だと思っております。引き続いて全力を挙げて取り組んでまいりたいと思っております。
具体的にはそこに幾つか書いてございますけれども、具体的な内容につきましては先ほどと重なりますので省略させていただきます。特に品質保証体制の定着・向上に向けてはQMS、品質保証システムの体系の見直し、具体的に計画をつくって進めております。それらに基づいて体系を確立しながら、1つずつ具体的な事項に対しても対応してございます。
更に安全文化の醸成あるいはコンプライアンスの徹底。これは昨年度から取り組んでおりますけれども、更に今年度の年度計画を具体的に定めまして、1つずつ具体的に実施していっているところでございます。繰り返しになりますが、もんじゅにおきまして自律的な品質保証が回り始めていると日常の業務の実施状況を見て私は感じておりますけれども、先ほども申しましたように、更に運転再開までに確立した自律的な品質保証体制を、定着させていきたいと思っております。
運転再開について具体的にこの後も御説明しますけれども、点検あるいは試験等に全力を挙げて取り組んでいく中で、これらの改善を定着させていきたいと思っております。
少し早足で申し訳ありませんが、続きまして資料19-2で長期停止プラントの設備健全性確認実施状況について、ポイントのみ御説明させていただきたいと思います。この資料に長々と文章が書いてございますけれども、この設備健全性確認の計画の概要と実施状況をまとめたものでございます。文章は省略させていただきまして、7ページを開いていただきたいと思います。
7ページに図-1「設備健全性確認における全体活動」がございます。この図そのものは前回も御説明させていただいております。設備点検を行ってきた中で、昨年明らかになったトラブルなどを踏まえて、点検方法の妥当性あるいは点検結果の評価などを行って、追加点検を行っているというところでございます。
この設備健全性確認は設備点検、工事確認試験、プラント確認試験から構成されております。設備点検につきましてはこの後御説明します。工事確認試験はそこに書いてございますように、86項目がすべて完了して確認が終わっております。プラント確認試験も141項目中133項目の試験が終わって確認しております。残り8項目につきましては、ダクト工事が終了して燃料交換を行った後に実施するという計画にしてございます。
11ページに図-5がございますけれども、設備点検の実施状況についてまとめてございます。設備点検は炉心確認試験、運転再開、原子炉再起動するまでに必要な設備の約90%の点検が済んでございます。その点検におきまして、その中で消耗品の交換とか部品の交換あるいは軽微な機器の補修等といったことは、この点検時に並行して実施してきてございます。
点検設備の実施法の例は図に戻りますけれども、図-2に1つの例として肉厚測定フローを書いてございます。非常に小さな図で見えにくくて申し訳ございません。こういった測定フローに基づいて肉厚測定を行ったということでございます。
こういった結果によって、幾つかの補修あるいは取替え等を行ってございます。主なものをその右側に書いてございますが、精度を外れた計器ついては校正を行う、あるいは補機冷却系の海水配管の減肉が見つかっております。そういったものは順次取替えしている。こういった作業を行っております。
ただ、こういった点検等を行っている中で既に御説明しましたように、ここに書いてございますナトリウム漏えい検出器あるいは屋外排気ダクトの腐食減肉といった、保全管理上の問題が明らかになりました。こういったトラブルを踏まえて、もんじゅの過去の点検内容の調査や軽水炉の経年化評価結果といったものを調査して、新たな劣化事象の有無等を確認しました。こういった結果も踏まえて機器設備の経年的影響による評価項目を抽出して、点検に抜けがないか、あるいは点検方法が妥当であったかどうかという確認作業を行ってまいりました。
妥当性評価として実施した1つ不具合劣化事象の調査フローを図-3、妥当性評価の実施フローを図-4に例として書いてございます。これらも細かいものですから具体的な中身の説明は省略させていただきますけれども、こういったフローに基づいて点検等を行ってまいりました。
もんじゅ特有設備の過去の不具合・劣化事例を調査して、例えば点検報告書や保修票等約3,007件の図書を調査するとか、こういった妥当性評価につきましては、昨年12月から本年4月まで約30名の技術者が専任で確認評価作業を行ってきたということでございます。そういったことで、先ほど副理事長から申しましたように、既に実施済みの点検がちゃんと方法、結果が妥当であるといった評価、再チェックは終わっております。
更にこれらの中で追加点検あるいは補修が必要なものが出てきました。それが右側に書いてございます。排気筒のさびのチェックあるいは格納容器の貫通部の配管がございますけれども、こういったところを追加点検し、チェックしてきております。これらの点検結果の結果、長時間を要する不具合はないということが明らかになってございます。
こういった私どもが行いました長期停止プラントの設備点検の結果、評価あるいは対応措置の妥当性につきましては、次の特別な保安検査で確認していただきたいと思ってございます。このように炉心確認試験に必要な設備の約90%の点検が終了し、不具合、劣化が確認された設備は必要に応じて取替えする等の適切な措置をとっております。
炉心確認試験までに必要な設備の分解点検といったハード絡みの点検は、ほぼ終了しておりまして、10%残っていることになりますけれども、こういった残りの点検はプラントの状態に合わせた機能や性能を確認する試験でございます。右にありますように、制御棒駆動機構の作動確認といった試験が残っているというところでございます。これらすべて炉心確認試験に必要な設備の健全性確認完了に向けて、引き続き計画的に設備点検を進めていくことにしてございます。
なお、こういった設備健全性確認の結果は当然保全計画に反映して、更に保全計画を充実させ、今後の点検に反映していきたい。更に運開後の定期的な点検によって、設備の健全性をしっかり維持していきたいと思っております。
少し駆け足でございますけれども、私の説明は以上でございます。ありがとうございました。
大橋主査
ありがとうございました。それでは、本日も文部科学省の原子力研究開発課から宮田調整官殿に来ていただいておりますので、一言もしありましたらお願いしたいと思います。
宮田調整官
文部科学省の原子力研究開発課で、核燃料サイクルの推進調整官を拝命しております宮田でございます。本日は課長に代わりまして一言ごあいさつ申し上げます。
委員の先生方皆様におかれましては、日ごろよりもんじゅを始めとする我が国の原子力研究開発に御尽力、御指導いただきましてありがとうございます。
今ほど原子力機構から新体制による組織強化に伴う活動あるいは設備健全性確認の状況についての御報告をしていただきました。本年2月の組織改革の成果が徐々にではありますが、出てきているように私も日々原子力機構の人間、現場のもんじゅの人たちとのいろいろな資料あるいは意見交換の中で感じております。勿論PDCAを回すことは日々刻々の努力を継続していくということでございますので、これが完結することはございません。今後とも不断の努力を続けていくものと考えてございます。
私ども文部科学省といたしましても、運転再開に向けて機構ともども努力してまいりたいと考えてございます。本日はこれから先生方に忌憚のない意見をいただきますけれども、それらも踏まえまして近々に予定されております保安検査を始め、もろもろの対応に万全を尽くすように、機構ともども努力してまいりたいと思います。皆様今後ともよろしくお願いいたします。
大橋主査
ありがとうございました。それでは、本日は議題(2)としまして保安院で御用意いただいております、試運転再開に当たっての安全確認の考え方、こちらも重要な議題ですので、ここで15~20分ほど時間を質疑応答に充てさせていただきたいと思います。
ただいまの資料1と資料2の御紹介に関連しまして御意見、御質問をよろしくお願いしたいと思います。
飯塚委員、お願いします。
飯塚委員
早瀬副理事長から概略のお話の中で少しあったんですけれども、いろんなことをやってきて結果として現場に、上の方の考え方が浸透していって、モチベーションが上がっていって、結果として何かいい現象があらわれているんだという説明が向さんの方から余りなかったように思ったんですけれども、こんな現象を見るに、やっていることはきちんと進んでいるんだという何か確証みたいなものを少しお話していただきたいなと感じはいたしました。
計画そのものはここで何回もここで審議されていて、それで進んでいく。前回のときにもしリスクがあるとするならば、それが本当に浸透してみんなわかってやってくれているかということだったわけで、それについて本当にそうなっているんだろうかと感じていらっしゃるところがあると思うんですけれども、それが1つ重要なことだと思うんです。
もう一つは、技術的なことをきちんとやっていくということだと思うんですけれども、本当に浸透してわかってやっていただいているんだろうかというところ、モチベーションが上がっているかに関して、何かこんなところで見ているというのがあれば、お話し願いたいと思ったんですが。
大橋主査
ありがとうございました。何かもしあれば、御紹介お願いできればと思うんですけれども。
向所長
資料19-1の後ろに参考資料が幾つかあります。細かいいろんな具体的な例をそこに書いて、時間がございませんで説明しなかったんですけれども、例えば13ページに「不適合管理の状況」と書いてございます。これも先ほど一言だけ言ったんですけれども、現場にいろいろ細かい不適合、例えば機器や計器のトラブルとか、人の行動でのトラブルとかいろいろございます。あるいはヒューマンエラーというのもございます。そういったものをきちんと、細かいものすべてちゃんと挙げて、それを不適合管理のシステムに乗せて計画的にきちんと改善していく。ここでは安全品質管理室でございますけれども、本当にそういった不適合が措置されているかを、具体的にフォローしていくといった仕組みができてきております。
これは幾ら言っても最前線の職員がそれを理解して実行しないと、こういったシステムは成り立たないわけで、ここに表がございます不適合報告書の発行件数とか、あるいは是正措置の発行件数の推移がございますけれども、このように増えてきております。こういった細かいいろいろな不適合というのはそんなに減っていくわけではないんですけれども、以前はここにありますように、ほとんど上がってきておりませんでした。こういったこともここにありますように、かなり上がってくるようになってきた。これも1つの意識の改革だと思っています。
モチベーションですが、運転再開の工程は先ほど副理事長が説明しましたように、中の公表はできないんですけれども、現場は勿論、そこまでの現場のマスター工程というのはつくらないと作業できませんから、それをつくってみんなに見せて、みんなが共有してそれに向かってやっていく。これが去年までなかなかそこまでできなかったということが、今年は具体的に自分たちはいつまでに再開の業務を終えるんだということで、目標が明確になっている。これも一人ひとりのモチベーションが上がっていると感じております。
1つの例ではございますけれども、そういったことがございます。
大橋主査
ありがとうございました。そのほかいかがでしょうか。秋庭委員、お願いします。
秋庭委員
私も飯塚先生と同じようなことをお伺いしたいなと思っていたんですけれども、着々といろんなことが行動計画に基づいてなされて、組織も変えてやっていく中で、最終的には本当に職員の方たちが絶対に動かしていくぞという、1つの気持ちを結集してやり抜くぞという気持ちを高めていくことが、とても大事だと思っています。
先ほども副理事長の話から、職員の意識が運転開始に向けて、ベクトルが1つの方向に行くように心を1つにするという言葉をおっしゃられたと思います。まさに本当に今、直前になってくるとそういうことが大事なのではないかと思いました。
所長からもお話しいただきましたが、つまりそういう気持ちを盛り上げていくときって感動するような気持ちと言うのでしょうか。済みません、私は技術的なことはわかりませんが、マインドを1つにして、それこそマイプラント意識や、自分たちのプラントを動かしていくぞという気持ちを盛り上げていくことが、とても大事だと思うのですが、何かそういうことについて技術的ではない場面と言うのでしょうか、心を1つにするための方策を何か考えられているようでしたら、是非教えていただきたいと思いました。
大橋主査
ありがとうございました。それでは、簡潔にお願いします。
伊藤理事
1つは前からやっていますけれども、マイプラントクリーン作戦というものです。これは今回、特にさびの多い渡り廊下を職員が1か月かけてきれいにして、今回の反省をちゃんと自分たちで正していくという活動をこれから続けているということです。
それと、私が1つなるほどなと思ったのは、先週実は私どもの評価部会の方が現場に来られました。そこで現場の若手との意見交換をやられて、私もおやおやと思ったんですが、要するに今、我々がやっている工程は自分たちで自信が持てるという意見が出るのです。前は残念ながら結構工程と言われていて、非常に苦しい面もあったんだけれども、今回の工程について我々も納得して、これでいきたいと思っているという若手からのそういう強いメッセージもありまして、これはいいなと私は感じました。それは1つの例でございます。
大橋主査
ありがとうございました。そのほかいかがでしょうか。上村先生、お願いします。
上村委員
私も技術的なことはわからないんですが、こういういろんなチェック項目と言いましょうか、意識しなければいけないことと言いましょうか、こういう項目の一覧表がたくさん増えているなという感じはしております。
民間のガバナンスでもそうですけれども、よく言われますのはガバナンスをよくしたって株価は上がらないではないかとか、すごいそういう話があるんですが、実はガバナンスというのはそういう問題ではなくて、経営権とか経営判断の権威、正当性の根拠をどのように説明するかという問題だと思います。
民間企業ですと、株主総会で選ばれたんだからいいんだという説明がありますが、そうではなくて、やはり自分を今、取り巻いているいろんな比較的厳しめのチェック体制とか、そういうものが今、社長を信任しているということが実は経営権の最大の根拠であります。そうだとすると、相当大胆な経営判断もできますし、民間の場合ですからミスはよくあるんですけれども、仮にミスがあっても勿論責任追及は余りないということであります。
もんじゅの場合ですと、何せミッションが猛烈に高い公益性を持っている。その最大のミッションの公益性を実現するための組織であります。そうすると、それはミッションを確認するということと、それを実現するための組織がそれに付いているということ、それから、経営の指導力というのがあるわけですが、ここで御説明がございましたように、経営層の陣頭指揮の強化、マネジメントの強化、コミュニケーションの促進というのは、経営者の経営判断の権威というものは、実はもんじゅの組織の隅々の人たちとのコミュニケーションによって、風通しのいい中で話された経営判断が権威のある経営判断となってくるわけです。
これは勿論、もんじゅの場合は国の極めて高い方法の目的を実行するということではありますけれども、組織論的に見ればやはり普通の民間企業と同じように、さまざまな風通しのいい組織によって支えられる。そこから経営判断というものが、実は権威がそこから生まれているんだということがあります。
このようなさまざまな項目は、一個一個見るとこんなことをやっても無駄ではないかと見えたりすることもあるんですけれども、しかし、これを一個一個確認し、毎回仏をつくって魂を入れるではないですが、仏はあっても魂は常に再確認しておくということが、実は長期的に見ると最小のコストになっているというのがガバナンス論の基本でありますので、こういう方向でなお日常的な確認をして進めていただきたいと思っております。
大橋主査
ありがとうございました。そのほかいかがでしょうか。宮委員、お願いします。
宮委員
ただいま資料の説明を受けて、こういう印象を持っています。これまでもんじゅは運転再開に向けて組織の強化をずっと図ってきた。技術的な点についても確認作業を進めてきた。現時点における達成度は90%という表現もありましたけれども、おおむね着々と進んでいるのではないかと理解します。
それに関連してですけれども、いつまでも運転再開に向けた努力を100%かけているのでは、そのうち運転の異なったフェーズに入っていくわけですから、そこに向けた準備というものも少し視野に入れてやっていく必要があるのではないでしょうか。組織強化ということで組織の改編が行われてきて、今それが有効に機能しているという紹介があったわけですが、運転段階になったときに組織を変える必要があるのかどうか。変えるとするとどう変えていくのかということを伺いたい。
それから、技術的なことに関して言えば、先ほど保全計画という話がありましたが、6か月か1年かわかりませんが、運転した後定期検査に入っていく。どういう検査をしていったらいいのか、あるいはそれに向けてどういう保全業務を実施していったらいいのか。そういうことについても検討を進めていかなければならない時期にあるのではないかと思いますけれども、その辺はいかがでしょうか。
大橋主査
ありがとうございました。いかがでしょうか。
向所長
私も今、説明で運転再開に向けてということをずっと申し上げてきたんですけれども、今回の組織の強化において部を3つに分けました中で、やっと今、先生のおっしゃった運開後の性能試験、これも今のプラント状況で中身を何やるか、どれだけ時間をかけてやるか非常に難しい問題はたくさんあります。技術的な中身も非常に課題が多い。それをやっとこの体制で技術部が独立したことによって検討できる。今の目の前の設備点検は保全部が責任を持ってやる。運開後の性能試験については技術部が責任を持ってやる。これが並行してできるようになったということにまずは尽きると思います。これは今回の組織改正で私は一番大きなメリットと感じています。
その後、先生がおっしゃった保全計画についても、これはプラント保全部が中心として立てる仕事でございまして、なかなか今、多忙で非常に大変なんですけれども、勿論今やっている保全計画あるいは設備点検で何年もかけてやってきた。これをきっちり反映してやっていくということで運開まで、原子炉を起動するまで、あるいは出力を出すまで、それから、本格運転以降という順番にきっちり反映させていくということで、これもなかなか現場は大変なんですけれども、並行してその先の保全計画に反映する作業を行っているところでございます。
宮委員
どうもありがとうございました。
大橋主査
ありがとうございました。そのほかいかがでしょうか。菊地先生、お願いします。
菊地委員
非常に地道な努力というのは必要なんですけれども、ちょっと違った観点で意識を高揚させていくということであれば、これは非常にアドバルーン的で申し訳ないのですが、もんじゅの建物の中に前向きな標語というのは、横断幕とかそういうのが掲げておられるのでしょうか。子供だましみたいなことかもしれないですが、それは非常に重要なのではないかと思うのです。意気消沈と言ったら悪いですけれども、もんじゅは10年以上止まっているわけですから、どうなんでしょうか。
向所長
一度先生にもんじゅに来ていただきたいと思いますけれども、いろんなポスター、標語を、ちょっと多過ぎるかと思うぐらいかけていまして、逆に焦点がぼけるのではないかと私は心配しているんですけれども、何mという大きな横断幕とか、あるいは各部屋、廊下にポスターを張るとか、そういうことで自分たちでまず運転再開を全力でやるんだという大きな目標、それから、具体的なQAをやるんだとか、点検をちゃんとやっていくんだとか、先ほど少し申しましたけれども、防火キャンペーンをやるんだとか、あるいはもともとこの問題の発端でありました通報連絡の問題、それはきちんとやっていくんだということを全部標語、ポスターとかそういうもので張って、常に見るようにしてございます。
菊地委員
どうもありがとうございました。
大橋主査
ありがとうございました。
私も2点、細かいところを伺いたいんですけれども、40%出力の確認時に作動する機器は、40%確認試験時までに実施と書いてあるんですけれども、これは間に合わないからこういうことにしたんですか。それとも、出力が出ないと確認できないからということでしょうか。
もう一つ伺いたいのが、精度外計器という余り聞き慣れない言葉があるんですけれども、どういうことなのか、簡単に御説明お願いできればと思います。
向所長
もんじゅは40%出力で水・蒸気を発生させて水・蒸気系、それから、タービン発電機、この全系統が回ります。したがって、水・蒸気系設備の点検につきましては、できるだけ動かす前に点検した方がいい。それまでかなり結構時間がありますので、早目にやってまた時間をかけるよりは、直前に点検した方がいいということがございます。主としてこの水・蒸気系設備の点検及び試験でございます。
仲井プラント保全部長
もんじゅの保全担当をしている仲井と言います。精度が外れた計器といいますのは、十数年経ちますのでその間に電気的な計器というのは、当然ドリフトというようなところがございます。そのために例えば計装系ですと検出器、伝送器、変換器という、それぞれの計器単体で構成されてございますけれども、それの構成をしたときに構成前の段階で、それぞれの計器単体に要求されている精度を外れていた。
そのために、それぞれ通常の点検でやってございますけれども、計器の調整をして、精度の中に入れて使っていくというところでございます。
大橋主査
要はドリフトしていることなら、精度が外れているとか余り使わない言葉のように思います。
仲井プラント保全部長
ドリフトの結果として、単体の精度を外れているということでございます。
大橋主査
ありがとうございました。そのほかいかがでしょうか。よろしいでしょうか。
いろいろ組織、ガバナンスまたは管理に関して御意見をいただきまして、おおむね私がお伺いしていたところでは今の進め方でいいので、それをなるべく具体化するところをよく把握しながら進めていってほしいという御意見が多数だったように考えております。その辺をよく御勘案いただきまして、今後も確実な取組みをお願いしたいと思います。ありがとうございました。
それでは、議題(2)で、今日はこちらも重点が置いてあります。事務局より試運転再開に当たっての安全確認の考え方について御説明いただきまして、御審議お願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。
荒川新型炉規制室長
お手元の19-3の資料でございますが、これに従いまして御説明を申し上げたいと思います。
まず、今後の試運転再開に当たっての安全確認の考え方「1.経緯」でございますが、もんじゅ検討会でもかつて御説明をしてまいったわけでございますけれども、平成7年の漏えい事故以降、旧科技庁の方で包括的なもんじゅ安全対策がとりまとめられまして、それを踏まえた対応をしっかりと行うようにということで保安院の方で指示をして、4回報告が安全性総点検報告ということで行われておりまして、内容の評価を行ってきたということが1つございます。
一方、評価している間にいろんな課題が発生してございまして、特に昨年3月に警報が発報したことに伴い、そういう施工管理上の課題のみならず組織運営の在り方も含めて、品質保証体制上の課題が顕在化したということで、御承知のように行動計画の策定を指示して、それを特別な保安検査で確認してございます。
最後のパラグラフでございますけれども、もんじゅの試運転再開に当たっては試運転再開に必要な設備にかかる使用前検査を実施し、プラントとしての安全機能を確認するとともに、安全管理の在り方についても、そういう品質保証体制と新たな課題の妥当性について今後確認する必要があるということで、経緯を書かせていただいております。
具体的に「『もんじゅ』試運転再開に当たって確認すべき事項」ということで、大きく分けて設備面と安全管理面の2つに分けて書かせていただいております。
まず設備面でございますが、御承知のようにもんじゅはまだ使用前検査に合格はしていない。使用前検査を行っている段階でございまして、使用前検査は工事の工程、物を製作して据え付けて機能試験を行ってという、工事の工程ごとにポイントを置いて検査を行って、判断基準としましては設計した内容あるいは技術基準に照らして、問題がないかを確認してまいったわけでございます。
2ページ目でございますが、かつてナトリウム漏えい事故が起きる前は、出力40%まで試運転を行っていたということでございまして、勿論それまでに必要な検査を受けていたわけでございます。一旦、検査の結果はそれぞれのポイントで良となっていたわけでございますけれども、御承知のように、長期にわたって停止をしているということでございますので、やはりその間の劣化を考慮していく必要があろうということでございます。
これまで行ってきた検査あるいは今後どういう検査を行うかについては、4ページ目横長の表でございますが、整理をさせていただいてございます。別紙1でございますけれども、ここの前の方にイ~ホと書いてございますが、これが工事の工程でございます。その下の表に細かい字で恐縮ですが「使用前検査の一覧」ということで据え付けの終了時、最近のいろんな改造工事あるいはいろんな機能試験という検査の名称が、施設の区分ごとに書かれておりますけれども、ここの真ん中辺りに「実施済み」で○としてございますが、ここのところが以前漏えい事故が起こる前に実施した項目でございます。
その右側に「今後予定されている使用前検査」と書いてございまして「0%出力(臨界を含む)までに実施」「100%出力までに実施」と書いてございますけれども、ここのところの0%出力までに実施というのが試運転再開までに実施すべき項目でございまして、ここで○を付けたり検査名が書いてございますけれども、その左を見ていただきますと実施済みのところに○が付いていることについては、やはり我々としては過去には実施しているけれども、再度検査として行う必要がある。当然、新たに改造工事をしたものについては、あるいは補修工事をしたものについては、検査を改めて行うというものを示しているわけでございます。
恐縮でございますが、また本文の2ページ目にお戻りをいただけませんでしょうか。「(2)安全管理面の確認」でございますけれども、先ほど御説明申し上げましたように、安全性総点検ということで実施されていることに加え、行動計画の実施ということで課題への対応が行われているわけでございます。我々の考えとしましては、こういう過去から行われておりました安全性総点検あるいは今回行われております行動計画の実施という内容は、一応こういう安全管理面における課題はすべて網羅されているのではないかと考えてございまして、それぞれの課題をここに書いてございます4つの分類に、安全管理上重要な事項ということで分類されるのではないかと考えました。
1つ目は自律的な品質保証体制の確立。2つ目は長期停止設備健全性確認の確実な実施。3番目にナトリウム漏えい対策の確実な実施。4番目に保全プログラムに基づく保守管理の確実な実施という、4つの分類を考えてございまして、この4つの事項を更に小項目に分けて具体化をして、それぞれに応じて試運転再開までに達成すべき目標あるいはそれを確認するための着眼点を定めようと考えてございます。もんじゅの試運転再開に当たりましては、これらの目標が達成されている必要があると考えてございます。
別紙2でございますが、8ページ目をごらんいただきたいんですけれども、ここの8~12ページまでに分けて書いてございますが、一番左が先ほど言いました4つの分類1~4まで書いてございます。
それを小項目に分けたのが例えば「1.自律的な品質保証体制の確立」ですと「(1)『もんじゅ』管理体制の強化」「(2)根本原因分析等に基づく組織風土・安全文化・品質保証体制上の問題点の解明及び改善策の実施・充実」。それから、9ページにまいりまして「(3)これまでの特別な保安検査指摘事項、もんじゅ安全性確認検討会指摘事項及び行動計画の実施を踏まえた行動計画の充実」「(4)行動計画の実施」ということで小項目を分けさせていただきまして、例えば「(1)『もんじゅ』管理体制の強化」でございますと、達成すべき目標としまして「経営層、管理職及び担当者が個々の業務についてその目的、内容、重要度、緊急性等を考慮して職責を認識しながら連携して業務を実施するとともに、進捗状況を管理する取りまとめ役(判断を行う者)を明確にしていること」あるいは「業務の実施を通じ、管理体制に問題がないか自ら常に確認し、是正する仕組みがあること」といったような2つの点を達成すべき目標と掲げさせていただきました。
それに対する着眼点としましては、例えばいろんなレベルでの会議で必要な検討が行われて、適切な意思決定及び指示が行われているか。進捗管理を行う者を明確にしているか。進捗状況が関係者で共有されて、案件が進められているか。敦賀本部はもんじゅの状況について把握をしているか。運営管理室なり安全品質管理室は各部の状況、問題点を十分に把握して、必要な指示、指導を行っているか。経営者及び管理職は、懸案の処理に当たって十分な関与を行っているか。そもそも課題の処理が的確に行われているか。あるいは管理体制上の問題点を積極的に明確にして、改善の取組みが適切に行われているかといったことを、着眼点として挙げさせていただいております。
次の根本原因分析等による問題点の解明といったことについては、達成すべき目標としてこの意見書を業務の実施に当たって十分図って、外部に対して必要な説明を行っていること。業務の実施で職責に応じた意思決定を行う際に、その技術的妥当性、判断の合理性、外部の受け止め方等を慎重に考慮しているか。それから、組織風土等の課題が普段から点検され、継続的に改善されているかということ。
それに対する着眼点としまして、現場への十分な説明あるいは現場の声は十分くみ取られているか。業務の実施に当たって課題、背景等を十分に踏まえた判断が行われているか。対外的な説明に当たっての検討が十分行われ、実施されているか。問題の処理に当たって関係知見を広く集めて、問題意識を持ちながら多角的な検討を行っているかといったことを、着眼点として挙げさせていただいております。
以下、重要事項では行動計画の充実の達成すべき目標及び着眼点、行動計画の実施の目標及び着眼点、それから「2.長期停止設備の健全性確認の確実な実施」におきましては「(1)点検の実施」、10ページでございますが「(2)点検計画の見直し」「(3)長期停止プラントの設備健全性確認計画における点検対象、点検範囲及び点検方法の妥当性確認の実施」「(4)点検で劣化が確認された場合の対応(点検の拡大、補修方法等)の妥当性」といったことを重要事項に掲げ、それぞれに対応する達成目標と着眼点を書いてございます。
11ページでは「3.ナトリウム漏えい対策の確実な実施」で、これまでに確認されたナトリウム漏えい検出器不具合への対応がすべて完了し、保守管理対策が確立されているか。それに対する着眼点。それから、ナトリウム漏えい警報発報時の対応策あるいは関連マニュアルの整備が、きちっとなされているかといったことについての目標と着眼点。
12ページの保全プログラムにつきましては、保全プログラムの整備ということで適切な保全方法、保全頻度が設定されているか。それから、保守管理の実施で保全プログラムに基づいて点検を実施し、適切に見直されているかということで、そういう4つの事項についてそれぞれ具体的に目標と着眼点を定めたいということでございます。
恐縮ですが本文の2ページ目にお戻りいただきまして、こういう確認すべき事項を踏まえて、今後どう対応していくかということでございますが、まず現在実施している行動計画の実施状況の確認、特別な保安検査で行っているわけでございますけれども、先ほど御紹介しました別紙2の安全管理上重要な事項を踏まえて、以下の事項が達成されていることを確認するということで、4つ挙げさせていただいてございます。
(1)としまして行動計画42項目につきまして実効性が得られるよう着実に実施されており、その結果種々の課題について改善の取組みが行われ、自律的なPDCAサイクルが回り始めたことが確認できること。
2つ目に、長期停止設備健全性確認につきまして、さまざまな点検対象設備、点検方法、範囲、判断基準、結果の評価、対応処置についてのやり方の妥当性が確認できること。
3番目としまして、ナトリウム漏えい検出器につきまして、不具合の対応が適切に実施されて、あるいは漏えい警報が発報した場合の措置が確立されている。
4番目で、保全プログラムが適切に実施され、見直されていること。その4つを今後の特別な保安検査で確認してまいりたい。この4つが我々として確認されるということであれば、特別な保安検査として終了するということでございます。
その特別な保安検査終了後(2)にまいりまして、そういう行動計画で実施した具体的に改善の内容、取組みといったことについて、機構の方でこれまで当方に提出いただいております安全性総点検の報告書に、その対応等を追加して再度改定したものを提出していただく。その提出していただいたものが、別紙に従った事項を達成しているかどうかを最終的に保安検査により確認して、その妥当性の評価を行うということでございます。
(3)につきましては、先ほど御紹介しました使用前検査を着実に我々としても実施する。必要なものは再検査を行うということでございますが、重要な長期停止設備が健全かということについては、やはり設備の健全性自体を国がちゃんと確認しなければならないということで、これを立ち入り検査でJNES、原子力安全基盤機構とともに実施をして、機構が実施しました過去の点検の記録の確認あるいは実際に物を見て確認をしてまいって、使用前検査のデータとしてもその結果を活用していきたいということでございます。
総合評価としまして、先ほど申しました安全管理面の確認あるいは設備面の安全確認の状況につきまして、この検討会に逐次報告をさせていただきまして審議を受け、当院として試運転再開の妥当性評価をとりまとめてまいりたい。また、その状況は地元等に積極的に説明をさせていただければと思ってございます。
資料といたしましては13ページに参考1としまして「もんじゅ安全性総点検指摘事項と実施スケジュール」ということで、もともとこれは過去のこの検討会に出させていただいた資料の抜粋でございますが、設備改善、品質保証体系の改善、運転手順書、運転管理体制の改善といったような項目で、これまで4回報告書が提出されておりまして、その内容が14ページに書かれておりまして、第1回~第4回の報告がなされて、第3回まで確認結果をとりまとめて原子力安全委員会に報告をしております。第4回の報告につきましては、一度評価書案を御説明申し上げましたけれども、それ以降現在まだ確認中という状況でございます。
15ページ以降は「『もんじゅ』組織運営に係るこれまでの指摘事項」ということで、冒頭機構の方から改善の状況の説明がありましたけれども、それは我々の特別な保安検査あるいはこの検討会での先生方からの指摘を踏まえて行われておりますので、それを抜粋ということで、すべて御紹介できなくて大変恐縮でございますが、まとめさせていただいてございます。
これからの特別な保安検査あるいはその後の保安検査におきまして、こういうことも十分に念頭に置きながら、我々としては検査を進めてまいりたいと思います。
御説明につきましては以上でございます。
大橋主査
ありがとうございました。この資料でこれからの安全確認を進めていただく考え方をまとめていただきました。設備面に関しては御説明があったように、使用前検査で淡々とやっていくということ。もう一つ常に問題になっております安全管理面につきましては、特別な保安検査で6月いっぱい事務局に御足労いただきましてお願いをしておるところですけれども、ただいま御説明いただきましたように、問題意識を問題集の形にまとめていただいていますので、その問題集にJAEA殿がどう答えられるかということですけれども、これは回答して正解で100点という種類のものではありませんので、是非150点、200点を取れるような回答を出していただけるとありがたいと思います。
それでは、これに関連して御意見、御審議、御質問をお願いしたいと思います。いかがでしょうか。20分ぐらい時間をとりますので、よろしくお願いします。
早瀬副理事長
今、保安院側の考え方の御説明がございました。私どもも合意いたします。これは今まで4回特別な保安検査をやってまいりましたし、また、その間の時間で特に保安院の皆様には、いろいろと御指導をいただきながらやってきたことでございまして、私も毎回保安院の皆様とは意見交換の場でお願いをしてきたんですが、1つは先ほど私どもは、改善の一定の成果が見えていると申し上げてはいますけれども、まさに今、先生からお話があったように、我々も100%完璧にできているとは思っておりませんので、今いただいたようなこういう問題点について、またいろいろと現場でごらんいただくと不足している点、足りない点、問題点が顕在化すると思います。
是非引き続き問題点の指摘と同時に、強力な御指導をお願いをしたい。つまり、私どももんじゅというのは今まで14年間止まってきたというのは、これはやはりその間のある意味で経験ができてこなかった。運転管理の経験が私どももできてこなかったということでございますので、そういう点で保安院さんは日本国中の50基以上のプラントを、いろんな観点でごらんいただいていると思いますので、そういう意味では是非いろいろと指導をしていただきたいというのが1点です。
もう一つは私どもも人員がそれほど潤沢にいるわけではございませんので、検査等でのやり方で柔軟な御対応をお願いしたいという、この2点だけを申し上げておきたいと思います。是非よろしくお願いします。
大橋主査
ありがとうございました。飯塚先生、お願いします。
飯塚委員
8ページの達成すべき目標で最初に御説明いただいたところなんですが、自律的な品質保証体制の確立というのは多分、全体のベースになるようなところがあるわけで、これは重要なんだけれども、見るのがなかなか難しいなと思って拝見させていただきました。
例えば最初の「(1)『もんじゅ』の管理体制の強化」をざっと見ていきますと、管理というものが何か枠組みをつくって、どちらかと言うと上からでないけれども、締め付けでもないですが、何か仕組みをつくってそのとおりやらせるという感じで書いてあるんだけれども、実は管理というのは目的を効率的に、継続的に達成するためのすべての活動と考えてみるならば、もう少し全般的なことがあってもいいのかなと思いました。
例えばこれがうまくいくと何が起こるかというと、組織強化をした分、中間管理職の方たちがかなり生き生きと、縦横無尽に動き回っているという状況が生じてくるに違いないわけで、そうなっているかなという見方とか、あるいは本当につまらないことは大分減ってきているんだけれども、いろんなことが日々起きるけれども、非常にてきぱきと処理されるようになってきているというような、この体制強化ができると起きる組織としてのいい現象があると思うんですが、そんなものをできているかという見方をしたいと思います。
特に冒頭、副理事長からお話になった、ちゃんと浸透してきているとか、問題が認識されてきちんとできるようになっているとか、組織一丸になっているとか非常に重要な視点であって、それができるような体制かを見るような着眼点を、明示的に入れておいた方がいいのではないかと感じました。
いろんな見方があるけれども、本当にオープンにやっているかとか、全員がいろんな問題意識を持ってやっているかとか、何かあった場合にちゃんと極めて、徹底的にやるところまできちんとやるようになっているかとか、それぞれが考えて自律的に提案すると言いますか、自分の基準なり自治自律の精神を持って、提案できるようになっているかとかいうような、組織の活性度みたいなものがここにあらわれてくるはずなので、その辺をベースとして見たいなという感じが実はいたしました。
非常に難しいんですけれども、そういうのがあって先ほどの技術的なところをやっていくと、いろんなものがちゃんと動くのかなという感じがするんですが、御検討いただきたいと思います。
大橋主査
ありがとうございました。
荒川新型炉規制室長
我々の方も勿論先生が最初におっしゃられました、がんじがらめに縛りをかけて、マニュアルがあってそれに従ってやるということではなくて、やはりその立場立場に応じて職責を認識しながら自分の責任を全うできるように、ただ、そのためには風通しを非常によくして、自由に意見交換が行われて決定すべき人が決定をして、きちっと進捗管理をしながら業務をやられているというところをまさに見たいと考えております。
ただ、それを文章にあらわすと非常にしかめっ面しくなりますので、先生に今、御指摘いただきましたキーワードを踏まえまして、実際のもう少し着眼点がそのようなことが目に見えるような形にすると同時に、実際の検査に当たりましても、できるだけそういう改善の流れ、あるいは具体的にそこはどういう形で表れているのかを具体的に見て、評価をしていきたいと考えてございますので、できましたら引き続きいろいろと御意見なり、こんなような形で見えているんでしょうけれども、そこはいいのか悪いのかといったことについては、また引き続きいろいろと御相談させていただければと思います。よろしくお願い申し上げます。
大橋主査
ありがとうございました。上村先生、どうぞ。
上村委員
今日はさっき発言したのでと思ったんですけれども、「よき法律家は悪しき隣人」と言いますので一言あれなんですが、先ほど主査から今日のテーマは(1)より(2)が中心だと。それはちょっと違うのではないかと思うんです。つまり、今回の検査と安全確認というのは(1)がしっかりしているから、従来よりも信頼度が高まっている。恐らくそうだと思うんです。思うんですけれども、今日は(1)より(2)が中心ですと。
大橋主査
そういう趣旨ではなくて、(1)は毎回やるときに淡々とやっていくことであって、今日は特別な保安検査を6月に行うので、その前に1回集まっていただいてという趣旨で開催しているから、主に御検討いただきたい。
上村委員
ですから、確認のためですけれども。
大橋主査
別に(1)を軽くしているということでは全くなくて、そういう誤解をされないように思いまして。
上村委員
誤解をしたくなるような、つまり今回は(1)ができているから(2)の安全確認の信頼度が高まっています。だから、それは社会一般も透明性のある非常に自由で、しかし経営の観点もちゃんと出された、そういう中でやられているんだから、従来だったらそこは違うので、そういう意味で単にプロがプロとしての役割を果たしていればいいというだけではなくて、その背後にある組織体制とか、そこが変わったんだ。だから安全確認についても、信頼度が高まっていると外が受け止めるという体制になっている。 そういう意味では(1)が大前提だから(2)ができるというところが、今回の安全確認が幾ら直前に迫っていてもはっきりと違うはずなんで、主査はそういうつもりでおっしゃったのではないことはよくわかりますけれども、どうもそう受け止めかねないので確認させてください。
大橋主査
そんなことはないです。それは先生だけですから。ありがとうございました。齊藤先生、どうぞ。
齊藤委員
これは質問でありませんので、コメントですからお答えいただかなくても結構なんですが、先ほどの御説明で試運転再開に向けての安全確保の基本方針、これは私は結構だと思います。この基本方針に基づいて、再開に向けての妥当性評価を是非着実に進めていただきたいと思います。ただし、妥当性評価において新型インフルエンザのことではないんですが、科学的な合理性に基づいた判断は非常に重要なことだと思いますので、是非科学的な合理性に基づいた判断を常に心がけていただきたいと思います。
そのためには、これまで同様に技術力を常に磨いていくことが大事かと思います。再開はワンステップであって、その先再開後にいろんな安全規制がたくさん待っておりますので、是非よろしくお願いいたします。以上です。
大橋主査
ありがとうございました。東嶋委員、お願いします。
東嶋委員
2点ございます。1つは全体的なことです。JAEAの方と保安院の方、御説明ありがとうございました。ハード面については非常に網羅的に点検を両者で進めていただいて、満足できるところだと思います。ただ、ハード面については点検をしてもしきれないというか、きりがないところもありますので、やはり前に進んでいくための、つまり運転していくための点検という方に考え方に軸足を切り替えていっていただければと思います。
これは特にソフト面というか人的なことについてですけれども、現在の組織の在り方は勿論ですが、今後運転をしていくに当たりまして危機管理はどうなのかとか、通報連絡体制はちゃんとできるのか、そういった人的要素の準備、訓練というか、そういうことに向けてきちんと組織が動いていくだろうかといった目で見ていただければと思っています。
もう一点なんですが、細かいことですけれども、JAEA様の資料19-1の5ページで、ナトリウム漏えい警報発報時の対応ということで、運転上の制限判断の基準の明確化を、これから保安規定の見直しをしていくということですが、これは保安院様とも相談しながらやっていくことだと思いますけれども、通報連絡そのものについてもなかなか基準が明確化できなくて、それが通報連絡の遅れにつながったと思います。
つまり、現場の方々が混乱してしまったんだと思うんですけれども、今度実際に原子炉を止めていくということになりますと、一番大事にしていただきたいのは勿論科学的合理性ですけれども、例えば現場の運用のしやすさですとか、それから、外、一般の人から見たときの透明性とかわかりやすさ、こういったことをお互いよく話し合われて、どんな条件の下では運転上の制限というのに当てはまるのかということを、しっかり決めていただきたいと思います。以上です。
大橋主査
ありがとうございました。次に首藤委員、お願いします。
首藤委員
資料19-3で先ほど飯塚先生もおっしゃいましたけれども、8ページ以降の別紙2の達成すべき目標と着眼点というのは、非常に重要なことかなと思っておりまして、そのうちの重要事項「1.自律的な品質保証体制の確立」は、やはり先ほど来出ていましたように、もっと自律的というところを中心に見据えて、自らがきちんと問題を見つけて改善していくような動きがあるところを見ていただきたいと思います。
その意味で(4)が行動計画の実施だけで終わっているのが何だか心配で、その実施の結果をどのように見て、どのようによりよく動かそうとしているのかというところも、本当は是非見るべきだろうと思いますし、それに当たっていろんな方々が、それにやりがい感を持ってやっているかというところも是非見ていただきたいと思っています。
それに関連してなのですが、同じ資料の2~3ページの今後の対応のところで、(1)が特別な保安検査、(2)が保安検査となっているのですが、先ほどの別紙2に従って評価をされるのは、ここでいくと(2)の保安検査の方でやりますと書かれている気がしまして、特別な保安検査と別紙2の関係というのがちょっとよくわからないんですけれども、別紙2のうち特に重要なところだけ特別な保安検査をされるという意味なのか、それとも別紙2の視点は特別な保安検査も保安検査も共通で全体をごらんになるのか、そこをちょっと教えていただければと思います。
荒川新型炉規制室長
まず1番目の自律的な品質保証体制の確立が大事ということにつきましては、我々もそのように考えておりまして、保安検査で当院の方でいろいろと検査官が指摘をしないと、問題点が自ら気づいてそれが改善に織り込まれることにならないということでは、やはり自律的とは言えないと思っております。
例えば8ページの1.の(1)の達成すべき目標のところに「管理体制に問題がないか自ら常に確認し、是正する仕組みがあること」あるいは(2)の安全文化等の充実のところで、達成すべき目標の最後に「課題が不断に点検され、継続的に改善されている」ということが我々も大事だと考えておりまして、このための仕組みができて、きちっとそれが回ることがやはり非常に我々としては重視していきたいと考えてございます。
特別な保安検査とその後の保安検査の関係でございますが、試運転再開のためには、やはり別紙2の目標が達成されていることが大事だと考えておりまして、あくまでそれを保安検査で見るということでありますけれども、その前提となる行動計画の実施についても、やはり別紙2を使うわけですが、ただ、別紙2は最終的な確認でございますので、特別な保安検査につきましては特に2ページ目の下の3.(1)(1)に書いてございますように、自律的なPDCAサイクルが回り始めたというところに我々としては着目をしたい。
つまり、少し従来の体制からサイクルが動き始めるところを見るというところを、特別な保安検査を終了するかどうかの区切りにしてございまして、それがきちっと回り始めて、その体制がもう十分確立している、これでいいというところを保安検査の方で確認してまいりたいということで、一応考え方としましては最終的なものを見据えながら、別紙2を見据えながら特別な保安検査を行っていきますけれども、そこの実施上の確実性を特別な保安検査で見ていきたいということでございます。
大橋主査
ありがとうございました。宮委員、お願いします。
宮委員
12ページに着眼点がありますけれども、一番最後が気になるんですが「保全プログラムに従い実施された保全の実績を踏まえ」というのと「保全方法等の有効性評価」を踏まえ「その結果が保全プログラムに反映されているか」ということを運転再開前にチェックをするというのは、可能なんですか。
荒川新型炉規制室長
これは保全プログラムを今年1月から正式にスタートしておりますので、それ以前からも長期健全性確認、点検を行ってきておりますから、そういうものも含めてもんじゅの劣化の状況というのは、かなり把握されてきているのではないか。そういうことも含めて保全の実施を行うということと、そういうことも通じて従来、とりあえずということで1月に保全の頻度とかを定めておりますけれども、有効性評価というのはすぐにその結果が出ているということではございませんが、できるだけ短い期間の間のやり方を、前から実施してきた点検実績を踏まえて評価をきちっとやる、あるいは評価の手法自体をきちっと確立することが大事だと思っております。
宮委員
認識としては保全プログラムが既に提出されているということですね。そして、JEAC4209のPDCAのフローチャートに沿って、もう保全業務が始まっているという認識を持って良いということですか。
荒川新型炉規制室長
はい。
宮委員
ちょっと有効性評価等々は厳しいような気がします。
大橋主査
ありがとうございました。保全プログラムについてはまた定期検査の時期が来れば、それまでの実績を反映して修正していくんだと思います。二ノ方委員、お願いします。
二ノ方委員
今後の対応の特別な保安検査のところですが、8ページ組織の改善です。要はいろんなこういう目標は達成されたということを判断するために、着眼点がどれぐらい満たされているかどうかが大事と思いますが、先ほどからお伺いしていると、どう評価すればいいかというのが私にはなかなか判断が難しいところがありまして、例えば組織の改善度をどのように数値化して示すかとか、客観的に表現すべきやり方が何か、もしそういうことをお考えであれば教えていただきたいです。
例えば資料19-1辺りに不適合報告書発行件数の推移みたいなので、最近急に増えてきている。これはコミュニケーションがよくなったとか、ヒヤリハットとかKYとか、そういうところのいろんな上層部と現場との間のコミュニケーションがよくなっている成果だと思いますが、逆に言うとこういう不適合箇所が増えることを喜んでいいのか、それとも、これまでこういう活動が十分定着されていなかったということを悲しむべきなのか、よくわかりません。そういうときに評価する側としては、どうとらえればよろしいのでしょうかという質問です。
荒川新型炉規制室長
御指摘がありましたように、やはり不適合管理というのはかなりPDCAサイクルを回していく上で、ハードなりあるいはそういうプロセスに不適合があった場合に、それをきちっと検討して反映するということが、まさにチェックとアクションの部分に当たるところでございますので、非常に重要なものと考えてございます。
ですから、それを積極的に取り上げていくことは非常に大事で、そういう姿勢がとられているということであれば、前より強化されているということであれば、それは評価できると思っております。
ただ、では具体的に個々の不適合管理を見ていった上で、きちっと分析が行われ、その分析の背景としてさまざまな検討なり問題意識が明らかにされて、対応なり改善策が具体化され、それが実際のプロセスに活かされているというところができて、初めてきちっとPDCAサイクルに活かされていることになると思いますので、やはり我々としては実際のプロセスを、例えば不適合管理であれば個々の処置を適切に行われたかを今回の保安検査の中で見て、まさに組織が動いている要素を具体事例で見ていって、評価をしていきたいと考えてございます。
二ノ方委員
1つだけ気になりますのは、組織の在り方は大変大事なことですし、いろんな視点から確認していかなければいけないと思いますが、あくまで我々が心配しているのは結果だと思うんです。どれぐらい設備が改善されたか、要するに安全かどうかとか、再開するにはどうすればいいかということを、結果としてそういうものが客観的、明確に示されていることが大事だと思うんです。その背景として組織がしっかりしていなければだめだとか、改善されなくてはいけないと思いますが、改善されているということをまず見て、それから、設備の健全性が完全に大丈夫だということを示すというより、むしろ順番が逆ではないかなという気がします。
荒川新型炉規制室長
おっしゃられるように、やはり設備としてきちっと改善されている、あるいは必要な補修なりチェックが行われていることは勿論大事でございますので、その点は我々保安院としても使用前検査、特に劣化の設備につきましては立ち入り検査をしっかり行って、一方では体制を見ながら、体制がきちっと機能した結果としての保全なり、物の管理がきちっと行われているというプロセスと、実際に物自体も健全性があるかどうかというところを使用前検査、立ち入り検査で見てまいりたいと考えてございます。
二ノ方委員
ちょっと誤解を生んだのかもしれませんけれども、あくまで組織の在り方というのが一番大事だとは思いますけれども。
大橋主査
ありがとうございました。そのほかいかがでしょうか。岩井委員、お願いします。
岩井委員
それでは「(1)『もんじゅ』の管理体制の強化」について、質問というよりコメントに近いものですが、述べさせていただきたいと思います。
先ほど飯塚先生もおっしゃったと思うんですが、管理という言葉は非常に響きが難しい。エンジニアが言っている管理と一般社会とか国民が感じている管理という言葉、それに強化が付くともっと話がややこしくなるような気がします。
先ほど副理事長あるいは所長さんから、今のもんじゅの職員の特に若い方々の意識が非常に高揚してきて、モチベーションが上がっているというのは、私が思うには彼らの研究者魂とか技術者魂みたいな、そういうものが多分に上がってきているんだろうと思うんです。ですから、管理という中に彼らのそういったものを尊重するとか担保するという形で、是非進めていただきたいなと思います。
大橋主査
ありがとうございました。飯塚委員、お願いします。
飯塚委員
このセッションの最初に副理事長から発言があって、指導という言葉がどういう意味なのかをきちんとしておかないと、片や規制でありという情景がいろんな含みを持ってしまうわけで、誤解なく伝えておいた方がよろしいかと思います。既にわかっている技術的な要因について、それをわざわざ隠しておいてそれが熱くなるということを言わないでおいて、ああだこうだ言うよりは、こういうものを参考にしろというぐらいのことはちゃんと言ってくれという意味だと思うんだけれども、そうではない意味の指導というのは世の中にはあるわけでございまして、どういう関係を持たなければいけないかについて、もしかしたら誤解されてしまうのではないかと思っていたので、一言ちょっと確認しておいた方がいいのかなと思いました。
早瀬副理事長
私が先ほど、是非的確な御指導をと申し上げたのは、これは毎回申し上げているし、現実にやっていただいてきております。つまり、私ども先ほど申し上げたように、私ども自身の経験不足によるいろんな課題というのがございますので、例えば御提案なりいろいろと新しい取組みの考え方なり、そういうことをお示しいただく。それを本当にどういうふうにやるかというのは、最後は勿論私どもがそれを決断します。
ですから、そういう意味で確かに言葉として指導という言葉だけでは、お互いにはっきりできないかもわかりませんが、これは特に保安院さんとは毎回、今までもやってきた内容ですが、あえてここで定義をする必要もないのではないかという感じがしますけれども、今、申し上げたようなことで私どもの経験不足なりを補うことも含めて、いろいろと情報交換なり情報共有なり、または指導なり御提案なりアドバイスなり、そういうかなり広い意味で申し上げました。
大橋主査
秋庭委員、どうぞ。
秋庭委員
これはお願いなんですけれども、今回の特別な検査の項目の中で、資料19-3の11ページ(2)の着眼点の最後の○ですが「ナトリウム漏えいに係る情報を」というところがあります。「容易に理解できるように公表することになっているか。また、日頃から、ナトリウム漏えいに係る理解活動促進活動が分かり易い形で行われているか」という、ここのところを是非、本当に基本的なことでも十分にできていると信じておりますが、そもそも14年前に何が起きたのか、もう一度やはり原点に戻る必要があると思うんです。
これがやはりこれから運転再開に向けて、世間というか国民の目が一番ここに関心が集まるところだと思います。冒頭は、福井県知事も文部科学大臣に運転再開を要請なさったことをお伺いしました。世の中的にみんなが早く再開してほしいと本当に心待ちにしていると思うんですが、ここがやはり一番言わなければいけないところなので、是非ここのところをしっかりと見てきていただきたいと思います。よろしくお願いします。
大橋主査
ありがとうございました。そのほかいかがでしょうか。よろしいでしょうか。
ありがとうございました。6月には1か月かけて特別な検査を、ある意味で我々の検討会の代表としてやっていただくことになりますけれども、指導という言葉の議論もありましたが、決して悪の帝国に乗り込んでいって悪を正すというものでもありませんし、JAEA殿としてはうっとおしいけれども、しようがないというお気持ちではなくて、一緒に前へ進めるんだということで是非、客観的な科学的合理性という御指摘もいただきましたので、よろしく双方御配慮お願いできればと思います。
最後にその他議題として、事務局及び原子力安全基盤機構殿から、もんじゅの使用前検査の状況について資料19-4で御説明をお願いします。
丸山原子力発電検査課課長補佐
引き続きまして資料19-4、使用前検査の実施状況でございます。これまでも御紹介してきておりますので、変更点のみ簡単に御紹介させていただきたいと思います。
前回以降、屋外排気ダクトに係る使用前検査が終了してございます。4ページ目の一番下のところが青色になっております。
10、11ページをごらんいただきたいんですが、ここに概要が書いてございます。使用前検査につきましては4月~5月にかけて、溶接検査につきましては3月~4月にかけまして、ここの記載のとおり実施しておりまして、いずれも判定基準を満たしていることを確認してございます。
簡単ではございますが、JNES殿の方から補足がなければ以上でございます。
大橋主査
よろしいですか。ありがとうございました。これはいつも通例でこのような形で御報告させていただいております。
予定の時間までまだ数分ありますけれども、審議の内容が終わりましたので、会議としてはこれで終了にしたいと思いますが、また特別な保安検査等に関しまして御質問、御意見があります場合には、事務局に御連絡いただければ対応いただけるようにお願いをしたいと思います。
事務局から今後の予定等について御説明をお願いします。
山本原子力発電検査課長
どうもありがとうございました。この検討会でいただきました御意見を踏まえまして、来月から私どもは特別な保安検査、またもんじゅに対して実施運転してまいりますので、いただきました御意見を十分踏まえながら実施をしていきたいと考えてございます。
次回以降の日程でございますけれども、これについてまだ委員の皆様の御都合をお伺いした上で、調整をした上で御連絡をさせていただければと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
大橋主査
ありがとうございました。それでは、これで閉会をしたいと思います。御説明、御審議ありがとうございました。
以上
最終更新日:2009年7月29日
