経済産業省
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新流通産業研究会(第1回) 議事要旨

日時:平成18年11月30日(木)16:00~18:00

場所:経済産業省本館17階第1共用会議室

議題

  1. 新流通産業研究会の公開方針(案)について
  2. 新流通産業研究会の開催趣旨及び問題意識について

議事概要

(1)冒頭、甘利経済産業大臣から挨拶があった。

(2)新流通産業研究会の公開方針(案)について
○事務局から、(資料3)、(資料4)について説明があった。
○事務局からの説明に対して、メンバーより以下の質問・意見があった。

  • (資料4)にある「汎用品を低価格で大量に売りさばくというスーパーのビジネスモデル」という表現は不適切であり、修文していただきたい。

(3)新流通産業研究会の開催趣旨及び問題意識について
○事務局から、(資料5)、(資料6)について説明があった。
○事務局からの説明に対して、メンバーより以下の質問・意見があった。

  • (資料5)について、モノ、サービスを含めた高度な消費空間の創造、とあるが、提供するモノ自体を進化させるべき、という視点も必要である。また、人材について触れられているが、人材を継続的に確保することが小売業にとって非常に重要であると思う。
  • アジアへの進出については、社会的インフラとしての物流などに課題がある。EDIについては、各社間のデータ相互乗り入れ等の取組が重要であり、電子タグについては、電子タグ活用の前提としてJANをきっちり運用できる環境整備が必要である。
  • 小売業を中心としたメーカー、問屋、小売、顧客間での情報の共有化等、垂直提携という観点もあるのではないか。社会的ロスの削減にもつながると思う。
  • 地方から見た目で申し上げると、(資料5)の「小売業を巡る環境の変化」について、クルマ社会を前提とした小売業に変化している。現在、地方では人口の8割は車を利用しており、車に便利な商業集積が必要とされている。
  • この研究会の取りまとめにおいて、政策につなげていくならば、是非、骨太の政策をお願いしたい。例えば、インフラ、SCMや物流については他省庁を巻き込んだものをお願いしたい。
  • 海外にいろんなレベルの小売業が進出していけるよう、自国の小売業がどうあらねばならないかという観点から議論していただきたい。
  • まちづくり三法で「コンパクトシティ」がテーマとなったが、商業/商店街の話ではなく、まち全体の観点からのコンパクトシティを目指すべきと指摘したい。
  • 競争条件の法的整備を考えていかないといけない。具体的には、独占禁止法において、「同一取引同一価格」の原則が欠落しており、現在は、中小企業に猛烈な圧迫が来ている状況である。
  • 小売業の社会的地位の向上も是非取り組むべき課題である。
  • インフラ整備ではパレットロード等、規格標準化の取組が必要。現状では現場は混乱している。
  • 「格差社会による消費の二極化」と「消費の高級化」というよりも、消費者はTPOにあわせて多様な消費行動を見せるという点を見る必要がある。
  • 顧客がモノを買いたいと思うきっかけは心地よさ、楽しさである。こうした環境、接客の整備のために、ITや情報化の活用によるインフラ整備をしないと、米国に比べて低い生産性は改善できない。
  • インターネット社会の消費では、安全・安心・便利な決済は不可欠である。
  • CRMに取り組んでいると、個人情報保護は現在、行き過ぎた規制に思える。
  • まちづくり三法については、実務レベルに落として考えていかなければ実現不可能な提示となってしまう。
  • 企業レベルの部分最適が全体最適につながらないような、標準化や生産性をどのように高めるかというところに今後の重要な課題がある。公正競争の確保や業界の新陳代謝を阻んでいる政策がないか点検することもポイントである。
  • 人口の問題と人件費の問題が重要であり、小売業にとっては人口の移動が重要だろう。また、人件費は、高度化したレジを捌く等のある程度高度人材を確保する点等があげられるだろう。
  • 生活基盤づくりの観点からは、買物環境が悪化している人もいると思う。こうした面やコストアップ要因を踏まえた小売業の展望をしたい。
  • 情報の非対称性が進んでいる。情報を整理・編集加工する検索エンジンに情報が一極集中してきている見方もある。このようなことができない商業者は、これに対してどうしたらいいのかも議論すればいいのではないか。
  • 小売業はパートタイマーを安く使っているという批判があるが、基幹業務で実績を残して正社員に登用するといった優れた人材開発、長期的選抜制度などの点において、雇用拡大による社会貢献をしていることを提起してもらいたい。
  • 地方と都市では、ライフスタイルが違うので、この点を踏まえた議論を行うべきである。
  • ITといっても幅が広すぎるので、効率化等、切り口を設定しないと議論が難しい。
  • 小売は場の提供がポイント。お客様が求める場にお客様はやってくる。この点を留意する必要がある。
  • 流通は生活づくりであると考えており、この観点から流通のイノベーションについてメンバーと議論できるとすれば非常に有意義と認識している。

(4)最後に、事務局を代表して松井商務流通審議官から挨拶があった。

 
 

最終更新日:2006年12月15日
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