経済産業省
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独立行政法人評価委員会資源分科会石油天然ガス・金属鉱物資源部会(第15回) 議事録

開会

橘川部会長

それでは、定刻になりましたので、ただいまより経済産業省独立行政法人評価委員会第15回石油天然ガス・金属鉱物資源機構部会を開催いたします。

本日は、梅津委員、浜委員、渡邉委員が御都合により欠席されておりますので御報告申し上げます。

また、今回から、桝本委員にかわりまして、同じく電気事業連合会副会長の森本委員に本部会に参加いただいております。一言ごあいさつをお願いいたします。

森本委員

電気事業連合会の森本でございます。桝本の後任でございますが、いろいろ勉強させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

橘川部会長

それでは、本日の議題に入ります前に、事務局から配付資料の確認をお願いいたします。

成瀬燃料政策企画室長

お手元の資料の議事次第に配付資料の一覧がございます。資料1が、ファイルにとじてございますが、財務諸表(案)。資料2が今回審議していただく評価表でございます。それから、参考資料1が委員名簿、参考資料2が運営規程、参考資料3が関係法令。それから、JOGMECのニュース・リリースということで、石油開発に係る75%出資案件の資料、金属開発に係るチリの案件の資料を配付させていただいております。不足があれば事務局までよろしくお願いいたします。

橘川部会長

ありがとうございました。

議事

(1)平成18年度財務諸表及び利益処分について

橘川部会長

それでは、早速本日の議題に入らせていただきたいと思います。

議事にありますように2つありまして、1つが平成18年度財務諸表及び利益処分について、2つ目が平成18年度業務実績評価についてということです。

それでは、(1)の議題に入りたいと思います。まず資源機構より御説明をお願いいたします。

川上財務経理グループリーダー

財務経理グループの川上でございます。

まず平成18年度財務諸表でございます。前回6月8日の部会におきまして、概算の数字をもちまして財務諸表等の説明をいたしましたが、その後、6月18日に監査法人、6月20日に監事から承認をいただき、本日提出させていただいております。

前回説明申し上げたものと比べますと、消費税の取り扱いの関係で若干数字に変更が生じておりますが、内容につきまして大きく変更する箇所はございません。前回御説明申し上げたとおりでございます。平成18年度財務諸表及び利益処分について、どうぞ御承認くださいますよう、よろしくお願いいたします。

橘川部会長

ありがとうございました。

まず手続上のことですが、財務諸表については、経済産業大臣が承認するに当たっては、独立行政法人評価委員会の意見を聞かなければならないことになっております。ただいまの御説明につきまして、何か御意見、御質問がおありの場合はお願いいたします。

よろしいでしょうか。

それでは、財務諸表(案)及び利益及び損失の処理(案)につきまして、部会として了承させていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。

〔「異議なし」の声あり〕

橘川部会長

また、本件のうち利益及び損失の処理につきましては、法令の手続に基づいて、別途財務当局への協議が進められております。協議の結果、万一大きな修正が生じる場合には改めて皆様にお諮りいたしますが、ささいな訂正のようなものであれば、お諮りしないでもよいかと思いますので、その場合は私に御一任させていただきたいと思います。よろしいでしょうか。

〔「異議なし」の声あり〕

橘川部会長

どうもありがとうございます。

(2)平成18年度業務実績評価について

橘川部会長

それでは、議題の2つ目に入りたいと思います。

(2)の平成18年度の業務実績の評価についてであります。業務実績の評価につきましては、前回の部会で各委員の皆様に評価表をお渡しし、その後、電子情報でもお渡ししましてコメントをちょうだいしております。それをまとめたものが資料として出ています。これに基づきまして、これから資源機構に対する総合評価を定めていきたいと思います。

その前に、前回の部会から今回までの間に多少事態の進展もあったかと思いますので、資源機構から追加報告があればお願いしたいと思います。

数井総務企画グループリーダー

追加報告といたしまして、席上に2件プレスリリースを配付させていただいております。1件が石油天然ガスの出資案件、もう1件が金属のジョイントベンチャーの権利売却の案件でございます。簡単に御説明いたします。

1件が、伊藤忠商事のナミビア海上におけます天然ガスの探鉱につきましてJOGMECが出資する案件でございます。資料の3枚目に地図がございます。アフリカ南部、ナミビア海上におけますガス田でございます。

本件は、ガス田の深さが4,500mと深度が大変深いということ、それから一定量のガス確保が期待できるという2点をもちまして、75%出資の案件に該当いたしましたので、出資を決定いたしまして、26日に発表させていただいております。出資期待額が約46億円ということになってございます。

本件は、先日御説明いたしました、18年度における新しい制度といたしまして、リスクの高いものに高率適用するという制度をつくったものでございます。19年1月から3月末にかけまして石油開発関係会社とも緊密に連絡、説明をさせていただきまして、19年度になりまして申請が出てきたというものでございます。これは、18年度の制度改正及び業界との連絡・協議の結果と考えております。

もう1点がチリにおけます銅の探鉱権益の譲渡でございます。これは本日6月28日10時にプレスに投げ込みをしている資料でございます。

次のページにチリの地図がございますが、チリ北部のチャラナルという地域の近くでございます。本件は、銅と金の鉱床といたしまして約3年間JOGMECが探査を行い、18年度にかなり有力な鉱床の広がりを発見いたしました。我が国企業にこの権益の売却を説明いたしましたところ、5社にわざわざ現地に出向いていただきまして確認をした後、入札を行いまして、最終的に住友金属鉱山に6月22日に売却したということでございます。

これも、18年度までにJOGMECが海外におきまして非常にリスクの高いところでみずから探査を行いまして、その結果を我が国企業に引き渡すということで成果が出たものでございますので、18年度の成果の1つということで御理解いただければ幸いでございます。

説明は以上でございます。

橘川部会長

どうもありがとうございました。

今の2件について、何か御質問ございますでしょうか。

それでは評価に入っていきたいと思います。評価の取りまとめにつきましては、資源機構の皆様におかれましては、一たん御退室をお願いいたします。

〔JOGMEC退室〕

橘川部会長

それでは、資料2に基づいて早速始めさせていただきたいと思います。

資料2の見方ですが、8人委員がおりまして、皆さんから既に評価をいただいております。匿名といいますか、AからHはアットランダムに、アルファベットとは関係なく並べてあります。縦に6つの項目及び総合評価、合計7項目についての評価が入っているということになります。

1ページめくりますと、それぞれの項目について、さらに小項目ごとの委員の方の評価も入っておりますし、6ページ目以降は具体的な文言の形で評価が入っている、こういうような内容の資料になっております。

そして、1から6につきまして、前回、ウエイトづけを行いました。もう一度確認いたしますと、第1項目石油開発セグメントが20%、第2項目金属開発セグメントが19%、第3項目資源備蓄セグメントが19%、第4項目鉱害防止セグメントが17%、第5項目業務運営の効率化に関する事項が15%、第6項目財務内容の改善に関する事項が10%、それで100%になるという形になっています。最終的にはこのウエートづけも問題になるかと思います。

それから、前回の部会で政策評価広報課から言われましたように、今年度から、つつがなく業務をやっている場合にはBとして、AやAA、あるいはCやDをつける場合は、その基準からどこがずれているのかを明示しろと言われておりますので、その点も確認しながら進めていきたいと思います。

それでは、まず第1項目、石油開発について議論していきたいと思います。この項目は、8人の委員のうちAAの方がおひとり、Bの方がおひとりいらっしゃいまして、残り6人がAという結果になっております。

それぞれ、五、六分ぐらいかけてフリートーキングの形で進めていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

十市委員、いかがでしょうか。

十市委員

前回申し上げたとおりで、ここに書いてあるとおりで、特に。

浦辺委員

6ページのコメントのA、B、C、D、E、Gと、1ページのA、B、C、D、E、F、Gは、一致しているのですか。

成瀬燃料政策企画室長

一致しています。

橘川部会長

一応この分布からいっても、この項目の評価はAということにしたらどうかと思うのですけれども、その場合、Bとの違いという話では、先ほどプレスリリースがありましたように、平成18年度から新しい枠組みがつくられたことに即応して、実際の成果につながるような、一歩踏み出したあたりがポイントになるかと思うのですが、そのような考え方でよろしいでしょうか。

小西委員、どうぞ。

小西委員

昨年、自分がBをつけたかAをつけたか、そこまで申すまでもないと言われましたが、ここは聞き流していただければと思いますが、私はBをつけました。そういう意味で、皆さん方のAとどこが違うかということだけちょっとコメントさせていただこうと思うのですが、冒頭で部会長がおっしゃいましたように、Bというのは「不可」ではない、つまり所定のとおり進めていらっしゃるという点で、そこは間違いなく、それから、先ほどの75%にしても、先ほどの案件はあれですけれども、そういった、前向きな見直しをかけながらやっていらっしゃる。これも評価できると思いました。

私が気持ちの上で書き込みをしたのは、ここをもう少しわかりやすく、特に、比較的大きな案件を扱ったりする場合もある分野ですので、なぜその案件が必要なのか。例えばきょうのプレスリリースでも、こういうことですという御説明をいただいておりますけれども、そういったことを、大きく言えば国民の皆さんにわかりやすくしていただいて、そういうことでよりめり張りがつくようなことになるのではないかなと。そういう、より一層前に行くためにというような気分があったものですから、こんなふうにいたしました。

より一層ということは、現状にプラスアルファということになるので、必ずしも現状がマイナスという意味ではありません。

橘川部会長

ありがとうございます。

よろしいでしょうか。

今、小西委員が言われた点は非常に重要なポイントで、先ほどのプレスリリースについていた新聞の書き方でも、かつての石油公団は大きな赤字を抱えて解散したみたいなことが書いてあるので、その認識自体が正しいかどうかは別にしましても、少なくとも国民の中にはそういう不安があることは間違いないと思いますので、今までの枠組みとは、ここが改善されたリスクマネーの供給であるというような説明を、やっぱりしていただく必要があるのではないかと思います。

石油開発についてはAということでよろしいでしょうか。

では、続きまして第2項目の金属開発です。こちらは、具体的にいうと2ページ、6ページ、12ページ、13ページが該当箇所になるかと思います。

御意見の分布は、全項目の中でこの項目が一番ポジティブな評価になっておりまして、AAをつけられた方が3人、Aをつけられた方が5人と、こういう分布になっております。

浦辺委員、お願いいたします。

浦辺委員

昨年もここは非常に高い評価だったのですが、今年は幾つか探査が実を結んで、民間企業に委譲されたものもあって、今だんだん探査が難しくなってきていて、発見率がものすごく落ちている中で、目に見える成果があったというのは特筆すべきことだろうと思います。これまではあまりお金の話が出てこなかったわけですけど、きちっとお金の形になって出てくるというのは、多分、今後もそんなにたくさんは発生しないと思うので、私はAAをつけたのですけれども。特筆すべきかな、と思いました。

橘川部会長

ここが少し考えた方がいいかもしれない項目でありまして、単純に言いますとAの数がAAの数よりも多いわけでありますが、例えば第5項目の業務運営の効率化に関する事項あたりで見ますとAとBの数が4つずつというものもありまして、結果として濃淡を明示するような評価にするのであれば、もしAAをつけるならばこの箇所しかないかなということも考えております。その場合はAとBの中間はBにした方がいいのではないかという意見と一体なのですけれども、その辺も含めて御意見を伺いたいなと思いますが、いかがでしょうか。

小西委員、お願いいたします。

小西委員

今、部会長がおっしゃいました、項目によってめり張りをつけて、はっきりと評価点をつけるという考え方には賛成です。

橘川部会長

森本委員はいかがでしょう。ウランも多少ここにかかわってくると思うのですけれども。

森本委員

私はAAの高い評価をさせていただいたのですが、私はちょっと甘めかもしれないのですけれども、1項目でAAが3つあるという評価、Aも、心情はよくわからないのですけど、多分非常に前向きな評価のAではないかと思いまして、こういうところでめり張りをつけるのはよろしいのではないか。非常に積極的な取り組みをしておられると思いますので、私自身は非常に高い評価をしておりますし、全体的にも高い評価が妥当ではないかなという気がしております。

橘川部会長

それでは、この項目はAAという評価でよろしいでしょうか。

ではそうさせていただきます。

続きまして第3項目の資源備蓄です。該当箇所は、3ページ、7ページ、14ページ、15ページになります。

ここの分布を申しますと、Aが5人、Bが3人となっています。

十市委員

私はBをつけました。最大の理由は、地下備蓄基地建設のコストが大幅に上がったということで、理由はそれなりに説明されているのですが、通常の公共事業と同じようなことが起きてしまったということではAをつけるのは非常に気が引けるということで、私はBをつけました。

この辺は大変難しい面ではあるのですけれども、土木工事で事前に十分評価できなかったということはあるにしても、相当のコストオーバーランですし、建設期間も延びたということですから、Bでも平均、ちゃんとやったということでありますので、いいかなということでつけました。

橘川部会長

今の話は、LPGの話ですか。

十市委員

そうです。LPGです。

橘川部会長

ほかに御意見はいかがでしょう。

ここはA5つ、B3つなので、先ほどの考え方からいっても、A、B、どちらもあり得るところだとは思いますが。

小西委員

今、十市委員がおっしゃられましたところで気がつくのですけれども、この部門はいろいろな業務を行っているわけですね。今おっしゃられましたように、建設の課程でどういうことが起きるかということと、実際に立ち上がってオペレーションをしている部分と、融資などで外へ支援を出しているとか、いろいろな分野があるものですから、オペレーションというところからいえば、安定的に、なれてやっていらっしゃいますし、ここは一定の評価ができるのではないかなと考えております。

ただ、融資については、事務的な時間というのが、ずっと短縮してこられましたから、そういう意味での改善は達成していると思うのですけれども、融資を申請する側から考えると、言葉はなんですが、世間相場から考えてこのリードタイムはどうかな、というようなこともあろうかと思いますので、そういうような考慮事項はあるのだろうなと思っております。

橘川部会長

私もやや小西委員に近い意見なのですが、オペレーショナルな部分で見ますと、石油備蓄は国家備蓄原油を入れかえる作業、機動的な運用を進めたり、金属備蓄だと放出して成果を上げたりということで、オペレーショナルなところでは私はAという評価をつけて、十市委員が言われたようなことは、私は第6項目の財務内容の改善に関する事項、そちらの問題かなというような感じで、そちらの評価をちょっと下げるというような判断をしたところがあります。

小西委員

ただ、いずれにしましても十市委員の御指摘はいわゆるコストですので、これから先の期間で負担する固定的なコストということになりますので、おっしゃるポイントは大事なポイントかなと思っております。

橘川部会長

これは、それぞれの委員のAかBかという意見をお伺いした方がいいのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。

では、浦辺さんからお願いしたいと思います。

浦辺委員

私は、これはBにしました。倉敷に関しては、昨年そういう問題が発生して、今年は、お金はかかったかもしれないけど、一応解決できて、去年遅れた分を少しは取り戻しているという意味では、難しいところでBぐらい。

あと、金属部門でニッケルの放出とか、それも今後長い目で見たときに、そういうことはなかなか起こらないだろう。資源備蓄に関してはAになったりCになったりしないで、ずっと一定した基準で長期的に見てあげないと、ものすごく努力が認められるということではなくて、着実に、毎年安全に出すというプロセスがなされていることが大事なので、これはBかなと思いました。

橘川部会長

森本委員はいかがでしょう。

森本委員

3ページにございますように、全体としてはAをつけているのですが、1つ目、3つ目にありますように石油ガス関係について2つBをつけていまして、どちらかというと下の方のAということですから、皆さんの御指摘等々もあるとすれば。

心情的にはAの下の方で、Bということでも評価できる、我々としてはそういう水準でございます。

高田石油精製備蓄課長

ここはこちらから発言をしていいのですか。

橘川部会長

お願いします。参考意見のような形で。

高田石油精製備蓄課長

独立行政法人の評価ですから、まさに評価委員会で決まってくるということだと思いますが、石油精製備蓄ということで、この備蓄事業、3つのコンポーネントがあるわけですね。油と、LPGと、希少金属と。

2つありまして、まず、備蓄事業で大きな規模をやっていますが、大方の部分は実は油の備蓄なんですね。5,000万キロリットル体制をしっかりやっている。大きなドンガラの中でLPGの話がひっかかるから全体が沈没しちゃうというのは、軍艦が、タグボートというのは極端な言い方かもしれないですけど、JOGMECの備蓄部隊が例えば100人いて、その中でどれだけのウエートを割いている事業かという観点からも見ていただけると、油をやっている人たちの評価という意味では、1つあるのではないか。

それからもう1つは、確かに毎年画期的なホームランが出るという事業ではないものの、だからといって毎年Bというのも、それなりに防人の人たちがいろいろな工夫をしているのを、大したことないからずっとBとなっちゃう事業であってもいけないかなと。今年は確かに地層からたくさん水が出た。この話が、油の話を置いても余りあってBだということなら、それはそうなのかもしれませんけど、水の問題とか財政負担の問題は、計画的に遅れるという話ですから、数年にわたって及ぶ話なんですね。だから、あるときにぱっと発生して、その評価に対してことしはBだとか、ことしはAだとか、バランスと、この事業ではおっしゃるとおりホームランはなかなか出ないけれども、評価という意味ではささいなことでもめり張りをつけていただければ。

どっちにしろということではなくて、サイレントマジョリティーの油の部門から、一言。

橘川部会長

今、資源備蓄の中の業務のバランスという問題と、常にBでという話ですけど、後者は、多分皆さんあまりそういうことを考えていないと思うのですけれども、今回もオペレーショナルにはAでいいと思ったのですが、説明もLPG地下備蓄のところに割かれたという事情があって、それが皆さんひっかかっているのではないかと思います。

十市委員

せっかく資料があるので、3ページの表がありますね。各項目、Bに近いAか、AAに近いAかという観点から機械的にAの数とBの数、AAは2点で計算すると、Aが20点でBが21点なんですよ。だから拮抗しているけれども、それを基準にするかどうか、我々出ている人間だけで決めていいかどうかということがあるので、これは一応全員が投票したので、そういうことも1つの考え方としてあるのかな。極めてAに近いけれども、Bっぽいかなという感じですよね。

橘川部会長

どういう計算をされたのですか。

十市委員

例えばA委員とありますね。5項目ありますね。A委員ですとAが2つでBが3つですね。順番に、AAは2点に数える。そういう計算をすると、計算が間違っていなければAが20でBが21点になる。

例えばそういうやり方もありますよということです。

橘川部会長

それでは、これを念頭に置きまして、ほかの項目が終わってから、もう一度戻りたいと思います。そういうやり方でよろしいでしょうか。

では、次に第4項目の鉱害防止です。関係箇所は3ページ、7ページ、16ページになります。

これも先ほどの資源備蓄と似ていまして、Aが5つ、Bが3つという評価になっております。

まず浦辺委員からお願いいたします。

浦辺委員

鉱害防止は資源産業の中では毎年毎年と言ってもいいぐらい、生産よりももっと重要になってくるような技術であり、分野であると思うのです。後ろ向きの分野なのでなかなか難しいわけですけれども、国民全体から見ると、こっちの方が生活には直接関係する、あるいは海外に行った場合でも、こういうものを考えて開発しないと後から大きなしっぺ返しを受けるという意味で重要だと思うのです。

これも、なかなかホームランがないものなので、変なことが起こると極端な悪い評判といいますか、JOGMEC全体を揺るがすような話になる可能性もあるような、すごく恐ろしい部分ですので、Aなんかより、僕は、つつがなく業務をしているのであればBというのであれば、3も4もどちらかというとBかなと思ったわけです。それでBをつけました。

個々の項目では、よくやっているところと、ごく普通で、悪いというところはあまり見当たらないわけですけれども、エラーをしないということが本当はすごくありがたいことなので、Bでも高い方のBかなと思いました。

橘川部会長

ほかに御意見はいかがでしょうか。

小西委員、お願いいたします。

小西委員

やっている業務については、ある種の最後の砦として使命感を持ってやっていらっしゃって、そこのところはすごく前向きに感じられるのです。そういう意味での評価は出てくると思うのですけれども、私自身がちょっとつかみかねているというのは、およそ日本中にある、何らかの対策・対処が必要だと考えられる案件といいましょうか、あったとして、そのうちどのぐらいがカバーされているのか、そういう意味の、網羅性というのでしょうか、母集団がよくわからないという気がしまして、そこのところを、専門外なものですから、つかみかねているという面があります。

橘川部会長

説明をお願いします。

富永金属鉱業等鉱害対策官

きょうは鉱山保安課長が所用で参っておりませんけれども、工事は、残っていた工事をJOGMECの指導・支援でどんどん片づけていって、もう少し残っておりますが、これからまだやっていく。水処理は、全国で処理義務者がいない廃山が24で、いる廃山が50ぐらいあるのですが、これについても支援をしておりまして、水処理でいえば今残っているのがそれぐらいの量でありまして、義務者がいない廃山には特にJOGMECが支援をしている。義務者がいる廃山は自らやらなければいけませんけれども、それについても、いろいろな情報を上げるとか、技術開発で支援するとか、そういうことでやっておりますので、鉱害防止全体、対処しなければいけない廃山には、かなりの部分JOGMECがお手伝いしていると言えるとは思います。

橘川部会長

どうもありがとうございました。

先ほどの、やや微妙な判定のときには個々のデータ、スコアを大事にするという十市委員の御指摘によりますと、若干第3項目の資源備蓄セグメントと第4項目の鉱害防止セグメントとでは差がありまして、第3項目は、先ほど言いましたように、総数40の中でAAが1、Aが21、Bが18で、あえて言えばAの方が多いという分布なのですが、第4項目は、総数32の中で、Aが13で、Bが17、Cが1、それから、スコアをつけないという項目が1ありまして、ウエートとしてはBに近い形になっています。

そうしますと、1つの提案ですけれども、第3項目の資源備蓄セグメントをAにして、第4項目の鉱害防止セグメントはBというような評価ではいかがでしょうか。

十市委員

私は結構です。

橘川部会長

それでは、そういうふうにつけさせていただきます。

それでは、第5項目の業務運営の効率化に関する事項です。該当箇所は、4ページ、7ページ、17ページ、18ページ、19ページになるかと思います。

委員の分布は真っ二つに分かれておりまして、Aが4、Bが4という形になっております。

ここは多岐にわたるので、評価していて一番つらいあたりだったのですけれども。

4ページが概括表で、部分的にAAがあるところがあります。E委員が管理業務の効率化、あるいはB委員が積極的な情報提供の実施にAAをつけた一方で、A委員が職員の専門知識・能力等の強化及び、一番下のその他重要事項にCをつけている。それから、D委員が個別業務については個々の評価をしていない。H委員の職員の専門知識・能力等の強化についてもそうですが、そのあたりが目立つところで、あとはAないしBという形になっております。

十市委員

項目が多いから、特筆すべきものの評価というのは難しいですよね。

橘川部会長

率直に言うと、親委員会に行って、業務運営の効率化に関する事項をAとした場合にどのように説明するのか、大変だなという感じが残るところではありますが。

項目が多過ぎるような気がするのです。ほかのところに比べると。

これはどんな感じになりますか。

成瀬燃料政策企画室長

上と下を端的に足すと、私の数えたところ、AAが2、Aが41、Bが43、Cが1です。

橘川部会長

浦辺委員、お願いします。

浦辺委員

1つだけCをつけたのは私なのですが、これは、石油部門なんか特にそうですし、金属部門もそうですけれども、団塊の世代の方が情報提供などの中心になっておられるのは、去年60%情報提供がふえました、それは本当にすばらしいことだと思うのですけれども、ともかく急いでやらないとその能力がばたばたと落ちるし、石油にかけては大分落ちかけているという感じがするので、それは何とかしてくださいというので私はCをつけました。それは本当に深刻な問題だと思いました。

ですので、足し算をして、これは悪いという意味でつけたのではありません。

橘川部会長

今のコメントは、職員の専門知識・能力等の強化の部分ですね。

先ほどの、数字が違っていまして、AAが2で、Aが40、Bが44、Cが2だそうです。それで88ということだと思います。

Aが41ですか。ではBが43ですか。合計が88にならないといけないのではないですか。「-」があるか。

正確な数をお願いします。

成瀬燃料政策企画室長

AAが2つ、Aが41、Bが44、Cが2、「-」が7で、合計96です。

橘川部会長

それでは、総合評価はBということで、かなりAに近いのですけれども、Bということでよろしいでしょうか。

それでは、最後に財務内容の改善に関する事項です。関連するページは、5ページ、8ページ、19ページ、20ページになります。

これまた中間的な総括だとAが3、Bが5となって、ややBが多いという展開になっています。

小西委員はいかがでしょうか。

小西委員

先ほどの資源備蓄セグメントの関係で、安定的な評価というのでしょうか、そんなに飛んだりはねたりすることはないんじゃないかという意味合いのことが出ておりましたけれども、財務の安定性というのもそういうことではないかと思うんですね。JOGMECが発足する過程で内容の洗い直しというのはされたわけですし、ある意味での、切り離しといいましょうか、整理もされたわけですので、それ以上悪くしないというんでしょうか、抽象的な言い方ですけれども、考慮すべきことを失念して財務活動がされて、結果として何かが毀損するようなことがないかとか、そういう意味での悪くしないというようなことやその兆候がなければ、他方で格段に何かがよくなるということでもないと思いますし、資金面でいえば資金の調達、資金源と、資金の使途とが、予定どおりの対応でうまく実行されているか、そこらあたりを見ていくことにもなると思いますし、つらつらと申し上げましたが、それやこれやを考えますと、私は、こちらにはないんですけれども、めり張り強く高い評価が出たり、極端に低い評価が出てしまったりということではないんだろうと思うんですね。

それではAなのか、Bなのか、あるいは中間なのかということがあるのですが、私自身は、所期のとおり実施もなさっているし、注意も払ってやっていらっしゃいますから、Bかなと考えております。

ただ、一方で、行政コストのところで見られるように節減努力ということは継続的にやっていらっしゃるわけですから、そこの部分はAと評価するということだろうなと考えております。あとは、臨時的に起きる資産売却等から得た収入が行政サービス実施コストの負担軽減に寄与していますが、それはそれで、何に有効性を求めて、どういう効果を得たかということを評価すればいいのだろうと考えております。

そんなことで、この際、皆さんの感触でAかな、Bかなというところじゃないかなと思っていました。済みません。わかりにくい言い方で。

橘川部会長

どうもありがとうございます。

細かいスパンで見ると、意外にAが頑張っていて、Aが12で、でもBの方が1個多くて13。「-」が7ということだと思いますが、「-」の方も、特筆すべき評価だったら記入されているような気もしますので、Bという評価になるかと思うのですけれども、いかがでしょうか。

ありがとうございました。

確認しますと、第1項目がA、第2項目がAA、第3項目がA、第4項目がB、第5項目がB、第6項目がBということになると思います。

このウエートづけを、どのように計算するのか、よくわからないのですが。

成瀬燃料政策企画室長

御説明をしますと、前回の部会で評価方法を御審議いただいて、了解をとっていただいておりますけれども、AAを5点、Aを4点、Bを3点とします。冒頭部会長から御紹介がありましたように、ウエートづけで、石油開発セグメントは20%、0.2ですね。金属開発セグメントが0.19、資源備蓄セグメントが0.19、鉱害防止セグメントが0.17、業務運営の効率化に関する事項が0.15、財務内容の改善に関する事項が0.1をそれぞれ点数に掛けまして、それを足し算するということで、今、事務局で計算いたしましたら3.77という数字が出てきまして、3.5を超えて4.5以下の場合にはAということになりますので、総合評価はそのウエートづけで計算をいたしますとAになるということでございます。

橘川部会長

という事務局の説明ですが、よろしいでしょうか。若干Aより下目ですが、Aであるということになると思います。

それでは、確認いたしますが、1項目がA、2項目がAA、3項目がA、4項目がB、5項目がB、6項目がBで、総合評価Aということになります。どうもありがとうございました。

本件につきましては、7月18日に開催されますいわゆる親委員会へ、部会長の私から報告させていただきます。審議に諮らせていただきます。

なお、報告に当たっては、評価に至った理由、背景の付記が必要となりますが、これらにつきましては、本日の議論、皆様からの意見を踏まえまして、私と事務局で資料を作成させていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。

十市委員

親委員会はどういう形でこの採点表を出されるわけですか。

橘川部会長

細目までは出ないですよね。

十市委員

結果だけ。Aがつきましたということだけで。

成瀬燃料政策企画室長

委員ごとには出ないわけでありますが、セグメントごとには多分出すと思います。

橘川部会長

それで、1つの独立行政法人30分前後ぐらい審議しまして、割と大変なのです。私自身が説明しなければいけなくて、Bとのずれというようなことをいろいろ聞かれるという形になると思います。もちろん事務局も参加されて、補足説明をされるという形になると思います。

総合評価はAということで決定させていただきました。

それでは、決定しましたので、資源機構の皆様に入室していただきたいと思います。

〔JOGMEC入室〕

橘川部会長

どうもお待たせしました。

それでは、当部会における平成18年度のJOGMECの業務に対する評価が決定いたしましたのでお知らせいたします。

まず項目ごとにお知らせいたします。第1項目、国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する事項のうちの石油開発セグメント、評価はAです。Bに対して特記すべき事項というのは、先ほどプレスリリースにもありましたように、平成18年度にスタートした新しいリスクマネーの供給の枠組みの中で、これに非常に素早く対応して、具体的な成果につながる動きを達成されたという点を評価してAということになります。

次に2番目の項目、金属開発セグメントですが、評価はAAになります。これは、特に金属開発のリスクを代行して、先行的な業務というところで通常ないような成果を上げて、今年度の売却にまで結びつけた。そういう案件が複数あるというような点を評価しましてAAとさせていただきました。

続きまして3番目の石油備蓄セグメントです。評価はAです。これは、オペレーションの側面で、特に大きなウエートを占めます石油備蓄に関して機動的なオペレーションという点で成果を上げるとともに、金属でニッケルの放出等に成果を上げた点を評価させていただきました。ただし、一方でLPGの地下備蓄基地の建設進行状況等につきまして、これを問題視する評価も出ました。ということで、同じAなのですが、ここは相当議論しましたところで、Bに近いA。結果的にはAであります。

次に鉱害防止セグメント。結論はBということです。こちらは逆にAに近いBということになりました。具体的なオペレーションに関して評価は高かったわけですが、もともと業務の性格からいっても特筆すべきという評価を見つけ出すのは難しい面もありまして、今年度は一応Bの枠内だろうということで、Bという評価になりました。

それから、5番目、業務運営の効率化に関する事項につきまして、これも評価はBということになりました。鉱害防止セグメントと同様、Aに近いBという形ですが、結果的に成果は上がっている点は、もちろんBですので、認めているわけですが、特に特筆すべきという形にはならないのではないかということでBとしました。

同じく、6番目の財務内容の改善に関する事項もBとさせていただきました。理由は5番目にかなり近い形になるかと思います。

そして、AAを5点、Aを4点、Bを3点というようなウエートづけで計算しますと、3.77ということになりますので、総合評価はAということにさせていただきました。以上です。

では、掛札理事長から御発言をお願いいたします。

掛札理事長

当機構、平成18年度の業務実績につきまして、皆さんの御審議の結果、ただいまA評価をいただきました。まことにありがとうございます。

平成18年度は、御承知のように、かつてない資源価格の高騰や資源獲得競争の激化等を背景にしまして、国の資源政策あるいは資源戦略の抜本的見直しが行われる等、激動する環境の中にありまして、私どもは、各方面からの期待の大きさと与えられた使命の重さを痛切に感じながら、さまざまな努力を重ねてまいりました。

結果につきましては決して満足のいくものではございません。特に石油の探鉱案件について、新規採択が前年に続いてゼロということなど、大変反省すべき点だと思っております。

そういった中で、本日「A」評価をいただきました。これは私どもの取り組みの努力を評価いただいた面と、あわせまして私どもに対する委員の皆様方からの励ましと、今後に対する期待、そういったものを込めた評価であると受けとめたいと思っております。

平成19年度は、中期目標・中期計画の最終年度でございます。皆様からいただきました御助言、コメント等を踏まえまして、さらに一層の努力を重ねてまいりたい。資源・エネルギーの安定供給確保に向けて精いっぱい努めてまいりたいと思っております。どうぞよろしく御指導のほどをお願いいたします。ありがとうございました。

橘川部会長

どうもありがとうございました。

それでは、資源燃料部の岩井部長にごあいさつをいただきます。

岩井資源燃料部長

資源燃料部長の岩井でございます。

まず、橘川部会長を初めといたします委員各位に御礼を申し上げたいと思います。前回の部会の際にも申し上げましたけれども、大変多岐にわたる事項でございます。また、この機構がやっております業務そのものも、今日いただきましたように、少しく毛色の違うといいましょうか、政策目標も違う各般にわたる業務につきまして、非常に多項目につき御評価をいただいたということでございます。

また、今日の御議論でも明らかになりましたけれども、この独法をどう評価するかという議論をしておりますと、そもそも独法の評価というのはどういうふうにしていったらいいんだろうかという根源的なところにも議論が及ぶわけでございまして、行政の効率化等々を目的といたします独立行政法人制度を我が国の政府が取り入れて、どのように回していくのかという意味では、まだ率直に申し上げて手探りの要素もあるわけでございますけれども、今日行っていただきました議論は、この独立行政法人の評価のみならず、独法をどのように評価し、さらに効率化していくためにはどうすればいいのかという意味でも、大変参考になる御議論をしていただいたと思います。その意味でまず、大変な労力を、また限られた時間でご対応いただきました委員各位に、改めて御礼を申し上げます。まことにありがとうございました。

また、この場は独立行政法人の評価そのものでありますけれども、独立行政法人のあり方といいますのは、私ども、政府が政策として立案をしたことにつきまして、その実施部隊として具体化をしていただくのが独立行政法人の任務でございますので、独立行政法人の業務の評価をしていただくということは、私どもが立てて実行しようとしている政策そのものについての御評価でもありますし、それがどのように機能したかということについての評価あるいはお励ましの意味もあるのだろうと思って、きょういろいろな議論を聞かせていただきました。

今し方、理事長からお話もありましたように、当独立行政法人は本年度、平成19年度が中期目標・中期計画の最終年でありますが、次の中期目標・中期計画に向けての議論、また、その前提となります私ども政府が行うべき政策ということにつきましても議論をしていかなければいけない時期に達しているわけでございます。その意味で、先ほど申し上げました2点、独立行政法人の管理あるいは評価はどうあればいいのか、また、その前提としての資源確保政策がどうあればいいのかという点で、今回は平成18年度の評価でございましたけれども、それを越えた幅広い議論をしていただいたということでございますので、私どももそれを糧、あるいは参考とさせていただきまして引き続き業務を進めて参りますので、今回大変な御努力をいただきましたが、引き続き御指導をお願い申し上げ、御礼を再度申し上げてごあいさつにさせていただきます。まことにありがとうございました。

橘川部会長

どうもありがとうございました。

それでは、最後に事務局から今後のスケジュールについて御説明いただきます。

成瀬燃料政策企画室長

どうもありがとうございました。

審議のときに御説明がありましたように、7月18日開催の親委員会にこの結果を報告、審議することになっております。

それから、今年度で中期目標・中期計画が期限を迎えるということで、次期中期目標・計画については夏以降また御審議をいただくということで予定をしておりますので、具体的にはまた事務的に御連絡をしたいと思います。よろしくお願いいたします。

橘川部会長

それでは、以上をもちまして本日の審議は終了させていただきます。長時間にわたり御審議ありがとうございました。

閉会

 
 
最終更新日:2007年10月18日
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