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日本工業標準調査会標準部会環境・資源循環専門委員会(第22回)−議事要旨

日時:平成18年12月22日(火)10:00〜12:10

場所:経済産業省共用会議室(別館5階526号室)

出席者

委員:

二瓶委員会長、吉村代理(石野委員)、井田委員、稲葉委員、指宿委員、久米委員、酒井委員、佐野委員、湛委員、辰巳委員、富田委員、井上代理(中田委員)、齋藤代理(中本委員)、原田委員、松田委員、三宅委員、村井委員

関係者:

田中説明員、廣崎説明員

事務局:

相澤幸一(環境生活標準化推進室長)

津金秀幸(産業基盤標準化推進室課長補佐)

石井伸治(環境生活標準化推進室課長補佐)

佐橋寿郎(環境生活標準化推進室課長補佐)

議題

(1)前回議事録の確認(事務局説明)

(2)日本工業規格案(審議)

(3)環境JIS活用に関する調査・検討の中間報告(審議)

(4)その他

配布資料

(1)日本工業標準調査会標準部会環境・資源循環専門委員会委員名簿

(2)日本工業標準調査会標準部会 第21回環境・資源循環専門委員会議事録(案)

(3)日本工業規格JIS Z7121プラスチックの循環的利用段階を含むライフサイクルインベントリ調査方法(制定案)

(4)日本工業規格K0060産業廃棄物のサンプリング方法外30件の確認について(案)

(5)環境JIS活用の中間報告(案)

−1環境JIS活用に関する調査・検討:中間報告(案)

−2環境JIS活用状況に関する調査・検討会−調査報告書概要版−グリーン購入における環境JIS活用(案)

−3環境JIS活用状況に関する調査・検討会−調査報告書−グリーン購入における環境JIS活用(案)

参考資料

1.主な環境JIS一覧表

2.環境JISの定義(案)

3.「特許権等を含むJISに関する制定等の手続に関して」の改正に伴う経過措置について

4.ISO Guide64(製品規格に環境側面を導入するための指針)の改訂状況について

5-1.国際標準化戦略目標

5-2.国際標準総合戦略(冊子)

議事概要

(1)前回議事録の確認

事務局より、資料2に基づき、第21回環境・資源循環専門委員会議事録案を説明した。なお、委員において特段の意見がある場合には、事務局まで提出することとした。

(2)日本工業規格案(審議)

1)資料3に基づき、JIS Z7121プラスチックの循環的利用段階を含むライフサイクルインベントリ調査方法(制定案)ついて説明を行った。審議の結果、承認された。

主な議論は以下の通り。

  • この規格案ではISO14040-43を翻訳したJIS Q14040-14043を引用している。既にISOではISO14040-43を廃止してISO14040とISO14044にしている。今後これが翻訳されてJISの改正がされると思う。

    (回答):原案作成段階では発行されたDIS段階の内容を反映した。

    (コメント):要請に合わせ、先行して制定しようとしている。

  • 委員構成が全員中立という書き方及び委員メンバー名簿を付けるなどを考えて欲しい。

    (回答):原案作成では生産者、使用者、中立をバランスさせた構成です。ご指摘ありがとうございます。

  • 消費者にとって、このJISができたことにより何が明らかになるか。

    (回答):LCAの情報が消費者に提供されたとき結論に至るまでの過程で標準化により議論が出来るようになる。

  • 容器包装リサイクルの検討にこのJISが使われるようになるとよいと思う。

2)資料4に基づき、日本工業規格K0060産業廃棄物のサンプリング方法外30件の確認について(案)ついて事務局より説明を行った。特段の意見はなく、承認された。

(3)環境JIS活用に関する調査・検討の中間報告について

資料5-2、5-3に基づき、環境JIS活用に関する調査・検討の中間報告について説明を行った。次に、資料5-1に基づき事務局より説明を行った。審議の結果、今回の意見を反映した案について再度審議を行うこととした。

主な議論は以下の通り。

  • 委員の合意のもと5つの提言をまとめた。提言(1)は政策がニーズ反映したものだとすれば、ニーズをとらえて策定しなさいということです。提言(2)(3)は規格を作ったら使えるようにフォローとして、公共事業体に情報を与える、環境マークを作っているところと連携を取ってコミュニケーションを進めるということです。提言(4)は環境JIS活動をきちんと知ってもらうことです。提言(5)は環境JISという新たなマークを作って示した方がよいと言う委員と新たなマークを作るとマークが増えて混乱すると言う委員がいて合意がとれていない。そこで合意として、まずはJISの現行制度の中で新しい環境JISのマークが必要かどうかを検討したらどうかと言うことです。
  • JIS C0950が内容を誤解されたままで引用されていることを説明します。本来ならば資源有効利用促進法の省令の中で示す判断の基準をJISの中に入れており、今までになかった考え方です。物質及び物質の基準値をJISで規定し、これが含まれていることを示せとなっています。基準値を超えたときの表示方法を規定したJISをグリーン購入法の中で引用されていることがある意味で問題ではないかと環境省と意見交換をしたが結論としてそのままとなっています。ある意味とは、このJISは環境によいものは表示しなくてよいという内容を指しています。
  • オレンジマークの他に参考としてグリーンマークを示しており、また社会が進化していくのでこれでよいのではないかと思う。視野に入れているのが環境保全に貢献するさまざまな社会システムと言いながら、資料がグリーン購入に限定しており、最後では幅広く言っている。エコマークとグリーン購入ネットワークに関する記述は企業の章ではなく消費者の章に入るではないか。
  • 消費者の側面もあるが、企業としてもよく利用している。調査に係わる周辺状況を報告書に入れたらどうか。
  • 製品名等を環境基準に結びつけると書いてある。環境基準と言う用語が幅広く用いられている。誤解を避けるために環境基準の用語の意味をきちんと説明すべき。
  • 言葉の使い方は誤解を招かないように対応する。一つの論点として、市場では必ずしも環境JISを見ているではなく、基準に合った何らかの媒体が必要ではないかという課題が見えてきた。例えば、企業或いは自治体ではエコマークの付いたリストから選ぶ事実がある。即ち、基準適合性をどう評価するか。提言(5)の中で、適合性評価とその結果を示すJISマーク制度がある。消費者の方と議論した中では、環境JISに適合していることが一目でわかるものがあってもいいのではないか。その一つがJISマークである。環境JISを明示的に行うことの是非について普及の観点から特に意見を聞きたい。
  • エコマーク及びGPNの活動で何が不足していて何を促進しようというか、JISは何が貢献できるのかと言う点及びその対応方法を明らかにした提案が欲しい。もうひとつとして、公共事業という面では、地方の現場の悩みはここで書かれている以上に深刻であると認識した方がよい。JISでの配慮がこの提案で必要ではないか。
  • 環境にいい物を購入しようと調査している。もう少し細かく調査した方がよい。価格によって必要な情報が違うので選択方法も違う。その情報の提供について検討して欲しい。議論はマークが先行していると思う。エコマークでの大きな課題は、エコマークは基準を設けているが自身で製品の評価をしておらず、企業が提供する情報がベースになっている。その為、提供される情報が正しい情報かどうかが重要で、それを決めるのがJISと考えている。例えば、JISの実施状況、JISマークを付けているか、実施基準に合致しているかなどである。エコマークなどとのコミュニケーションの話題はどんなニーズがあるかについてだと思う。
  • 環境JISは第1歩として大切である。建築材料は製造プロセスの中でリサイクルが行われており環境JISに該当するものは多いはずだが、実態は使われているのでなかなかどこが環境JISかわかりにくい。企業の中でも環境JISを増やすよう検討していきたい。もうひとつは、例えば再生コンクリートはJISを制定しただけでは公共事業で普及するわけではない。使うための供給・流通のシステムの整備が必要で関連する団体・企業でも議論が必要である。最終的には経済活動として成り立つことの検討が必要。
  • 環境JISが動き出したにもかかわらず、消費書の方にも産業界の方にもこの制度をうまく活かしきっていないと思っている。環境JISを制度として商品選択の中に活かしていくためにはどうすればいいのかを検討会に参加し議論した。ここで議論を終了するのではなく、環境JISを普及していくために現行システムの中でやれば普及が進むのではないかということで、その為の検討を始めさせて欲しいという提案です。そうすれば、ニーズの反映やコミュニケーションを進めることが出来る。エコマークは制度として出来たときはよかったが、だんだん時代に沿わなくなっている。JISは品質保証がとれているのが大きく、これを利用していきたい。判断の基準が出来たら、エコマークも変わればよい。お互いが育つには品質保証が重要である。今後の検討を加えながら、政策のツールを考えたい。
  • 過去に調査或いは、COPLCOなどで関心が薄いとあるが、環境取り組みがドイツ・カナダなど国際的に環境の規格の面で日本より成功しており、先進国の国々或いは地域でどういう目標・目的でどういうふうな活動がされているかという評価は、客観的な判断をする為に参考になる。
  • 提言(5)の最後の「検討することの是非について検討することを今後の課題として提起する。」という分かり難い言い回しは、検討委員会での苦慮の結果の表現であることが分かった。素材メーカーの情報は、部材・部品メーカー、製品メーカーから販売店を通じて消費者へバリューチェーンを通じて情報が提供されていくのが基本となっている。消費者にとっては情報の信頼性とかトレーサビリティが大事で、このような観点からも、JISの役割について検討することも今後の課題と考える。
  • 提言(5)について環境JISをこのままではなく新たに第一歩を踏み出してみませんか。報告書の検討委員会名がこの検討で変わるので検討・修正をして欲しい。
  • 環境JISについてのマークは環境ラベルになるかも検討して下さい。
  • 詳しく検討することが本日の結論です。次回2月2日指摘を反映した修正案の提出を受け、再度検討したい。了承されました。

(4)その他

1)参考資料3に基づいて、「特許権等を含むJISに関する制定等の手続に関して」の改正に伴う経過措置について事務局より説明を行った。続いて、参考資料5-1、5-2に基づいて、国際標準総合戦略について事務局より説明を行った。

2)参考資料4に基づいて、ISO Guide64(製品規格に環境側面を導入するための指針)の改正状況について説明があった。

3)次回は、平成19年2月2日(金)10:00-12:00経済産業省別館11階1120共用会議室にて開催予定。

 

最終更新日:2007年01月18日