経済産業省
文字サイズ変更

小売業の国際展開に関する研究会(第1回) 議事要旨

日時:平成19年10月19日(金)15:00~16:45

場所:経済産業省本館2階西8会議室

出席:(各50音順:敬称略◎は座長)

学識者

川端 基夫(龍谷大学教授)
関根 孝(専修大学教授)
向山 雅夫(流通科学大学教授)
矢作 敏行(法政大学大学院教授◎)

企業

イオン株式会社
伊藤忠株式会社
株式会社ファーストリテイリング
株式会社ファミリーマート
三菱商事株式会社

議題

  1. 小売業の国際展開に関する研究会の公開方針(案)について
  2. 小売業の国際展開に関する研究会の設置について
  3. 現地調査のヒアリング項目、ヒアリング調査先について
  4. その他

議事概要

1.及び2.につき経済産業省より説明し、本研究会の議事は原則非公開とし会議終了後、当省ホームページにて議事要旨を公開することが了承された。3.につき流通経済研究所より説明したのち、ヒアリング項目・調査先につき自由討議を行った。委員からの主な意見は下記のとおり。

  • 中印を比べると経済発展、生活慣習、宗教など状況が大きく異なる。そのためヒアリング項目の焦点が異なる。

    中国では1992年以降、外資規制が緩和され、特区や直轄市などにおいて日中合弁企業が誕生している。それにともない技術移転もはじまってきた。インドについてはこれから扉を開けるところだろう。市場としての魅力は中国と同じく高いので、インドの政策、どう市場がどう開いていくか注目したい。中印とも項目の焦点を明確にすべき。

  • ヒアリング対象国として中印にも関心はあるが、本音を言えばベトナム・インドネシアに魅力を感じる。中印は経済レベルが異なり、日本企業の参入段階も異なる。主眼をどこにおくかだ。例えばインドでは参入する際にどんな課題があるか、中国では参入済み企業のその後の課題は何か等があげられる。中国では参入に成功した企業でもその後成長できず失敗する例が少なくなく、そこにもヒアリングをしたいところ。
  • 上海に進出した際、タバコ規制が障壁となった。また、中央政府ではなく地方の政策を調べてみてはどうか。中国は広いので地域によって差があるように思う。
  • 卸しの代理店システムについても調査してほしい。中国ではメーカーからの直接仕入れではなく代理店を挟むことが多い。代理店について国営なのか民営なのか、もしくは元国営なのか。リベートについては聞いても教えてくれないのではないか。
  • 新流通ビジョンを受けて、日本の小売業の国際展開をエンカレッジしていこうという姿勢が必要。日本の小売にとって、海外展開に関する意志決定をする際の参考になるようなアウトプットにしてはどうか。

    ヒアリングをする際に問題の背景が聞けるといい。例えば宗教的、歴史的など。出店形態もFC・合弁などそれぞれの視点から市場を見る必要がある。

  • デリー・ムンバイについて近代化してきているがそれがインドの全てではない。州によってライセンスが異なり、化粧品・酒・タバコなど贅沢品の規制がバラバラである。そこが参入にあたってのキーになるだろう。
  • 通常先進国では原価割れ販売が問題になるが、逆に最高価格販売が問題になるなど文明が異なるとプライシングについても違う問題が発生する。

    中国におけるフランチャイズは完全自由化であるが、CVSなどは実際に難しい。CVSのような厳格な加盟店を拘束するフランチャイズ関係が中国で成立するか調べたい。

以上

 
 
最終更新日:2007年10月12日
経済産業省 〒100-8901 東京都千代田区霞が関1-3-1 代表電話 03-3501-1511
Copyright Ministry of Economy, Trade and Industry. All Rights Reserved.