経済産業省
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今後の住宅産業のあり方に関する研究会(第2回) 議事要旨

日時:平成19年5月23日(水)15:30~17:30

場所:経済産業省本館2階2西8共用会議室

出席者(五十音順、敬称略)

委員長 山崎 福寿 上智大学経済学部教授
委員 上田 勉 パナホーム株式会社代表取締役社長
大野 直竹 大和ハウス工業株式会社代表取締役副社長
勝股 美代子 株式会社日本メディア常任顧問消費生活アドバイザー
加藤 知成 社団法人インテリア産業協会会長
(カリモク家具販売株式会社代表取締役会長)
坂本 洋司 社団法人日本ドゥ・イット・ユアセルフ協会会長
(アークランドサカモト株式会社代表取締役会長)(今井代理)
佐藤 春夫 ミサワホーム株式会社代表取締役社長
田辺 新一 早稲田大学理工学術院建築学科教授
東郷 逸郎 積水化学工業株式会社専務取締役住宅カンパニープレジデント
長嶋 修 株式会社さくら事務所取締役会長
長谷川 恵一 株式会社三菱総合研究所執行役員・経営管理部長
吉田 忠裕 YKK AP株式会社代表取締役社長
和田 勇 積水ハウス株式会社代表取締役社長(久保田代理)

議事

  1. 議論の中間的な取りまとめ骨子(案)について
  2. 各WGの検討状況について
  3. その他

議事概要

議論の中間的な取りまとめ骨子(案)について

事務局より説明を行った後、委員からの主な発言は以下のとおり。

  • 「産業のあり方」についてもっとポジティブな検討が必要。
  • 住宅産業はこの40年間に人材、技術の蓄積をしており、今後このポテンシャルをどう活かしていくかを検討していくべき。
  • 住宅産業には今は優秀な人材が入ってきているが、引き続き優秀な人材、資金を引きつけられるかどうかは産業のあり方次第。
  • 住宅産業の活動領域は広がっており、産業のフロンティアをもっと切り込むべき。
  • 省エネ機器を使えば省エネになるが、一方で価格が高いという問題があり、このような課題を技術開発で解決し、快適で素敵な生活の実現する方法を考えていくべき。
  • 高気密高断熱住宅は二酸化炭素の排出抑制に効かないという議論があるが、こうした住宅は住み心地は良くなることは確実である。住宅の質の向上による住み心地の改善という観点から、質の改善を促すトップランナー制度を考えていくべき。
  • 間取りが子供の犯罪と関連しているという見方がある。こうした住宅の社会的な影響という面も留意が必要。
  • 住宅業界の若い優秀な人材をどのように活用していくかが課題。業界、企業の本当の成長は人材にかかっている。
  • 長期使用の観点もあるが、一方で建て替え需要にも期待しているところ。
  • 住宅産業は、国際競争している自動車や電気産業に比べ、価格が上がりすぎているとのではないかという印象あり。
  • 住宅産業はローテク産業だが、情報化などの余地がある。トレーサビリティを考えると情報化は今後益々重要。
  • 合板を海外から調達しているが、国内の設計で用いるモジュールと世界のモジュールの違いが問題になってきている。モジュールの統一も課題。
  • 環境対応として、太陽光発電や外断熱を進めているが、住宅メーカーとしては、消費者の支持がないとこうした取組もなかなか進めない。
  • 既存住宅を評価して行こうという動きはあり、80年の耐用年数と考えると、40年で5割の価値を認めるという考えもある。
  • 日本では土地の価格が高いことが問題。
  • 家に夢を持つことが重要であり、もっと広い家にしていくことが必要。海外では家が広いため、例えば豪州では50インチのPDPがよく売れる。
  • 既存の住宅を活かして行くには供給サイドからのアプローチだけでは難しい。日本の住宅の質の向上が必要であり、ムーブメントを作ることが必要。家を変わりながら住み替えていけるような仕組みが必要。
  • 日本のモビリティが低いのは、住み替えのコストが高いこともあるが、住宅の所有が終身雇用制度とロックインされていたことも一因。終身雇用制度の崩壊が住宅市場にどのような影響与えるかにも留意。
  • 産業のビジョンとして、この産業が何を実現するかを示していくことが必要。
  • 戸建て住宅の生産性が低い要因は消費者への対応があるからである。消費者にコミットしてもらうことが必要。
  • メンテナンスの9割は住まい手ができるもの。これをいかに支援していくかが課題。
  • 住宅産業の人は本当に誇りを持って仕事をしているか。産業に関わるまず自分たちが夢を持つことが必要。
  • 住宅の資産性の評価には融資との絡みが必要。現在の住宅ローンでは物件の担保価値はあまり考慮しておらず、借り手の信用力に依存している。
  • DIY業界としてもアドバイザーによる講習会や小学生対象の木工教室などにより、住まい手のメンテナンスを促進している。

各WGの検討状況について

  • 長期使用対策WGの久保田座長代理、省エネルギー対策WGの田辺座長からそれぞれのWGの検討状況について説明があり、了承された。

今後の日程

  • 第3回平成19年6月4日(月)15:30~17:30

以上

 
 
最終更新日:2007年5月24日
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