経済産業省
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総合資源エネルギー調査会原子力安全・保安部会核燃料サイクル安全小委員会六ケ所再処理施設総点検に関する検討会(第23回) 議事要旨

日時:平成19年5月28日(月)13:00~15:00

場所:経済産業省本館2階2東3共用会議室

出席委員

神田主査、井川委員、北村委員、黒川委員、杉山委員、竹下委員、平川委員、松本委員、山中委員

議題

  1. 品質保証体制の改善策等の実施状況について
  2. 耐震計算誤りについて
  3. その他

議事概要

1.品質保証体制の改善策等の実施状況について

日本原燃から「再処理施設品質保証体制の改善策等の取組状況について」により、事務局から「平成18年度第4回保安検査における品質保証体制の改善策等の確認結果について」により説明があった。

主な発言は以下のとおり

  • 脱硝皿への溶液の誤供給の対策で、制御ロジックによりハードで担保するとし、そこが無理なところは手順書を見直して、複数職員のダブルチェックでとなっているが、ダブルチェックが本当にシーケンスをチェックするようになっているか心配。東海工場は30年以上運転しているが、いまだにマニュアルをよりよくする努力は続けているので、安心することなく、折に触れ見直していただきたい。
  • ヒューマンエラー防止小集団活動のところで、各サークルで1年に1件以上の改善を目標としているとあるが、サークルによっては、多いところもあれば少ないところもあるはずでその辺も考慮すべき。
  • 水平展開の基本的な考え方を見直した方がいい。例えば、低レベル廃棄物処理のところの洗浄水漏えいで「粉体を取り扱う機器の内部を流体で洗浄するものは当該設備のみ」とあったが、一段深く水平展開すれば、ある種の目づまりを起こす可能性があるものは、別に粉体に限らないわけだし、さらに脱硝皿への誤供給のところでもテレビカメラによる目視がしにくかったとあるが、プール水漏えいの時の水中カメラによる溶接線の見落としと原因に共通性がみられる。

2.耐震計算誤りについて

事務局から、「日本原燃(株)六ヶ所再処理事業所再処理施設における耐震計算の誤りについて(概要と当院の対応状況)」により、日本原燃から、「再処理工場(使用済燃料受入れ・貯蔵建屋)における燃料取扱装置及び第1チャンネルボックス切断装置に関する耐震計算の誤入力について」により、日立製作所から「日本原燃株式会社殿再処理事業所再処理施設の耐震計算誤りについて」により説明があった。

主な発言は以下のとおり

  • 品質保証による体制をいくら幾ら整えても、故意に隠すことをされるとどうしようもない部分があるのではないか。ISO云々というけれども、現実に三菱自動車、あるいは不二家等々、ISOを取得している会社で問題が発生している。今回やられるべきは、品質保証の体制をしっかりやることは勿論ではあるものの、こういう問題に対して、品質保証の限界があるのであれば、我々はそれを意見として申し上げて、また別の観点からの対応をお願いするという選択肢もあるのかもしれない。
  • 技術者倫理の教育、言い出しやすい風土、文化の創造等があげられているが、制度的に担保するような提案として技術士の制度がある。技術者が法的に責務をもち、しかるべきところに配置されるという制度をそろそろ考えた方がいいのではないか。
  • 最初の間違えが結果的に誰もチェックできずに今に至っている。そこをどう品質保証上改善するのかという議論はあっていいのだろうと思う。事業者の作った直接原因と根本原因の整理が、もう少し深く書き込んで報告いただきたい。例えば直接原因ところでは、日立がどうだったのかという記述が少なく、根本原因でも日立まで含めて全体を見てどうかという点も整理してほしい。
  • 根本原因の(2)に「実効的な確認を行うルールがなかった」という1つの結論があるものの、日立の説明では、ルールはあるけれども、必ずしも実効的ではなかったという言い方をしている。この実効的な確認を行うルールがなかったというのは、間違いではないと思われるが、なぜルールがありながら、実効性を伴わなかったのかというところまで掘り下げて問題を解決しようとすれば、この先どう考えたらいいのかということが議論しやすくなると思われる。

3.その他

主査より、本日の段階では議論がまだ十分ではなく、次回までに原因や対策についての各委員からのコメントを事務局がとりまとめることとなった。次回会合ではあわせて報告に対する保安院としての評価についての審議を行うこととし、予備日としていた6月13日(14時~16時)が開催日として決定された。

以上

 
 
最終更新日:2007年6月15日
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