経済産業省
文字サイズ変更

審議会・研究会

独立行政法人評価委員会日本貿易振興機構部会(第5回)  議事録

  • 鳥居部会長

    それでは、定刻でございますので、まだお着きでない委員も3名おられますが、定足数には達しておりますので、会議を始めさせていただきます。

    皆様、お忙しいところ、御参集賜りまして、ありがとうございます。

    本日は、第5回の独立行政法人評価委員会日本貿易振興機構部会でございます。

    本日は、今井委員が学校の御用で御欠席、また、末吉委員は、御都合によりまして、3時過ぎに御到着ということになっております。

    それでは、最初に、北村通商政策局長から御挨拶をいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

    [北村通商政策局長より挨拶]

  • 鳥居部会長

    ありがとうございました。

    それでは、続きまして、事務局から資料の確認をお願いします。

    [事務局より資料の紹介]

  • 鳥居部会長

    本日は、今、長尾課長から御説明がありましたように5つの議題がございますが、ここでの紹介は省略させていただきます。

    ただ、4番目の議題は、返還された預託金等の取り扱いについて御説明いただいた上、皆様に御了承いただくということでございますが、あらかじめお断りしておきますと、この預託金の使い道の一部に、本部ビルの移転に関する内容が含まれております。個別の不動産取引に踏み込んだ議論になる可能性がありますので、契約締結完了まで悪影響を及ぼすことなく事が進むようにするために、関係の配付資料、議事録、議事要旨の関係部分を非公開とさせていただきたいというお願いでございます。よろしくお願いいたします。

    それでは、第1議題から始めたいと思います。まず、独立行政法人日本貿易振興機構の役員報酬規程の変更でございます。この役員報酬等規程は独立行政法人通則法で定められているもので、当機構の役員報酬規程の規定に基づいて、報酬等の支給の基準が社会一般の情勢に適合したものであるかどうかについて、この評価委員会が経済産業大臣に対して意見を申し出ることができるということになっています。御説明いただいた上、適当であるかどうか、皆様の御意見をいただきたいということでございます。

    それでは、ジェトロの山田総務部長から御説明をお願いいたします。

    [山田総務部長より資料1-1、1-2に基づいて独立行政法人日本貿易振興機構役員報酬規程の変更について説明]

  • 鳥居部会長

    ありがとうございました。

    ただいまの山田総務部長からの御説明に対しまして、御質問、御意見等がございましたらお願いいたします。

    特にございませんようでしたら、このように規程を変更することを御承認いただきたいと思います。よろしゅうございましょうか。

    (「異議なし」の声あり)

  • 鳥居部会長)

    ありがとうございました。

    それでは、第2議題に移ります。次は、ジェトロのマネジメント状況について説明していただいて、これを御承認いただくというものでございます。

    マネジメント報告をやることになった経緯は、経済産業省独立行政法人評価委員会の制度ワーキンググループにおける議論の結果、今日の最後に御審議いただく年度業績評価と並行して、マネジメントについての報告を受けて、法人の業務運営が適切になされているかどうかについて、評価委員会でチェックするということが決まったわけです。その親委員会が7月7日に行われることになっておりますので、そこに提出すべく、当部会の意見をとりまとめるというものでございます。

    それでは、ジェトロの加藤企画部長から御説明いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

    [加藤企画部長より資料2-1、2-2に基づいてジェトロのマネジメント状況について説明]

  • 鳥居部会長

    ありがとうございました。

    年度業績評価と並行して、マネジメントについても評価を行うことを決めたのは決めたのですが、今、説明していただいた資料の2ページの目次にありますように、この範囲内でやるということでありまして、今日、明日あたりが株主総会の一番集中する時期だと思うのですけれども、柴田委員、地引委員、ダイク委員のように会社を代表しておられる御立場からすると、大分感じが違う話だとお考えになるかもしれないのですが、何か率直な御意見がありましたらお願いいたします。

  • 柴田委員

    1つ、逆に渡辺理事長に質問なのですけれども、7ページにあるように、過去1年間で63人という非常に多いトップ交流をおやりになってきた感触とか、FDIイントゥ・ジャパンはなかなか簡単ではないことなので、その辺を含めて、渡辺理事長のコメントをお伺いしたいと思います。

  • 渡辺理事長

    今の御質問の点でございますが、大きく分けて、先進国と、東南アジアを中心とする発展途上国に分けられるのではないかと思います。

    先進国関係ですが、欧州、アメリカのそういった分野の大臣、あるいは、例えばブレア首相等含めて、その辺のトップから私の受けた印象は、特に欧州は、10年前のアメリカのような勢いで日本への関心を強めている。80年代の後半の対日関心が欧州に移っているという感じでございまして、したがって、対日投資、対日進出を含めて、進出というのは輸出も含めてですけれども、極めて活発でございました。

    特にドイツやイギリスは、自分で日本に、商工会議所を中心に、インベスト・ジャパン・ビジネス・サポートセンターに相当する、彼らの進出のためのワンストップセンターのようなものをつくって、彼らも出ていきたいということで、対日投資でビジネスを発展させたいという意欲が非常に強く、これは痛切に感じたところでございます。

    アメリカも同じ感じがございます。国務省が中心になって、日本と共同で対日投資促進その他のセミナーをアメリカでやり、日本でやる。両方でやろうということのようでございまして、そこは非常に強いなというのが1つです。

    発展途上国ですが、特にタイのタクシン首相、マレーシアの前のマハティールさん、今度のアブドラさんといった方に共通していえますのは、中国との競争が非常に激しくなっているものですから、日本の中小企業、中堅企業にもっともっと出てきてもらって、競争力をもっと強めたいと。それによってセットメーカーが不安をもったり、中国に再移転することがないように自分たちの競争力を強めたい。そのために、ジェトロが、中小企業、中堅企業を含めた自分たちへの進出、企業体質の強化、技術アップをしっかりサポートしてくれという強い要望がございます。

    もう一つは、一村一品や各種の中小企業関連を強めるための産業育成といった面での知恵、アイデアを教えてくれ、あるいは専門家を派遣してくれというのが多くございます。

    ごく最近でいえば、エジプトのオベイド首相やガリ貿易大臣ともお会いしてきたのですが、エジプト版ジェトロをぜひつくってくれという強い要請がございまして、JICAの緒方理事長とも相談いたしまして、JICAの専門アドバイザー、長期専門家を向こうに出すことにすると。ジェトロの人間が張りついてノウハウを教え、指導していこう、役に立っていこうということを決めてきました。

    そういうことでございまして、日本への関心、さらにビジネスをやっていこうということになってくると、中小・中堅企業の分野でのジェトロのあっせんなり紹介なりといった機能をぜひ有効に活用したい、アドバイスを受けたいという強い要望がございました。

  • 柴田委員

    どうもありがとうございました。

    ただ、1つだけ、今の鳥居部会長の御質問なのですけれども、政府の機関が独立行政法人という形になって、これはいろいろ試行錯誤がおありになると思うのですが、「独立」という名前をつけたからには、できるだけ自主性を重んじた経営をするような体制づくりを目指していただけたらと思います。従来は、規則でそのように縛られてきたのかもしれませんけれども、そういう瑣末に近いようなことは、独立という意味を重くとっていただいて、自主的にやれるようなことを御検討いただけたらと思います。

  • 鳥居部会長

    ありがとうございました。

    そのほか、御意見ありますか。

  • ダイク委員

    2つございます。1つは、対日投資ですが、今、それぞれのジェトロのオフィスは、ノルマまでついているぐらい、かなり活躍されているし、海外のオフィスは、最近、地方自治体の代表者も出ていて、かなり画期的な動きがジェトロの末端まで浸透しているという感じがします。

    ただ、1970年代、80年代、90年代のヨーロッパ及びアメリカの企業誘致の活動をみると、PRといった一般的な活動のほかに、一本釣り、例えば本田技研をオハイオに引っ張ったり、トヨタを引っ張ったり、場合によっては英国の首相が日本の企業を引っ張ったりということが結構あって、それも非常に重要だという気がするのですね。今の時代、日本に大物を引っ張るというのは、どういう業界、あるいはどういう会社かということはちょっとぴんとこないけれども、そういう動きも必要だと思います。

    中期計画にも出ていましたし、我々が評価する対象の資料にも出ていましたけれど、例えば、家具やDIYのイケアの進出が決まった。ある面からみて、これは大変なことですが、別の面からみて、今、世界のどこに行ってもイケアがあるのに、なぜ今まで日本になかったか、なぜそういった世界の小売業がジャパンパッシングをやって進出していなかったかというケーススタディーみたいなものもおもしろいと思います。上海に行っても、アメリカに行っても、ヨーロッパに行っても、どこの町に行っても、ちょっとした町だったらイケアの大きな店舗がある。なぜ今まで日本になかったかという点について、評価シートにも記入いたしました。日本は企業の進出が非常に難しい国という評判ですが、ビジネスフレンドリーの日本の顔をつくるのが大事だと、また成功例も大事だと思います。

    それと全然別の話ですが、最近、私、東南アジアへよく行きまして、東南アジアに行きますと、ごますりではないのですが、ジェトロのオフィスは一番役に立つ。地元の情報、特にビジネスの観点からの情報を把握したりするのに非常に役に立つ。ほかの国に例がないのですね。まあ、アメリカはCIAがあって、日本はCIAがないから、大物として扱われていない。でも、逆に、ジェトロがあるから、ビジネスの観点から日本は注目されています。アメリカの、例えばそれぞれの大使館の商務省とかといったところにも行きますけれども、そんなに役に立たない。ジェトロの地元のオフィスの現地のスタッフと日本から派遣されているスタッフは非常に役に立つ。アセアンや東南アジア、インドなども、ほかの国より日本の方が進んでいるはずです。だから、先ほど理事長がおっしゃっていた中国との競争に関して、日本と組んでやるといろいろなチャンスが出てくると思います。この辺の成果もこれから期待できると思います。

  • 鳥居部会長

    ありがとうございました。

    親委員会が考えているマネジメント状況の報告と我々委員が考えるのとギャップがかなりあって、初めてフィードバックするのは7月7日なのですが、7月7日に戻してみて、そこでいろいろな議論をする中で、両方、だんだんに近づいてくるのではないかと思います。

    マネジメントの仕組みについては理事長がこれからどううまく使っていかれるかということではないかと思います。

    7月7日の意見具申の基本的な方向としては、きょう報告を受けたものを了承したということで、今のお2人のご意見を若干加えさせていただいて提出したいと思います。

  • 地引委員

    内部監査の監査室の問題ですが、これは副理事長のもとに置くという御説明がありましたけれども、外部の方は中に入っておられるのですか。全部内部でやっておられるのですか。

  • 塚本副理事長

    監査室は内部の組織としてあるのですが、ほかに監事が2名で、1名はジェトロ出身の監事で、もう1名は外からの監事で、その方々にジェトロ全体の監査をしていただくことになっております。

  • 鳥居部会長

    これは理事長任命ではなくて、大臣任命でしょう。

  • 塚本副理事長

    そうです。

  • 鳥居部会長

    監査だけは大臣任命で外から来ているのですよ。

  • 塚本副理事長

    きょう、後で御説明します財務諸表については、監査法人にもチェックしていただいております。だから、外部からの監査法人と外部からの監事という形でチェックいただいているということです。

  • 地引委員

    最近、民間の企業では、中小企業でも外部から、例えば弁護士、税理士、会計士といった人を入れて、内部監査をやっているところがだんだん増えてきているように思うのですけれども、いかがでございますか。

  • 柴田委員

    そのとおりですね。

  • 地引委員

    内部の人の目でみるのと外部の人の目でみるのとでは大分違いますので、そういう方向に向いてきているのではないかなと思いますので、ちょっと申し上げておきたいと思います。

  • 鳥居部会長

    ありがとうございました。

  • 木下委員

    2点ですが、対日投資戦略は、総理もいわれているので、非常に大事でありますけれども、時代の要請に合わせて、事業を柔軟に見直すというのは、ジェトロのマネジメントのポイントであるということからすると、一方でアジア志向が進む中で、アメリカ、ヨーロッパへの関心も日本に強くもってもらって、日本、あるいはアジアが孤立しないという観点からのアプローチも、単にお金と仕事をつくってもらうということ以上に重要かもしれないと思います。そういう意味では、対日投資は大事だというのはわかっているのですけれども、もう少しきめ細かく、何ゆえに大事で、したがって、どういうところに力を入れるといいのかということを、役員、職員、あるいは関係官庁、経産省も含めて、絶えず議論されることをお願いしたいと思います。

    7の資源配分ですが、これは適切になされていると思うのです。前から申し上げているように、輸出が大事だということはここに書いてあるわけですけれども、現実に輸出が非常に伸びてきて、このままいくと円高になってしまうということですね。少し前までは、もう輸入はいいのだ、輸出だということだったのですけれども、割合短期の間に様相が変わってくるということで、私、前にも九州などの例を出して申し上げたと思いますが、輸出も必要だし、双方の投資も必要だし、輸入も必要で、それをトータルでやっていかないと、輸出だけやるのだ、輸入はしばらくやめるのだということではなかなか進められないので、これは役所にお願いしたいのですけれども、「柔軟に」というときには、そういう点も御考慮に入れていただきたいと思います。

  • 鳥居部会長

    ありがとうございました。

    それでは、マネジメント状況については、以上いただいた御意見をもとにして、7月7日の独立行政法人評価委員会へ出す意見具申を作りたいと思いますので、よろしくお願いいたします。ありがとうございました。

    では、議題の3番目に移らせていただきます。これは、平成15年度財務諸表について、まず、ジェトロから御説明いただいて、それを皆さんに御審議いただくわけですが、この意味合いは、1つは、独立行政法人通則法の規定がありまして、経済産業大臣の承認に際して、あらかじめ評価委員会の意見を聞くことになっています。もう一つ、財務諸表に記載される利益の処分に関して、利益の一部を中期計画に掲げられた「余剰金の使途」に充てようとする場合には、規定に基づいて、あらかじめ評価委員会の意見を聞くことになっています。この2つの意味で、今日、財務諸表の御説明をいただくわけでございます。

    それでは、ジェトロの佐藤総括審議役から御説明をお願いいたします。

    [佐藤総括審議役より資料3-1、3-2に基づいて平成15年度財務諸表について説明]

  • 鳥居部会長

    ありがとうございました。

    何か御質問がございましたらお願いいたします。

  • 木下委員

    御説明、ありがとうございました。

    ジェトロのファイナンシャルステートメントは、通常の企業と違って、資本金が負債プラス資本の90%以上を占めて、それに対する配当がないということなので、普通の企業のような観点でこれをみることはできないわけですね。したがって、例えばそのパフォーマンス指標としては、まあ、これは全く私の思いつきですけれども、総収入の中に、国家に依存しない収入がどれぐらい入ってきているかといったことがちょっとみえると、努力されているということがはっきりわかるのではないかというのが1点です。

    2点目は、ここで議論していただくとかということではなくて、長期的にちょっとお考えいただいたらどうかということでありますが、独立行政法人になって、借入金が認められないのは非常に変ではないか。借り入れを不必要にする必要はないのですけれども、必要なときに、例えば資本金の10分の1を限度として借りられるといったことがあれば、いろいろやりくりも簡単ではないか。特に金利が低いときにはそうではないかと思うのです。これは議論のためではなくて、先ほどジェトロは借金できないというお話があったので、独立行政法人になったので、長期的に検討されてはいかがかという趣旨であります。

  • 鳥居部会長

    ありがとうございました。

    最初の、全体の収入の中で、運営費交付金等、政府からの収入ではなくて、自ら稼いだお金はどれとどれで、どのくらいになるのでしょうかという御質問ですが、わかりますか。

  • 佐藤総括審議役

    はい。損益計算書で御説明させていただきますと、経常収益が225億ございまして、国からのものは、運営費交付金収益の142億と補助金等収益の15億、それから、受託収入の中に国のものが若干ございますけれども、こういったものでございまして、運営費交付金と補助金を除いたところの収入ということでいいますと、若干ラフではございますが、225億から157億を引いた数字ということで66億ほどあります。これは、国からの受託が若干入ってございますので、若干減るということでございます。

  • 鳥居部会長

    大ざっぱにいって50億ですね。

  • 加藤企画部長

    正確には、独立行政法人になって、この半年間の自己収入という意味では41億でございます。

  • 鳥居部会長

    これは半年でやっているから、通年でみるためにはもう一年やってみないとわからないということですね。

  • 加藤企画部長

    そうです。

  • 鳥居部会長

    第2の御質問の借入金の問題は、起債を認められているかどうかということを含めてお答えをお願いします。

  • 佐藤総括審議役

    独立行政法人の場合には、1年以内の資金繰りのための短期借入金は認められておりまして、ジェトロもたしか80億ほど枠がございます。これに対しまして、1年以上の長期借入金、あるいは債券の発行につきましては、法律で特別の規定がない限りは認められないということになっておりまして、ジェトロの場合には、そういう規定がないということでございます。基本的には、通常のフローのお金は、交付金ということで国からいただくという形になっておりますので、そういう規定になっているかと思います。

  • 高阪委員

    後で出てきます預託金は、ここのどこに、どのようにあらわれているのでしょうか。

  • 鳥居部会長

    勘定表の上に預託金はあらわれますか。

  • 佐藤総括審議役

    はい。まず、流動資産をみていただきますと、短期敷金・保証金と固定資産の敷金・保証金がございます。これは通常の事務所等の敷金がございますけれども、かなり大きな部分、輸入関連施設の預託金がこれに該当いたします。

  • 鳥居部会長

    この本体の資料3-1ですが、普通の企業の貸借対照表では考えられない表形式になっているのです。これの1ページ目がそうなのです。まず、右・左に分かれていないのです。右・左は上・下に分かれていて、しかも、小計、中計、中計のもうちょっと集計したもの、大大計と4列に分かれて書いてあるという表なのです。非常にみにくい表なのですけれども、これがすべての独立行政法人に共通な財務諸表なわけでございます。

  • ダイク委員

    単純な質問ですけれども、先ほどの資料2-2の10ページに資源配分の表がありますね。事業予算は、1990年は97億、2004年は61億。この事業予算と資料3-2の数字のつながりはどうなっているのですか。この事業予算は、資料3-2のどれをみればわかるのですか。

  • 加藤企画部長

    先ほど御説明しましたマネジメントの資料の10ページに書いてあります事業予算でございますが、今の決算書類との関係で申し上げますと、例えば損益計算書の経常収益の運営費交付金収益と補助金等収益、つまり国からいただく収益、予算がベースであって、その中で、人件費や管理費を除いて、事業のために使える予算をまとめたものがマネジメントの方の数字でございます。国からの交付金、補助金のうち、人件費、管理費を除いた事業用に使えるお金ということでございます。

  • 鳥居部会長

    資料3-1の2ページをごらんいただくと、損益計算書、PLが詳しく書いてあるのですよ。それの上のブロック、業務費の中の一部、例えば業務委託費、通信費、旅費交通費、消耗品費、下の方にも役員の通信費とかなんとかありますから、そういうのを足すとこっちの10ページの61億円になるのです。そうですね。

  • 加藤企画部長

    はい、そうです。

  • ダイク委員

    わかりました。

  • 加藤企画部長

    我々、事業全体としては、自己収入の分も見込んでやっていくつもりでございます。

  • 鳥居部会長

    それでは、時間の関係もございますので、財務諸表及び利益の処分については、「部会としては適当である」という結論に達したということにさせていただきたいと思います。

    なお、財務省と協議する過程で、財務諸表等について修正がある可能性もあるそうです。その場合は議長に一任ということにさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

    次に、第4議題でございますが、返還された預託金等の取り扱いについてお諮りいたします。これは、「返還された預託金」及び「償還された貸付金」があった場合には、経済産業大臣が国庫に納付すべき金額を定めるわけですが、それに際して、あらかじめ評価委員会の意見を聞くことになっています。この後で説明を聞くとわかるのですが、国庫に納付するつもりはなくて、相当程度手元に置きたいという原案がこれから出てまいります。それをお諮りいたします。

    では、よろしくお願いします。

    [長尾通商政策課長より資料4に基づいて平成15年度に返還された預託金等の取扱いについて説明]

  • 鳥居部会長

    ありがとうございました。

    それでは、この件につきまして、何か御意見、あるいは御質問がありましたらお願いいたします。

  • 秋元委員

    今、評価ということが出ましたので、<内訳>の(1)の「コンテンツ産業国際展開支援に係る預託」ですけれども、これは大変大きな金額なので、内容をもう少し詳しく説明、あるいは記入していただいた方が評価しやすいかと思います。

  • 鳥居部会長

    ジェトロからでも、あるいは長尾課長からでも、どちらからでもよろしいのですが、説明できますか。

  • 長尾通商政策課長

    先ほど申し上げましたように、これは預託という形で預ける金でございます。この金額自身は非常に大きいわけでございますが、実際に支出する金額は、これの運用益から出てくるということで、その運用益としては、毎年、約7,000万円を考えております。そういった中で、海外へのコンテンツのライセンス輸出や海外との共同制作に関するサポートをやっていくために、有用な人を雇って、その人にコーディネートしてもらわなければならない。そういった人件費に充てるものとして2,500万ほど考えております。それ以外に、国内外のイベント等のPRをやっていかなければいけないということで、そのコンテンツのPRの資料作成ということで、海外と国内、両方だと二千数百万を予定しております。それに加えまして、セミナー、シンポジウムといったフローの経費がかかってまいります。運用の利益がどれぐらいになるかにもよりますけれども、合わせて大体7,000万円ぐらいでやっていければと思っております。

  • 秋元委員

    どのくらいの期間で、と考えたらいいのでしょうか。

  • 長尾通商政策課長

    3年を検討しております。

  • 秋元委員

    ありがとうございました。

  • 鳥居部会長

    そのほか、御質問は?

  • 鳥居部会長

    それでは、この件につきましては、評価委員会としては承認したという形にしたいと思います。ありがとうございました。

    それでは、最後の議題でございますが、平成15年度業務の実績に関する評価に移りたいと思います。

    先日、皆様から事務局あてに、大変な作業をしていただきまして、評価結果をお送りいただきました。評価者の名前を伏せた上で、ジェトロにお知らせしておりますが、評価シートに記入された質問に対する回答等、ジェトロから補足説明があるということですので、ジェトロからの補足説明を受けた後、さらに確認しておきたい事項等がございましたら委員の間で相互に御質問いただいて、次のステップに入りたいと思います。

    まず、ジェトロの渡辺理事長から補足説明をお願いいたします。

    [渡辺理事長より資料5-4を使用して補足説明]

  • 鳥居部会長

    ありがとうございました。

    ただいまのジェトロからの御説明に対して、御質問がございましたらお願いします。

    今の知財の話は、評価のくくりでいうとどれになるのですか。情報発信ですかね。

  • 加藤企画部長

    我が国企業の海外事業円滑化でございます。資料5-3でございますと。

  • 渡辺理事長

    資料5-1でいうと18ページでございます。

  • 鳥居部会長

    5-1が一番ありがたいですね。結局、これで後、議論しますからね。

  • 渡辺理事長

    その18ページをごらんいただきますと、その一番上、例えばA委員のB評価のところで、「高い満足度が得られたようだが、現地政府等への意見具申が十分活用されているか不明である」という。

  • 鳥居部会長

    なるほど。それで今御説明があったのですね。

  • 渡辺理事長

    はい。そういうことも広く中国にやってまいったということを補足させていただいた次第でございます。

  • 鳥居部会長

    B委員もそれに触れておられますね。

  • 渡辺理事長

    はい。H委員も同じところの御指摘がございました。

  • 鳥居部会長

    そのほか、確認、クラリファイのために、何か御発言はありませんでしょうか。

  • 高阪委員

    先ほどのマネジメントのところでいうべきだったのか、今、ジェトロの方がいらっしゃるところでいうべきなのか、ちょっと判断しかねるのですが、まあ、コメントとして。

    1つは、カスタマーサティスファクションの扱いですけれども、ジェトロの場合は、パブリックセクターの性格がかなり強いと思いますので、そういう意味では、現実にあるカスタマーだけではなくて、ポテンシャルカスタマーまで含めて議論しないといけない。例えば見本市をやられたときに、そこに来ておられない方が重要だということもあり得ると思うのですね。その意味でポテンシャルカスタマーを考慮する必要があると思います。もちろん、どうやってやるかとか具体的な問題は、やや中長期的に考えていく必要がありますが、そういうことを考えておく必要があると思います。

  • 渡辺理事長

    全く御指摘のとおりだと思います。そこはこれからの課題だと思います。

  • 鳥居部会長

    それでは、一通りの御説明をジェトロからいただきましたので、これから評価の御相談に入りたいと思います。大変恐縮ですが、我々で少しフリートーキングをいたしますので、申しわけありません。

    [ジェトロ関係者退席]

  • 鳥居部会長

    それでは、これから評価を御審議いただくわけですが、まず、資料5-1をみていただきながら御説明させていただきます。資料5-1は、委員の皆様のコメントと評価を項目ごとに整理してございます。ただし、御名前だけは外してあります。これをごらんいただきながら、総合評価シートの大項目について、1から順番に1ページ、2ページが総合評価シートの1番の「業務運営の効率化」、3ページが「国民に対して提供するサービス」、4ページ、5ページが「財務内容の改善に関する事項」、6ページが「その他業務運営に関する重要事項」、7ページが「全体評価」です。7ページの「全体評価」は、それぞれの委員が最後に集約した総合評価をお書きになったものでございます。今日は、このA、A、B、A、A、A、B、A、A、Cと並んでいるのを一つの数字にしようというわけですね。全体として、この評価委員会として、Aなのか、Bなのか、Cなのかを決めろということでございます。8ページ以降は、項目別の細かい評価シートを表にしたもので、これは皆様の御意見がそのまま掲載されております。

    それでは、まず、大項目について御議論いただいて、それから最終評価を決めていただくということにしたいと思います。

    まず、1ページ、2ページ、総合評価シートの1番目の項目であります「業務運営の効率化に関する事項」について皆様の御意見をいただいて、意見交換をしたいと思いますが、何かございましたらお願いいたします。

  • 柴田委員

    この効率化のところは、Bが5人、Aが5人ということですね。では、AとBの中間かというと、そうではないわけですね。Bも非常に高い評価ですし、Aも非常に高い評価ですから、こういう似た意見については、部会長が点をつけてしまうというのはいかがでしょうか。

  • 鳥居部会長

    そういう方法もあるとは思います。

  • 柴田委員

    例えばAとCのように非常に格差がある場合は、皆さんで議論しなければいかんのですけれども、AとBはそれほど大きな差はない。どっちでなければならないということはないので、こういう同数のようなケースであれば、ここで委員が投票というわけでもありませんから、部会長に御一任してはいかがかと思うのです。

  • 高阪委員

    関連した意見ですけれども、経産省の独立行政法人が幾つかある中で、基本的に、一つ一つの軸が余り極端に違うといけないと思うのです。フェアではないと思うのです。私は、基本的に、まあまあ、よくやっている、モア・ザン・アベレージであるというのはBと考えておりますが、皆さんの評価を読みますと、それをAとしている方が結構多いのではないかという気がします。それはそれで、どっちにするかだと思うので、横並びというと何か変ですけれども、この委員会だけ厳しいとか緩いというのはよくないと思うのです。先ほどおっしゃった部会長に任せるというのは、そういう意味で機関ごとの軸が余りでこぼこにならないように。それは、大体Bが標準なのか、まあまあ、よくやっているというのはBなのか、それともAなのかにもよるのではないのかと思いました。全体としてBがグッドなのか、それともAがグッドなのか、そこら辺は何となく軸が定まっていないという印象を受けています。

  • 鳥居部会長

    全くおっしゃるとおりです。実は私は皆様の評価を全部みせていただいたのですよ。一番違うのはBの解釈なのですよ。前に評価の基準を決めましたね。確認のためにBの解釈を読んでみますと、Bはどういうときにつけるかというと、AA、A、B、C、Dの意味を書いたところがありますね。それをごらんいただきますと、Bは「中期目標に照らし、ほぼ順調な進捗状況にあり」なのですよ。それに対して、Aの方を読んでいただきますと、(1)が「中期目標を上回るペースでの極めて順調な進捗状況にある」。(2)が「中期目標に照らし順調な進捗状況にあり、その質的内容も高い」。Aの(2)とBとどこが違うのだというと、「順調な進捗状況にあり」に「ほぼ」の字がついているかいないかだけなのです。だから、高阪先生のおっしゃるように、BなのかAなのかは人によって微妙に違うという結果になったような気がするのです。

  • 高阪委員

    ついでに言わせていただくと、1の「業務運営の効率化に関する事項」は細かい項目が幾つかありまして、私の場合は、それを評価していったとき、Aもあり、Bもあり。しかし、平均してとると、という感じでやりました。皆さん、多分そのようになさっているのでしょうけれども、私は、Bはグッドだと思うのです。グッドであれば、私はBにしましたけれども、中にはAの方もたくさんいらっしゃるのではないかということがあります。私は、そうやって積み上げて評価しました。

  • 柴田委員

    例えば業務経費のカットや管理費のカットについて、さっき説明があったわけですが、幾つかのデータの中で一番重要なのは効率化ですから、数字で出てきたものは期待以上であるということで、私はAをつけたのです。

    解釈に差があった場合、しかもBが圧倒的に多いのであれば、Bにしておいたらいいと思うのですけれども、同数のようなケース、これは最終的にそれほど大きな差がないので、鳥居部会長はあちこちの委員会に出ておられますから、部会長の御判断にお任せすればよいのではないかという気がしたものですから、冒頭申し上げました。

  • 鳥居部会長

    ありがとうございます。

  • 木下委員

    私も、今、部会長やほかの方がおっしゃったのと全く同じ意見であるわけで、私は、Bもありますけれども、最終的にはちょっといい方につけたような感じがします。

    しかし、グッドとフェアリーグッドと余り差がないということと、今期、来期ということを考えたとき、目標はだんだん難しくなっていくわけですね。そのときに、変な話ですが、今回Aをつけて、BやCに落ちていく可能性があるのであれば、Bにして、Aにするのを残すという考え方もあるかもしれない。柴田委員は、財政的に努力の成果があったということでありましたけれども、私は、その点について、1期目は余り評価できなくて、これがいいか悪いか別にして、企業でも1年目はBをつける。2年目以降、それよりよければAにしていくし、悪ければCにしていくということをとっているところもあって、評価できないのですね。例えば飛行機代を節約したというのが一番大きな経費削減になっているのですね。それは入札制にしたということですが、しかし、半年前にしたら、今回は全然改善しなかったということになってしまうような種類のことなので、どれぐらい進捗したかというのがみえないところがあるのですね。したがって、このどちらをとるかだけだと思うのです。私は、一任するというよりは、5対5で、部会長は1票を入れられないのかもしれないけれども、入れられたとして考えていただくということでどうかと思います。

  • 鳥居部会長

    ありがとうございます。

    では、ざっと一覧していただく方がいいと思いますので、まず、1ページ、2ページをごらんいただきますと、第1項目については、Aが5、Bが5、5対5です。ですから、もしお許しいただければ、全体を見回した後で私が判断申し上げるという形があり得ると思います。

    次の項目、国民に対するサービスのところは、Aが7人、AAが1人、Bが1人、Cが1人です。ですから、これはまず間違いなくAだろうと思われます。

    5ページへ行っていただきまして、「財務内容の改善に関する事項」ですが、Aが4人、Bが5人、Cが1人ということになっています。

    6ページにまいりまして、「その他」は、Bが5人、AAが2人、Aが1人、Cが1人。

    「全体評価」は、Aが7人、Bが2人、Cが1人。

    8ページ以降は、細かい項目ですから飛ばしまして、こういう結果になっているわけです。

    何対何方式でいくと、7ページで結論が1つ出ていまして、「全体評価」は、落ちつくところ、Aではないかと思われます。

    4項目のそれぞれについて評価点を書くとすると、1番はAとBの中間にいます。第2項目、「国民に対して提供するサービス」は間違いなくAです。3番目の「財務内容の改善に関する事項」はBではないかと思われます。6ページ、4番目の「その他業務運営に関する重要事項」は判断が難しいところです。AAが2人いますから、これにウエートをつけて考えるとAかもしれない。AAとAを同列に考えてしまえば、Bの方にウエートがかかるかもしれない。ちょっと難しいところだと思います。

    議長権限で、かなり突っ込んで、その中まで読ませていただいた印象をいいますと、評価ではなくて、将来に向かっての要望が書いてあるところが幾つかありまして、それは少しアンフェアだなという感じがしておりますので、そこは考慮しない方がいいのではないかという感じをもっています。それはCのところに多いのですけれども、読み飛ばしをさせていただくとなると、ウエートとしては少し上に上げてもよろしいかと。したがって、2番は間違いなくAでよろしい。3番、財務内容はAかBの中間、Bかもしれない。業務内容は、AAを考慮に入れればトータルAでいい。業務運営の効率化については、AとBの中間でしたので、私の意見を申し上げれば、これはAでよろしいのではないかと思います。そうすると、4項目は、A、A、B、Aという評価になるのではないかと思います。トータルはAですね。そういう評価になるのではとないかと思います。そんなところなのですが、皆様の御意見はいかがでしょうか。もう一回整理しますと、A、A、B、Aで、トータルはAという評価になるのではないかと思います。

  • 地引委員

    私も、それが一番妥当なところではないかと思いますけれども、先ほど来出ておりますように、独立行政法人の評価委員会の甘いところと辛いところと出てくる可能性があり、この辺の調整はどのようになされるのでしょうか。

  • 鳥居部会長

    実は、7月7日に横並びでやるとき、かなり性格の違う独立行政法人なのです。例えば昔の金属鉱業事業団やNEDO、あるいは、情報処理振興機構といいまして、コンピューター化のいろいろな事業をやってきた独立行政法人があるのですが、そういう法人と横並びで比べますので、向こうが仮にBになっても、うちはAでも構わないという感じはあるのです。

  • 地引委員

    ジェトロの場合、業績が数値化されるものが多いですから、そういう意味では、つける側からいえば、比較的つけやすい部類かもしれません。しかし、この中にもかなり抽象的なものがあるので、将来を考えると、数値化をもう少し進めていっていただく方がつけやすいと思うのですが、その辺の甘い・辛いの調整は必要ないということであれば、今、委員長がおっしゃったようなところでいいと私は思います。

  • 鳥居部会長

    横並びの比較に相当時間がかかるかもしれませんが、原案としてこれを出す分には構わないのではないかと思います。

  • 秋元委員

    6ページの4の「その他業務運営に関する重要事項」は、AかBかというお話だったのですが、ほかに比べると、これは判断材料が少なくて、それでAにしてしまうのかなという感じがいたします。

    ついでに申し上げておきたいのですが、Aの(1)と(2)の表現が余りにも違いまして、これが入っていたがために、私も非常に評価がしにくかったのですけれども、これは一律なのですか。

  • 鳥居部会長

    そうです。

  • 秋元委員

    来期に向けて1つ検討していただきたいのは、この(1)はAAの方に入れていただいて、Bは、どちらかというと「まあまあ」ということで、Aは質的内容も高いとしてはどうかということです。この(1)、(2)があったがために、私も物すごく判断に迷いまして、(2)だけれども、(1)ととられたら嫌だなというところもありましたので、来期は、この(1)、(2)を分けることを御検討いただきたいと思いました。

  • 鳥居部会長

    この大きい資料5-2でいうと、今、秋元委員がおっしゃった第4項目は60ページからですね。輸入促進施設の廃止や海外事務所の統廃合などはみんなここに入っているのではなかったですか。

  • 矢作通商政策課長補佐

    そうです。

  • 鳥居部会長

    海外事務所の統廃合はとても難しい仕事だと私は思うのです。それを、数にして幾つだったか、いきなり廃止してしまって、新しい事務所を広州につくった。かなりクイックなアクションだと思うので、私は、議長としてではなくて、評価者の1人として申しますと、高く評価してよろしいのではないかと思うのです。あと、展示場も一気に変えたでしょう。24施設のうち、18を閉鎖したと書いてあります。

    というわけで、この項目について、さらに御意見がありましたらお願いします。

  • ダイク委員

    A、A、B、Aとか通信簿みたいな形になるようですけれども、我々はどういうメッセージを与えたいかということで、まとまった形のコメントもあった方がいいのですか。

  • 鳥居部会長

    実は、それは必要だろうと思いましたので、事前に、皆さんのコメントを一つのコメントにまとめる作業をしたのです。

    まず、1番目につきましては、「業務運営の効率化及び組織の見直しについては、顧客の要望を踏まえて進められており、成果についても目標値を概ね達成している。情報化については『通商弘報』の電子化等、Webを活用した顧客サービスの改善が認められる。今後は業務全体の費用対効果を考慮し、より一層の効率化を進めることが望まれる」ということで、これを5項目にしました。文章が一つにつながってしまっているところもありますが、皆さんがおっしゃっておられたことを要約して、ここに載せたわけであります。

  • 高阪委員

    1、2、3、4とそれぞれこのコメントをつけて、それで総合評価ですから、それぞれ1、2、3、4についても何評価としたというのが出るわけですね。

  • 鳥居部会長

    そうです。

  • 高阪委員

    それが公開されるわけですね。

  • 鳥居部会長

    そうです。

  • 高阪委員

    1項目は、AとB、かなり拮抗しているということですが、2項目は、部会長がおっしゃるようにAに間違いないと思いますし、3項目も割と拮抗していて、4項目はかなりばらけてしまっているのですね。ですから、この評価は少し難しいのですが、全体でみると、皆さん、Aが多いという感じになっている。全体のコメントを読みましたら、4項目は例外的で、あとはそんなにばらついていないという気がします。というのは、それぞれよく努力しているというのは皆さんお認めになっている。ただ、まだ成果が出るかどうかわからないといったところにリザベーションを置いている方があるのだけれども、よく努力していて、一部、それなりの成果が出てきているという感じで、最終的にはAをつけてらっしゃる方がたくさんいるのではないかなと思います。

    Aの(2)をつけられるとBの範囲がものすごく狭くなってしまって、私は狭い方をとったのですが、Aの(2)をBにするのか、あるいは、Aの幅をかなり広くして、基本的にグッドのものはAにしてしまうのか。これだと、ほとんどAにしましょうというのがちょっと透けてみえるような気がするのですけれども、それはどっちか決めればいい問題で、Aの(2)がここにAとして入っている以上、Bとつけてしまうと、ああ、Aの(2)に入れなかったなというネガティブな印象を与えると思いますね。ですから、Aの(2)をAに入れているという基準で、すべての機関が横並びにいくのであれば、最終的な総合評価はAというのが妥当ではないかなと思いました。

  • 鳥居部会長

    高阪先生、4番の評価はどうします?

  • 高阪委員

    難しいですね。

  • 地引委員

    AAとCと物すごく幅が出ている。

  • 柴田委員

    さっき鳥居さんが言われたように、Cの細かいコメントを読んでいると、評価の基準について、少し差があるように思ったのですね。こういう委員会には、非常に厳しくみる人、特別な意見をもっている人が常におられるので、「全体評価」でまとめて出せというのであれば、そういうのには余り重きを置かないという今の部会長の表現の仕方でよろしいのではないでしょうか。まとめて出さなければいけないわけですから。

  • 鳥居部会長

    そうですね。

  • 地引委員

    通常、上と下とを外して。

  • 高阪委員

    ただ、AAを出されているにもかかわらず、Bも結構多いのですよね。3番目の場合は、AAはなくて、大体真ん中に固まっているのですね。

  • 柴田委員

    私が申し上げたのは、そうではなくて、Cという評価とAという評価がある場合、では、限定意見で、Cの人だけの意見を特別につけるかということなのです。数が多ければそういうことが必要でしょうけれども、標準の考え方と違う場合、部会長が全体として提出するときには、今のようにある程度まとまった範囲内の妥当なところで出しておけばよろしいのではないでしょうか。

  • 高阪委員

    それはもちろんそうですね。

  • 鳥居部会長

    特に4番の項目、「その他業務運営に関する重要事項」でCをつけられた方は、「役員クラスに、関連分野の業務に精通し国際的にも実力を認められた人材を民間から起用することを」云々と求めておられる。

  • 柴田委員

    将来、そういうことはあり得る。

  • 鳥居部会長

    これは将来ですよね。今回の評価では無理ですね。

  • 柴田委員

    ええ。希望を述べられて、自分の希望に今のあれは合っていないという評価ですから、意味がちょっと違うのですね。

  • 高阪委員

    横線ということは、H委員の評価は出ていないわけですか。

  • 鳥居部会長

    H委員は評価をしていない。評価を保留している。

  • 秋元委員

    部会長がまとめられました4のコメントの中に、「実質的にジェトロとして効果があったのか、判断が難しい側面もある」。私が申し上げたかったのはまさにこのことで、企業でいうと、リストラを行ったということですよね。これは、ある意味では、今まですべきことが少しおくれていて、今この段階で思い切ってやられたということかもしれません。そのスピードは評価するのですけれども、リストラを行ったこと自体は、私はあまり評価しないということです。

  • 木下委員

    だれがどこを書いたというのは秘密かもしれないのですけれども、Aとも書けるし、Bとも書けるので、私は評価を保留したのです。おっしゃるようにいろいろな項目があって、どのように位置づけして書いたらいいかわからない。さっき申し上げたように、企業は1年目は全部Bにするというのは感じでしかとらえられない。例えば人事考課がうまくいったのかどうかというのは全然わからないわけですよね。ことし初めてやっているわけですよね。したがって、非常にうまくいっているかもしれないし、ある職員はとんでもないと思っているかもしれない。そういうのを評価しろとまじめにいわれてもどうしようもない。といって、それはBとはいえないし、Aともいえないということで私は保留にしたのですね。しかし、トータルからすると、私は、非常によくやったという評価なのですが、これについては評価できなかったというのは今のような事情です。あえて書かなければいけないというのであれば部会長にお任せします。良心的に考えれば評価できないというのが実態です。

  • 鳥居部会長

    秋元さんもほぼ似たような問題点を指摘されたわけですよね。

  • 秋元委員

    そうですね。

  • 鳥居部会長

    どうしましょうか。4番については、原案としてはAということで御提案していますけれども、特に強い反対はありませんか。

    (「結構です」の声あり)

  • 鳥居部会長

    では、A、A、B、Aで、全体をAとするということで結論を出してしまってよろしいですか。

    (「はい」の声あり)

  • 鳥居部会長

    サマリーコメントもこんな形でよろしゅうございますか。

    (「はい、結構です」の声あり)

  • 高阪委員

    1つ、ちょっと気になっていますけれども、そんなことは書かなくてもいいのかもしれません。香港の事件は評価に直接関わりがあるとは私は思いません。それは部会長の御判断ですけれども、こういう問題があって、メディアにたたかれて、それに対して、こういう措置をしたというのは我々理解していますよね。ですから、評価のときに、そのことが何も議論されていないのはまずいのではないかと私は思うのです。一応そのことも含めた上で評価しているということをいった方がいいのか悪いのか、そこはちょっとわかりませんけれども、無視するのもどうかと思うのです。

  • 鳥居部会長

    高阪先生の意見は、何かメンションした方がいいということですか。

  • 高阪委員

    いや、わかりません。その辺はお任せします。

  • ダイク委員

    私は、コメントの中で香港の事件に触れましたけれども、それが起こったのは非常に残念です。ただ、これから倫理・道徳の対策やトレーニングがどのように行われるか、注目しなければならない。だから、私は入れた方がいいと思います。あれだけマスコミにたたかれて、我々、外部の委員会として触れないのはちょっとおかしいのではないかなという感じがするのです。

  • 高阪委員

    書いた方が、委員会として、一応責任の所在を明らかにしていると思うのです。

  • 鳥居部会長

    では、質問ですけれども、このレベル(評価結果に対するコメント)でそれをメンションするか、このレベル(資料5-1)でメンションするか。ダイクさんはこのレベル(資料5-1)でメンションしておられるのです。

  • 高阪委員

    そうですね。このレベル(資料5-1)のものはどうなるのですか。これは残るのですか。

  • 矢作通商政策課長補佐

    この部会の資料としては残ります。

  • 鳥居部会長

    こっち(資料5-1)は全く公表しない?

  • 矢作通商政策課長補佐

    この部会の資料として、このままの形で公表されます。

  • 長尾通商政策課長

    ベース資料につきましては、公開になります。したがって、この資料(資料5-1)もこのままの形で公開します。

  • 鳥居部会長

    情報公開法で求められたならば、これ(資料5-1)をこのまま公開する?

  • 矢作通商政策課長補佐

    固有名詞とか個別に問題がある部分だけ墨塗りで、基本的にはこのまま公開いたします。それ以外に、特段取り決めなければ、この部会の資料として、通常は公開となります。

  • 鳥居部会長

    ですから、これ(資料5-1)も公開されます。

  • 柴田委員

    コンプライアンスのところに、そういうことが起きたということでお書きになっているわけですから、そういうことでよろしいのではないですか。A、Bのところ、大項目のところにわざわざお書きになる必要はないので、個別項目の評価のところに、こういう不祥事があったので、こういうことは気をつけろと書いてあればよろしいのではないかと思うのです。

  • 高阪委員

    どこかに書いてあった方がいいと思うのですね。

  • 鳥居部会長

    わかりました。では、そういう扱いにさせていただきます。

  • 木下委員

    私は、「全体評価」の中で、立ち上がり時に不祥事に見舞われたけれども、順調なスタートを切ったと書きました。頭に書く必要はないと思いますけれども、我々は、そういう問題へのジェトロの取り組み、あるいは役所の取り組みは適切であったとみているので、それを無視しているのではないということは示しておいた方がいいと思います。

  • 鳥居部会長

    今のご意見は、このレベル(評価結果に対するコメント)で書きましょうということですか。

  • 木下委員

    いや、このレベル(評価結果に対するコメント)では入れないけれども、こちら(資料5-1)には入れておくということです。

  • 鳥居部会長

    では、そういうことにさせていただきます。

    それでは、一通り御審議いただきまして、結論が出ましたので、この後、ジェトロに入ってもらって、結果をお話しするということですね。

    なお、この資料(評価結果に対するコメント(案))の「○○○」は、Aであれば、これの2ページ目に書いてあるAの文言を書き込むという意味です。

  • 高阪委員

    部会長、Aの(1)とAの(2)はどうですか。

  • 鳥居部会長

    これは全部書いてしまうのですよ。

    [ジェトロ関係者入室]

  • 鳥居部会長

    それでは、ジェトロの皆さんがお入りになりましたので、この評価の結果について御報告申し上げます。

    「業務運営の効率化に関する事項」の評価をAとさせていただきました。

    「国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する事項」の評価をAとさせていただきました。

    「財務内容の改善に関する事項」の評価をBとさせていただきました。

    「その他業務運営に関する重要事項」の評価をAとさせていただきました。

    「全体評価」をAとさせていただきました。

    以上が我々の評価の結果でございます。よろしくお願いいたします。

    それでは、渡辺理事長から一言お願いいたします。

  • 渡辺理事長

    ただいま委員長から今回の評価の結果をお示しいただきまして、謹んで拝受いたしたいと思います。

    委員の先生方、膨大な資料で大変御迷惑をおかけしたと思います。心からおわび申し上げたいと思います。

    御指摘いただいた幾つかの点につきまして、先ほども申し上げましたけれども、我々、引き続き、全力を挙げて対応してまいりたいと思います。御礼を申し上げますとともに、私ども、改めて強い決意で対処したいと思いますので、引き続き、よろしくお願いしたいと思います。

  • 鳥居部会長

    ありがとうございました。

    実際に評価をさせていただきまして、評価の仕組み自体、少しやりにくい、直したいというところもございますが、我々だけで直すわけにいきませんので、全体の独立行政法人評価委員会でまた御審議いただきたいと思っております。

    今日、委員の皆様からいただきましたその種の御意見は全部、7月7日に私が代表でもっていって、議論したいと思っております。

    本日は、どうもありがとうございました。

    それでは、最後に、今後のスケジュールについて、長尾課長から御説明をお願いいたします。

  • 長尾通商政策課長

    それでは、今後のスケジュールについて御連絡いたします。

    本日御審議いただきましたマネジメントの状況、平成15年度業務の実績に関する評価結果、先ほどのコメント(案)を整理したものにつきましては、7月7日に全体の評価委員会がございますので、そこで御報告させていただきます。その後の評価結果につきましては、総務省に設置されております政策評価・独立行政法人評価委員会に通知するという形になります。

    今回の作業一連のものはこれで終わりになりますけれども、次回以降の日程につきましては、トピックが出てきましたところでまた御連絡を差し上げたいと思っております。今のところは未定でございますが、一定の期間を置いて事前に御連絡申し上げますので、よろしくお願いいたします。

  • 鳥居部会長

    どうもありがとうございました。

    それでは、以上をもちまして、第5回の独立行政法人評価委員会ジェトロ部会を閉会させていただきます。ありがとうございました。本当に御苦労さまでございました。

(問い合わせ先)
通商政策局通商政策課
TEL:03-3501-1654
FAX:03-3501-2081

▲ 審議会全体トップ
最終更新日:2004.12.13
経済産業省 〒100-8901 東京都千代田区霞が関1-3-1 代表電話 03-3501-1511
Copyright Ministry of Economy, Trade and Industry. All Rights Reserved.