経済産業省
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カーボンフットプリント制度の実用化・普及推進研究会(第4回)、CO2排出量の算定・表示・評価に関するルール検討会(第5回)合同会合-議事要旨

日時:平成21年2月9日(月)16:00~18:15
場所:経済産業省本館地下2階講堂

出席者

稲葉座長、井上委員(武内様代理)、上山委員、大沢委員、大野委員、岡田委員、岡本委員、荻生委員、川上委員、河崎委員、久保委員、鍬間委員、小杦委員、小松委員、小山委員、齋藤委員、坂田委員、篠崎委員、鈴木委員、須田委員、芹澤委員、高田委員、辰巳委員、田原委員(本下様代理)、西委員(大澤様代理)、西尾委員、蜂須賀委員、早崎委員、藤岡委員、藤森委員、三谷委員、百瀬委員、山本委員

(本人出席30名、代理出席3名、欠席1名)

議題

  1. エコプロダクツ2008参加報告及びアンケート結果について
  2. 研究会参加企業による市場調査の結果について
  3. カーボンフットプリント制度の今後の進め方について
  4. 「カーボンフットプリント制度の在り方(指針)」について
  5. 「カーボンフットプリント制度商品種別算定基準(PCR)策定基準」について
  6. カーボンフットプリント制度に係る国際標準化動向及び「カーボンフットプリント制度の在り方(指針)」のJIS/TS化について
  7. 農林水産省「農林水産分野における省CO2効果の表示の指針」の中間とりまとめについて

議事概要

エコプロダクツ2008参加報告及びアンケート結果について

  • 研究会によるエコプロダクツ2008参加報告として、カーボンフットプリント試行品の展示、カーボンフットプリント・統一マーク表彰式、カーボンフットプリントセミナーなどが紹介された。
  • 展示ブースにおける来場者アンケート結果について、一般消費者を対象としたWebモニターアンケートの比較分析とあわせて報告された。

研究会参加企業による市場調査の結果について

  • イオンリテール株式会社(上山委員)より1月に実施した自主的な市場調査の実績報告が行われた。
  • 上山委員からは、店頭インタビュー調査の結果から、「数字の絶対値だけではわかりづらく伝わりにくい。比較できる基準などが必要ではないか」「マークは約4割が『親しみにくい』と回答しているが、これも意味がわかりにくいことが一因ではないか」などのコメントがあった。
  • このほか、同様に自主的な市場調査を計画しているサッポロビール株式会社(蜂須賀委員)、カルビー株式会社(藤岡委員)、株式会社丸井グループ(岡本委員)より取組状況・実施計画について説明が行われた。
  • サッポロビールは、ビールを2月中旬~下旬にかけて北海道地区にて限定販売した後、3月中旬頃に北海道在住の20代~50代の男女社会人を対象としたWeb調査を実施する予定。
  • カルビーは、ポテトチップを3月に首都圏の西友店舗にて1週間程度の限定販売を行い、商品にアンケートハガキを貼り付け、購入者からの回答を集める予定。
  • 丸井グループは、ビジネスシャツを2月中旬から自社店舗など28店舗で1000着限定販売を行い、購入者アンケートを行う予定。また、算定したCO2排出量を相殺するカーボンオフセット付き商品として販売する。
  • また、事務局よりコープネット事業連合会による自主的な市場調査の報告が行われた。

カーボンフットプリント制度の今後の進め方について

  • 平成20年度事業で行う試行PCR策定自主WG支援事業は、企業・業界の自主的なPCR原案の策定作業を一部サポートするもので、来年度の試行事業における正式な試行PCR策定作業に当たっては改めて手続きが必要。
  • PCR原案の検証のうち、中間材に対する検証方法については今後の検討課題。例えば、独立した商品としてカーボンフットプリントを取得した場合、その中間材を用いた最終商品のPCRとの関係等を整理する必要がある。
  • 原単位データベースについては、2008年度内に第1版の公開を目指して準備中。公開後も引き続き整備を行っていく予定。

委員からの意見

  • 検証方法によっては、カーボンフットプリントの算定のために詳細な情報開示を求められることで、サプライヤーが原価情報に繋がる情報を開示させられるケースも考えられることを留意いただきたい。
  • JIS/TS化については紙や樹脂も対象となるのか。
  • 平成21年度事業では、消費者に対する普及・啓発の取組をしっかりとやっていただきたい。

事務局回答

  • 検証方法の具体的手法については、今後、検討をはかり、しかるべき段階で説明する。
  • JIS/TS化について紙なども対象となり得る。
  • 平成21年度には、後述するフォーラムの設立構想など民間ベースの動きとも連携しつつ、消費者に対する説明にも取り組んで行く。

「カーボンフットプリント制度の在り方(指針)」について

  • 指針案に対するパブリックコメントの意見への対応説明が行われ、語句の修正等を残して最終とりまとめを行った。
  • 確定後、経済産業省のホームページにて公表される旨、確認された。

「カーボンフットプリント制度商品種別算定基準(PCR)策定基準」(案)について

  • 基準案に対するパブリックコメントの意見への対応説明が行われ、語句の修正等を残して最終とりまとめを行った。
  • 確定後、経済産業省のホームページにて公表される旨、確認された。

稲葉委員長

  • この策定基準について、次年度の試行事業を通して必要に応じて改訂する等、今後も随時見直し・改善を行うことが重要。

カーボンフットプリント制度に係る国際標準化動向及び「カーボンフットプリント制度の在り方(指針)」のJIS/TS化について

  • ISOの会合において、「カーボンフットプリント制度の在り方(指針)」をJIS/TS化して英訳したものを配布し、日本の取組や考え方を主張していることが報告された。また、今後はPCR策定基準などのルールを順次追加してJIS化を進めていく方針が示された。

農林水産省「農林水産分野における省CO2効果の表示の指針」の中間とりまとめについて

  • 農林水産省より、検討中の「農林水産分野における省CO2効果の表示の指針」について、中間とりまとめの報告がされた。
  • 本指針案では、カーボンフットプリント以外にも幾つかの省CO2効果の表示方法が示されているが、自主的な取組に対するガイダンスという位置づけ。現時点で制度化は検討していない。
  • 用語の使い方等についても、他制度との整合性を図るべきという意見があった。
  • 本指針案では、カーボンフットプリント制度との整合性に配慮しつつ、その要求レベルが高すぎて参加が難しいケースにも取組める方法を取り上げている。

その他

  • 社団法人産業環境管理協会から、民間主導によるカーボンフットプリント制度の普及啓発等を行う組織として、カーボンフットプリント・フォーラム(仮称)を設立する構想の説明が行われた。
  • 事務局から、海外動向についての説明が行われた。これに関連して、中国に関する情報は英国・カーボントラスト社のホームページ情報にもとづくもので、中国からの情報発信ではないこと、フランスでは法制化・義務化について検討中であること、フランス・ADEMEが統計値を元にしたデータ提供を行っていること、乳製品についてはデンマークで構築されたデータベースが研究者間で利用されて広まりつつあること、が確認された。

以上

 
 
最終更新日:2009年4月17日
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