経済産業省
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CO排出量の算定・表示・評価に関するルール検討会(第3回)-議事要旨

日時:平成20年9月26日(金)10:00~11:30
場所:経済産業省本館地下2階講堂

出席者

稲葉座長、齋藤委員、須田委員、辰巳委員、田原委員、西尾委員、増井委員

議題

  1. 中間とりまとめ-「カーボンフットプリント制度のあり方(指針)」(案)について-
  2. 今後のスケジュール(案)について
  3. エコリーフにおける商品種別算定基準(PCR)の策定ルールについて

議事概要

  • 議題1および議題2につき経済産業省より、議題3につき須田委員より説明が行われた。
  • 議題1につき審議が行われた。「指針(案)」については、パブリック・コメントにむけて、本日の意見を受けた事務局修正を行った後、座長預かりとした。

自然由来の温室効果ガス

  • 水田や家畜から発生するメタンなどは重要であるが、現段階ではデータの蓄積が不十分であり、十分に定量評価することが難しい。今回の指針(案)では、自然由来の温室効果ガスについての取り扱いを「引き続き検討を行う」というトーンに変えてはどうか。
  • 例えば水田由来のメタンを考慮しておにぎりのCO2排出量を算定すると、ライフサイクル全体の約半分を占めることになる。これでは事業者が削減努力をしても、消費者に伝わりにくくなるという課題もある。
  • 今回のエコプロダクツ2008への出展にむけた取り組みを通して試行的に算定し、その結果をみて、踏み込んだ書き方ができるか改めて検討してはどうか。

一部プロセスを除いた表示

  • カーボンフットプリントの特長はライフサイクル全体のCO2排出量を見える化することにあるが、例外的に、流通・販売段階や使用・維持段階などシナリオ設定に依存するような一部プロセスを除外した算定・表示を認めてはどうか。たとえば、携帯電話など新たな機能・使い方が次々に生み出されるような商品では、あらかじめ使用条件を予測してCO2排出量を算定することに、どれだけの意味があるのか不透明であり、使用段階を除いた表示があっても良いのではないか。
  • シナリオ設定が難しい等の理由から一部プロセスを除いた算定・表示を行う場合には、PCRの中できちんと定めることが必要。さらに、それを消費者にわかるように説明することも求められる。例えば「この数値には使用段階の電力消費量は含まれておりません」等の説明を追加表示として記載することを求める、などのルールが考えられる。

マークとラベル

  • マークとラベルの用語を使い分ける。「マーク」とは現在公募しているデザイン・記号そのものを指し、「ラベル」とはマークにCO2排出量および追加情報表示といった文字情報を加えて貼付する情報全体を指すこととする。

小売業、消費者の取り組み

  • 今回のカーボンフットプリントの表示は、メーカーの削減努力を評価することができるものの、流通業者(物流・店舗)の削減努力が反映しづらい。例えば、カーボンフットプリントを表示した商品を積極的に取り扱うなど、流通業者が果たすべき役割をきちんと定めていくことも必要ではないか。
  • 消費者からの取り組みについても課題として明記して欲しい。例えば、店舗へ行くまでの交通手段の選択や、自動販売機、ネット・通信販売など「買い方」によってCO2排出量は代わってくる。こうしたことを意識して消費者が行動を起こしてもらいたい。

PCR

  • 今回の指針では、PCRに詳細を委ねている部分が少なくない。PCRの作り方を規定する必要がある。
  • 同じPCRで算定した商品であれば、カーボンフットプリントの数値を比較できることを明記して欲しい。また、異なるPCRの商品であれば、単純に比較はできないということを消費者に向けて説明していく必要がある。

以上

 
 
最終更新日:2008年11月20日
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