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2050研究会(第4回)-議事要旨

議事概要

本研究会のテーマとして掲げる「CO2削減」、「より快適なライフスタイル」、「我が国の産業競争力強化」を同時実現するためには、今後の社会にふさわしい新たな「価値観」の創出と、それに基づいた社会システムやビジネスモデルを世界に提示していくことが必要となる。今回の研究会では、複雑系社会における新しい価値観の構築方法、モバイル等の通信ネットワーク技術が実現する新しいビジネスモデルの可能性について議論を行った。主な意見は以下のとおり。

企業は単独ではなく、消費者や社会との関係性の中で新たな価値を創出すべき

  • 日本人は設定された目標に向かって取り組むことには強く、既存の問題の改良改善は最も得意とするところ。反面、新しいコンセプトのビジネスや製品の創出は苦手。
  • 特に、価値観が多様化した今日において、もはや高性能な商品が消費者にとって価値があるとは限らず、メーカーが一方的に製造・販売するモデルでは価値を生み出しにくい。
  • 今後、我が国企業の競争力向上のためには、消費者などの関係者や社会・環境との相互作用の中で、全体として新たな価値を創出するモデルの構築が重要。
  • このように、新たな問題に取組む場合には、決められた問題を合理的に解く人材や組織だけでは不足。例えば、働き蟻の2割は普段はまともに働かないが、環境の変化などの有事には、8割の真面目な働き蟻よりも新たな餌を早く発見する。このような生物の組織構成等もヒントにして柔軟・適応的な人材・組織づくりを行うことが重要。

カメラやセンサーの大規模ネットワークが新たなサービスを生み出す

  • 我が国にはモバイル通信用の基地局が稠密に配置されていることから、基地局にカメラやセンサーを設置すれば、街中のリアルタイムな映像や情報を得ることが可能。
  • 例えば、カメラを利用して道路周辺の情報をリアルタイムに把握する事で、より正確な交通渋滞予測や、きめこまかな観光ナビゲーションサービスを実現できる。
  • また、気象状況や大気汚染、CO2等の環境センサーにより、地域の状況をリアルタイムに反映した気象予測や環境対策が可能となる。

今後の予定

第5回は1月下旬に開催予定。

以上

 
 
最終更新日:2009年4月6日
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