経済産業省
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産業構造審議会産業技術分科会基本問題小委員会(第4回)‐議事要旨

日時:平成21年2月18日(水)15時~17時
場所:経済産業省別館3階第4特別会議室

出席者

木村小委員会長、飯塚委員、伊藤委員、宇佐美委員、岸委員、鴇田委員、中村(道)委員、夏梅委員、橋本委員、春山委員、丸山委員、渡邉委員

議題

  1. 産業技術政策に関する今後の検討(審議)
    • 研究開発小委員会における検討状況
    • 産学連携推進小委員会における検討状況
    • 基本問題小委員会におけるこれまでの論点(中間整理)
  2. その他

議事概要

資料4に基づき事務局より、研究開発小委員会及び産学連携推進小委員会における検討状況について報告。資料5に基づき事務局より、これまでの基本問題小委員会における論点を説明。委員の発言の概要は以下の通り。

出口を見据えた研究開発

イノベーション政策の仕組

  • 人口の少ない日本が全ての領域で研究開発を進めることは不可能であり、テーマを絞り込む仕組みが必要。
  • 一つの資本で動く企業内でも基礎研究から事業化開発へのバトンタッチは難しく、多様なステークホルダーがいる国レベルでバトンタッチを行うにはプロジェクトマネージャ等の仕組みを整備すべき。
  • コンテスト型事業では、ビジネスプランナーやマネジャー等の推進者の顔が見える形で資金を付けるべき。
  • ベンチャー育成には、税制改革や新しいタイプのベンチャークラスター等、新たな支援の枠組みも必要。
  • 社会システム変革に向けて、民間は競争領域でビジネスを考えるとともに、先の社会的大義を見据えて協調すべき。一方、国においても出口に向けたインフラ整備や規制緩和等に総合的に対応できる横割の組織や人材が必要であり、総科だけでは弱い。
  • 各省同じテーマをそれぞれ議論しており、連携が必要。

サービス領域の強化

  • 出口のサービスまで技術戦略の視野に入れているのは重要。
  • 要素技術の上位にあるサービスの領域について、産業構造変化のイメージが必要。
  • サービス分野をいかに強化するのか、国全体の産業政策と合わせて検討すべき。
  • なぜ付加価値の高いサービス・システムの領域で弱いのか、分析を深めるべき。
  • 富裕層に対する高付加価値なサービスの一つとして「安全・安心」が重要。
  • DNAシーケンサは日本の強い技術だが、疾病予知サービスは海外の企業が始めており、日本人はこのようなサービスを構想する力が足りない。日本は始める前のハードルでとん挫することが多く、海外のようにまずはサービスを始めてから課題を検討する姿勢が必要。
  • 水ビジネスでも膜やキットは強いが、都市計画のなかでシステムとしてサービスを立ち上げるところが弱い。

グローバルな拠点、人材等

  • ナノテク分野は欧米が力を入れ始めている。ナノエレ拠点等、日本の強みをどこに置くのか検討すべき。
  • 創薬の研究開発拠点を日本に作るべき。疾病予防や治療サービスの前に創薬が重要で、領域の重要度のウェイト付けが必要。
  • 医薬品分野はコストメリット(大量生産)を追及する領域とイノベーティブな領域があり、日本は後者を目指すべきだが、イノベーションは情報が交錯する場所で起こるもの。世界の人材を惹きつける拠点を作るべき。
  • 世界でビジネスを作るには、民族の文化まで知ったグローバルに通じるジェネラリストが必要。
  • グローバルに通じる人材育成だけでなく、世界の人材を教育して日本に植えつける視点も必要。

イノベーション人材の流動性

  • 出口を見据えた基礎科学技術もあり、基礎科学技術分野とイノベーション分野の表現では誤解を生む。基礎科学分野に偏在している優秀な研究者をいかに出口に近い基礎科学技術分野に持ってくるかが課題。
  • 交付金の減少によりパーマネントのポストが減って、優秀な若手研究者にしわ寄せがきている。
  • 新しい人材が入ってこられるように、研究機関内の人材モビリティを高めるべき。

以上
文責:事務局

 
 
最終更新日:2009年2月27日
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