経済産業省
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二酸化炭素回収・貯留研究会長期的な安全性確保検討ワーキンググループ(第3回)-議事要旨

日時:平成20年12月26日(金)13時00分~15時00分
場所:経済産業省別館5階509共用会議室

出席者

佐藤座長、北村委員、熊谷委員、島本委員、薛委員、當舎委員、福島委員、村井委員(安全基準WG)、藤井様(石油資源開発株式会社常務)

経済産業省内関係課室及び環境省

議題

  1. 「CCS実施に際して、坑井掘削工事に係る安全確保について」(石油資源開発株式会社藤井常務プレゼンテーション)
  2. 「帯水層貯留におけるCO2挙動モニタリング現状と課題」(薛委員プレゼンテーション)

議事概要

CCS実施に際して、坑井掘削工事に係る安全性確保について

資料1に基づき、藤井様より説明があった。質疑における意見は、以下のとおり。

  • モニタリング用にケーシングコンベートの計器を付ける場合、セメンチングにはマイナス要因となるが、重大な悪影響を及ぼすことはない。
  • 天然ガス井の場合、異常時に瞬時に坑井を密閉可能なセイフティーバルブが地上の採収設備に取り付けされるのが通例。坑内セイフティーバルブの設置については、米国環境保護庁から新規規制ガイドラインの中で提案されており、取り付け義務化の是非について米国内で論議を呼んでいる。
  • 石油開発では、大深度の坑井セメンチングに際して、地層強度や固化時間調整等の問題などの理由によりフルホールセメンチングが実施されることは稀である。
  • 水平坑井のセメンチングは非常に難しく、圧力を機械的に遮断する機器を併用する検討が必要である。
  • セメンチング計画について、世界標準といったものはなく、個々の坑井条件、ニーズに最適なデザインをセメンチング会社との協議を通じて選択、決定されている。
  • セメンチング作業後の評価については、一律なガイドラインの制定は困難で、個々の坑井状況、セメント性状等から総合的に評価、判断すべき。
  • CCS目的の坑井であっても、坑井掘削に際しては最低限の暴噴対策が必要。
  • 長期間湿潤なCO2に晒される可能性が高いケーシングについては、耐腐食性材料を使うべき。

帯水層貯留におけるCO2挙動モニタリング現状と課題

資料2に基づき、薛委員より説明があった。質疑における意見は、以下のとおり。

  • 漏洩は、キャップロックからの漏出のみで判断するのではなく、生物圏まで到達した場合、と考えるべきである。
  • モニタリング方法については、いくつかの手法を組み合わせて実施することが望ましい。
  • 早期に漏洩を検出するためには、フリーのCO2の移動を捕らえる必要があり、水平のスライス断面で評価する手法が有効である。
  • キャップロックの上部にて圧力、温度等を測定するための計器を坑井に設置することが健全性を確認する方法の一つである。

以上

 
 
最終更新日:2009年1月28日
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