経済産業省
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農商工連携研究会(平成20年度第4回)-議事要旨

日時:平成21年3月10日(火)16:00から18:00
場所:経済産業省本館17階第1特別会議室

議事

  1. 委員等からのプレゼンテーション
    • 高島委員……「Oisixの取り組み紹介」
    • 尾崎委員……「変わろう・変えよう・産業と暮らし」~「高知県産業振興計画」最終取りまとめの概要・ポイント~
  2. 意見交換

出席者

門間座長、飯野委員、上杉委員、尾崎委員、木内委員、小林委員、紺野委員、高島委員、恵本(株)イトーヨーカ堂シニアマーチャンダイザー(竹田委員代理)、皆川委員、山本委員

議事概要

高島委員、尾崎委員から資料に沿って説明した後、意見交換を実施。

各委員からの主な発言概要は以下のとおり。

高島委員の説明関係

  • インターネット上での食品販売に取り組まれているが、現物を見なくても抵抗感無く食品を購入できる顧客は多い。
  • 取扱商品は2,400品目あるとのことであるが、その内訳は野菜・果物で200、日配品が200、肉が50といったところで、その他は冷食等である。一般的なスーパーでは6,000品目はあるので、当社の品揃えは少ない方であるが、品揃えよりも消費者から評価されるおいしいものを増やしたい。強いアイテムがあると売り場が活性化する。
  • 農家との取引価格については、小ロットのものに関しては農家に自由に言ってもらい、それをもとに値決めする。目玉商品となるものに関しては、農家と一緒に量と価格を相談する。量販店の販売価格は参考にしない。味によって価格が違うことを消費者に説明することは難しい。
  • 客の利用頻度については、100万人がアクセスして6万人が買うが、6万人中一見さんが2万人程度。4万人は月間2.2~2.5回である。また、客単価は1回あたり5,000~5,500円程度で、そのうち青果は30~40%である。
  • 年間スケジュールについては、産地や農業生産者としっかりと販売計画をたてなければいけない。当社の売上げも不安定であり難しいが、予測してやっている。生産者からは、収入が予想できるのはありがたいと言われる。
  • 食質監査委員会では遺伝子組み換え等の原材料のチェックを行っている。契約したものと現物が同じものであるかをチェックする。
  • 安全性や品質についての評価指標(新評価指標)の策定を提案しているが、Oisixでは食質監査委員会とは別にやった方がいいと考えている。科学的な指標と統計的な指標の組み合わせでやるべきと考えている。
  • 加工による付加価値について、Oisixブランド力が強ければアグレッシブにやっていきたいが、農業からは遠い異業種と連携してライフスタイルを提案するなど加工食品の価値を上げている。
  • インターネットの中での商品は、オーディション会場のようなもの。例えばOisixで1番、2番になった商品は、その後、他のルートへの販売に広がっていく。「農家・オブ・ザ・イヤー」というような小な賞であっても、生産者にとって強い励みになっている。何か事例が1個あれば、勝手に頑張り出す人が大量に出てくると考えており、まずはそういう事例を1個つくりたいというイメージを持 っている。
  • 地域の商品についてオフェンスとディフェンスの両方が強いと流通業者としてはやりやすい。ディフェンスが弱いというのは売る側としては大変で、コストもかかるので、しっかりと固めておいていただきたい。オフェンス部分も売りたい気持ちはわかるが、買いたい気持ちになるような商品開発をやるべき。隣の県にある似たような商品と比べてどこがいいのか、何が違うのかを意識してやっていくと、いい商品がどんどん出てくる。

尾崎委員の説明関係

  • 衛生管理の人材について、食品企業などの製造現場で実際に携わってきた者を農商工連携で活用することは非常に重要だと考えている。
  • 農商工連携の中で、衛生管理について食品企業のOB等を起用するようなことに取り組んだらいいのではないか。
  • OBの方々の力というのをうまく使っていきたい。特に技術の伝承という観点でやってきた施策があるが、農商工連携という枠組みが大きく広がっていく中で、人材の支援についても取り組んでいきたい。
    また、商品の魅力をコーディネートできるような人材を紹介する事業をかつてやってきたが、今後農商工連携の世界でもやっていきたい。
    まだまだ農商工連携の各分野に知見が足りないので、農業、林業、漁業の関係者の方々と話をする中でニーズを見つけ出していきたい。
  • 首都圏の生協と、県の提携について、高知県では、地産外商に取り組むことにしている。高知県東京事務所のほうで一定のセールスもやり始めているが、アンテナショップを東京セールスの拠点とし、生協と連携しながら首都圏の販売を広げていきたいと考えている。
  • 加工のための生産ということを意識しないといけないが、商品が売れだすと生産が追いつかなくなるので、県内他産地からも集めてくる必要があり、そういう産業連携を拡大していくことは重要である。そのためには施設が必要となるが、一定程度支援していくことは必要であると思っている。
  • 生産、流通、販売というそれぞれの段階をそれぞれ見据えた形での財政的支援措置があるとありがたい。
    また、営業をみずから仕掛けていくということがなかなか生産地はできないので、マーケットの情報を知っている人にアドバイスをしてもらうということはありがたいと思う。そういう意味において人材バンク的なものがあるとよい。

以上

 
 
最終更新日:2009年4月3日
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