経済産業省
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低炭素社会におけるガス事業のあり方に関する研究会(第1回)-議事要旨

日時:平成21年4月6日(月) 13:30~15:45
場所:経済産業省別館10階1014会議室

出席者

出席:
柏木座長、石井委員、小山委員、崎田委員、佐々木委員、嶋津委員、高橋委員、中嶌委員、野口委員、樋口委員、前田委員、村上委員
(プレゼンテーター) (独)石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)石井首席エコノミスト
欠席:
中上委員、永田委員、松橋委員、山内委員
(事務局) 西山電力・ガス事業部長、後藤電力・ガス事業部政策課長、畠山ガス市場整備課長、安永ガス安全課長、石崎政策企画室長、殿木電力・ガス事業部政策課長補佐、宮崎ガス市場整備課長補佐

議題

  1. 「低炭素社会におけるガス事業のあり方に関する研究会」の設置について
  2. 我が国のエネルギー・環境政策をめぐる最近の動向
  3. 今後の検討課題について(案)
  4. 委員等からのプレゼンテーション
  5. フリーディスカッション
  6. その他

議事概要

総論

  • 電力、ガス、熱供給は既にインフラが整っている部分があり、エネルギーシステムは簡単には変えることはできない。これらをいかに上手く使っていくかも重要。
  • 「グランドデザインはどうあるべきか」や2050年の長期ビジョンについてこの場で議論し、2020年問題についてバックキャストしながら多角的に検討し、あるべき方向性を明確にしたい。
  • エネルギー政策はすべての有効なオプションの最適活用を図るべき。
  • 家庭、業務、産業、運輸の各部門で低炭素社会に貢献する次世代ガスエネルギーシステムのあり方について検討を進める必要がある。
  • 2050年に至る2010年、2020年、2030年の低炭素社会に向けた道筋の具体化、すなわち将来を見据えたガス事業者のとるべき行動、エネルギー政策・施策のあり方について検討する必要がある。
  • バランスのとれたエネルギー政策が重要。太陽光をはじめとする非化石エネルギーの導入・促進とともに、現在大量に使用されている化石エネルギー、すなわち石炭・石油・天然ガスの利用高度化に向けて技術革新を含めた普及政策が強力に推進される必要がある。
  • 既存のエネルギー政策との整合性が重要。
  • 低炭素社会実現に向けて、社会の生産性という議論をきちんとしておくことが重要。
  • 我が国は資源小国であり、低炭素化を進めるという前提においては、エネルギーセキュリティを確保していくということを念頭に置いて議論する必要がある。
  • 環境税を含めた大きな政策誘導が不可欠ではないか。
  • 燃料電池等に代表される省エネ技術については海外にも展開することが可能で、国際的なCO2削減にも貢献できるのではないか。
  • 価値観が多様であるシナリオを作成することが重要。
  • 我が国の中長期の技術、シナリオ、セキュリティ、資源開発を考えなければならない。そのためにはインフラをどうするかが重要。
  • 消費者、建築、住宅、暮らしとエネルギー、都市ガスのあり方が重要であり、これは広報や教育、消費者の嗜好をきちんと把握し、都市ガスのメリットをきちんと明確に言えるようにしなければならない。

インフラ整備

  • 天然ガスの利用高度化のためにはガスインフラ整備が重要。パイプライン輸送の充実により、タンクローリー輸送等にかかる運輸面でのCO2削減効果も見込まれる。そうした視点で、CO2削減効果も検証してほしい。
  • 将来的にも天然ガスパイプラインは、新しいエネルギー源としての水素や、大量に回収されたCO2の輸送にも転用する可能性もある。
  • パイプラインが市町村を跨ぐことの問題など、具体的な課題についても議論の対象とできれば、地域産業の振興のためのガス利用として需要が高まるのではないか。
  • メタンハイドレートは大きなポテンシャルをもった国産エネルギーで非常に可能性のあるものなので、その意味で将来に向けて天然ガス利用インフラの拡充は重要。

市民の理解・広報

  • エネルギー分野は市民の理解が重要であり、教育や広報など市民とのコミュニケーションを徹底してほしい。特に安定供給とCO2削減の徹底は重要。
  • 市民の理解が必要との指摘は重要。本研究会において、どのようにとりまとめを行い、一般の方々に理解を求めていくのかについては相当大変である。天然ガスはCO2削減効果があることを言う際に、燃やすレベルで比較することも重要であるが、ライフサイクルアセスメントで説明すべき。

エネルギーの面的(エリア)利用、ベストミックス、需要サイド

  • 市民の住宅だけではなく、今後は地域や町などに視野を広げて、コージェネなどでエネルギーの面的利用を徹底していくことが重要。
  • 企業や工場がその枠内でエネルギーを考える時代から、場合によっては作った電気を売ることや、地域へエネルギーを供給するなど、エリアでものを考える時代に変わってきているのではないか。
  • 工業団地といった単位で、熱や蒸気などセットで考えて天然ガスを活用するという観点もある。
  • 天然ガスを利用した分散型コージェネや燃料電池を用いた方法とでベストミックスを見出していくことは重要。
  • エネルギー供給ネットワークを需要側、ローカルの視点から見直すことが重要。分散型の再生可能エネルギーをできる限り使って、残りの部分と上手く組み合わせて、ネットワーク内におけるベストミックスを考えていくべき。
  • 面的展開、分散型のメリット、新エネをどう取り込むかは、低炭素社会、セキュリティの面から極めて重要。
  • 人口減少によりインフラが余ることを想定したベストミックスを考えることが必要ではないか。
  • 住宅について、これからは設備や建物の躯体も含めた総合的な対策が非常に重要になってくる。
  • 天然ガスは供給面においても輸送ロスがない高効率なエネルギーであるため、需要家サイドでより一層の高効率利用を図っていく必要がある。
  • 民生用需要の省エネは喫緊の課題であり、本研究会でも目配りしてほしい。
  • 家庭用の重要技術である太陽光と燃料電池とヒートポンプは補完関係にあり、3つの大きな技術のベストミックスを考えてほしい。

新エネルギー

  • バイオガスの将来の総合的な活用ビジョンを立てて、バイオガスのきちんとした位置づけを検討していくことが必要。

以上

 
 
最終更新日:2009年4月10日
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