経済産業省
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今後の繊維・ファッション産業のあり方に関する研究会ファッション政策の検討ワーキンググループ(第2回)-議事要旨

日時:平成22年1月13日(水)13:00~15:00
場所:経済産業省別館11階1111号会議室

出席者

阿部委員、兼巻委員、桑原委員、佐竹委員、高(「高」はハシゴ高。以降同様。)倉委員、高橋委員、高橋委員、田口委員、冨高委員、中村委員、原委員、藤川委員、南谷委員、山崎委員、山室委員(五十音順)

議題

  1. 兼巻氏(JFW-JCデザイナー活用プログラムコーディネーター)からの参考意見
  2. 高倉氏(デザイナー)からの参考意見
  3. JFW、JCについて
  4. その他

議事概要

兼巻氏からの参考意見

デザイナー活用プログラム

  • デザイナーは産地の人となかなか会うことができない。
  • 産地にとっては、デザイナーによって製品になるとどうなるのか、デザイナーがどう考えているのか明確になってよいとの意見がある。
  • メーカー側にも、連携で開発した服を二次活用出来るなどといったメリットがある。
  • 中外国島とHEATHはこのプログラムで出会ったことがきっかけで、HEATHは日本素材に興味を持ち、その後JFWで発表した作品のうち約9割を中外国島の生地を使用したという例もある。

尾州デザイナーツアー

  • メーカーが技術力に基づいて売り込みたい素材とデザイナーが使いたいと思う素材が違う。感性がずれている。
  • 産地は技術を持っている。外からの情報を取り入れ、もっとステップアップを目指すべき。
  • アパレルから独立したデザイナーは取引先を知っているが、新人や海外から戻ってきたデザイナーは知らない。コーディネーターが人をつなぐ事が必要。
  • 国内市場至上主義から脱却すべき。
  • 変化に対応して姿を変えることが必要。
  • ショーだけがすべてではない。目的がはっきりすれば、方法論はいくらでもある。

高倉氏からの参考意見

  • 意欲を持って働く人に金銭的な支援をする窓口が必要。
  • デザイナーが壁にぶつかるのは資金繰り。借りるにも信用力がなく、融資が下りないため、やりたいことが制限される。やりたいことをできるような支援を。
  • 東京コレクションと東京のマーケットはパリにコンプレックスをもっているが、外に行くほど東京が一番いいと感じる。東京は最大の消費地であり、街もマーケットも成熟している。東京で売るために東京でコレクションをしている。東コレとマーケットを直結させることが必要。
  • JFWはビジネスのにおいがしないので、自分の回りでも参加していない。

JFW、JCについて

  • 以前のJCには尾州産地も出しており、その場でビジネスが出来ていた。現在は、参加費用が高く、ビジネスのにおいが感じられない。
  • JFWやJC自体に輝きやステータスがない。どのように再度輝きを持たせるのかを考えることが必要。必要ならば、お金がなくとも運営は行っていけるもの。それを考えられないのであれば、廃止してもよいのではないか。
  • 23年度以降のJFWのあり方について国としての考えを明確に打ち出すべき。
  • 協賛金を出すことのメリットが大切。検討の出口論は間違ってはいないが、支援を行うに当たっても、条件を設定することは大切。国が今後産業に対してどのように関わり、どのような支援の形があるのかを明確に打ち出すことが必要。
  • 川上~川下の中で、どこに支援していくのか。お金のにおいがするところに全てはシフトしていくもの。明確なリターンを実感できない発信拠点の整備は、支援していくポイントなのか。小売などを支援していくことが活性化の一つではないか。
  • 広告塔としてのデザイナーを育成していくことは大切だが、JFWとしてのステータスがあることが必要。賞を受賞したデザイナーを協賛企業が優先的に使える。など、もっと商業目線で考えても良いのではないか。支援があると言うことがデザイナーに対して甘い。支援がないことに直面することで初めて自分で行動できるのではないか。
  • 何かあるときに相談に乗ってくれるような支援窓口がJFWにあることも良いのではないか。
  • IFFは、年々参加企業数が減っていく展示会と比較しても、出展企業数は前年並みでよい参加数を獲得できている。JFW、JC、IFFを有機的に結びつけることで他国と違ったオリジナリティが出せるのでは。創・匠・商の確立させることが繊維産業の担い手になる。
  • 海外のコレクションを抜くことは無理。日本としての発信をしていくことが大切。東京コレクションに必要と思われる機能を付与して脱皮させるべきではないか。やる気のある人をいかに発展して育成していくかが大切。
  • NYタイムズで、日本のファッションはドメスティック過ぎるという記事を拝見した。間違ったコンセプトは1つもないと思うが、有機的に結びついていないのではないか。お金のにおいがしていないことは事実。ガールズコレクションは、イベントとしてのコンテンツが良かっただけのこと。BtoBの先の結果を見据えたとき、そこにお金のにおいがするかどうかが重要。
  • 論点の個々の目的があっても、財政基盤を見極めた上で議論すべき。
  • JFWに欲しいのは金融、コンサル、仕切り。金融では資金を借りる際の保証。仕切りは今のようなイベントをうまく運営する機能。コンサルはヨーロッパで腕試しをしたくなったときに、行くにあたっての事前情報など。JFWを通すことで、データベースなり、ネットワークを利用できるという風だといい。

その他

  • テキスタイルの面では染色・後加工は、日本の独自の技術があり評価が高いが、デザイナーが使いたいと思っている生地を技術者が作れなくなっている。
  • 川上~川下の連鎖が崩れている。日本の繊維産業の根本を考えることが大切ではないか。
  • 企業に対しては、国がデザイナーを保証するなど、大金ではなく「少ない資金でももしかしたらお金になるのではないか?」と思わせる魅力が必要。
  • 現在の低価格化を含め、産地がどのように考えていくか、どこの産地が残っていくのか、が見えない。テキスタイルデザイナーを育成することが必要。
  • 支援は金だけの話ではない。債務保証もそのひとつ。別の側面からの支援を考えられないか。大盤振る舞いまいだけでは限界がある。
  • 流通でどこが在庫を持つか。売れなければ何もできない。どこも在庫を持ちたがらない。在庫を持ったところが一番利益を上げるようなパッケージングができないか。

お問い合わせ先

経済産業省製造産業局繊維課
TEL:03-3501-0969
FAX:03-3501-0316

 
 
最終更新日:2010年1月20日
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