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グローバル産業金融研究会(第3回)‐議事要旨

日時:平成19年4月20日10時~12時
場所:経済産業省本館17階国際会議室

議事概要

我が国金融市場の環境整備について

  • 外国企業の日本市場への上場促進の観点からは、関連法制度や各証券取引所の上場規則、各種報告書等を英文で広く、迅速に公開することが必要ではないか。
  • 日本の機関投資家はパッシブ運用が中心であり、外国企業が日本市場に上場したとしても、個別銘柄は購入しないのではないか。この点については、TOPIX等のインデックスの中に外国個別銘柄を組み込むこと、機関投資家の運用基準を変更すること等で対応が可能となるかもしれない。
  • 外国企業が日本市場で上場するに当り、既に海外市場で上場している場合には海外各市場で認められている会計基準でも認められるケースもあるが、原則、日本基準への組み直しが求められる。
  • 海外企業が、海外母国市場と日本市場の重複上場となっているケースでは、母国市場に比べ日本市場の流動性は限定的。このため、機関投資家等は流動性の観点から海外市場で直接取引きすることが一般的。
  • 我が国においては、東南アジア諸国によるエクイティ性資金の調達は現在のところ見られないものの、今後は需要が出てくるであろう。

キャプティブについて

  • 企業のグローバル化の進展に伴い、企業が抱えるリスクが複雑化、巨大化してきている。そうした中、伝統的保険契約以外の代替的リスクファイナンス手段が注目されてきている。特に、モノの損壊以外にも、賠償責任や事業活動が中断した際の逸失利益等についてリスクファイナンス手当てを行いたいとする企業も増えてきており、キャプティブはその際に有効なビークルである。
  • 保険会社は、企業側が情報優位にある企業特有のリスク(賠償責任リスク等)や地震リスク等については、十分に保険引き受けができているとは言い難い。キャプティブは、こうした保険商品が提供されていないリスクを保険化することができる。

インドの金融環境について

  • インドでは、原株を直接海外市場に上場させることに関して制約が存在するため、そうした企業に対する日本市場での資金調達手段として有効に活用されるものと考えられる。
  • インフラ開発が積極的に進められているなど、インド企業の資金需要は旺盛である。

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最終更新日:2007年5月1日
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