経済産業省
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審議会・研究会

2005年日本国際博覧会に係る環境影響評価会
追跡調査助言検討会(第2回)  議事要旨

  1. 日時:平成15年4月8日(火)14:00~16:20

  2. 場所:経済産業省本館2階西8共用会議室

  3. 出席者:

    (委員)森嶌昭夫、阿部學、指宿堯嗣、芹沢俊介、武内和彦、松尾友矩、柳澤紀夫、山中芳夫、油井正昭
    (その他・オブザーバー)経済産業省、(財)2005年日本国際博覧会協会、愛知県

  4. 議題:

    1. 博覧会事業の進展状況について
    2. 「2005年日本国際博覧会に係る環境影響評価追跡調査(予測・評価)報告書(その1)」について
    3. その他
  5. 議事概要:
    1. 前回の評価会から今までの経過報告
      • 博覧会協会から、愛・地球博だより及びスライドにより、事業の進展状況について説明。
        (上記事項に関する意見等)
      • 沈砂池の底が抜けた事の報告をして欲しい。

      • 先般の大雨の後、沈砂池の配水管が破損し、こいの池へ濁水が流れ込んだ。早急に修復・対応した結果、現在では濁りは元に戻っている。 現在も月1回モニタリングしている。
      • いろいろな配慮努力は認識している。失敗は直ちにとんでもないという訳でもなく、同じことを繰り返さないということで、 こういう会議でも報告して欲しい。
    2. 「2005年日本国際博覧会に係る環境影響評価追跡調査(予測・評価)報告書(その1)」について
      • 博覧会協会から、追跡調査(予測・評価)報告書(その1)について説明。
      • 森島委員から、博覧会のアセス要領第22を基に、今回の手続き上の主旨を説明

      • (上記事項に関する意見交換)
      • 工事機械の排出係数は、環境配慮型機械のものを用いて設定したのか。また、今の計算方法で環境配慮型を加味した手法を取り入れる余地はあるか。
      • 現在は出典に記載している環境配慮型でないものも含めた機械を想定して、高い側(安全側)の値を計算している。 今後の工事実施時には環境配慮型機械の使用を工事業者に要請していくことで、影響の低減に努力していく。
      • どういう機械をどれくらい使って、配慮した結果がどの程度かが分かるか。
      • 月単位でどの機械をどれくらい使用したかの報告をまとめる予定である。
      • 1時間値の予測で環境基準を超えているとあるが、それが最悪のケースで予測をした結果を表している事が読み取りにくい。 また、基準値を超えるような値はどれくらいの頻度で起こるのか示す必要があるのではないか。
      • バックグラウンド濃度が超えているため仕方がないというのはおかしい、との意見が一般からも出ているようなので、 予測手法等を分かりやすく説明できるようにして欲しい。
      • バックグラウンド濃度の設定方法や配慮事項は記述してある。今後は、時系列の濃度分布(高濃度頻度)と工事の関係を示すなどの説明の方法を検討する。
      • 住民意見への説明をしっかりやって欲しい。
      • 工事による寄与率は非常に低く、基準値を超えるのは予測上用いているバックグラウンド値が一年間の測定値の一番高い値を用いていることによる。 平成14年度の実測値を見てみると、問題となっているSPMでは、ほとんどは非常に低い測定結果となっており、 最大値を記録した月で見ると、データの約3%程度が0.1mg/m3を超えている程度。
      • 工事の影響を加えたとしても現況とあまり変わらないのは分かるが、明らかにプラスになる筈なのに「回避・又は低減が図られている」 というのは分かりにくいのではないか。表現の仕方を工夫した方がいい。
      • 今回の分については意見に対する見解として説明し、次回以降の報告書では表現の仕方を工夫したい。
      • 排出ガスのピークの予測計算に過去の測定結果のMAXを加えるという事の学術上の意>味はあるのか? また、ピーク時期が過ぎている予測結果も見られるが、実際と予測結果との整合性はどうなのか。
      • 排出ガスのピークの予測計算に過去の測定結果のMAXを加えるという事は一般的なアセスで行われている手法であり、 安全側(高め)で考えているということ。博覧会のアセス要領でも不確実性のあるものに関してはより安全側に想定することなっている。 次に、本体工事の予測対象としたピーク時期が過ぎているものがあるが、その値に関してはモニタリング計画に示しているように モニタリング調査を実施しており、その時期における現地調査結果と比較した結果、予測した値よりも実際は低い値であったことを確認している。 やはり工事内容よりも周辺環境による影響で環境濃度は大きく左右していると考えられる。今後もモニタリングを続けて確認し、 モニタリング調査の結果を予測結果と比較して公表していく予定である。
      • 八草ターミナルのカワセミは、無駄に飛んでいる訳では無いはず。1ヶ月に1回程度では調査回数が少なく、生き物に対する評価がちょっと大胆である。 カワセミが使っている目的や営巣場所など調査して欲しい。
      • 採餌環境である可能性が低く、カワセミが営巣する河川については、直接改変する場所ではないので問題ないと考えている。
      • 報告書全体としては良いと思うが、今後、動物の部分の表現については阿部委員と相談して欲しい。
      • 以前の切盛土量のことが話題となったが、実際どうなったかを計画と比較して欲しい。
      • 青少年公園地区と海上地区では土工工事では変更は生じていない。建築工事の際の根切り等で多少発生する可能性があるが、 それは西ターミナルに持っていくなど工夫したい。
      • 計画と実際の土量を整理して表にして欲しいということ。
    3. その他
      • 博覧会協会から、環境配慮に関するガイドライン(会場整備編)について説明。

      • (上記事項に関する意見交換)
      • 環境に配慮した結果を英語に訳する等して、この成果をもっと世界にアピールしていけるように展示をするなどの工夫した方がよい。
      • 博覧会における地球温暖化防止対策行動計画などに、努力の目標値が掲げられているが、この値の根拠が不明確。無対策時の値が始めに有り、 削減率を掲げてその結果としての目標値があるはずで、その目標値の評価を分かりやすく示した方がよい。
      • 色々な環境保全策を講ずるとして検討した結果が反映されてこの目標値がある。したがって、 保全策を講じない場合を想定して算出するのは非常に難しい。
      • 何も環境保全対策をしなければどうなるのかという仮定の値は出せないのか。
      • LCAの観点がないと弱い。環境保全対策としての博覧会の努力の中身が分からない。
      • 悪い条件での想定をどのレベルにするかということが難しいというのはよく分かるが、 常識的なレベルで通常材料使用時と配慮した材料使用時の比較を検討してはどうか。
      • 努力結果が分かるように出来ないか。
      • 工事関係者への努力目標が示されているが、内容の主旨を理解してもらって本当に環境配慮型の機械を使っているかどうかの確認方法は考えておく必要がある。
      • 確認が出来るチェック表を作成して、確認するようにしている。
      • 協会から感謝状を贈るなど、環境に優しい業者であるというお墨付きがつくというような、業者が自主的取り組みがしやすくなる方策を考えてはどうか。
      • 外国政府や民間出展を評価するという方法も検討したい。
      • 博覧会協会より、オオタカ、ハチクマ、ムササビに関してのモニタリング結果についてスライドで説明。

      • (上記事項に関する意見交換)
      • 海上のオオタカはどうなったのか。
      • 昨年は海上ではオオタカの営巣は確認できなかったが、青少年公園地区周辺ではペアリングを確認しており今年も営巣すると思われる。
      • オオタカの餌場の実験実施例はあるのか。
      • 静岡空港で実施した例はあるが、結果は聞いていない。
      • 実験した結果は何と比較して評価するのか。
      • 昨年度に、鳥類に関してラインセンサスを実施した調査結果があるので、それと比較する。
      • もっと現況を十分把握するための調査をする必要があったのではないか。全体として影響はないと思うが、 植物等についても春~夏にかけてしっかり調査すべきであった。オオタカに振り回されすぎではないか。 生物の調査については確率論的な考え方をすべきである。確認できなかったから影響ないというのも危険だし、たまたま見たという場合もある。 1回でも確認されればその時点でだめということでは困ってしまう事になる。
      • 時間がないことも、博覧会協会の努力も分かるが、このような意見に対しても冷静に考えておくことも必要。
      • ゴンドラ検討状況を説明して欲しい。
      • 基本計画のルートをベースに支柱の設計のための測量をしているところ。今後の予定は、追跡調査の手法の公表を5月中、 調査・予測結果は夏頃を想定している。
      • 協会は、本日の意見を踏まえて事業を進めていただきたい。また、住民からの意見や質問には丁寧に答えてあげて欲しい。 なお、今後の本検討会については関係機関の助言の状況を見ながら対応等決めていきたい。

以上

(問い合わせ先)
経済産業省博覧会推進室
TEL03-3501-0289


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最終更新日:2004.04.01
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