経済産業省
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審議会・研究会

2005年日本国際博覧会に係る環境影響評価会
追跡調査助言検討会(第4回)  議事要旨

  1. 日時:平成15年10月9日(木)17:30~19:50

  2. 場所:経済省本館2階西8共用会議室

  3. 出席者:
    (委員)
    阿部學、指宿堯嗣、奥田重俊、芹沢俊介、武内和彦、橘秀樹、松尾友矩、森嶌昭夫、油井正昭
    (その他・オブザーバー)
    経済産業省、環境省、愛知県、(財)2005年日本国際博覧会協会

  4. 議題

    • 追跡調査報告書について

  5. 議事要旨

    • 追跡調査報告書について
    • 博覧会協会から、会場整備工事の状況、追跡調査(予測・評価)報告書(その2)、追跡調査(モニタリング調査)報告書(平成14年度)、 オオタカおよびハチクマの繁殖状況、ゴンドラルート周辺の植物生育状況について説明。

      (上記事項に関する意見交換)
      • ゴンドラの色彩等は、景観に配慮されているようである。報告書に景観への配慮の視点として2つの観点が示されているが、 今回管理用道路や工事用道路を造らないので、そのための森の伐開を行わないことと、索道敷きの森林も伐採しないということは、 景観そのものを荒らさないということであり、景観の地域性、郷土性の保全の観点も加えたら、より景観に対する姿勢が伝わるのではないか。
      • 7号支柱が植物への影響が一番大きいようである。モンゴリナラ以外の樹木も含まれるようなので、伐採される樹木の種類と本数、 伐採の方法(単なる伐採か、根こそぎ掘り出すのか)を知りたい。これは、復元を行う際の重要な情報となる。土地所有者の管理方針に沿うように、 今から復元のための準備をしてほしい。
      • 環境アセスメントとしてはこれで良いだろう。ただ、ヘリコプターの騒音に関する評価では、 国際的なモデルではなく日本独自の手法で行っている部分もあり、これは事業者の問題ではないが、今後のアセス一般の課題である。
      • ヘリコプター利用により減らすことのできる工事用車両からのPM、NOx等の量とヘリコプターから排出されるNOx等の量を比較し、 大気質に対する環境影響の低減効果を確認しておいた方がよいのではないか。
      • 猛禽類については、今後も営巣地が現在の位置で定着するとは限らない。潜在的な営巣可能性の評価について、 学会等で科学的な知見も得られてきているので、新たな営巣によって事業が左右されるようなことがないよう定量的な評価を行うとよいのではないか。 もう少し科学的な解析を行って、将来に向けての懸念を払拭し先手を打てるようにしてはどうか。
      • オオタカについては、今後の日本のアセスメントに貢献できる事例となるような取組みを行ってほしい。 オオタカは、徐々に市街地に近いところに生息域を広げてきており、営巣の有無で一喜一憂するのではなく貴重な経験として生かしてほしい。
      • ゴンドラ架線下の樹林を伐採しないということであるが、これはアセスではないがゴンドラに非常事態が起きた場合、 架線下を利用できないということになるので、対応方法を考えておく必要があるのではないか。
      • ゴンドラに関連する法令等の遵守は当然行ってく。非常時については既存の道を使うことなどで対応できると考えている。 安全対策については、協会の別の場でも検討していく。
      • ヘリコプターを使うことが、環境保全上どのような利点があるのか示しておく必要がある。 これは、アセスメントが適切に行われたかどうかだけでなく、社会的な面で十分な配慮が求められている。
      • 住民への対応は、どのような状況か。
      • 説明会を何度か実施している。瞬間調光ガラスによりプライバシー対策を実施すると説明している。
      • この地域の植生が人為の影響を強く受けて成立している点を考えると、ゴンドラのルート下を伐採すること自体はそれほど問題ではなく、 むしろある程度の伐採は植生管理上必要なこととも言える。ただし、伐採は目立つので、仮に実施するなら地元に対して事前に十分な説明が必要である。
      • 伐採が避けられないところについては、可能な限り萌芽施業により樹林の再生を図る予定である。
      • 環境アセスメントとしては、今回の報告書で良いのではないか。 ただ、今後はさらに事業についての理解を社会的に得るということを考えていくことが重要である。
      • 工事もかなり進んでいるようなので、それによる周辺の植生変化もモニタリングしていけば、 地域の植生管理に関して有用なデータが得られるのではないか。アセスメントとしては本来必要ないのかも知れないが、今後の森林管理、 自然との共生のありかたを模索する上で、モニタリング調査を試みる価値があるのではないか。
      • 博覧会の時点だけでなく、将来この森をどういうふうにしていったらよいかという考え方も示せると良いのではないか。 また、モニタリング調査を通じてそうした検討を行うことは、その結果自体が博覧会の成果として有意義なのではないか。
      • 仮に樹林を伐採してもよいということになれば、ヘリコプターを使わないということもあり得るのではなか。
      • ゴンドラ建設にあたっては、当初は工事用道路の設置を検討したが、周辺が保安林のため伐採には制約が大きかったこともあり、 ヘリコプターを採用した。
      • ゴンドラに関しては、ヘリコプターを採用して設置した場合と工事用道路を用いて設置した場合について、 環境影響に関する比較を行っておいたほうがよいのではないか。
      • 工事前であっても、モニタリング調査で異常な観測値が出ていることについてどう考えていくかが重要である。 これまでに観測された異常値の原因は、分からないことも多いと思うが、検討をきちんとしておくことにより、 工事開始後に異常値が観測された場合の原因の解明などに役立つと思うので、きちんとフォローしていく必要がある。
      • 今後のアセスメントへの貢献という点については、博覧会開催中に、アセスメントのプロセスなどについての紹介、 アピールもしていきたいと考えている。


以上

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最終更新日:2004.04.01
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