経済産業省
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人を知る(一般職大卒程度)上司×部下

  • 濱 結子
    濱 結子
    一般大卒・農学 H26入省
    ヘルスケア産業課総括係員
  • 藤岡 雅美
    藤岡 雅美
    総合職・経済 H22入省
    ヘルスケア産業課総括係長
 

ヘルスケア産業課の仕事を教えてください

大きく分けて2つチームがあります。1つ目は、国内でヘルスケアサービスを育成するチーム。2つ目は海外展開を促進するチーム。各チーム6名くらいです。今度、独立行政法人である日本医療研究開発機構を立ち上げる予定です。これまで、文部科学省、厚生労働省、経済産業省が各自で執行していた予算を1本化し、同機構に執行させ、研究開発を効率的に進めていくことが設立の狙いです。同機構の所管課として、経産省の窓口をしているのがヘルスケア産業課です。

藤岡

新しい独立法人の立ち上げに関し、人を集めなければいけないし、文科省、厚労省、経産省の予算を1本化するために、省内の関連予算を整理し、同機構に渡さなければいけない。関係課室である生物化学産業課、医療・福祉機器産業室、産業機械課などと話をしています。

その調整が結構難しいんですよね。発注自体、至急の対応が必要になるものがほとんどですし。

藤岡

総括以外のチームも、国内チームは、大臣や官房長官が出席するでっかい会議を回して、どんどん新しいことをやろう!という雰囲気だし、国際チームも20件くらいの事業を回しながら国際交渉もしており、盛り上がっているよね。他のチームが忙しくて手が回らない場合は、総括もサポートします。

国際チームは、海外に出張するだけではなく、日本の医療技術やサービスを求める国から研修生を受け入れも行うなど、日本医療の海外展開に貢献しています。

課の雰囲気はどうですか?

藤岡

課内の職員は半分くらいが女性。省内の中では多い方なのでは。

平均年齢若いですよね。もっと言うと、見た目が若い(笑)。遊び方は20代くらいの勢い。ただ、皆、仕事はストイックです。

藤岡

基本的に、女性は強いよね。(笑)。仕事では、淡々とやっている方も、破壊力がある方もいるけど、皆、推しは強い。

課内では、ちょいちょい飲みに行っています。ただ、既婚率も高いので、そんなに頻繁ではないかな。月曜日のランチは、課員が集まって会議卓で食べます。課内ランチでは、普段分からない課長のプライベートなどが分かって面白いですね(笑)。

課内には、時短勤務されている方が3人いらっしゃいます。女性職員6人名のうち、3人が時短勤務です。

藤岡

そうだね。各チームでカバーしきれない急ぎの仕事があった場合は総括で引き受けることもあるしね。

座談会の様子

総括1年生の仕事をやってみてどうですか?

入省当初は、電話を取って、内容を聞き取って、誰かに回すという基本業務から学びました。最初は、室内全体の業務を把握できていなかったため、誰にお願いして良いか分からないときもありました。それが徐々に、室内の担当者はもちろん、自分自身、個別業務の内容を理解することで、担当につながなくても、自分で処理できることも増えてきました。ヘルスケア産業課は、外部からの問い合わせが、結構多い方です。こういった問い合わせは、勉強するきっかけにもなります。世の中の関心が分かって、自分自身の気付きにもなります。時には、「国として、市場規模をどういう風にしたいのか」と電話口で問われることもあります。メディアからの取材も多く、課の政策が新聞に掲載されることも多々あります。それくらい、日の目が当たっている仕事をしているという実感があり、やりがいもあります。ただ、例えば、偉い人が政策について聞かれたときの回答ラインを作るという作業があるのですが、回答ライン案の作成には、いつも苦労しています。作文力がないのを実感しています。

藤岡

卒業論文を書いてるよね(笑)?

論文は書いている・・・はずです(笑)。一度、締切は迫っているのに案が中々うまく作成できなかったとき、藤岡さんが黙って待っていてくれたことがあり、その対応に感動しました。藤岡さんが書けば5分くらいで作れるのに、私は1~2時間かかってしまいました。そのとき、「考えようとするから止まるんだよ。とりあえず書いてみな。」というアドバイスをもらい、「へー」と思った記憶があります。結局、私が作成した案は、いっぱい修正を入れてもらうことになるんですけどね(苦笑)。ただ、自分で一案を作成するとと、内容が記憶に残って 次に繋がっているように思います。上司から、「あの資料くれ」と言われたときに、すぐに、どの資料を指しているのか分かるようになります。だからこそ、敢えて、藤岡さんは、自分でやらず、私に一案作成をやらしてくれてるんだな、と思いました。

藤岡

そんなことあったっけ?

ありましたよー。夜の11時時頃まで、待っていてくれていました。自らは「待ってた」とは絶対言わないんですけどね。

藤岡

夏頃から、いろんな業務を、濱さんにやってもらうように、意図的に任せていきました。ちょうど、仕事に余裕でてきたのかな、というのが何となく分かる時期。自分は、これまでの部下は、1年生が多く、いろんな1年生を視てきたが、濱さんは頑張っていると思

います。

夏休みに、藤岡さんが休暇を取られたとき、これまで自分でやっているつもりの業務が、実は結構助けてもらっていたことを実感しました。藤岡さんがいないときに限って、予算、税、機構定員要求やらの発注が多くありました。でも、ピンチはチャンスで、振り返ると、成長のきっかけになったように思います。その頃、「仕事できるようになった!」と思った時期だったのですが、ちょいちょい藤岡さんに相談して、アドバイスをもらいながら進めていたので、そのアドバイスの有無によって、こんなに仕事の大変さって違うんだというのを感じました。

藤岡

最初は、仕事の指示待ちだった濱さんが、夏休み以降は、何でも自ら進んでやるようになっていました。休みの間にそういった苦労があったんだね(笑)。最近は何も聞かれないな。「一案作ってみたので、どうですか?」という前向きな相談ばかりな気がします。

いえいえ。もうすぐ1年経つので、一案も作らずに相談したら、怒っていい時期ですよ(笑)。入省して初めての上司が、藤岡さんで良かったなと思います。藤岡さんの働いている姿から学ぶことも多くあります。

藤岡

もっと厳しくした方が良いのかなと悩みながらです。怒るのは体力使うし、部下にやらすより、自分でやった方が早いし。その中で、ちゃんと部下を怒っている人って部下を育てようと考えてくれているなと思います。自分の場合、入省して初めての上司から、「定時を超えて残っていると、税金の無駄」と言われるなど、厳しく指導してもらいました。当時は、結構辛い時期もあったんですが、今になって良かったなと思っています。今、その先輩とは結構仲良いんですよ(笑)。

私は、今でも月何回かのペースで、藤岡さんに「何言っているか分からない」と言われています。怒鳴られるというのはないのですが、冷静に淡々と、「言っている意味が分からない」と言われると、はっとして、反省します。この藤岡さんに、こんなことを言わせるのは、相当なことをしているのだなと。

藤岡

そう思ってくれるとありがたいです。ちゃんと、見直そうとする姿勢が偉いと思います。

先日、総括班長(藤岡さんの上にあたる人)には、「5W1Hは?」と言われてしまいました。幼稚園みたいなのですが、自分がちゃんと詰められていない部分がありました。ちゃんと、私の足りない部分は指摘してくれて、自分は先輩に恵まれている方だと思います。

藤岡

濱さんも仕事に慣れてきただろうから、これから、もっとやりたいことやっていいんじゃない。総括班長に対しても、もっと自分の意見を主張しても良いと思いますよ。

自分で提案して、それをちゃんと最後までやり切る覚悟をもってチャレンジしていきたいと思います。

 

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