経済産業省
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人を知る(一般職高卒程度)3年目×15年目

  • yamamoto 山本 祐也
    H12入省
  • suzuki
    鈴木 翔太
    H24入省
 

大学への進学

鈴木

夜間大学に通っていたと聞きましたが、仕事と大学の両立で辛かったことはありましたか?

山本

元々経済学部で勉強してから公務員になりたかったので、自分にとって大学に行くことは自然な選択でした。入省2年目に夜間大学への進学について上司に相談したらOKと言われ、官庁推薦枠のひとつだった青山学院大学経済学部に入学しました。その当時、定時(17:15)で仕事を終え、21時過ぎまで大学の授業を受け、24時までバスケ部で部活動、翌朝8時半に出勤、という生活をしていたので、体力的にはきつかったですが、若い頃にこういう経験ができたことで、その後の業務でも踏ん張れたと思います。

鈴木

自分も今、夜間の大学で法律を勉強しています。

山本

何で法学部にしたの?

鈴木

国家公務員は法律を作るのも重要なミッションのひとつなので、ちゃんと法律を学びたいと思ったからです。法律を勉強することで、これまで読めなかった法律が読めるようになり、仕事に生かせていると思います。当たり前のことかもしれませんが、「こういう学説や考え方があって、こういう結論が導き出されている」ということが体系立てて理解できたことが良かったです。毎日テストがあるので大変ですが(笑)。電車の中で勉強しています。

山本

偉いね(笑)。未だに法律は苦手。私の場合、試験期がちょうど仕事の閑散期だったので勉強の時間を作ることができました。

イギリスへの留学

鈴木

山本さんは留学経験もあるのですよね。

山本

はい、入省9年目に、イギリスに8ヶ月間留学しました。ロンドンとオクスフォードの間にある日本人向けの語学学校に通いながら、ホームステイをしました。日本人向けと行っても語学学校の講師は現地人で、英語で英語を学ぶので、Be動詞の意味も奥が深いことがわかって理解の幅が広がりました。留学前は英語が全くダメで、TOEICの点数も人に言えるようなものではありませんでしたが、留学中に英語漬けの環境で必死に勉強した成果がでました。語学学校の勉強だけでなく、長期休みを利用してイギリス国内やヨーロッパを旅行し、可能な限り生の英語に触れる機会も作りました。

鈴木

すごく羨ましいです。英語が話せるようになったら格好良いなあ(笑)。留学は希望していたのですか?

山本

毎年提出する希望調書の留学の欄にチェックを入れていたら、ある日秘書課(人事を担当する部署)に呼ばれて、留学行きたいですか?という話がありました。留学は希望者全員が行けるものではないので、日頃の業務の評価も重要みたいですよ。

鈴木

仕事頑張ります(笑)。留学後は通商政策局に配属されたんですよね?

山本

そうです。すぐに英語を使うことになり内心ヒヤヒヤしましたが、英語の面では意外と困りませんでした。当時、ヨーロッパの担当で、都内の各国大使館に出向いて、各国の外交官から経産省に対するニーズを聞き、それを省内関係課室に情報提供するという仕事をしていました。実は、今スペイン語の勉強をしています。きっかけは、中南米室で、日本企業が経済発展の著しい中南米の国々にどのように関わっていくかを戦略的に考える新興国戦略を担当したことです。中南米は、地理的遠さや文化面の違いから、日本人的発想では市場に入り込むのが難しい地域である上に、情報があまりない。そこで、最新情報を入手するため、現地のニュースサイトを、最初はグーグル翻訳で英語に翻訳し読んでいました。それを続けるうちにスペイン語が分かってきたような気がして面白くなってきたので、それから省内の語学研修制度を利用してスペイン語教室に通っています。今は趣味のような感じで楽しく続けています(笑)。

息抜きの方法

鈴木

息抜きの方法はありますか?

山本

省内バスケ部の仲間と月1回近くの体育館で汗を流しています。

鈴木

バスケ部いいですね。僕は、経産省の野球部でしばかれています。

印象に残っている仕事

山本

転機は留学な気がしますが、実は一番印象に残っている仕事は、東日本大震災直後に経験した仕事です。震災から1ヶ月半が経過した頃に川俣町に派遣され、町役場の仕事に携わりました。国の仕事と比べて、町の仕事はひとりひとりの顔が見える仕事が多いです。例えば自分がやったことで町民が笑顔になるのが見れて、嬉しかったですね。その後、東京に戻り、原子力規制庁に出向し、庶務やクレーム対応の業務を担当しました。クレーム対応は中々折り合いがつくものではなく非常に苦労しましたが、何度も話すうちにお互い顔や名前を覚え始め、話を聞いてくれる関係を築くことができたケースもあります。毎日が苦労の連続でしたが、クレームが大事になる前に水際で止めた経験もありましたので、自分がやっていることがまさに世の中に影響しているという実感がありました。自分のやっている仕事が新聞やテレビに出ると責任が重いとは思いますが、中央で働いているなというのを肌で感じますね。一方で、日々の業務は、必ずしも経産省のミッションである「国益追求」を感じられる仕事ばかりではありません。そんな中で自分がどういうマインドで仕事に取り組むかが重要だと思っています。私は「皆が幸せになるにはどうしたら良いか」ということを考えて仕事をしています。究極は、職員を含めた広く国民の幸せの増大が目標ですが、今は秘書課に配属されているので、日常的には、どうしたら省内の人が働きやすくなるかということを考えながら仕事をしています。

鈴木

今後はどういうことを目指していますか?

山本

長期的にはまだ分かりませんが、短中期的には、語学力を生かして新興国への企業の進出支援などに携わりたいです。また、JETROの海外事務所や大使館に出向し、現場での仕事に携わるのも面白いと思っています。

鈴木

山本さんの話を聞いて、ますます英語が話せるようになりたいと思ったので、留学に行けるように頑張ります!本日はありがとうございました。

座談会の様子

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