産業保安監督部
 
 
 

 2005年4月に、これまで地方経済産業局と鉱山保安監督部で分担していた産業保安業務(鉱山、火薬類、高圧ガス・石油コンビナート、電力、都市ガス、LPガスに関する安全の確保)を一元的に担当する産業保安監督部が原子力安全・保安院に設置されました。この組織改編により、産業保安業務に関する責任が原子力安全・保安院長の下に一元化され、指揮命令系統の明確化が図られました。また、鉱山保安業務とその他の産業保安業務については、要求される専門性に共通している部分が多く、専門知識を有する人材を産業保安監督部で活用することにより、一層合理的・効率的な保安業務の遂行体制を構築していきます。

●産業保安業務の全体像

・鉱山に関する安全
鉱山に関する安全 我が国には、金属、石灰石、石油・天然ガス、石炭等の多様な地下資源があります。産業保安監督部では、これらの鉱山における自主保安制度の定着を図るとともに、災害の防止、鉱害の防止を主な目的として、各鉱山へ自主保安の推進を指導するとともに監督・検査等を実施しています。また、鉱山保安法違反に対しては、司法警察権をもって対処しています。
 
・火薬に関する安全
火薬に関する安全 火薬類は、宇宙ロケットや自動車のエアバック、ダイナマイト、花火など広範・多岐にわたり利用されており、資源開発、社会資本の整備、科学技術の発展などを支える重要な役割を担っています。しかし、ひとたび取扱いを誤ったり、不正な目的に使用されると、重大な事故や社会不安を引き起こすおそれを常に伴っています。産業保安監督部では、火薬類取締法に基づき、事業者の自主保安活動を促し、保安管理体制の強化、保安教育の充実を図りつつ、合理的な規制を行うことで、火薬類の安全確保に努めています。
 
・高圧ガスに関する安全
 高圧ガスは、燃料や工業用原料として、一般家庭から先端技術産業に至るまで幅広い分野で使用され、産業の発展にも重要な役割を果たしています。一方で、高圧ガスは内包するエネルギー量が大きく、爆発の危険性を有するものであり、ひとたび事故が発生した場合の被害が甚大かつ広範に及ぶ可能性があります。産業保安監督部では、民間事業者による高圧ガスの保安に関する自主的な活動を尊重しつつ、高圧ガス保安法に基づく高圧ガスの取扱い等に関する事務等を行うことにより、技術基準の適合状況を確認し、公共の安全を確保しています。


・電力に関する安全
電力に関する安全 電気は、重要なライフラインの一つであり、産業活動においてもなくてはならないエネルギー源です。産業保安監督部では、電気事業者等の自主保安意識の啓発を促すとともに、安全管理審査や、必要に応じて立入検査等を行うことによって、発電設備等の安全維持に努めています。
 
・都市ガスに関する安全
都市ガスに関する安全
 都市ガスとは、導管(ガス管)により各家庭や事業所に供給される燃料用ガスのことです。産業保安監督部では、ガス事業者の自主保安体制の徹底・定着を促進するとともに、必要に応じて立入検査等を行うことよって、都市ガスの安全維持に努めています。
 
・液化石油ガスに関する安全
液化石油ガスに関する安全
 液化石油ガス(いわゆる「LPガス」)は、主要な家庭用燃料の一つとして全国約2,500万世帯で使用され、国民生活に欠かすことのできないエネルギー源となっています。
 産業保安監督部では、LPガス販売事業者等に対して、立入検査等を行うことにより、法律の遵守状況や技術基準の適合状況を確認し、検査結果が不適な場合には改善指示等を行っています。
 

目次
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